小湊鐵道「キハ40形 観光急行」を撮りに（４） [小湊鐵道]
ブログをやっていく中で、日々、意外と迷うポイントなのが、このトップ画像。
もちろん、その日の本文に掲載する予定の1枚をココに持ってくるのが“正統派”な書き方なのだろうが...。あいにく、＜変態鉄＞の腕前では、記事のトップに“配置”したくなる写真が撮れることなど、滅多にないのである。
ということで、今日はキハ40形が只見線で最後の活躍をしていた当時の写真を。
【2019年7月11日5時49分】 只見線・会津若松駅
真っ暗な中、会津若松駅前のホテルを早朝に発って、この列車に乗って...
会津坂下を過ぎる頃から車窓が少しずつ明るくなってくる感じだっただろうか。通学の高校生が降りた後は、数名の乗客だけで。
会津宮下駅で降りて、あの俯瞰撮影地へ向かうバスに乗り換えるのが当時の＜変態鉄＞の“ルーティン”だった。
当時、「東北色」のキハが房総の地で撮れるようになる...などとは、全く想像できなかった。
長らく検査と休車で戦線を離れていたキハ40 2号機を復帰後、初撮影となった4月14日の小湊鐵道撮影記、どうしても、最後はココで撮りたかった。
ということで、14時、第22A列車を上総三又駅で降りて。
…… ……
2024年4月14日（日）晴れ
上総久保からの第22A列車は、先ほどと同じキハ200形3両編成。後部のキハ208号機は半分くらいの席が埋まる程度の乗車率だっただろうか。
【2024年4月14日13時44分】 小湊鉄道線・第22A列車（キハ208号機）内
とはいえ、行楽シーズンを除けば、とりわけ上総牛久以遠の山間部を走る区間は旅客数の減少に歯止めがかかっていないようで。
昨年から行政の支援について、アレコレ、報道が出てきており。
まぁ、それとは別に行われている利用調査ではあるが、果たして、その結果は??
房総半島も海沿いはまだしも、内陸に入ると南に行けば行くほど人口減少と高齢化で、公共交通網の維持が厳しい状況になりつつあるようで。
【2024年4月14日13時44分】 小湊鉄道線・第22A列車（キハ208号機）内
そして、このキハ。
車内にはキハ40形と同じ案内用のディスプレイが取り付けられ。そして、自動放送も導入されている。
キハ200形も少しずつ時代に即して“アップデート”が行われているみたい。つまり、“還暦世代”のキハたち、まだまだ現役で頑張る予定であるということが伝わってくるもので。
車内の路線図も徐々に新しいタイプに貼り替えられているようで。それに合わせて無人駅、有人駅の色分けがなくなっているのが、ちょっと気になるところ。
【2024年4月14日14時10分】 小湊鉄道線・上総三又駅
14時、上総三又駅に到着。
自分と、あともう1人。一見して“同業者さん”と分かる格好のオジサン。
狙うポイントは同じだったみたい。線路沿いの舗装されていないあぜ道が鍵型に曲がっている地点へ。
【2024年4月14日14時16分】 小湊鉄道線・海士有木－上総三又
不意に踏切機の音。
いや、時刻表を確認していない＜変態鉄＞の怠慢というだけだが。乗ってきた第22A列車は海士有木で下り第19A列車と交換してくる設定だったようで。
のんびりバッグからカメラを取り出している場合ではなかったみたい。付けていた標準ズームレンズで「とりあえず撮るだけ撮った」という1枚。
まぁ、そんな凡ミスを補っても余りあるくらい、市原市中心部からほど近い場所だと感じさせない一面の水田地帯の長閑な昼下がりの光景。
【2024年4月14日15時01分】 小湊鉄道線・上総三又－海士有木
1両ずつで完結するシステムになっている分、旅客需要に応じてこまめに車両を増結できるのがキハの長所でもあって。
休日ダイヤの場合、市原市内中心部で完結する上総牛久折返しの列車は単行で運転されるようになっているみたいで。15時前の第24A列車はキハ200形単行。
【2024年4月14日15時06分】 小湊鉄道線・海士有木－上総三又
そして、すぐに下ってくる第21A列車は、養老渓谷方面からの行楽客の帰宅の足として迎えに行く感じだろうか。先ほど乗ってきたキハ200形3連がそのまま折返して来た。
何もない田んぼの畦道でカメラを構えて列車を待っているのだから、その時間は意外と退屈なもの。ちょうど、一帯では田植えが始まっており、その光景を眺めつつも、こうした＜鉄＞の行動に周囲の農家の皆さんが一番神経質になる時期であるのも確かで。こういうときは（いつも以上に）できるだけご迷惑にならないように配慮しないといけない時期。それでも、散歩の途中という地元の農家の方が足を止めて話しかけてくださって。
線路沿いの草を刈ってくださったという話や、上空を通過する羽田の離着陸機の飛び方が最近変わったみたい...とか、いろいろと話しは絶えず。
あっという間に時間が過ぎていくのだった。
【2024年4月14日15時42分】 小湊鉄道線・上総三又－海士有木
でも...
う〜ん、お目当ての急行列車、最後部、こちら側がキハ40 2号機になるということで、後追いの画を撮ったが、あいにくこの時間ではキハの顔には光が来なくなっており。ちょっと不本意な1枚になってしまった。
これで、キハ40形「観光急行」は最後。後続の第26A列車で帰路に就いても良いのだが...。
せっかくなら、キハ200形3連の姿もちゃんとした形で記録しておきたくて。17時までの“残業”を決めたのだった。（つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します
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ということで、今日はキハ40形が只見線で最後の活躍をしていた当時の写真を。
【2019年7月11日5時49分】 只見線・会津若松駅
真っ暗な中、会津若松駅前のホテルを早朝に発って、この列車に乗って...
会津坂下を過ぎる頃から車窓が少しずつ明るくなってくる感じだっただろうか。通学の高校生が降りた後は、数名の乗客だけで。
会津宮下駅で降りて、あの俯瞰撮影地へ向かうバスに乗り換えるのが当時の＜変態鉄＞の“ルーティン”だった。
当時、「東北色」のキハが房総の地で撮れるようになる...などとは、全く想像できなかった。
長らく検査と休車で戦線を離れていたキハ40 2号機を復帰後、初撮影となった4月14日の小湊鐵道撮影記、どうしても、最後はココで撮りたかった。
ということで、14時、第22A列車を上総三又駅で降りて。
…… ……
2024年4月14日（日）晴れ
上総久保からの第22A列車は、先ほどと同じキハ200形3両編成。後部のキハ208号機は半分くらいの席が埋まる程度の乗車率だっただろうか。
【2024年4月14日13時44分】 小湊鉄道線・第22A列車（キハ208号機）内
とはいえ、行楽シーズンを除けば、とりわけ上総牛久以遠の山間部を走る区間は旅客数の減少に歯止めがかかっていないようで。
昨年から行政の支援について、アレコレ、報道が出てきており。
まぁ、それとは別に行われている利用調査ではあるが、果たして、その結果は??
房総半島も海沿いはまだしも、内陸に入ると南に行けば行くほど人口減少と高齢化で、公共交通網の維持が厳しい状況になりつつあるようで。
【2024年4月14日13時44分】 小湊鉄道線・第22A列車（キハ208号機）内
そして、このキハ。
車内にはキハ40形と同じ案内用のディスプレイが取り付けられ。そして、自動放送も導入されている。
キハ200形も少しずつ時代に即して“アップデート”が行われているみたい。つまり、“還暦世代”のキハたち、まだまだ現役で頑張る予定であるということが伝わってくるもので。
車内の路線図も徐々に新しいタイプに貼り替えられているようで。それに合わせて無人駅、有人駅の色分けがなくなっているのが、ちょっと気になるところ。
【2024年4月14日14時10分】 小湊鉄道線・上総三又駅
14時、上総三又駅に到着。
自分と、あともう1人。一見して“同業者さん”と分かる格好のオジサン。
狙うポイントは同じだったみたい。線路沿いの舗装されていないあぜ道が鍵型に曲がっている地点へ。
【2024年4月14日14時16分】 小湊鉄道線・海士有木－上総三又
不意に踏切機の音。
いや、時刻表を確認していない＜変態鉄＞の怠慢というだけだが。乗ってきた第22A列車は海士有木で下り第19A列車と交換してくる設定だったようで。
のんびりバッグからカメラを取り出している場合ではなかったみたい。付けていた標準ズームレンズで「とりあえず撮るだけ撮った」という1枚。
まぁ、そんな凡ミスを補っても余りあるくらい、市原市中心部からほど近い場所だと感じさせない一面の水田地帯の長閑な昼下がりの光景。
【2024年4月14日15時01分】 小湊鉄道線・上総三又－海士有木
1両ずつで完結するシステムになっている分、旅客需要に応じてこまめに車両を増結できるのがキハの長所でもあって。
休日ダイヤの場合、市原市内中心部で完結する上総牛久折返しの列車は単行で運転されるようになっているみたいで。15時前の第24A列車はキハ200形単行。
【2024年4月14日15時06分】 小湊鉄道線・海士有木－上総三又
そして、すぐに下ってくる第21A列車は、養老渓谷方面からの行楽客の帰宅の足として迎えに行く感じだろうか。先ほど乗ってきたキハ200形3連がそのまま折返して来た。
何もない田んぼの畦道でカメラを構えて列車を待っているのだから、その時間は意外と退屈なもの。ちょうど、一帯では田植えが始まっており、その光景を眺めつつも、こうした＜鉄＞の行動に周囲の農家の皆さんが一番神経質になる時期であるのも確かで。こういうときは（いつも以上に）できるだけご迷惑にならないように配慮しないといけない時期。それでも、散歩の途中という地元の農家の方が足を止めて話しかけてくださって。
線路沿いの草を刈ってくださったという話や、上空を通過する羽田の離着陸機の飛び方が最近変わったみたい...とか、いろいろと話しは絶えず。
あっという間に時間が過ぎていくのだった。
【2024年4月14日15時42分】 小湊鉄道線・上総三又－海士有木
でも...
う〜ん、お目当ての急行列車、最後部、こちら側がキハ40 2号機になるということで、後追いの画を撮ったが、あいにくこの時間ではキハの顔には光が来なくなっており。ちょっと不本意な1枚になってしまった。
これで、キハ40形「観光急行」は最後。後続の第26A列車で帰路に就いても良いのだが...。
せっかくなら、キハ200形3連の姿もちゃんとした形で記録しておきたくて。17時までの“残業”を決めたのだった。（つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します
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