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北条へキハに会いに(6)丹後あおまつ4号 [3セク鉄道「鉄印」の旅]

3セク鉄道の多くは非電化で。国鉄・JRからの転換時に自社のディーゼル動車を導入した会社が大半。メーカーは富士重工、新潟鐵工所から新潟トランシスに変わったものの、こういうタイプのディーゼル動車は完全なオーダーメイドというより、決まった型、モデルを自社仕様にカスタマイズしたような感じで。
社が違っても、よく見れば、塗色や座席配置は違っても、車内外に共通点を見いだせるケースが多く。

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【2022年3月4日12時46分】 京都丹後鉄道宮津線・天橋立駅

そういう意味では、今回、福知山まで乗車した「丹後あおまつ」号のKTR708号車の外観は、昨年の正月、わたらせ渓谷鉄道で見た車両と似ているだろうか。初期世代の富士重工製のグループに当てはまる。
他社では大半が引退しているのだが...、経営環境の厳しさもあるのかも知れないが、京丹後鉄道では現役で、観光列車化改造のタネ車にもなっており。

アテンダントサービスは中止との掲示はあり、観光車両を使った単なる快速列車としての運転ではあったが、福知山まで「丹後あおまつ」号を楽しんだのだった。

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北条へキハに会いに(5)近畿のキタへ [3セク鉄道「鉄印」の旅]

<変態鉄>は意外と道に迷いやすい。職場もあって迷うことがないのは新宿くらいだろうか。東京駅もちょっと迷うことがあって...
そんな中、関西の最難関は梅田かも知れない。でも、今回、気づいたのは新大阪も、実は難易度の高いターミナル駅なのである。その難しさは高速バスに乗るときに最高潮を迎え...

伊丹空港ゆきの大阪空港交通(当時)のバスが、JR新大阪駅の階段を下りたところのロータリーに発着する。そのとき、隣にJR中国ハイウェイバスの案内板があったので、そこだと思っていたら...
さらに、この日の高速バスは阪急の運行。これが、ぬぁんと、駅の北側の新幹線の高架下にあたるような位置からの出発。実は、前日の晩、夕食に外出する際に“下見”をしていた。それが奏功して。

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【2022年3月4日11時40分】 京都府福知山市・舞鶴若狭道 六人部PA

2日連続で阪堺電車、でも、空振りの可能性大、それならば...
実は、そういったケースに備えて「鉄印帳」を携行していたのである。近畿地方は3セクが少なく、前回、1月に信楽高原鉄道を踏破しているので、残すは京都丹後鉄道...丹鉄だけなのである。

「鉄印」の購入は天橋立駅と指定されており。ということで、天橋立に向かうのだが、<鉄>であれば大阪から福知山線の快速電車か特急か...と。でも...

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北条へキハに会いに(4)利晶の杜 [ちん電(阪堺電気軌道)]

<変態鉄>も昔、小学生だった(← 当たり前)、ちょうど、昭和が平成に変わった頃。そのとき、やはり、卒業文集というのがあったのだが、そこには「将来の夢」というのがあった。何となく覚えている。
そのとき、考古学者と書いたような気がする。日本史との出会いは「まんが日本の歴史」が自宅の本棚にあったことだった。やはり、当時の男の子たちに人気があったのは16世紀の戦国の世だが、<変態ガキ鉄>が興味を持ったのは古代だった。特に、多くの古墳がつくられた時代というのにロマンのようなものを感じて。
そういう意味でも、堺というのは重要な街であって。大山古墳...自分の頃は「仁徳天皇陵」だったが...などは、いつか見に行きたいと思っている。阪堺電車からは離れていて、宿院あたりで南海バスに乗り換えて向かうことになるのだが。ただ、残念ながら、大きな古墳はフツーに近くから眺めたら、小高い丘にしか見えない筈で。あの前方後円墳の形を実感したいのならヘリをチャーターするくらいしかない。

もし、あべのハルカス...では無くて「堺ハルカス」として、近鉄では無く南海が事業主体になって堺駅か堺東駅に超高層ビルを建ててくれていれば、古墳群をゆっくり眺めに行けたかも知れないが...、尤も、南海グループにそれだけの資金力があれば、子会社の阪堺も早い時期に超低床連接車に席巻され、モ161型車に生き残る余地はなかったかも知れないが。

それだけではなく、堺は歴史の街でもあって。中世以降は商業の街として独自の進化を遂げ。

阪堺電車が走る熊野街道沿いにもそういった栄華を偲ばせる...というか歴史を感じさせる建物なども残っており。堺の歴史に触れてみる...というのも、阪堺電車を撮りながら「いつか!!」と思っているテーマのひとつ。
でも、なかなかそれも叶わず...、次の訪問時は具体的にプランを詰めてから出かけたいものだが。

さて、そんな堺の街へ。

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【2022年3月3日16時38分】 阪堺電軌上町線・天王寺駅前電停

お目当てのモ161形車が運用に入っていれば大コーフンだったが、この日は“空振り”。でも、先ほど天王寺駅前に戻る電車の中で...

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北条へキハに会いに(3)堺の街へ [ちん電(阪堺電気軌道)]

Twitter も、やっている...というか、一応、アカウントを持っている。でも、自分の場合、発信用というよりは(事実上)情報収集の手段という色合いが濃くなってしまっており。
会社から帰宅して、私用パソコンで Twitter をチェックするのだが、そのタイムラインという奴がよく分からない。
「おすすめのツイート」というのが、たくさん並んでいて見たいものに全然行き着かないのである。アレ、何を基準に薦めてくるのか???? 99%以上が薦められても仕方ないツイートばかりで。あれが邪魔で邪魔で...ツイッターを開くのも億劫になっているのである。

でも、リアルタイムでの情報収集には有効であって。あの「タイムライン」という奴を、もうちょっと使いやすくして欲しいのだが...

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【2022年3月3日11時32分】 阪堺電軌阪堺線・細井川-住吉鳥居前

さて、この冬は、昨年秋にクラウドファンディングで甦ったモ161号車、その特別運行が行われていた。twitter などの情報では、ほぼ隔日のペースで通常運用に投入されていたようで、それをちょっと恨めしく見ていた自分。その運行は2月末をもって終了。
その後、5月の大型連休にも連日、運用され、それを撮りに訪れた...というのは、拙ブログでも<速報版>で、ご紹介した通り。

でも、この日はモ161号車を含む仲間の4両は動く気配無し。それは、ある種、覚悟の上での訪問だったのでショックは無かったのだが、撮るものが無い状態で、あと半日、大阪で過ごす時間の長さが...

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北条へキハに会いに(2)会うことは叶わず [ちん電(阪堺電気軌道)]

阪堺電車を撮りに訪れたのは正月の住吉大社初詣輸送以来、2ヶ月ぶり。

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【2022年3月3日11時41分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前-細井川

およそ1時間、“運用調査”を行えば、この日、モ161形車を撮れるか否かは、だいたい判断できるわけで。
10時半に住吉に到着して、そこから1時間、やってくる電車の車番をチェックしていたのだった。最初は住吉電停付近、少しずつ歩きながら、途中からは税務署前...というか、自分の中で“千鶴子前”といっている鳥居前電停から専用軌道に入る手前のカーブのあたりで撮っていた。
そうすると、正月にはあまり気にならなかった事を“発見”して...

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北条へキハに会いに(1)ぷろろーぐ [飛行機の話題]

兵庫県の北条鉄道が、JR東日本秋田支社で廃車になるキハ40形を購入する...という情報が流れたとき、もちろん、これは衝撃だった。衝撃と言うよりも、正直言って、マユツバものだとも思ったのは確か。
旧国鉄北条線を転換して生まれた第3セクター、14 kmあまりの路線に、わずか3両のディーゼル動車。最近まで途中駅での列車交換もできず、1両の列車が終日、行ったり来たりするだけの運転、鉄道会社としては最も小規模なグループに入りそうな。
その北条鉄道が、予備車確保のための増備車として国鉄型を購入する...、ちょっと信じられない話題だった。もうちょっと経年の浅いディーゼル動車も廃車になるものが出ており。3両の“フラワ形”は富士重工製、ローカル私鉄には“よくあるタイプ”のディーゼル動車。それなら、同タイプを探した方が...
なぜ、いま、国鉄型を購入するのか?? 

最初はにわかに信じられない話題だと。

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【2022年3月5日13時57分】 北条鉄道・北条町駅

でも、その購入と北条鉄道を走るための整備(改造)費用のためのクラウドファンディングが開始されると聞けば...
<変態鉄>としても、ほんの僅かな金額ではあっても支援をしたのだった。

それ以来、ずっと注目していたのだが...
2月に入って、そのデビューイベントの情報が少しずつ。その中には北条町駅に併設された車両基地での撮影会というのも。抽選制と言うことで、きっとスゴい競争倍率になるだろう、と。
でも、そう思いつつも応募せずには居られなかった。

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小湊鐵道にヘッドマーク付きキハを撮りに(4=最終回)えぴろーぐ [小湊鐵道]

正月の阪堺電車の話題から始まり、長々と続けてきた2022年1月の撮影記、半年経ってようやく今日が最終回である。
1月の寒い日に小湊鐵道のキハを撮りに行った話題。

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【2022年1月26日16時03分】 小湊鐵道・海士有木駅

最後は海士有木駅から五井に戻って。でも、内房線・総武快速線と乗り継いで帰るのもちょっと疲れる。やはり、高速バスの方がラクなのである。でも、残念ながら市原市役所・五井駅-新宿線はコロナ禍以来、長期運休が続いており、替わりの手段を模索している。
長浦-品川線というのが意外と便利だったのだが、これも減便されており。あとは、木更津まで出ればコンスタントに新宿、渋谷、東京駅、品川といろいろな系統が運転されているのだが、五井から木更津まではちょっと遠いのである。

それならば...

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小湊鐵道にヘッドマーク付きキハを撮りに(3)西広から海士有木駅 [小湊鐵道]

猛暑はちょっとだけ落ち着いたみたい。それでも今週半ばには台風が近づいてくるという予報も出されており。そちらの方も心配である。
本当は日曜日は“出撃”しようかと考えていたのだが、結局、自宅で昼前まで寝ていたのである。

ということで、ブログは、粛々と1月の撮影記の続きを。

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【2022年1月26日13時44分】 小湊鐵道・上総村上-海士有木

もう何度も乗っている小湊鉄道線、訪れる度に上総村上駅発車後に潜る陸橋が気になっていた。その地を訪れて...。

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小湊鐵道にヘッドマーク付きキハを撮りに(2)あの陸橋 [小湊鐵道]

それにしても暑い。昔なら30℃を越えると「暑い」という感じだった気がするが、最近では、30℃では「涼しい」になるかも知れない。もはや、35℃を越えてこないと驚くこともなくなかったが、ここ数日の東京と言ったら...
この不快な暑さも、あと数日でいったん和らぐとは言われているものの、代わりに台風が近づいてきているようで。

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【2022年1月26日11時24分】 小湊鐵道・五井機関区付近

実は、3日も“出撃”を検討していたのだが...

最近、歳のせいだろうか、仕事が溜まっていて、3時とか4時とか、朝方になってから寝ても8時過ぎには目が覚めてしまう。土曜も井の頭線に乗って、次に気づいたときには渋谷駅に到着する直前だった。会社へ向かう電車の中でも、ウトウトする...というよりも爆睡している。
そうした疲れと、この暑さでちょっと...、日曜日はゆっくり寝ようと思っている。

ということで、半年遅れ。1月下旬の小湊鐵道撮影記。イベント以外でも、毎月1度は訪れたい...と思いつつ、全然、行けていなくて。正月のヘッドマーク、その掲出終了日が近づく中での大急ぎの訪問だったのである。

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小湊鐵道にヘッドマーク付きキハを撮りに(1)遅めの朝 [小湊鐵道]

<撮り鉄>の朝は早い。歩きっぱなしになるので朝食を抜いて出かけるのも辛いので、さらに早めに起きないといけない。早朝3時台、4時台に起きて...というのはザラである。
でも、それが辛くて。それが“出撃”が億劫になる大きな原因にもなっている。今度は、小湊キハを撮りに行くのも五井か、あるいは千葉の駅前あたりで安いビジホを予約してから行こうか...と悩んでいるくらい。

だから、逆にこのときは撮影機会は減っても良いので、遅めに出発する...という<撮り鉄>としてのセオリーに反する行為を試してみたのである。

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【2022年1月26日11時19分】 小湊鐵道・五井機関区付近

小湊鉄道線は途中の上総牛久駅で路線の性格が一変する。ローカル線らしい里山の田園風景をゆく姿が撮れるのは牛久以南の区間、そして市原市中心部を走るのが手前側の区間。撮影地はどうしても牛久以南の奥の方の区間に集中するのだが。
今回は一転、新しい撮影地を確認することも兼ねて、起点の五井にほど近い上総村上駅から海士有木駅周辺に限定する...ということで“短期決戦”の撮影に出向いたのだった。

1月末までを期限として、キハに正月用のヘッドマークが掲げられており。それらの運行ダイヤは公開されていなかったが、その姿も撮れれば...と。
井の頭線の朝ラッシュが一段落するタイミングを狙って、ぬぁんと、朝9時に自宅を出たのである。

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