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381系特急「やくも」号を撮りに高梁川第7橋梁へ(3)誰も居ない。 [<鉄>な撮影記・旅行記録]

今日の話題に入る前に。

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昨日の冒頭にも書いた話題、おかげさまで、24日の晩に、拙ブログ、PART 2になってからの総閲覧数(PV)が、800,000 に到達しました。
拙ブログ、“PART 1”がスタートしたのが、2011年10月のこと。そして、そのファイル容量がいっぱいになってしまって、PART 2に移ったのが2020年1月。
ちょうど、コロナ禍が訪れるところからのスタートだった。

ただ、時代は確実に「短く、簡潔に」の時代。こういうのも、ブログの時代から Twitter、インスタ...と移り変わっており。でも、SSブログも過疎化が進行しているのは認識しているのだが、時代にそぐわない...と言われようと、やはり、下手くそな写真にウダウダと言い訳がましい文章を書くというスタイルが自分には心地よくて。周囲の環境が変わっていっても、引き続き、このスタイルで続けていきたいと思っている次第。

そんな記念すべき日の記事が、拙ブログには珍しい幹線筋の特急列車の撮影記。

まもなく引退の日を迎える、伯備線の381系特急「やくも」号を撮りに高梁川第7橋梁へ。
河原に下りてサイドから、そして、対岸の踏切カブリツキで上り列車を迫力いっぱいで。そんな撮影地だったのだが...

……  ……

2024年4月19日(金)晴れ

3月のダイヤ改正に少し遅れて、4月6日に「やくも」号の置き換えの第一弾が実施され。日中は毎時1本運転の「やくも」号だが、半数くらいの列車が新型273系へと置き換えられ。

今、井倉周辺は9時台に上下各1️本が続けざまに通過して、その後は正午まで273系が続く設定になっており。だから、9時台のものを河原に下りて撮って、正午前後のものを踏切カブリツキ、“大本命”の撮影地で狙おうというのが<変態鉄>の計画だったのである。

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【2024年4月19日9時06分】 伯備線・井倉-方谷

だから、「やくも3号」だと焦ってカメラを構えたのが黄色い普通電車だったのである。

「荷物になるから...」と時刻表すら携行しないで訪れたダメダメな変態野郎である。しかも、そんなときに限ってモバイルルーターの充電を忘れていて、こちらもダメ。情報収集の手段を一切絶たれた中での撮影。まぁ、全て自分が悪いのだが。

さぁ、奥の醤油屋さんのところを曲がれば河原へと下りていく道。既に河原には5〜6名の<鉄>がめいめいにカメラを構えており。自分もその列に加わって。釣り人のためのものだろうか、高梁川の両岸には10 mほどの間隔で糸が渡されており。晴れるとキラキラ光って...意外と気になるもの。ただ、撮った写真を見るとそれほどでも無いのだが。

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【2024年4月19日9時16分】 伯備線・方谷-井倉

すぐにやってきたのは、下り「やくも3号」、4両編成は今の381系「やくも」号の標準的な編成である。

事前に見てきた撮影地ガイドの記述に忠実に、線路の後ろにある国道180号線の橋を見えないような位置を調整して。
高梁川の水は澄んでいて、そして、この時間帯は流量はかなり少なく。

井倉周辺は石灰岩が採れるようで、周囲の山並みも灰色の切り立った崖が目立ち。そう、いかにも石灰岩質といった地形である。そんなバックの崖も取り入れながら...

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【2024年4月19日9時59分】 伯備線・井倉-方谷

大急ぎで対岸に向かえば十分、間に合う時間だっただろうが、この景色、そして順光で。

そのまま残って、次の「やくも8号」。河原の様子よりも高梁川の澄んだ流れを強調したい...と、素足になって川に入ってカメラを構えている人も居て。
見た目と違って、川の水はかなり冷たいみたいで...かなり苦戦しながら。

そんな様子に、時折、笑い声も起こる和気藹々とした雰囲気での撮影。そんな中、定刻通りに国鉄特急色編成が駆け抜けていった。
6両編成は、この撮り方にはギリギリの長さだったが、ほぼ思い通りの画を残すことができて。これは自分としては大満足な1枚だった。

さぁ、クルマに乗って次の撮影地に移動していくグループ、新たにこの地に加わった方...
「やくも8号」の通過を1つの合図として、あと2時間近くの空き時間。皆さん、次の381系を求めて。<変態鉄>はいよいよ大本命の谷合踏切脇へ。ほぼ、ベストポジションと言えそうな位置をキープできたのだが...

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【2024年4月19日10時20分】 伯備線・方谷-井倉

最初は「やくも5号」、4月から273系に置き換えられた列車である。
後追いながら、コレが自分にとって初の同形式の撮影。273系の運用、基本は4両編成だがコレを重連にした8両編成になっている列車も多いようで。
この列車も8両での通過である。

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【2024年4月19日10時23分】 伯備線・井倉-方谷

この間まで真っ黄色の115系が幅を利かせていた岡山地区だが、“Urara”への置き換えは急速に進んでいるようで。
伯備線系統は、朝夕のラッシュ時を中心に115系、日中は“Urara”が多いのだろうか。この日、見た限り、そんな感じだった。2両編成だと“余白だらけ”の写真。

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【2024年4月19日10時47分】 伯備線・方谷-井倉

先ほどの「やくも5号」の3分後に倉敷駅を発車していたのが、下り普通第845M列車。朝7時半に姫路を発って11時の新見までロングランの電車である。

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【2024年4月19日11時02分】 伯備線・井倉-方谷

ココは、やはり、ヘッドライトを煌々と灯してやってくる上り列車の方が迫力ある写真になるわけで。その意味での“初やくも”となったのは、11時の「やくも10号」。

でも、11時に近づき、とうとうココでカメラを構えるのは自分だけになってしまった。大勢の撮影者で賑わう...と書かれていた場所なのに、である。
その時点で、ちょっと悪い予感がしたのだが...。

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【2024年4月19日11時52分】 伯備線・方谷-井倉

そういう予感は的中するもの。
というより、事前の調べが甘かったということかも知れない。正午前の下り第847M列車は213系2連。「備讃ライナー」でデビューした、ホントにギリギリセーフの国鉄型電車である。今は、赤穂線とこの伯備線ローカルとして余生を送っており。

でも、その銀色の車体、思ったよりも黒く写っていて。う〜ん...
予想よりも早く陽は側面に回らなくなっていたようで。そう、皆さん、それを知っているからココを離れた...ということ。

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【2024年4月19日12時02分】 伯備線・井倉-方谷

あぁ...

お目当ての、正午に通過する「やくも12号」は...
う〜ん、こんなつもりではなかったのに。コレはショックだった。撮る前に、分かってはいたものの、そこが<徒歩鉄>の辛いところでもあって。

すっかり意気消沈である。でも、この踏切のところに居座っても、これ以上、良いことは無さそう。
急遽ではあるが、次の撮影地を見つけないと。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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