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381系特急「やくも」号を撮りに高梁川第7橋梁へ(8)やくも19号 [伯備線]

お読みいただいている皆さんも、何だか話がわからなくなるであろう...そんな拙ブログである。
昨日まで<速報版>ということでお休みを頂いていたわけだが、今日から、もうちょっとだけこの話題を。

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【2024年4月19日17時25分】 伯備線・新見駅

4月19日、超強硬日程ながら伯備線に残った、最後の国鉄特急形電車381系「やくも」号を撮りに訪れたのだった。
定期運用終了まで、あと1ヶ月、151系「こだま」号で始まった、クリーム4号と赤2号と国鉄特急色、それを纏って登場した車両たちによる定期運用は、60余年に渡る歴史に終止符を打つことになる。

もちろん、現行の「ゆったりやくも」色も含めて、381系をしっかり記録しておきたい...と思って訪れたのだが。
既に紹介した通り、訪れた高梁川第7橋梁は順光時間帯を外しており...。非常に心残りな結果に終わってしまったのだった。

帰りは岡山からのヒコーキにするつもりだったが、20時台の最終便は設定がなく。探してみると、米子空港からは夜遅い羽田ゆきが。
ということで、17時の新見駅から1時間半ほど、久々に381系特急に揺られてみることにしたのだった。



25年ほど前、学生だった頃の<変態鉄>は「車内放送が録音したい」という動機で何度も何度も山陰を訪れた。381系「やくも」号にも何度も。
今回、引退を記念して、車内チャイムが国鉄型本来の「鉄道唱歌」に戻されて。ただ、それは車掌さんが持つ業務用タブレットに録音された音源を再生したもの。

ということで、今日の冒頭には前ブログ時代にご紹介した、1998年6月9日の「やくも28号」、クハ381−132号車で録音した出雲市駅出発直後の車内放送を貼ってみたい(再掲:こちらの記事)。

……  ……

2024年4月19日(金)晴れ

撮影を全て終えて、後は帰路に...というときに限って、115系も湘南色に塗り戻された編成が。
そんな第855M列車で17時の新見駅に到着、その115系湘南色編成が車庫に引き上げられると、そのホームに続いて入ってくるのが...

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【2024年4月19日17時25分】 伯備線・新見駅

夕日を受けて「ゆったりやくも」編成。4両編成で到着したのは「やくも19号」である。
この指定席を予約していたのだった。

米子までは約1時間15分。車内はだいたい半分くらいの席が埋まる位の乗車率だっただろうか。惜別乗車の<鉄>というよりは、ビジネス客など、本来の新幹線接続特急らしい姿。ただ、自分の前列のオッサン、岡山かどこかから乗っていたのだろうが、シートを思いっきりリクライニングさせたまま動かず、さらに荷棚のバッグの載せ方が非常に雑で、自分の眼の前に催眠術のようにバッグのストラップの一部が垂れ下がって振り子運動を続けており...

本気で背もたれを蹴っ飛ばしてやろうかと思った。(しかも、連れの女性としゃべる声がデカくて...)
「指定席ガチャ」とでもいうのだろうか、全席指定制になる特急が増えているが、自由席がないとこういう“被害”もあるわけで。

さて、その特急「やくも19号」、備中神代、足立と運転停車が続き。単線の伯備線、対向列車の交換待ちである。足立で交換したのは4分ほど遅れて通過の国鉄特急色編成。

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【2024年4月19日18時39分】 山陰本線・米子駅

車内放送には、その都度、「鉄道唱歌」のオルゴール(録音)が演奏されるのは、何だかちょっと懐かしい感じだった。
あっという間に伯耆大山。「スーパーやくも」号だったら米子から倉敷まで無停車だったので、その頃と比べると隔世の感だが伯耆大山駅で席を立つ乗客が多かったのは意外だった。件のオッサンもココで...。

伯耆大山駅を出れば、日野川に架かる長い鉄橋を渡って、すぐに米子駅に到着である。この駅に来るのも何年ぶりだろうか...
ちょっと記憶にない。2008年頃に一畑電車を訪れる際に乗り換えたとき以来だろうか??

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【2024年4月19日18時40分】 山陰本線・米子駅

90年代、既に境港までの境線で「鬼太郎列車」を運行するなど、水木しげるの出身地としてアピールしていたが、これはその当時からあっただろうか??
(記憶にない)

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【2024年4月19日18時40分】 山陰本線・米子駅

そして、こちらは確実に、最近、設置されたもの。
いままで比較的、地味な存在だった特急「やくも」号、273系「ブロンズやくも」の投入で大々的にアピールしていくのだろうか??

岡山駅、倉敷駅なども含めて、「やくも」号停車駅専用の駅名看板まで設置されて。

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【2024年4月19日18時41分】 山陰本線・米子駅

381系引退のニュースを知ってか、およそ<鉄>とは思えないような一般の利用者も、駅ホームでこの列車にスマホのカメラを向けており。
そんな中、夜が迫る米子駅を発車していく「やくも19号」を撮って...

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【2024年4月19日18時42分】 山陰本線・米子駅

目を転じれば、隣のホームには山陰線のキハ126系だろうか。
これがキハ58系快速を置き換えたのだった。20年ほど前だろうか。でも、ちょうどこの車両が入ってくる頃から<変態鉄>の足は山陰から遠のいて...。
乗ってみれば、乗り心地は良いのだが。

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【2024年4月19日18時44分】 山陰本線・米子駅

そして、1番のりばで発車を待っていたのは、キハ187系「スーパーまつかぜ」号だろうか。

ここにキハ181系がフツーに停まっていた時代に、もっと撮っておけば良かった...と、今更ながら、あのとき「当たり前」のように見ていても、カメラを向けようとも全く思わなかった自分が...う〜ん。

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【2024年4月19日18時44分】 山陰本線・米子駅

ホームの様子は90年代と、そう大きく変わっていないような気がしたのだが、一番、驚いたのは...
国鉄時代と変わらない(であろう)懐かしい仕様の跨線橋を通って、1番のりばのホーム上を進めば改札口...と歩きだして気づいた。

いつの間にか、米子駅も橋上駅舎化されており。

明るい感じのイマドキの駅にはなったが、あの頃の「国鉄駅」の雰囲気は失われており...。時の流れを実感したのだった。
さぁ、駅前バス乗り場から空港ゆきに乗って... (つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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