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小湊鐵道にヘッドマーク付きキハを撮りに(3)西広から海士有木駅 [小湊鐵道]

猛暑はちょっとだけ落ち着いたみたい。それでも今週半ばには台風が近づいてくるという予報も出されており。そちらの方も心配である。
本当は日曜日は“出撃”しようかと考えていたのだが、結局、自宅で昼前まで寝ていたのである。

ということで、ブログは、粛々と1月の撮影記の続きを。

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【2022年1月26日13時44分】 小湊鐵道・上総村上-海士有木

もう何度も乗っている小湊鉄道線、訪れる度に上総村上駅発車後に潜る陸橋が気になっていた。その地を訪れて...。

……  ……

2022年1月26日(水)曇りのち晴れ

この陸橋、実は意外と上総村上駅から近い地点だったようで。歩道に立って望遠レンズで覗けば、はるか向こうに上総村上駅のホームが見えており。
駅近くも、このあたりも分譲住宅が建ち並ぶ住宅街なのだが、ちょうど線路の周囲だけは畑が広がっていて、かなり広々とした場所。でも、線路沿いにトラックの荷台を転用したのだろうか、倉庫が置かれており、それをかわして撮ろうとすると撮り方は意外と限定されてしまう、この陸橋上のポイント。
歩道が片側だけなので、事実上、下り列車限定の撮影地。次にやってくる上総村上駅 12:51発の第24列車は五井ゆきの上り。それを撮るべく、その、目の前に広がっている畑の中の直線区間へ。

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【2022年1月26日12時50分】 小湊鐵道・海士有木-上総村上

「撮れなくはない」のだが、スッキリ撮れそうな場所は限定されてしまうようで。
結局、アレコレ悩みつつ、上総村上駅の場内信号機のあたりまでやって来て。そのヨコの歩道上から。「時間切れによる妥協のアングル」に限りなく近い1枚。

ちょうど、そういうときに限って、東北色のキハ40 2号機。尤も、この天気なので、あまりこだわって撮る場面でもないのだが...
周囲には、<鉄>のグループがクルマを止めており。やはり、キハ40形の登場以降、小湊鐵道への関心は高まって居るみたい。以前のように、ノンビリ撮れる方が嬉しいが...

ということで、次の下り・第21列車は50分後。ゆっくり、歩いてもあの陸橋へと間に合うのである。
寒いし、コンビニもちょっと距離があり、近くに時間を潰せそうな場所もなく。1月のドン雲りの日。風の吹き付ける陸橋上で待つ時間というのは長く感じられるのだった。

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【2022年1月26日13時44分】 小湊鐵道・上総村上-海士有木

そして、いよいよ。
今度もキハ200形。下り・第21列車は上総村上駅 13:42発。今度はタテを選択。この日は愛用の「28-300」だけで訪れていた。望遠400 mmがあった方が良かったかも。上総村上駅から続く長いストレートを思いっきり引きつけた感じで撮ってみたい。

でも、次は大急ぎで。

いまのキハ200形2連は隣の海士有木駅で上り第26列車とすれ違う。こちらは、上総牛久駅発の区間列車、そう、先ほど11時に五井駅で見かけた列車の折返し。
つまり、小湊色のキハ40 1号機単行でやってくる。イベント時ではなく通常運用に入る姿を撮る初めての機会。でも、撮影地を選ぶ余地はなく...

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【2022年1月26日13時49分】 小湊鐵道・海士有木-上総村上

陸橋を過ぎたところの交差点、空き地のようになったところの枯れ草の隙間から、キハ1両分くらいのスペースを...
構図的には妥協の産物だが、上総村上でありながら、何だか牛久以遠のローカル区間で撮ったような、そんな1枚になった。単行の時でないと撮れない地点だが...。

東京からの総武線の車窓は雨で、ヤル気もなくやって来ただけだったが、この時間になって予報の通り、ようやく、雲の間から少しずつ陽が射すようになってきて。
“晴れカット”とはいえないが、それでも、徐々に気持ちも乗ってきて。ここから隣の海士有木駅付近までは西広という地区で、市原市中心部の住宅街と農地が混在するような場所。その中を走るキハを撮った写真は、さまざまな形で発表されており。
自分も、この西広での撮影にチャレンジしてみようかと。

分譲住宅が建ち並ぶ一画を抜けると、線路の周りは畑が広がって。ちょうど西広取水所の付近で。

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【2022年1月26日14時51分】 小湊鐵道・上総村上-海士有木

背丈の高い枯れ草を避けつつ、すっきりと列車を見割らせる場所というのは限定されてしまうようで。次の列車の時刻も迫っているので、とりあえず2~3両の編成なら押さえられそうな地点を見つけて。
踏切機が鳴り出し、そして、雑草の向こうからキハの姿がファインダーに飛び込んできて...。

レリーズスイッチを握る手に、自然と力が入り...。
そう、先頭には大きなヘッドマークを付けたキハ201号機。五井機関区で留置中の姿を撮れただけでも満足だったが、ぬぁんと、午後から運用入りしてくれたようで。
第23列車で上総中野へと向かう運用。戻ってくるのは17時過ぎなので、これが最初で最後の撮影機会でもあったのである。

午後の陽射しに照らされたヘッドマーク付きのキハの姿を撮ることができたのは、この日最大の収穫だったかも。

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【2022年1月26日15時08分】 小湊鐵道・海士有木-上総村上

次の第28列車までも時間の余裕はなく。今度は取水所のフェンスにカメラを。広角28 mmで構えれば、たぶん、キハ2両は収められると。
先ほど陸橋のところで撮った第19列車の折返しなので、キハ200形2連でやってくることは“確定”なのである。

広角レンズらしい球形歪みがでており。それはそれで広角レンズらしい画になって良かったと思うのだが、やはり、こういう写真はバックが灰色の雲ではなく、スッキリした青空の時に撮りたいもの。
あまり広角レンズを使わない<変態鉄>だが、この画はいつか“リベンジ”してみたい。

というわけで、ここで撮影はとりあえず終了。
ヘッドマーク付きキハも「迎春」「キハ201号機 60周年」「高滝」と3種撮れたので...、あとは「鶴峯」だが、これは他の機会に撮ったことのあるマークでもあり。
短時間の訪問ながら撮りたかった2種類が撮れたので、これだけで大満足だったのである。

……  ……

途中、山倉のコンビニに立ち寄って15時半過ぎに海士有木駅。

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【2022年1月26日15時42分】 小湊鐵道・海士有木駅

自分が訪れるようになった2011年頃には既に無人化されていたのだが、長らく駅員配置駅だった。その頃の面影は十分残っていて。
その中には食券販売機型の券売機が置かれており。五井駅までの乗車券を買い求め。来るときは路線バスだったので、2022年「初キハ」となる訳で。

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【2022年1月26日15時50分】 小湊鐵道・海士有木駅

このときは千葉県も「蔓防」の期間中。このポスターも貼られており。なお、「1月限定のヘッドマークを撮る」というのは2022年1月にしかできないことであり、これは不要不急の外出には当たらないと考えている<変態鉄>である。
また、徐々に感染者数は増えているようで。東京都では、夏休みに向けて嬉々としてフリップを持ち上げて大騒ぎするBBAが出てくるのではないか...と、某ユリコの動きに警戒している<変態鉄>でもある。

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【2022年1月26日15時51分】 小湊鐵道・海士有木駅

海士有木駅は、何度も利用しているのだが、残念ながらこの看板には今まで気づいていなかった。昭和の頃だろうか、だいぶ懐かしいデザインである。

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【2022年1月26日15時51分】 小湊鐵道・海士有木駅

そんな海士有木駅舎。ここも開業当時から変わらないとされる木造駅舎が残されており。

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【2022年1月26日15時51分】 小湊鐵道・海士有木駅

もちろん、国登録有形文化財になっている。

次の五井ゆきは16:22発。もう少し時間があって。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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