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北条へキハに会いに(5)近畿のキタへ [3セク鉄道「鉄印」の旅]

<変態鉄>は意外と道に迷いやすい。職場もあって迷うことがないのは新宿くらいだろうか。東京駅もちょっと迷うことがあって...
そんな中、関西の最難関は梅田かも知れない。でも、今回、気づいたのは新大阪も、実は難易度の高いターミナル駅なのである。その難しさは高速バスに乗るときに最高潮を迎え...

伊丹空港ゆきの大阪空港交通(当時)のバスが、JR新大阪駅の階段を下りたところのロータリーに発着する。そのとき、隣にJR中国ハイウェイバスの案内板があったので、そこだと思っていたら...
さらに、この日の高速バスは阪急の運行。これが、ぬぁんと、駅の北側の新幹線の高架下にあたるような位置からの出発。実は、前日の晩、夕食に外出する際に“下見”をしていた。それが奏功して。

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【2022年3月4日11時40分】 京都府福知山市・舞鶴若狭道 六人部PA

2日連続で阪堺電車、でも、空振りの可能性大、それならば...
実は、そういったケースに備えて「鉄印帳」を携行していたのである。近畿地方は3セクが少なく、前回、1月に信楽高原鉄道を踏破しているので、残すは京都丹後鉄道...丹鉄だけなのである。

「鉄印」の購入は天橋立駅と指定されており。ということで、天橋立に向かうのだが、<鉄>であれば大阪から福知山線の快速電車か特急か...と。でも...
……  ……

2022年3月4日(金)晴れ

<鉄>であると、どうしても街と街の位置関係を鉄道地図の上で考えてしまう“習性”が...

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【2022年3月21日10時24分】 小湊鐵道・上総中野駅

最近、ツイッターを何かと賑わせている、いすみ鉄道の場合もそう。“<鉄>目線”では大多喜の人たちは何かあれば大原に出て外房線で...と考えがちだが、実際にはそういう需要は殆ど無く。大多喜で地元の方に話を聞けば、出てくるのは基本的に「茂原」。大多喜中心街から茂原まではクルマで30分ほど。実はいすみ鉄道沿線から茂原駅へと向かう路線バスも複数あって。だから、観光客や<鉄>以外の、地元の方にとって、その“存在意義”に対する受け止めが<鉄>のそれと異なっているのは自然な流れで。(だからこそ、い鉄の現在の経営方針が「?」なのだが...)
さらに、「もし、いすみ鉄道が無くなってしまったら、小湊鐵道線にも痛手」みたいなことを言う向きもあるが、それも“<鉄>目線”の話。山らしい山はないが、房総半島は内側と外側にしっかり分かれており、上総中野は大多喜町で、住民の生活も、外房の、いすみ市、茂原市などと結びつきが強く。隣の養老渓谷は市原市。その中心街は五井駅から少し入ったあたりで、もちろん、内房。
上総中野駅での「小湊 ←→ いすみ」の接続が悪いと憤っている<鉄>も多くみられるが、結局、小湊は自社の「房総里山トロッコ」号の設定を優先した方が、いすみ鉄道との接続を図るよりもプラスと捉えてダイヤ設定したと考えられ...。
沿線で耳に挟んだ話を総合しても、い鉄が主導して「<撮り鉄>への嫌がらせとして、上総中野駅で国鉄型キハと小湊鐵道が接続しないようにした」というのも、まったくの事実無根の話だと思っている。

さて、北近畿もそう。京丹後鉄道の天橋立駅へのアクセスは特急「こうのとり」号で福知山駅、ここで乗り換えれば...となるのだが、これではコスト高。
大阪から城崎も福知山も、そして天橋立へも高速バスが運行されており。これだと、JRの特急列車とそれほど変わらない所要時間、そして、JRの運賃程度の料金で、乗換え無しで直行できるのである。

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【2022年3月4日9時26分】 大阪府大阪市淀川区宮原・新大阪駅

というわけで、<鉄>としては異例のゆっくりとした出発。ホテルで朝食を済ませて9時過ぎに出発。

ちょうど新大阪駅を南北に突き抜ける感じで、駅の北側にあたる新阪急ビルの1階に小さなバスターミナル。待合室と発券カウンターのあるバス乗り場には豊中方面からの路線バスも発着しており。阪急バスの運行するバスは新阪急ビル1階のバス乗り場に発着しているみたい。一畑運行の松江・出雲方面のバスが発車した後、ほぼ定刻で峰山ゆき。
新大阪駅でこの日の予約客は全員揃っているとのことで、10名ほどの乗客。伊丹空港ゆきのバスと同じ経路、千里中央のところを左折して中央環状線に入るルートで。その伊丹空港のそば中国池田ICから高速道路に入り。この日も、工事渋滞が酷く、ここまで40分近くかかったが...
でも、高速道路に入れば快調そのもの。

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【2022年3月4日11時40分】 京都府福知山市・舞鶴若狭道 六人部PA

中国道、舞鶴若狭道と経由して、福知山市内に入ったところで六人部PAで10分間の休憩、11:47まで。

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【2022年3月4日11時40分】 京都府福知山市・舞鶴若狭道 六人部PA

出発すれば、まもなく綾部JCT、このあたりまで来ると道路沿いには白い雪が残っており。京都縦貫道を通り、宮津駅へ。ここでまとまった降車客。

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【2022年3月4日12時36分】 京都府宮津市文珠・天橋立駅前

漁港の生活道路を経由し、天橋立駅には12時半。定刻より5分ほど遅れての到着だった。

日本三景の1つ、天橋立までは徒歩でもアクセス可能だが、この日は観光などはせず、実はトンボ返りのスケジュール。

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【2022年3月4日12時44分】 京都丹後鉄道宮津線・天橋立駅

この駅は、何度か通過したことがあるものの、たぶん訪問自体は初めて。完全にオフシーズンだろうが、それでも観光客の姿も少なくなく。

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もともと国鉄宮津線と、鉄建公団が建設した宮福線、宮津駅を中心としたアルファベットの「T」の文字のようになっている。その中心となる宮津駅の隣が、この天橋立駅。
数ある3セク鉄道の中でも赤字額の大きい社であったが、いわゆる上下分離方式で高速バスの Willer が経営に参加して、改革が進められている。

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さっそく、窓口で硬券入場券と「鉄印」、もちろん、「鉄印」購入の“条件”として当日有効な乗車券を持っていることがあるので、ここで福知山までの乗車券。
意外にも、そちらも、いわゆるA型硬券で。簡単なオリジナル台紙も用意された記念スタンプを捺したら...

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【2022年3月4日12時41分】 京都丹後鉄道宮津線・天橋立駅

後続の特急列車に乗る予定だったが、天橋立駅での「鉄印」入手が思いのほか、あっさりだったので、1本早い、12:55発、快速「丹後あおまつ4号」に間に合って...
改札前のホームに停車しているのが、この駅始発の福知山ゆき、快速「丹後あおまつ4号」である。(つづく)

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