SSブログ

キハで月崎まで(2023.9.19 小湊鐵道訪問記)(3) [小湊鐵道]

それにしても、金曜の夜はスゴい雨だった。ちょうど会社から帰るときが一番、激しかったのではなかろうか。
でも、そういうときに限って、帰宅の京王線は、小田急の信号機故障による振替客で普段以上の混雑となり。う〜ん...。

ただ、少しずつ涼しくなってきているのも確かだろうか。自宅でエアコンを使う機会も減ってきている。土曜の朝など、起きて窓を開ければ少しヒンヤリする位で。

031_msi00007194.JPG
【2023年9月19日10時13分】 千葉県市原市養老付近

今年4月、既に廃車になっていたキハ203号機が五井機関区で整備を受け、クリームと朱色のツートンカラーで“化粧直し”。
高滝湖畔にあるグランピング施設に搬入、展示・活用されることになって...


……  ……

2023年9月19日(火)晴れ

同施設で宿泊、その「グランピング」に利用すると、車内見学などの特典があるのだとか。

...と、ネットで見て知っていたのだが、そもそも「グランピング」????

グランピング(英: Glamping)とは、グラマラス (glamorous) とキャンピング (camping) を掛け合わせた造語で、ホテル並みのサービスを野外で愉しむ魅力的なキャンプという意味である。

と、ネットでは解説されており。

032_msi00007192.JPG
【2023年9月19日9時56分】 小湊鉄道線・高滝駅

さて、第13列車で高滝駅には9:48着。

ここで下車したのは自分ともう1人、このあたりの施設で働いている方だろうか!?

033_msi00007193.JPG
【2023年9月19日10時07分】 小湊鉄道線・高滝駅

キハが去っていくと駅の周囲は静かなもので。これぞ、ローカル線の醍醐味である。
ここの駅舎も開業時以来使われている木造駅舎で、国登録有形文化財に指定されている。残念ながら、駅前広場で振り返って駅舎全景を撮ろうとすれば完全に逆光。

034_msi00007197.JPG
【2023年9月19日10時17分】 千葉県市原市養老付近

駅前の通りは県道81号線“清澄養老ライン”、それを高滝湖方面に向かって、ちょうど上総久保方面に戻るような感じで。
何度も撮影に来ているエリア。加茂公民館のところを過ぎて、少し行くと前方に圏央道の高架が見えてきて、緩やかなカーブを描いた県道は、まもなく高滝湖に架かる橋に差し掛かる。

031_msi00007194.JPG
【2023年9月19日10時13分】 千葉県市原市養老付近

その手前、デイリーヤマザキのところ、「高滝小学校入口」の交差点を入ってすぐの踏切を渡ったところに、小湊線と並行した形でキハ203号機。
1988年、ダム湖である高滝湖の完成を前に水没区間を含む上総久保〜高滝間で線路の付替えが行われ。

ちょうど、このキハ203号機が居るあたりが旧線跡だとされており。ちなみに、このすぐ先、カーブの奥で高滝湖に架かるコンクリート橋を通過するが、その際、県道と反対側(上り・五井ゆきの右手車窓)には、ハッキリと古い橋台を見ることができる。

035_msi00007196.JPG
【2023年9月19日10時15分】 千葉県市原市養老付近

まだ、保存されてから日が浅いということもあるが、非常に美しい状態を保っており。

最近、現役のキハ200形は検査入場により再塗装される際に雨樋にも朱色が入った製造当初の姿で、運転台窓下に車番を入れた姿になっているので、見慣れたこのスタイルを綺麗な状態で撮れるのは、キハ203号機だけかも知れない。キャンプとかそういったことには無縁の<変態鉄>にとって、車内に入る機会はなかなか無いだろうが、いつまでも美しい姿を保ってほしいと願う次第。

s4_msi00007195.JPG
【2023年9月19日10時14分】 千葉県市原市養老付近

ちなみに、この施設、交差点の名前にも残るが旧高滝小学校の廃校を転用したもので。
校舎はペイントこそされているものの、外観は学校そのもので。よく見れば校門はそのまま残っていた。

……  ……

いや、それにしても暑かった。

県道を歩いて高滝駅までは徒歩10分ほど。10:20頃に駅に戻ったら、日陰を選んでホームのベンチで時間を過ごしたのだった。

036_msi00007198.JPG
【2023年9月19日11時00分】 小湊鉄道線・高滝駅

ちょうど、前の列車から1時間。10:51発の第15列車は“男鹿色”のキハ40 4号機単行で。
ハイキングだろうか、家族連れのグループ客がこの駅で下車すると、車内は自分ともう1人だけ。発車するとすぐ女性の車掌さんが検札に来て。「この列車はバスに接続していません」と。

1時間前の第13列車は上総牛久を過ぎても10名以上の乗客が居たが、一転、第15列車が閑散としているのは、そのあたりも関係しているのか???
里見駅で、もう1人の乗客も下車してしまうと、車内は自分だけ。

その里見駅では、第13列車の折返し第22列車と交換のため、暫しの停車時間。

037_msi00007199.JPG
【2023年9月19日11時05分】 小湊鉄道線・里見駅

上り線側に留置されている、この古典貨車。
無蓋車の方は整備が進んでいるが、こちらは何故か手つかず。う〜ん、こちらも修復してほしいもので。木製有蓋緩急車というのも現存は少ないのではなかろうか。

038_msi00007200.JPG
【2023年9月19日11時05分】 小湊鉄道線・里見駅

もちろん、月崎から戻ってくる第22列車は、先程、乗ってきたキハ40 3号機単行。
どちらも秋田からやってきたキハである。オリジナルのキハ200形の居ない里見駅、まさに国鉄時代のローカル線である。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。