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春の1日、会津まで往復してみた(19=最終回)特別急行・スペーシアきぬ152号 [東武鉄道]

<変態鉄>も会社員、その仕事の関係上、毎年3月の初旬は“嵐の前の静けさ”的な、ちょっとだけノンビリ過ごせる時期なのである。でも、今年はこの期間が“緊急事態宣言”で、なかなか遠出ができない状況になり。
だからこそ、それを逆手にとって「駅前の静態保存車をスッキリ撮る」という謎なテーマで東武日光まで...となれば、北上して会津若松まで行ってこようと計画したのだが。

いつも通りではあっても、拙ブログは...
中断を挟みつつも、長々と引っ張ること引っ張ること。いつの間にか、サクラの時期を過ぎて暖かくなって...
その緊急事態宣言が解除になったと思えば、続いて“蔓防”が発令されて...

話を引っ張っている間にも世の中は確実に進んでいくのである。

それにしても、まさかカメラが故障して気候の良い4月に撮影行を断念せざるを得なくなるとは思ってもみなかった。

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【2021年3月9日21時37分】 東武伊勢崎線・浅草駅

そんな3月9日、<変態鉄>の誕生日の会津への日帰り旅、最後は東武特急「スペーシア」で。
わざわざ1時間近く待ったのは、この列車が「夜割」対象で特急料金がおトクだから...という訳ではない。

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春の1日、会津まで往復してみた(18)ボックスシートに陣取って [東武鉄道]

線路際でカメラを構えていると地元の人たちから話しかけられることが少なくない。いつも聞かれるのは「どこから来たの??」。
もちろん、「東京です」と答える訳だが。

そうすると全国、どこでも意外と多いのが「自分も若い頃は東京で働いていたんだよ」と仰るパターン。
でも、最近は「東京です」というと、必ず聞かれるのは「コロナはどう??」と。

いや、自分は医療関係者でもないし...
だからこそ、そういうときは正直に答えている。「人づてに話は聞くけれども、自分の親族とか職場の同僚とか、直接、付き合いのある身近な人が感染したという話は一度もないので、あまり実感がわかない」と。
でも、そう答えると、大抵、仰るのが「あぁ、他の方も皆さん、そう言っていますよ」と。
実際に東京で暮らしていると、そういう実感なのである。

都内も“蔓防”の対象地域になって。でも、都心部の人出は減るような感じもなく。仕事中の移動で渋谷のスクランブル交差点を通ることが多いのだが、いつしか、コロナ前のように交差点の真ん中で立ち止まって記念撮影する外国人観光客の姿も増えてきている。

感染者数の報道も、そろそろ慣れもあってか注目度が下がってきているし。ある面、これが本当の「With コロナ」ということだろうか。
<変態鉄>としても、マスクなどはキチンとしつつ、でも、過度に恐れるのではなく、できるだけいつも通りの生活・行動をしていきたいと思っている次第。

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【2021年3月9日18時44分】 東武鬼怒川線・下今市駅

さて、まだ緊急事態宣言下の3月9日の会津への旅。夕暮れに合わせるように南へ向かうのである。

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春の1日、会津まで往復してみた(9)新藤原駅 [東武鉄道]

本当は今日は関東鉄道竜ヶ崎線にキハ532号車を撮りに行きたかった。(公開されている範囲では)土曜日しか走らない旧型キハ、土曜日が休みになるチャンスは年に数回しかなくて。次こそは...

さて、ということで久々の、この話題。

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【2021年3月9日6時23分】 東武鉄道伊勢崎線・浅草駅

会津へと出かけたのは、3月9日のことだった。下今市駅から少し北に向かえば鬼怒川温泉駅、この2駅隣が新藤原駅である。
そこからは野岩鉄道に入る。会津鬼怒川線という路線名が示すとおり、県境を超えていく路線。昭和が平成に変わる頃、この路線が開業したことによって浅草から会津若松が結ばれることになる。ほぼ同時に国鉄会津線は第3セクター会津鉄道に転換されている。
この朝、乗ってきた特急「リバティ会津1号・けごん1号」は会津田島・東武日光ゆきだった。
会津線は国鉄時代は非電化ローカル線、いわゆる盲腸線だった区間だが、3セク転換後に南側の区間が電化され、いまでは浅草から直通列車がやってくるようになったのだから...。
その野岩鉄道の列車は東武の車両が中心で。6050系の普通電車が往復している。

東武日光・下今市 ~ 鬼怒川温泉 ~ 新藤原 ~ 会津高原尾瀬口 ~ 会津田島

は、書類上は、東武鉄道・野岩鉄道・会津鉄道の3社に渡るが、同じ電車が直通しており、東武と野岩も会社境界の新藤原駅で乗り換えになる電車もあるが、直通となる列車もあって。

写真的には代わり映えしないが、<変態鉄>がこの旅の“お目当て”にしていた6050系の旅が楽しめるので、自分としては大満足だったのである。

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春の1日、会津まで往復してみた(8)復刻色重連 [東武鉄道]

  ♪ きっと来る きっと来る 季節は白く~~

口ずさみながら、下今市駅で次の電車が来るまで写真を撮り続けていたのは、3月9日、半月以上前。<変態鉄>の43歳の誕生日当日である。
基本的に大手私鉄には興味関心が無いのが<変態鉄>の特徴である。でも、この東武鉄道、このエリアには<変態鉄>がコーフンして雄叫びを上げそうになるような鉄道情景が、そこかしこに残っていて。

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【2021年3月9日9時19分】 東武日光線・下今市駅

今度の新藤原ゆきは 9:23発。東武日光駅からやってきて、この下今市駅で進行方向を変えて、そのまま鬼怒川線の下り列車になる。
そのダイヤは、うまく組まれており、新宿からの特急「日光1号」から鬼怒川線方面の乗り換え客を受け入れ、かつ、東武日光からの乗客は、この下今市駅で新宿ゆき「スペーシアきぬがわ2号」に乗り換え可能。

それにしても、この下今市駅、運転上の要衝ではあっても、それほど大きな駅では無いのだが多彩な列車が頻繁に発着しており、ホームに滞在しているだけで楽しいのである。

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春の1日、会津まで往復してみた(7)もうちょっと下今市駅 [東武鉄道]

2日間のお休みをいただいたこの話題、今日から再開。
そんな<変態鉄>、ここから来週半ばまでが、今年の上半期で一番、忙しい1週間になりそう。そこを乗り越えたら...と思っている。

浅草から鬼怒川温泉を経て、福島県内に入って北上しお昼過ぎの会津若松、すぐに折り返し、同じルートで夜の浅草に戻ってきた...というだけの1往復の<乗り鉄>旅。まだ、往路の3分の1程度だが、それで7話も書いているのだから...
でも、まだまだ引っ張りたい。この下今市駅というのは、この駅だけを目当てに訪問したくなるくらい、<変態鉄>には魅力的な駅だった。

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【2021年3月9日8時31分】 東武日光線・東武日光駅前

まず、東武日光駅前に保存されている日光軌道線の保存車を撮ったところからスタートして、お目当ての東武6050系電車に乗って下今市駅に戻って。

この駅でSL列車用の14系客車などを撮ったら、さっさと新藤原へ...と思っていたのだが、この駅でもっと時間を使っても良かったと。新藤原ゆきに乗り換えるまで約40分、後ろ髪を引かれるような思いで後にしたのだった。

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春の1日、会津まで往復してみた(6)下今市駅 [東武鉄道]

こちらのブログに移って、
“出撃先”の線路際、カメラを構えて列車を待っていると、時折、「もしかして“金失いの~”の人ですか??」と尋ねられることがある。
いや、別に隠すことでもないので“Yes!!”と答えているが、これがある意味、1つのプレッシャーのようなものになっている面がある。

<変態鉄>という人間は、意外や意外、実はかなりの毒舌派である。かなり頻繁に毒を吐く。10年前にブログを始めたときは、勤務先にも趣味の関係の皆さんにも誰にも素性を明かしていないのを良いことに、表では言えないようなことを好き勝手に書こうかと思っていた。
特に、毒素の強い“不謹慎ネタ”が、だんだん書きづらくなってきたという点。

結局、「普段着のまま気楽な自分を...」と思って始めたブログも、仕事中のスーツ姿のようなフォーマルなものになっていって。

ということで、近日、それを解禁するかどうか検討中。

冒頭部分に“不謹慎時事ネタ”が復活しても、「続きを読む」以降は通常通りなのでご安心いただきたい。

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【2019年9月26日16時44分】 富山地鉄本線・寺田-越中舟橋

<変態鉄>の好きな車両、その特徴の1つにあるのが「2扉」かも。
意図して探しているわけでは無い。でも、好きになる車両の多くが「2扉」なのである。

そういえば、地鉄電車も最近までは「オール2扉」だったような気がする。この顔の電車が姿を消して、早いもので、まもなく1年半が経過しようとしている。
2019年末の引退の時は、寂しかったが、でも“25-26”も“22”も、どちらも「お別れイベント」に参加できて。この引退があと1年遅れていたら、最後の姿を撮りに行くことも叶わなかったのではないか...と思えば、最後の勇姿を撮って、乗ることができたのは良かった...と思うのである。

この電車は“バッタンコ・シート”、つまり、転換クロスシート車だったが、有料特急にも充当されてきた私鉄電車が賑やかだった時代を最後まで残していたのかもしれない。

華やかな特急電車の陰で都心から日光へ、鬼怒川へ、そして会津へ、昼行の普通電車はもちろん、臨時夜行列車「日光夜行」「尾瀬夜行」にも充当されていた時代もあり。
そういう意味で、東武6050系は、本当に「国鉄急行型電車の私鉄版」だったのかもしれない。

その電車に初めて乗って、そして、戻ってきたのは鬼怒川線が分岐する下今市駅。

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春の1日、会津まで往復してみた(5)6050系に“初対面” [東武鉄道]

予想よりも早く...、この話題、昨日は1日お休みをいただいてしまった。
とうとう全国で「緊急事態宣言」も解除になって。1年前とは打って変わって、都心は大賑わいである。「在宅勤務」だの「テレワーク」だのと言っていても、夜の電車の混雑も確実に戻ってきている。<変態鉄>の“肌感覚”にはなるが、たぶん、平日の22時頃までは、だいぶ戻り始めたような気がする。
会社帰りの京王線も、新宿駅で発車直前の列車に乗って、昨年はたびたび座れることもあったが、いまでは、昔とあまり変わらぬ混雑である。ただ、その退勤ラッシュの時間帯が少しだけ前倒しになっているのかも。でも、これも「20時以降 飲食店の営業自粛」が段階的に緩和されれば、もとに戻りそうで。
毎日、京王線・井の頭線で通勤していると、土日の夜間は多少、空いているような気がする程度。

政治家がどう言おうとも、だんだん皆さん、コロナとの付き合い方に慣れてきたのかも。

今年の5月の大型連休は<変態鉄>にとって“勝負の時”になりそう。そう、泣いても笑っても...いや、泣くしかなさそうだが...「ことでんレトロ」の最後の本線運転が予定されており。
今日、ハッと思い出して、あのヒコーキのサイトを。予約画面も「欠航」表示が並んで寂しかったし、機種名の欄も「73」とか「32」のような中小型機が目立っていたのだが、全便の印が並んで、そこに「76P」などワイドボディ機の記号も目立っており。
どうかヒコーキも鉄道も、この春以降、息を吹き返して欲しいと願う次第。ということで、5月の大型連休は「ことでん」に出撃する方向で準備を進めている。
(ヒコーキは予約済み)

さて、3月9日の会津への旅。会いたかった、乗ってみたかった電車が「6050系」だった。

いままでは写真でしか見ることのなかった電車である。

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【2021年3月9日8時34分】 東武日光線・東武日光駅

朝、自分以外に乗客の姿の見えない、8時半過ぎの東武日光駅に4両編成が2本並んで停車していた。
さぁ、8:39発の普通・下今市ゆきに。

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春の1日、会津まで往復してみた(2)特急「リバティけごん1号」 [東武鉄道]

再び、北陸の鉄道が(← 「北陸鉄道」とは言っていない!!)が、スゴいことになっているみたいで。
房総から、あの社長さんが移って。ゴーニーほどのインパクトは無くても、JRから引退した国鉄型を譲受して走らせようという...。
でも、もちろん良い報せばかりではない。財務諸表に“継続企業の前提に関する注記”が入った鉄道事業者があるとか無いとか。
少子高齢化、過疎化で沿線人口が減少し、もともと、どこも厳しい情勢だった地方私鉄、コロナによる観光需要の喪失とその影響の長期化は、急速に状況を悪化させているような。

そんな中で...

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【2019年9月29日13時20分】 富山地鉄本線・電鉄富山駅

噂によると、とうとうこの駅も大きく姿を変え始めたようで。改札前にズラッと並んだ4本の電車。
地方私鉄とは思えないくらいの運行頻度だった、あの電鉄富山駅も、新幹線、あいの風線に続いて高架化工事が始まるみたいで。
その工事用のスペース捻出のためだろうか、とうとうホームが1本閉鎖されたそうで。

まぁ、いろいろな見方があろうが、まもなく緊急事態宣言も正式に解除される見通しのようで。落ち着いたら、一刻も早く北陸の<鉄>な情景を見て撮って...歩き回りたいと思っている。

でも、そんなことを思いつつ、いつの日になることか...

3月9日の会津への<乗り鉄>旅、慌ただしい旅のスタートは新型特急「リバティ」だった。

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春の1日、会津まで往復してみた(1)ぷろろーぐ [東武鉄道]

「こういうところに行ってみたい」「これに乗ってみたい」と計画を立てて、すぐに実行できるものもあれば、そのまま立ち消え的に中止になってしまうものもたくさんあって。
これほどまで、最初の計画立案から実行までに長い時間がかかった旅も珍しい。直前...というか、出発の時まで「日帰り」か「1泊2日」にすべきか、という基本的なことすら迷っており。

でも、終わってみれば、日帰りの慌ただしい日程は「成功」だったのではないかと思っている。
つまり、詰まらなかった...ということではない。むしろ真逆。まず、最初に全体像を見ることができて。その中では日帰りの行程上、大幅に“妥協”した部分もあったし、“絶対に譲れない部分”もあった。
その“妥協点”について、次回の訪問を考え始めたという意味。いままで、あまり接点が無かったこの路線、非常に興味深いポイントがあるように感じたのである。

あとは、その“被写体”がなくならない内に。狙いを絞れば、十分に日帰りでも楽しめるエリアだけに、早めに次回の訪問を検討したいと思うようになった。
それだけでも非常に大きな“収穫”である。今回は兎に角、「乗り通す」ことに主眼を置いた。その分、特に「撮りに訪れたい」という気持ちは高まったのだった。

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【2021年3月9日18時23分】 東武日光線・下今市駅

そんな会津への日帰り旅、<変態鉄>の“こだわり”は、この電車だった。

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続・北関東ディープ<鉄>(2)りょうもう3号 [東武鉄道]

私鉄にも数多くの“特急”があるものだが...

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【2019年11月4日11時43分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所

といって、この写真をトップに持ってくるあたりが<変態鉄>。
通勤電車で運転する“普通列車”の中で、停車駅を絞ったタイプを指して特急と称するモノも多い。

尤も、最近では「名ばかり特急」も増えており...。
“快速”くらいに留めれば良いのに、と思うものも。
中には「準特急」などという謎な種別を作った路線も。

でも、私鉄にも、ちゃんと「特別急行料金」を徴収して、“急行列車”として運転されるモノも少なからず。

その場合は、専用車を用意して運転され、座席指定制であるケースが多い。
そんな私鉄特急の雄と言えるのは、たぶん、小田急の特急ロマンスカー。
もちろん、箱根への輸送を念頭において設定されたもので、戦前の温泉週末急行に端を発する伝統の列車である。
あとは...、関東では空港輸送を担う京成スカイライナーと秩父への西武レッドアロー。
いずれも空港輸送か、古くからよく知られた観光地を抱えた、しかもある程度、都心からの距離が長い路線。

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【2021年1月17日11時06分】 京成電鉄・宗吾車両基地

京成と西武が“後発組”、関東では小田急と...

だから...

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