SSブログ

1999/3/2 東海道新幹線0系「こだま」号にて <後編> [車内放送]

古い記憶は美化される...ではなくても、技術が向上すれば、昔の時点で「大満足」だったものについても、いま見直してみるとボロがでてくるというのはよくあるもので。時折、拙ブログに貼っている古い写真など恥ずかしい限り。尤も、現在でも写真の腕はそれほど上がっていないのだが。

録音にしても然り。昨日の記事で、三河安城駅到着前のシーンをご紹介したが、引き続き、今日は名古屋終着前の車内放送を。
自動放送の途中でマイクをとって肉声で乗換案内を追加する...など、車掌さんのアナウンスも非常に良いのだが、いま聴き直してみれば、最初から最後まで、終始、たぶんマイクに起因するノイズが思いっきり入っていて録音状態は決して良くないのである。

21_IMG_0075.JPG
【2008年10月30日9時13分】 山陽新幹線・相生駅 

いや、24年前に録音できたときは「大成功!!」と大喜びだったのだが...

う〜ん、何だか、恥ずかしいのだが、それでも24年前の新幹線の車内、もしかしたら、このブログの読者の中にも、当時、まだ生まれていなかった方もいらっしゃるかも知れない。そんなことで録音状態は良くないのだが、今日は、1999年3月、正午過ぎに名古屋駅に到着する0系「こだま」の車内放送をご紹介したい。



もう、名古屋市内に入ってからの区間、減速しながら...
最近では「ひかりチャイム」と呼ばれている、あのメロディに続いて、名古屋駅到着を告げる車内放送が始まる。

続きを読む


nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

1999/3/2 東海道新幹線0系「こだま」号にて <前編> [車内放送]

諸般の事情により、久々に車内放送のコレクションから。

10_IMG_2628.JPG
【2008年10月30日13時02分】 山陽新幹線・岡山駅 

<変態鉄>にとって「しんかんせん」と言えば、やはり、0系の印象が強いのである。
自分が小学6年生になる頃、父が大阪へ単身赴任で異動。それで新幹線「ひかり」号での往復が始まった。うまいこと“口実”を作って、初めて見るものばかりの大阪での<鉄>活動である。ブルーの201系電車だって、中央線のオレンジ色のイメージが強い<変態鉄>にとっては新鮮なものだった。

その往復の新幹線、当時は「ひかり」号が100系が中心、でも、0系も多くて。大窓も残っていたし、僅かながら転換クロスシートの車両も居たような気がする。でも、当時の<ガキ鉄>としては、当時の“最新の設備”の感があった車内LED表示器がついていて、リクライニングシートがフカフカな100系を選んで乗っていたのだが...

そんな新幹線、その車内チャイムが、<変態ガキ鉄>が<車内放送マニア>への道筋を歩みだすキッカケになったのかも知れない。

始発駅と終着駅のアナウンスの間にはメロディが流れ、途中停車駅では「ド・ミ・ソ・ド」の4打点チャイムだった。当時は、終着駅では放送の後にも、あのメロディが演奏されていたのが、今との違いだろうか。

いまではネット上で「ひかりチャイム」と言われている、あのチャイム。大学生になって、MDレコーダ片手に車内録音に明け暮れるようになって、やはり、「録ってみたい」対象だったのだが...

東京からの新幹線、やはり、乗車率が高くて。
なかなか静かな車内で...とはならなかったのが悩みだった。



でも、その大きなチャンスが巡ってきたのは引退迫っていた1999年3月。既に「のぞみ」号中心のダイヤに移りつつあった東海道新幹線、一部の「ひかり」号を岐阜羽島と米原にも停車させることで、日中の「こだま」号の半分くらいが東京〜名古屋間の運転に短縮され。その、午前中の1本に0系が充当されていた。「ひかり」号は前側5両が自由席、でも、「こだま」号は後ろ側にも自由席車が設定されており。そちらの方が乗車率が低いという経験則から...

予想通り、豊橋駅を出ると16号車の車内は自分ともう1人のビジネスマンだけ。レコーダを取り出し、マイクをセットして...
ということで、今日は、“♪ ド・ミ・ソ・ド” の「4打音チャイム」で始まる三河安城駅到着放送。

続きを読む


nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

今日は記事更新ができなくて...(昔の写真で失礼します) [EOSくんとその仲間たち(写真撮影)]

思いの外、仕事がアレコレ...
本当は木曜はお休みで、1週間ぶりに小湊キハを撮りに行こうと画策していたのだった。

でも...

1_IMG_1294.JPG
【2011年9月25日14時29分】 いすみ鉄道・西大原-大原

ということで、仕事に追われて何もできない自分。まぁ、毎度のことではあるけれど...

ネタ切れでもあるので、ちょっと古い写真をご紹介。

初めて手にした“デジカメ”は、初代EOS 5D、2007年夏に導入している。
ブログを初めたのが、2011年秋、そんな、2007〜2011年の9月前後に撮った写真をアレコレ。やはり、キハばかり撮っている。

続きを読む


nice!(2)  コメント(0) 

キハで月崎まで(2023.9.19 小湊鐵道訪問記)(6=最終回) [小湊鐵道]

復旧に向けた技術的助言を行うことを目的に調査団が入ったなどの情報もあって。
まずは、養老渓谷駅までの復旧に向けて動き出しているようだが...

s1_msi00007228.JPG
【2023年9月19日13時36分】 小湊鉄道線・五井駅

当面の間、月崎折返しが続く小湊鉄道線。
前面方向幕に「月崎」のコマが用意されていたキハ40形は良くても、側面のサボだけが行き先を確認する術であるキハ200形の場合...
他のサボに貼り重ねただけの簡易なものではあったが、「五井 - 月崎」のサボが用意されており。こういう姿を見ると一部区間が運転見合せというのは、やはり、寂しいもので。

何度も書くように、やはり、趣味者の1人として1日も早い復旧を願っている次第。
さて、19日の小湊鐵道訪問記の最終回。大相撲中継に間に合うように帰宅したくて。14時までに五井を後にする予定だった。

続きを読む


nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

キハで月崎まで(2023.9.19 小湊鐵道訪問記)(5) [小湊鐵道]

暑がりだからといって窓を開けて寝ていると、早朝、ひんやりした空気で目が覚めることが多くなった。
週間予報を見れば、まだまだ、32℃、33℃、と、真夏日予報の日もあったりするが、それでも確実に秋がやってきており。
夏が猛暑だと冬は寒くなる...という人がいるが、今度の冬は暖冬の予報だそうで。

毎月のように「来月こそ、趣味活動を充実させたい...」と思うのだが、仕事の方でバタバタしてしまって。考えてみれば10月もいろいろと...う〜ん。

さて、9月19日の小湊鐵道の話題。

051_msi00007217.JPG
【2023年9月19日12時04分】 小湊鉄道線・月崎駅

15時からの某公共放送での大相撲中継、せめて、16時の幕内の取組には間に合うように帰りたかった。
そのためには月崎駅 12:59発の第24列車が限界。この列車、上総中野駅からの代行バスが11:49着、それに接続して出発する。

続きを読む


nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

キハで月崎まで(2023.9.19 小湊鐵道訪問記)(4) [小湊鐵道]

ちょっと仕事がまた...。本当は今週は“出撃”も考えていたのだが、やはり、無理そうなのである。
体力的にはそれほど厳しい場面ではないが、やはり、精神的には辛い部分があって。まぁ、いろいろ考えながら、何とかこの局面を打開したいと思っている。

さて、引き続き、9月19日の小湊鐵道の話題。月崎〜上総中野間は、現在も復旧作業が進められており。

041_msi00007201.JPG
【2023年9月19日11時05分】 小湊鉄道線・里見駅

ということで、通常ダイヤには無い月崎止まりで列車は運転され。
珍しい月崎駅での折返しシーンを。

続きを読む


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

キハで月崎まで(2023.9.19 小湊鐵道訪問記)(3) [小湊鐵道]

それにしても、金曜の夜はスゴい雨だった。ちょうど会社から帰るときが一番、激しかったのではなかろうか。
でも、そういうときに限って、帰宅の京王線は、小田急の信号機故障による振替客で普段以上の混雑となり。う〜ん...。

ただ、少しずつ涼しくなってきているのも確かだろうか。自宅でエアコンを使う機会も減ってきている。土曜の朝など、起きて窓を開ければ少しヒンヤリする位で。

031_msi00007194.JPG
【2023年9月19日10時13分】 千葉県市原市養老付近

今年4月、既に廃車になっていたキハ203号機が五井機関区で整備を受け、クリームと朱色のツートンカラーで“化粧直し”。
高滝湖畔にあるグランピング施設に搬入、展示・活用されることになって...

続きを読む


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

キハで月崎まで(2023.9.19 小湊鐵道訪問記)(2) [小湊鐵道]

10年ほど前、初めて小湊鐵道を訪れたときには「里山トロッコ」も登場前。そんな時代、当時の五井機関区は見渡す限り、キハ200形が並んでいた。
その時代からすれば隔世の感すらある現在の小湊鐵道。

そんな小湊鐵道キハ200形は1961年(昭和36年)に1号機が誕生、安定性を重視したのか当時、すでに次世代のエンジンの開発が進んでいたのに、あえて、DMH17Cエンジンを装備しての新製。その後、1977年(昭和52年)のキハ214号機まで16年間をかけて、同線の雑多な旧型キハたちを置き換えていった。

2010年代に入って、<変態鉄>が撮りに訪れるようになったときには、キハ209号機は色褪せた状態で機関区の奥に置かれ。既に事実上の“廃車”だったが、どの資料を見ても「休車」、少なくとも名義上は14両全機が健在だった。だが、そんなキハ200形もJRからキハ40形を譲受することで一部を置き換え。これは部品取りを確保することで、残るキハ200形を延命する目的もあったのだそうで。キハ40形の増備は5両でひと区切り。
代替廃車になるキハ200形が発生しており。

s4_msi00007195.JPG
【2023年9月19日10時14分】 千葉県市原市養老付近

そのうちのキハ203号機が整備されて...
高滝湖にほど近い施設に搬入されたと聞いて。しかも、高滝ダム建設に伴う線路付け替え前の線路沿いに置かれた...と。
施設利用者以外は車内に立ち入ることはできないものの、外観を見ることは可能なようだったので、そちらを訪問してみるのも1つの目的だった。

続きを読む


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

キハで月崎まで(2023.9.19 小湊鐵道訪問記)(1) [小湊鐵道]

9月8日の台風による豪雨、当初は東京を直撃する予報だった台風は、当初の予報より名古屋の方に大きく逸れた進路をとった。
ただ、その周りの湿った空気の流れは複雑で。ちょうど、房総半島から茨城県方面に非常に強い雨をもたらしたのだった。その被害は、深刻なもので。
小湊鐵道もその日から里見〜上総中野間で運転を見合わせ。線路への土砂流入や路盤の流失など甚大な被害。直後からバス代行輸送となっていた。

そのうち、16日からは不通区間が月崎〜上総中野間に短縮され。
撮影会のとき、担当者さんに「いつ、使うんですか?」と質問してしまった、キハ40形の方向幕に収められた「月崎」表示、こんな形で日の目を見ることになったのである。キハに乗ってみたいのと、高滝に気になる存在があったこと、それから、あのカフェのカレーが食べたかったこと...、前日も仕事が遅くまでかかり、行くか行くまいか迷いに迷ったのだが...。

やはり、まだまだ暑いからだろうか、日中運用はキハ40形が中心で、小湊オリジナルのキハ200形は見かけはしたものの乗車する機会はなく。
そんなところも、数年前の小湊鐵道からは考えられないくらいの変化である。

実は、前夜、実家に行き、そこからのスタートだったのだが、う〜ん...
会社帰りだったので革靴であるのをすっかり忘れていた。“出撃”なのにスニーカーを忘れるという凡ミス。ということで、撮影よりも乗車中心に。

011_msi00007190.JPG
【2023年9月19日9時04分】 小湊鉄道線・五井駅

と、このブログを書き始めようとしていたとき、とんでもないことに気づいてしまったのだった。

いや、大したことないように映るかも知れない。でも、これは...
どうしても気になってしまう。でも、修理するとなると、ここだけとは行かず、かなり高額になってしまう。「まさか...」だった。

続きを読む


nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

「稲架掛け」が撮りたくて...(12年前の上総東駅[いすみ鉄道]にて) [いすみ鉄道]

火曜日の小湊鉄道の訪問記は、明日からスタートの予定。
ちょっと仕事でドタバタしていて。今日は古い写真をHDDから漁ってきた話題で。

1_IMG_0063.JPG
【2008年10月28日15時26分】 富山県高岡市古城・高岡古城公園

でも、長年、<鉄>をやっていると、フトしたことで重要なシーンを撮っていたりするものである。
「飛越ゴハチ」を撮りに富山に通っていた時代、キハ58系の運用は朝と夜とに偏っており、日中、何をして過ごすか...は、意外と悩ましい問題だった。

そんなこともあってか、隣町の高岡を散歩しており。駅から歩いて「高岡古城公園」を訪れたことを何となく覚えている。
そう、そこには、ちょっと埃を被った感じで、C11 217号機が保存されていた。C11形自体、全国で活躍した機関車だけに保存機も多く、いまも東武鉄道などで動態保存されているので、わざわざ見に行くほどの保存機でも無かったはずだが...

まさか、この個体が動態復元(または動態機の部品取り用)として、静岡県の大井川鐵道に運ばれることになるとは思っていなかった。
HDDを漁っていると、いろいろな写真が出てきて...、時には驚いてしまうもので。(自分でも撮ったこと自体、忘れているものも...)

さて、今日、紹介したい話題はこの蒸気機関車では無くて...

「稲架掛け」、こう書いて「はさがけ」と読む。これ、基本的に稲刈りのあと、半月ほどの間...だが、コンバインを使って、機械化されている田では行われないので、列車と絡めて撮るのは非常に難しいのである。悪戦苦闘した日のお話。

続きを読む


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー