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小湊鐵道にヘッドマーク付きキハを撮りに(2)あの陸橋 [小湊鐵道]

それにしても暑い。昔なら30℃を越えると「暑い」という感じだった気がするが、最近では、30℃では「涼しい」になるかも知れない。もはや、35℃を越えてこないと驚くこともなくなかったが、ここ数日の東京と言ったら...
この不快な暑さも、あと数日でいったん和らぐとは言われているものの、代わりに台風が近づいてきているようで。

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【2022年1月26日11時24分】 小湊鐵道・五井機関区付近

実は、3日も“出撃”を検討していたのだが...

最近、歳のせいだろうか、仕事が溜まっていて、3時とか4時とか、朝方になってから寝ても8時過ぎには目が覚めてしまう。土曜も井の頭線に乗って、次に気づいたときには渋谷駅に到着する直前だった。会社へ向かう電車の中でも、ウトウトする...というよりも爆睡している。
そうした疲れと、この暑さでちょっと...、日曜日はゆっくり寝ようと思っている。

ということで、半年遅れ。1月下旬の小湊鐵道撮影記。イベント以外でも、毎月1度は訪れたい...と思いつつ、全然、行けていなくて。正月のヘッドマーク、その掲出終了日が近づく中での大急ぎの訪問だったのである。

……  ……

2022年1月26日(水)曇りのち晴れ

遅めの出発にして、起点となる五井駅に到着した時点で11時。<撮り鉄>としては考えられないような出だしである。

景色が良いのは上総牛久以遠の区間ではあるものの、昼から、そうした奥の方まで行っていたら、陽の短い時期だけに1本撮って撮影終了...となりそう。
だから、普段、あまり撮ることの無い五井に近い、市原市街地での撮影を考えていた。だから、列車には乗らず、まずは五井機関区の周囲を“偵察”することに。
そう、もしかしたら、ヘッドマーク付きキハが休んでいる姿が撮れるかも知れなくて。

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【2022年1月26日11時08分】 小湊鐵道・五井機関区付近

五井駅に隣接する形の五井機関区。その機関庫と鍜治小屋も国登録有形文化財になっており。
撮影会でお邪魔する機会も何度もあったのだが、どうしてもキハに関心が...、ただ、ココは小湊鐵道が開業した大正の時代、蒸気機関車の整備に使われた時代から、ほぼ変わらぬ姿で“いまなお現役”ということで、実は非常にスゴい存在なのである。

今日は生け垣越しにチラッと眺めるだけで“庫”(くら)の前を通過して。

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【2022年1月26日11時18分】 小湊鐵道・五井機関区付近

突き当たりを右に入れば、五井駅構内外れの踏切である。そう、JR内房線と並走している箇所、小湊鐵道側が打鐘式踏切機であることで有名なところである。
ここが、五井機関区の終端部になっており、これまた貴重な(九州に大正時代のしばらくの間だけあった車両メーカーが製造している)木造貨車の倉庫代用の姿が見えたりするのだが...
そこに、お目当てのキハがいた。

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【2022年1月26日11時19分】 小湊鐵道・五井機関区付近

この2022年1月、小湊鐵道ではキハにいろいろなヘッドマークを掲出していた。「高滝」「鶴峯」の沿線の神社の初詣マークは勿論のこと、初登場となった阪神特急を模した「迎春」、そして、「キハ201号機 60周年記念」。
羽根つきデザインの大型ヘッドマークは、たぶん、コレは内房線が、まだ非電化だった頃、つまり、高度成長期の頃にキハ20・17系などを連ねて走っていた気動車準急のヘッドマークを模したものだと思われ...
実は、このマークが一番、気になっていたのだった。

機関区で留置中の姿ではあるが、それを掲出している姿を撮れたということは、まず、大きな収穫、幸先良いスタートだったのである。

そして、望遠レンズで覗き込めば、その隣には...

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【2022年1月26日11時18分】 小湊鐵道・五井機関区付近

前年夏に秋田から運ばれ、整備を受けていた男鹿色のキハ40形。この当時、運用入りの話はなかったが、そう、<変態鉄>の予想通り、冷房使用期間の開始に合わせる形で5月にイベント運行、ツイッターなどの情報では現在は、連日、日中の運用に入っているようで、機関直結式冷房の“威力”を遺憾なく発揮しているみたい。

……  ……

さて、いつの通り、五井機関区の周囲を観察した<変態鉄>、向かったのは、小湊鐵道のホームではなかった。東口のバス乗り場、高速バスの隣の乗り場には長い列ができており。
市原市役所前方面の小湊鐵道バスである。車両は、大型の低床車、まぁ、イマドキの路線バスである。車内は立ち客がでる位の混雑。

市原市の“玄関駅”は、この五井駅だろうが、市原市役所はバスで10分ほど行ったところ、小湊鐵道の上総村上駅が最寄り駅で、それでも歩いて15分ほどかかる。上総国分寺跡の近くにある。だから、五井駅で列車を降りた人は少なからず、ここから路線バスで市原市中心部へと向かうのである。

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【2022年1月26日11時54分】 千葉県市原市南国分寺台付近

だから、列車よりも運転本数がかなり多い市役所方面の路線バス、市役所前を出ると車内もかなり空いてきて。そんなバスを、国分寺台南郵便局前バス停で下車。もう、お昼前である。
バス停のすぐ後ろの交差点を左へ進めば、すぐに道路は、小湊鐵道の線路を跨ぐ陸橋に出る。

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【2022年1月26日12時05分】 千葉県市原市村上付近

その陸橋、残念ながら歩道は片側だけだが、そこから線路を見下ろして撮ることができる。以前から、乗る度に気になっていた地点。何年越しかの初訪問。
線路の真上の部分だけは高い壁が設置されているが、その隣から線路を見下ろせば...

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【2022年1月26日12時29分】 小湊鐵道・上総村上-海士有木

さっそくやって来たのは、五井駅を12:24発の第19列車。この日はキハ200形2連、この区間、見渡す限りの直線だが、その近づいてくる姿に「何か付いている!!」と。
そう、「高滝」のヘッドマーク付き。このタイプの旧来のマークは、幌枠にボルトでアルミ製の台座を固定し、そこに掲出するので幌のない下り方しか掲出できないのが特徴で...

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【2022年1月26日12時29分】 小湊鐵道・上総村上-海士有木

ということで、道路越しに撮った後追いの1枚はヘッドマーク無しの通常の姿である。

さぁ、続いて... (つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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