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2006年8月 猛暑の大糸線にキハ52を追って <後編> [アナログ写真保存庫]

昨日は、本当はこの記事をアップすべく、書き進めていたのだが、途中、1枚の写真で手が止まって。
記憶を辿って書いていると、どうしても矛盾してくる事が出てきて...

火曜日、ちょうど実家に行く用事があって。自分の部屋の机の引き出しを漁ってみたら...、ぬぁんと...、「運命の再会」だったかも知れない。
まさにピンポイントで、その2006年8月の旅行メモをしたためたノートが見つかって。さらに棚の奥にホコリまみれの「JTB携帯時刻表 2006年8月号」。必要な資料が一気に揃って!!!

1日にアップした 「秋になって... (最近の<変態鉄>)」 の尾張一宮駅のカットは
2006年8月4日の午前中(午後は名鉄名古屋本線を島氏永駅付近で撮っており。)

2日にアップした 「2006年8月 猛暑の大糸線にキハ52を追って <前編>」 は、やはり、翌8月5日

の撮影分だと判明。
でも、読み直してみると記事の内容には誤りも多々。後者については記事を差し替えるか迷ったのだが、赤文字で訂正する形をとった。いや、それにしても当時の自分、非常に詳細なメモを書いており、驚くばかり。

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【2010年5月4日13時41分】 大糸線・頸城大野-姫川

ここからは昨日に引き続き、2006年8月の大糸線キハ52の撮影記。<徒歩鉄>にとって大糸線は“難敵”だった。幸い、途中の...頸城平野を走る根知駅までは線路に並行して糸魚川バスの路線バスが通っていて。それもうまく活用しながら...。

だから、<変態鉄>が撮ったキハ52形の写真、頸城大野、根知くらいまでの区間で撮っているのが多く、小滝、平岩まで入るのは少なかった。長野県内に入る区間など2〜3回しか訪れていない。

前日は平岩駅周辺、そして、この日は根知駅周辺を訪れたみたい。


……  ……

2006年8月6日(日)晴れ

ちょっと駅から離れたホテルで泊まっていた。5時すぎに起きて6時にタクシーを呼んでもらって駅へ。

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【2006年8月6日】 大糸線・糸魚川駅

6時すぎの糸魚川駅。そう、夏なのに太陽が低い位置にある光の射し方と、それと、何と言ってもホームにある時計が。

レンガ機関庫も、もちろん、このときは現役だった。まだまだ「新幹線が通る」といっても誰も「ふぅ〜ん、あっ、そう!?」といった感じ。想像もできていなかった。

でも、この写真が...

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【2006年8月6日】 大糸線・糸魚川駅

これが謎で、昨日、無理やり、<後編>を書いてアップする...のを見送って車内放送ネタに切り替えたのだった。
昨日の記事、実は見事なまでの(← 自分で言うな!!)、“緊急投入”、急遽、差し替えだったのである。

2連のキハ、糸魚川のキハ52形の特徴でもあった前面方向幕、不鮮明ながらキハ52 115号車の表示、「糸魚川 ー 平岩」と読めそう。
“南小谷”だと3文字なので、ちょっとバランスが...。

朝6時台、糸魚川から南小谷ゆき初発(6:19発、第420D列車)と平岩ゆき(6:36発、第422D列車)が続行で発車するのは「何となく」覚えていた。
それぞれ、7時から8時にかけて糸魚川駅へと戻ってくるのは高校生の通学輸送。(もちろん、この日は学休日だが...)
でも、「平岩ゆき」の発車時点で、横の機関庫の前にキハ52 156号車(首都圏色)が残っているということは...

この時期、既に糸魚川配置のキハ52形は3両まで減らされていたはずで。(必要に応じて富山・高岡のキハ58系が応援に入ったり...)
その中で3両のキハが同時に糸魚川に居ると思われるカットを撮っているということは、つまり、糸魚川 〜 南小谷間に列車は在線しておらず!?

当時、臨時快速「ムーンライト信州」で白馬から南小谷、そこからキハに乗り継いだこともあった。そのあたりの記憶とも符合せず...
それで困っていたのだった。

“正解”は、6:19発の第420D列車をホームで見送り、後続の第422D列車に乗った...と。

さて、前日、8月5日に見かけた平岩ゆき、お客さんがほとんど乗っていない(17分前に南小谷ゆきがあるので自然な流れかと)...つまり、録音に好適という判断で。そう、閑散とした車内で録音を続けながら平岩駅まで乗り通したのだった。

そのまま折り返し、7:15発の第421D列車は、糸魚川ゆきの初発列車でもあって。

ちょうど新潟県と長野県の県境に位置する平岩駅からは、自分同様、糸魚川から折り返し乗車の<鉄>のオジサンとジャージ姿の高校生、そこから自分、わずか3人の乗客で。自分は根知駅 7:33着で下車。

当時、既に平岩、小滝駅の交換設備は使用されておらず、列車交換が可能なのは根知駅に限られていた。

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【2006年8月6日】 大糸線・根知駅

ちょうど糸魚川市街地...というか、田園地帯の南端に近い位置、ここから急峻な山の中へと入っていく...そんな場所に根知駅があって。
小滝駅方の西ノ沢踏切付近で、2両のキハ52形の交換風景を。

右側、南小谷ゆき第424D列車、国鉄一般型気動車色のキハ52 115号車である。その入線を待っていたかのように、続いてキハ52 125号車の第423D列車が到着。

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【2006年8月6日】 大糸線・根知駅

2両のキハがホームで並んだところを...

でも、画面は傾いているし、ピントは甘いし...、もうメチャクチャである。

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【2006年8月6日】 大糸線・根知駅

そして、すぐに2両のキハは、ほぼ同時に根知駅のホームを離れて。
朱色ツートンのキハ52 115号車の右側に、緑色のキハ52 125号車の姿がかすかに写っている。

当日のメモでは、この列車交換を撮るべく待っていた間に、朝8時を向かえ...
防災無線のアナウンスに合わせて、原爆の日の黙祷をした...と。

根知駅の北側から撮った写真も、鉄道誌で見たことがあって...。「同じように撮ってみたい!!」と憧れていたのだが、現地に行ってみたら自分のレンズでは到底、太刀打ちできない距離で。たぶん、テレコンなどを使って撮っていたのではないか...と。

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【2009年5月2日8時34分】 大糸線・根知駅

そんな根知駅でのキハの交換風景も、デジカメになってから“リベンジ”している。

ここからは糸魚川バスの路線バスで。根知駅近くの「根知新道」バス停から頸城大野駅近くの「一本木入口」バス停まで。

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【2006年8月6日】 大糸線・頸城大野-姫川

本当は夕方、雨飾山バックで撮るのが“醍醐味”の、この頸城大野駅北側のストレート。
当時はそんなこと全く意識せずに「キハをどう撮るか!?」だけ考えて。

ここで第426D列車(頸城大野駅 10:58発)、第427D列車(同 12:40発)を撮って。

それにしても、当時は若かったようで...
バス停で待つのがイヤになって、隣の姫川駅まで歩いた...と、当日のメモ。15時すぎに糸魚川駅に戻ったら北陸本線の475系ローカルで富山へと向かったのだった。

もちろん、この頸城大野駅北側のストレート、この後も何度も撮りに訪れている。

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【2010年5月4日13時41分】 大糸線・頸城大野-姫川

大糸線キハ52の最終シーズンの運転となった2010年初夏の臨時列車も、タクシーをチャーターして“追っかけ”。平岩で撮って追いかけてきて、ここでカメラを構えたのだった。(おわり)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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