北条へキハに会いに(2)会うことは叶わず [ちん電(阪堺電気軌道)]
阪堺電車を撮りに訪れたのは正月の住吉大社初詣輸送以来、2ヶ月ぶり。
【2022年3月3日11時41分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前-細井川
およそ1時間、“運用調査”を行えば、この日、モ161形車を撮れるか否かは、だいたい判断できるわけで。
10時半に住吉に到着して、そこから1時間、やってくる電車の車番をチェックしていたのだった。最初は住吉電停付近、少しずつ歩きながら、途中からは税務署前...というか、自分の中で“千鶴子前”といっている鳥居前電停から専用軌道に入る手前のカーブのあたりで撮っていた。
そうすると、正月にはあまり気にならなかった事を“発見”して...
…… ……
2022年3月3日(木)晴れ
もちろん、まだ冷房使用期間には早かったので、モ161形車が運用入りしている可能性はない訳ではなかったが...
他車への補助ステップ取付工事が完了した今、高齢者の乗り降りなどに難のあるモ161形車の出番は、さらに少なくなっているようにも感じられ。車両運用も余裕のある状態なので、数年前に比べてもモ161形車に出会える確率は下がっているような気がする。
だから、この日も正直に言えば「期待して待っていた」というよりは、「諦めるために待っていた」というコトバの方があてはまるかも。
【2022年3月3日10時41分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前-細井川
この時間帯、光がしっかり回ってくれて、建物などの影が落ちにくい地点として、自分はたいてい“千鶴子前”で撮ることにしている。
ちなみに、この名称は自分が勝手に決めたもの。その由来は、この写真のすぐ左側にある診療所の名前である。
【2022年3月3日10時43分】 阪堺電軌阪堺線・細井川-住吉鳥居前
モ161形車と“堺トラム”以外は基本的に全て広告塗装車になっており。しかも、大阪らしさ...だろうか、原色系の派手なデザインが目立つことも阪堺電車の大きな特徴。
証券会社の広告を纏い、真っ赤な塗装のモ502号車である。
さて、正月の撮影のときは増車運用も含めて、電車は数珠つなぎになってドンドンやってくる上、歩道を歩く人の数も非常に多いので、その分、気にならなかったというか視界に入らなかったのかも知れないが...
【2022年3月3日10時47分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前-細井川
路面電車も架線からの電力で走っている。もちろん、併用軌道上にも架線が張られているわけで、もちろん、その架線柱が道路上...通常は歩道にある。阪堺電車の沿線にも阪堺の手によって建植された支柱が多数。そして、その多くは非常に年季が入ったもので。阪堺電車を撮っていると、当たり前に...というか当たり前すぎて意識することもないものだが、この千鶴子前は...
【2022年3月3日11時41分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前-細井川
真新しいギンギラギンの円柱状のものに交換されている。その“節目”の下付近に「11」という番号が振られているのが分かる。
少し先、鳥居前電停付近にある架線柱は「10」、こちらは阪堺線沿線で当たり前に見かける古いたいぷが残っている。
こうして徐々にではあっても着実に設備が更新されていき、いつか、気になりだした時には撮れなくなっている...ということだろうか。沿線には100年以上前の開業時からのものではないか...と思われるような古い支柱も残っているので、今度はそういうのも絡めながら撮ってみたいと思う。
【2022年3月3日11時41分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前-細井川
実は自分が立っている位置のすぐ目と鼻の先でも、真新しい銀色の支柱が姿を現しており、作業が続けられていたのである。専用軌道区間に見られる鋼製トラスの架線柱、それと併用軌道区間で見られる角型の、鋼製柱の下半分だけをコンクリートで囲ったような感じのものなど、阪堺線らしい架線柱を見つけて記録しておくべき時期になってきたのかも知れない。
そういえば、都電荒川線にも数年前の時点で、100年以上前、王子電軌開業の時以来のものと思われる架線柱が残っていたはず。
さてさて。
【2022年3月3日10時55分】 阪堺電軌阪堺線・細井川-住吉鳥居前
電車は基本的に6分間隔、その間にえびす町系統が混ざる感じで、どんどんやってくる。
交換された真新しい支柱の前を通過していくのは、堺トラム。
【2022年3月3日11時07分】 阪堺電軌阪堺線・細井川-住吉鳥居前
住宅販売会社なのに、なぜ、同じブランド名の牧場を持っているのか???
地元の人には、当たり前なのかも知れないが、<変態鉄>が、いま一番気になっている阪堺電車の広告主、それが「オリジュウ・オリボク」である。
【2022年3月3日11時41分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前-細井川
そうこうしているうちに、車両運用は一巡したようで、10時半に住吉に着いた直後に住吉電停前で撮ったモ355号車が戻ってきた。
そろそろ、引き際である。今日の日中運用にはモ161形車は居ない。
さぁ、夕方まで大阪で何をして過ごすか...
本当は阪堺電車を訪れる際には、モ161形車に出会えなかったとき用に「プランB」を用意しておくべきなのだろうが、その余裕が無く、とりあえず大阪にやって来た<変態鉄>。
正月の反省は全く活かされていなかったのである。夕方までの時間が長く感じられそうな...(つづく)
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村
【2022年3月3日11時41分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前-細井川
およそ1時間、“運用調査”を行えば、この日、モ161形車を撮れるか否かは、だいたい判断できるわけで。
10時半に住吉に到着して、そこから1時間、やってくる電車の車番をチェックしていたのだった。最初は住吉電停付近、少しずつ歩きながら、途中からは税務署前...というか、自分の中で“千鶴子前”といっている鳥居前電停から専用軌道に入る手前のカーブのあたりで撮っていた。
そうすると、正月にはあまり気にならなかった事を“発見”して...
…… ……
2022年3月3日(木)晴れ
もちろん、まだ冷房使用期間には早かったので、モ161形車が運用入りしている可能性はない訳ではなかったが...
他車への補助ステップ取付工事が完了した今、高齢者の乗り降りなどに難のあるモ161形車の出番は、さらに少なくなっているようにも感じられ。車両運用も余裕のある状態なので、数年前に比べてもモ161形車に出会える確率は下がっているような気がする。
だから、この日も正直に言えば「期待して待っていた」というよりは、「諦めるために待っていた」というコトバの方があてはまるかも。
【2022年3月3日10時41分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前-細井川
この時間帯、光がしっかり回ってくれて、建物などの影が落ちにくい地点として、自分はたいてい“千鶴子前”で撮ることにしている。
ちなみに、この名称は自分が勝手に決めたもの。その由来は、この写真のすぐ左側にある診療所の名前である。
【2022年3月3日10時43分】 阪堺電軌阪堺線・細井川-住吉鳥居前
モ161形車と“堺トラム”以外は基本的に全て広告塗装車になっており。しかも、大阪らしさ...だろうか、原色系の派手なデザインが目立つことも阪堺電車の大きな特徴。
証券会社の広告を纏い、真っ赤な塗装のモ502号車である。
さて、正月の撮影のときは増車運用も含めて、電車は数珠つなぎになってドンドンやってくる上、歩道を歩く人の数も非常に多いので、その分、気にならなかったというか視界に入らなかったのかも知れないが...
【2022年3月3日10時47分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前-細井川
路面電車も架線からの電力で走っている。もちろん、併用軌道上にも架線が張られているわけで、もちろん、その架線柱が道路上...通常は歩道にある。阪堺電車の沿線にも阪堺の手によって建植された支柱が多数。そして、その多くは非常に年季が入ったもので。阪堺電車を撮っていると、当たり前に...というか当たり前すぎて意識することもないものだが、この千鶴子前は...
【2022年3月3日11時41分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前-細井川
真新しいギンギラギンの円柱状のものに交換されている。その“節目”の下付近に「11」という番号が振られているのが分かる。
少し先、鳥居前電停付近にある架線柱は「10」、こちらは阪堺線沿線で当たり前に見かける古いたいぷが残っている。
こうして徐々にではあっても着実に設備が更新されていき、いつか、気になりだした時には撮れなくなっている...ということだろうか。沿線には100年以上前の開業時からのものではないか...と思われるような古い支柱も残っているので、今度はそういうのも絡めながら撮ってみたいと思う。
【2022年3月3日11時41分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前-細井川
実は自分が立っている位置のすぐ目と鼻の先でも、真新しい銀色の支柱が姿を現しており、作業が続けられていたのである。専用軌道区間に見られる鋼製トラスの架線柱、それと併用軌道区間で見られる角型の、鋼製柱の下半分だけをコンクリートで囲ったような感じのものなど、阪堺線らしい架線柱を見つけて記録しておくべき時期になってきたのかも知れない。
そういえば、都電荒川線にも数年前の時点で、100年以上前、王子電軌開業の時以来のものと思われる架線柱が残っていたはず。
さてさて。
【2022年3月3日10時55分】 阪堺電軌阪堺線・細井川-住吉鳥居前
電車は基本的に6分間隔、その間にえびす町系統が混ざる感じで、どんどんやってくる。
交換された真新しい支柱の前を通過していくのは、堺トラム。
【2022年3月3日11時07分】 阪堺電軌阪堺線・細井川-住吉鳥居前
住宅販売会社なのに、なぜ、同じブランド名の牧場を持っているのか???
地元の人には、当たり前なのかも知れないが、<変態鉄>が、いま一番気になっている阪堺電車の広告主、それが「オリジュウ・オリボク」である。
【2022年3月3日11時41分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前-細井川
そうこうしているうちに、車両運用は一巡したようで、10時半に住吉に着いた直後に住吉電停前で撮ったモ355号車が戻ってきた。
そろそろ、引き際である。今日の日中運用にはモ161形車は居ない。
さぁ、夕方まで大阪で何をして過ごすか...
本当は阪堺電車を訪れる際には、モ161形車に出会えなかったとき用に「プランB」を用意しておくべきなのだろうが、その余裕が無く、とりあえず大阪にやって来た<変態鉄>。
正月の反省は全く活かされていなかったのである。夕方までの時間が長く感じられそうな...(つづく)
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村
コメント 0