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2024年GWは、新見へ、堺へ(6)そして、国鉄型キハ [水島臨海鉄道]

実は思うところがあって...
と、書き出すと何か大変な話みたいになってしまうが、決してそんなことはなく。

いま、撮影記を書いている5月の大型連休の話題。その中で、ちょっと気になったというか悔しかったことがあって。
水曜は仕事の前に「みどりの窓口」へ行ってきたのだった。そう、普段ならヒコーキで行くところだが、ダイヤを確認するとヒコーキではなくJR線にしないと間に合わない。ちょっと、“勝負”かと思って。

しかし、お目当ての、その「間に合うヤツ」の指定席がとれなかったのである。う〜ん、ショック。
いや、全然、掠りも触りもしなかったモノなら、ショックも小さいのだが、目前にして撮り逃した被写体に対しては、やはり、“リベンジ”したいという気持ちが高まってくるものなのである。仕事の日程を強引に調整して、なんとか...
でも、その道も断たれそうで...。何とか、何とか、撮りに行けないかと模索を続けているのである。

撮影記の途中で、次の“出撃”の予告をするのが恒例になっている拙ブログだが、撮りたいという気持ちが高まってきているのは間違いなくて。

そんなわけで、次の“出撃”の準備が水面下で進んでいる中でも、引き続き、今月はじめの大型連休の撮影記。雨の倉敷で、水島臨海鉄道のキハにカメラを向けたのだった。そう、連休中とはいえ、この日は平日だった。

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【2024年5月1日16時01分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷貨物ターミナル-三菱自工前

ということで、夕方からは国鉄型キハの運用があり。雨の中、待つのは辛いがここまで来たら、やはり、それを撮って帰らないと。
この地点、晴れるとキハの運転時刻には陽が回らないので。そういう意味でも雨の日だからこそ...


……  ……

2024年5月1日(水)雨

キハの夕方運用は16時から。だから、13時半に倉タに来たのは早すぎたわけで。
倉タまで歩いてみたのは、留置中のキハを撮るだけではなく、実は、その様子を“偵察”に...。

1日は平日だった。平日ダイヤのとき、14時台に不定期貨物列車が設定されており。倉敷貨物ターミナル 〜 水島 〜 東水島という短距離列車。
三菱自工前駅前にある某大手自動車メーカーから出荷される軽自動車を港まで輸送する...という列車。たいていは、DD200が牽引するのだが、時折、DD501号機がその牽引の任にあたっており。過去の分析の結果、水曜日がDD50型になる確率が高いのである。

でも...

一番奥の積み込みホームでコキ車にコンテナを積み込んでいる様子は無く。やはり、連休期間の運休に入っているようで。

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【2024年5月1日14時00分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル付近

ということで、倉敷貨物ターミナルに留置されているキハの姿を撮って。

キハ37形とキハ38形の4両が並んでおり。まぁ、国鉄型とはいえ、この両形式は国鉄末期の製造。あいにく、キハ30形は洗車台付近に引き上げられており、撮ることができなかった。

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【2024年5月1日14時03分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル付近

もう一度、キハ37(新首都圏色)+キハ38(八高線色)を撮ったら、自工前駅に戻るしか無かった。
本線側に留置されている、この編成がこの日の夕方運用に入るはず。ネットでも予告されており。これが16時前に動き出すはずで、それを撮ろうと。

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【2024年5月1日14時16分】 水島臨海鉄道水島本線・三菱自工前-倉敷貨物ターミナル

少し早いが、別に他にすることもないし、店舗も何もないところ。

日中、自工前駅を発着する列車というのは少ない(しばらく前までは皆無だったので増えたには増えたが...)。でも、時刻表で水島駅折り返しになっている列車の半数以上は、水島駅では折り返さず、自工前駅を通過して倉タへ戻る。ここで給油などを行ってから折り返しており。

そのため、早めにカメラを構えると、さっそく。
MRT303号車「50周年塗装」である。第29列車で、水島駅に14:03着、これが回送されてきたもの。
それにしても、短距離の回送にもかかわらず、ちゃんと方向幕を「回送」に切り替えているのが珍しい。たいていは、「ワンマン 水島」表示のまま回送されてくるのだが。

でも...

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【2024年5月1日14時30分】 水島臨海鉄道水島本線・三菱自工前駅

どうやら、線内貨物の運転も無さそう。
やはり、雨の降る中、座る場所すらない線路際で待っているのは辛いのである。工場以外、ホントに何も無い地点だけにバッグも持ったままで待っていないとならず、これは...

ということで、ただただ時間を潰したい...というだけの理由で、14:21発の第34列車に乗ってみることに。

誰もいないホームに入線してきたのは、三菱ガス化学のラッピング車。

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【2024年5月1日14時47分】 水島臨海鉄道水島本線・福井駅

自工前駅から乗り込むのは自分くらいだが、水島、常盤、栄...と水島地区中心部の駅に小まめに停車していくうちに車内の座席も埋まってきて。

倉敷市まで乗り通しても良かったが、手前の福井駅で降りることにして。この列車、隣の西富井駅で第31列車(三菱自工前ゆき)と交換する。

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【2024年5月1日14時51分】 水島臨海鉄道水島本線・福井駅

福井駅から西富井駅までは一直線だが、西富井駅の手前で国道2号線(岡山バイパス)を跨ぐため、この区間、急勾配になっていて。
その急勾配の向こうの高架駅が西富井駅。

乗ってきたMRT302号車の姿が見えなくなると、それと入れ替わりにMRT306号車の姿が。
ちなみに、この駅間、線路沿いは中学と高校があって、両駅とも時間帯によっては生徒たちでホームはごった返す。

そんな感じで、無意味に往復して時間を潰して15時すぎ。

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【2024年5月1日15時29分】 水島臨海鉄道水島本線・三菱自工前-倉敷貨物ターミナル

あと1時間ほど、再び同じ場所に三脚を置いて。
雨の中、カメラを準備するのだった。

先ほど乗ったMRT302号車は、自分が到着してちょうど20分後、第33列車として自工前駅に戻ってきた。
こちらは“幕回し”は行わず、「ワンマン 三菱自工前」表示のまま、倉タへと戻っていくのだった。

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【2024年5月1日15時43分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷貨物ターミナル-三菱自工前

そして、15時半からが夕ラッシュ時間帯。
それぞれ単行で日中運用に入っていたMRT306号車と、303号車が併結された2連、15:33発の第38列車。
正面の方向幕も「ワンマン 倉敷市」ではなく、ただの「倉敷市」。MRTも2両編成の場合は車掌さんが乗務しており。

さぁ、あと20分で国鉄型編成がやって来る。
雨は強くなったり弱くなったりを周期的に繰り返しながら、時折、レンズ面を確認して雨滴が付着していないかを確認。
傘を差している腕もだんだん疲れてきて。あとは気力で待つしか無いのである。

そして...

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【2024年5月1日16時01分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷貨物ターミナル-三菱自工前

16時前、セメント工場前の踏切が鳴り出して。

ゆっくりと通過していく、朱色と赤帯の2両の個性派キハの姿。何度か撮っているのは確かだが、いつも逆光だったり...
雨の中だったのが幸いして、編成全景がしっかり写り込んだ写真を撮ることができて。ここまで待った甲斐があったというもの。

さぁ、日が暮れる前に新見に向かわないと。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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