雨の夷隅にキハを撮りに（２）新田野のストレート!? [いすみ鉄道]
土曜日は仕事が滅多に休みにならない＜変態鉄＞にとって、「土曜日にしか走らない」いすみ鉄道国鉄型キハというのは、ここ数年間、「撮りたいけど撮れない」の代表例だった。
ただ、4月に巡ってきたその貴重なチャンスは残念ながら、時折、激しい雨の降る生憎の天候。
【2024年4月6日10時31分】 いすみ鉄道いすみ線・大多喜駅
それでも、サクラが満開の時期とあって、東総元のカーブとか、新田野〜上総東のあの桜並木などは、かなり大勢のカメラマンが集まったのだとか。
でも、逆に言えば、そんな天候の日に、わざわざ他の撮影地でカメラを構えている物好きなど＜変態鉄＞しか居なかった...ということかも。
どこの撮影地も立ち位置は自由に選ぶことができて。でも、いつの間にか、ダウンコートの撥水加工も機能しなくなってきており。
袖のところから水が侵入してきて、何とも気持ち悪い感じになっており。
待っている間の１時間少々の時間が本当に辛かった。
…… ……
2024年4月6日（土）雨
キハ20 1303号車単行の第58D列車で、11時前に新田野駅へ。
【2024年4月6日10時58分】 いすみ鉄道いすみ線・新田野駅
雨はちょっとだけ小降りになっていただろうか。それでも、ずっと降り続いていて。
この新田野駅もネーミングライツで...
【2024年4月6日10時58分】 いすみ鉄道いすみ線・新田野駅
でも、いつも気になるのだが、「ネーミングライツ頂きました」という、この独特の表現。
ここ数年前まで、3セク転換時に設置されたと思われる鉄製の駅名看板が残されていた。アレはアレで保存しておいて欲しかった...と思っている＜変態鉄＞である。
新田野駅の国吉側、第２大多喜街道踏切の先、ちょうどセルフ精米機(?)と線路を挟んで反対側のところから線路沿いに入っていくあぜ道。
最初は簡易舗装のような道だが、いつのまにか未舗装の道になって。
泥濘んだあぜ道を気をつけながら線路沿いに進んで。
【2024年4月6日11時27分】 いすみ鉄道いすみ線・国吉－新田野
ここ、一面の水田地帯でいろいろな撮り方が可能ではあるのだが、やはり、露光の稼げないこの悪天候、できるだけ列車を正面から捉えたかったのである。
ということで、あぜ道でアレコレ悩んで、ずぶ濡れになりながらたどり着いたのは、国吉サイドの踏切のところ。
ちょうど法面のところに菜の花も咲いていて。こちら側、大原側のサイドにはヘッドマークが付いておらず。
そして、最近、多いのだが、この激しい雨の中でも列車の窓から手を出している人が...。
【2024年4月6日11時30分】 千葉県いすみ市国府台付近
撮り終えて、ここで雨に打たれながら1時間待ちなのだが、ふと、振り向けば、田植えが行われ水が張られている田んぼで真っ白な鳥が羽を休めており。
ハクチョウかと思って、カメラを向けてみた次第。
雨で周囲が灰色のモノトーンに写る中、背後にサクラの木があるのが、ココでもちょっとアクセントになったか??
いや、テキトーにカメラを向けただけだが。
【2024年4月6日11時58分】 いすみ鉄道いすみ線・新田野－国吉
少しだけ新田野寄りに戻ったあたり、8キロポスト付近で。
いや、平凡な斜め前方からの列車写真だが、でも、キハ52形のこちらサイドにヘッドマークが付いているわけで。
試し撮りは、“そっくりさん”のキハ20 1303号車。第61D列車。この列車に続行するような形で、キハがやってくる。
そして...
【2024年4月6日12時29分】 いすみ鉄道いすみ線・新田野－国吉
ダウンコートの中まで雨水が入ってきて、不快なことこの上ない中で、耐えに耐えて撮った1枚である。
現地では、もう、とにかく雨宿りできる場所へ移動したかった。本当にそれしか考えられなかった。
大急ぎでバッグにカメラをしまって、泥濘に気をつけながら、線路沿いを新田野駅へと向かったのだった。
雨の日は、やはり、屋根のあるところで待ちたいもの。
でも...
撮り終えて、急いで駅に戻ったものの、ぬぁんと...
新田野駅の小さな待合小屋は「満席」。皆、カメラを拭きながら12:59発の第61D列車の到着を待っているようで。その小屋のような小さな待合室の軒先と言うか、かろうじて雨を凌げる場所で立っているしか無かった。そんな中でも新田野周辺で撮り終えた＜鉄＞が1人、また1人と待合小屋に集まってきて。
【2024年4月6日13時08分】 いすみ鉄道いすみ線・新田野駅
13時、上総東駅から急勾配を下ってくる2両編成の姿。
動画で撮るなら、この場所から近づいてくる列車を撮るのも良さそう。ちなみに、＜変態鉄＞は動画は撮らないタイプ。
少しだけ撮っていた時期もあるのだが、撮った動画は溜まっていくだけで見ることも無かったので、写真に戻ってきたのだった。
さて、2連のときは、後部車両締切扱い。多くの観光客で前方車両は賑わっており。でも、その分、後ろ側の302号車の方は空いていて。連結面側の運転台付近に立って大多喜駅までの時間を。
前側はいつの間にか運用復帰していたランタン列車、後部は、ジャパンネクストとのコラボラッピング車両。期間限定で「黄色い列車」ではなくなっている2両編成である。
【2024年4月6日13時29分】 いすみ鉄道いすみ線・大多喜駅
大多喜駅には13:16着。
やはり、日中は多くの行楽客で賑わっており。
その混雑の中、構内踏切付近で出発していく2両編成の後ろ姿を撮ったら、撮影地に向かわないと。ちなみに、ジャパンネクストのコラボラッピングの姿になった302号車の姿、実際に見るのはコレが初めて。黄色い列車に、赤いラインが良いアクセントになっており。
【2024年4月6日13時42分】 いすみ鉄道いすみ線・大多喜駅
でも、その前に。
大手門のところでは、朝と同じく午後の1往復に向けて、キハの出庫準備が行われており。
朝と同じ撮り方しかできないのだが、エンジンを噴かせて、思いっきり白煙が上がった瞬間を。DMH17Hエンジンの始動音は心地よい響きなのである。
【2024年4月6日13時44分】 いすみ鉄道いすみ線・大多喜駅
南郭踏切のところまで行って、スイッチバックして下りホームに入線してくるのは、朝といっしょ。
先行の第61D列車が出発して、下りホームが空いたらすぐにホームに据え付けられるダイヤになっていたようで。
さぁ、その模様を撮ったら、今度は小降りになった雨の中を新丁のところを通って... （つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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ただ、4月に巡ってきたその貴重なチャンスは残念ながら、時折、激しい雨の降る生憎の天候。
【2024年4月6日10時31分】 いすみ鉄道いすみ線・大多喜駅
それでも、サクラが満開の時期とあって、東総元のカーブとか、新田野〜上総東のあの桜並木などは、かなり大勢のカメラマンが集まったのだとか。
でも、逆に言えば、そんな天候の日に、わざわざ他の撮影地でカメラを構えている物好きなど＜変態鉄＞しか居なかった...ということかも。
どこの撮影地も立ち位置は自由に選ぶことができて。でも、いつの間にか、ダウンコートの撥水加工も機能しなくなってきており。
袖のところから水が侵入してきて、何とも気持ち悪い感じになっており。
待っている間の１時間少々の時間が本当に辛かった。
…… ……
2024年4月6日（土）雨
キハ20 1303号車単行の第58D列車で、11時前に新田野駅へ。
【2024年4月6日10時58分】 いすみ鉄道いすみ線・新田野駅
雨はちょっとだけ小降りになっていただろうか。それでも、ずっと降り続いていて。
この新田野駅もネーミングライツで...
【2024年4月6日10時58分】 いすみ鉄道いすみ線・新田野駅
でも、いつも気になるのだが、「ネーミングライツ頂きました」という、この独特の表現。
ここ数年前まで、3セク転換時に設置されたと思われる鉄製の駅名看板が残されていた。アレはアレで保存しておいて欲しかった...と思っている＜変態鉄＞である。
新田野駅の国吉側、第２大多喜街道踏切の先、ちょうどセルフ精米機(?)と線路を挟んで反対側のところから線路沿いに入っていくあぜ道。
最初は簡易舗装のような道だが、いつのまにか未舗装の道になって。
泥濘んだあぜ道を気をつけながら線路沿いに進んで。
【2024年4月6日11時27分】 いすみ鉄道いすみ線・国吉－新田野
ここ、一面の水田地帯でいろいろな撮り方が可能ではあるのだが、やはり、露光の稼げないこの悪天候、できるだけ列車を正面から捉えたかったのである。
ということで、あぜ道でアレコレ悩んで、ずぶ濡れになりながらたどり着いたのは、国吉サイドの踏切のところ。
ちょうど法面のところに菜の花も咲いていて。こちら側、大原側のサイドにはヘッドマークが付いておらず。
そして、最近、多いのだが、この激しい雨の中でも列車の窓から手を出している人が...。
【2024年4月6日11時30分】 千葉県いすみ市国府台付近
撮り終えて、ここで雨に打たれながら1時間待ちなのだが、ふと、振り向けば、田植えが行われ水が張られている田んぼで真っ白な鳥が羽を休めており。
ハクチョウかと思って、カメラを向けてみた次第。
雨で周囲が灰色のモノトーンに写る中、背後にサクラの木があるのが、ココでもちょっとアクセントになったか??
いや、テキトーにカメラを向けただけだが。
【2024年4月6日11時58分】 いすみ鉄道いすみ線・新田野－国吉
少しだけ新田野寄りに戻ったあたり、8キロポスト付近で。
いや、平凡な斜め前方からの列車写真だが、でも、キハ52形のこちらサイドにヘッドマークが付いているわけで。
試し撮りは、“そっくりさん”のキハ20 1303号車。第61D列車。この列車に続行するような形で、キハがやってくる。
そして...
【2024年4月6日12時29分】 いすみ鉄道いすみ線・新田野－国吉
ダウンコートの中まで雨水が入ってきて、不快なことこの上ない中で、耐えに耐えて撮った1枚である。
現地では、もう、とにかく雨宿りできる場所へ移動したかった。本当にそれしか考えられなかった。
大急ぎでバッグにカメラをしまって、泥濘に気をつけながら、線路沿いを新田野駅へと向かったのだった。
雨の日は、やはり、屋根のあるところで待ちたいもの。
でも...
撮り終えて、急いで駅に戻ったものの、ぬぁんと...
新田野駅の小さな待合小屋は「満席」。皆、カメラを拭きながら12:59発の第61D列車の到着を待っているようで。その小屋のような小さな待合室の軒先と言うか、かろうじて雨を凌げる場所で立っているしか無かった。そんな中でも新田野周辺で撮り終えた＜鉄＞が1人、また1人と待合小屋に集まってきて。
【2024年4月6日13時08分】 いすみ鉄道いすみ線・新田野駅
13時、上総東駅から急勾配を下ってくる2両編成の姿。
動画で撮るなら、この場所から近づいてくる列車を撮るのも良さそう。ちなみに、＜変態鉄＞は動画は撮らないタイプ。
少しだけ撮っていた時期もあるのだが、撮った動画は溜まっていくだけで見ることも無かったので、写真に戻ってきたのだった。
さて、2連のときは、後部車両締切扱い。多くの観光客で前方車両は賑わっており。でも、その分、後ろ側の302号車の方は空いていて。連結面側の運転台付近に立って大多喜駅までの時間を。
前側はいつの間にか運用復帰していたランタン列車、後部は、ジャパンネクストとのコラボラッピング車両。期間限定で「黄色い列車」ではなくなっている2両編成である。
【2024年4月6日13時29分】 いすみ鉄道いすみ線・大多喜駅
大多喜駅には13:16着。
やはり、日中は多くの行楽客で賑わっており。
その混雑の中、構内踏切付近で出発していく2両編成の後ろ姿を撮ったら、撮影地に向かわないと。ちなみに、ジャパンネクストのコラボラッピングの姿になった302号車の姿、実際に見るのはコレが初めて。黄色い列車に、赤いラインが良いアクセントになっており。
【2024年4月6日13時42分】 いすみ鉄道いすみ線・大多喜駅
でも、その前に。
大手門のところでは、朝と同じく午後の1往復に向けて、キハの出庫準備が行われており。
朝と同じ撮り方しかできないのだが、エンジンを噴かせて、思いっきり白煙が上がった瞬間を。DMH17Hエンジンの始動音は心地よい響きなのである。
【2024年4月6日13時44分】 いすみ鉄道いすみ線・大多喜駅
南郭踏切のところまで行って、スイッチバックして下りホームに入線してくるのは、朝といっしょ。
先行の第61D列車が出発して、下りホームが空いたらすぐにホームに据え付けられるダイヤになっていたようで。
さぁ、その模様を撮ったら、今度は小降りになった雨の中を新丁のところを通って... （つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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