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2024年1月 熊本の鉄道を楽しむ(32)立野駅 <前編> [<鉄>な撮影記・旅行記録]

何だか千葉県沖でイヤな感じの地震が続いており。金曜日も朝5時に地震の揺れで目が覚めたのだった。TVをつけて、渋谷の神南にある某公共放送のニュースを確認。再び、寝たのだが、それでも睡眠不足。齢のせいか、ヘンな時間に目が覚めるとなかなか眠れなくなって。

今週、来週と続けてウィークデーは休みになる勤務シフト。まぁ、そこから春休みシーズンの繁忙期が始まるのだが...
だから、来週は“出撃”しようかどうかと迷っているまま時間だけが過ぎていき。いまだに迷っている。人が多いところで撮るのは好きでない<変態鉄>なのである。

さて、ということで、撮影記が溜まっている。引き続き、1月12日の熊本の話題。

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【2024年1月12日15時13分】 豊肥本線・立野駅

全国40社の3セク鉄道「鉄印帳」の旅、その最後となったのが南阿蘇鉄道。バスで高森に到着後、列車に乗って立野駅に戻ってきたのだった。
その立野駅、国鉄時代からのスイッチバック式の駅だが、その面影はなく、駅舎は熊本地震からの復旧に合わせるような形で2023年に建て替えられ。
無人化されており、待合室があるだけ。乗り継ぎの時間を過ごすのにちょっと困ったのだった。

……  ……

2024年1月12日(金)曇り

沿線随一の見どころである第1白川橋梁を過ぎれば、すぐに終点・立野駅。
JR豊肥線と接続しており、一部列車は直通している。ちょっとしたターミナル駅だったはずだが、2023年に新駅舎が完成。地域の交流施設を兼ねた木の感じを活かした駅舎になったが、内部はトイレと待合室くらいなもので...。

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【2024年1月12日15時08分】 南阿蘇鉄道高森線・立野駅

地形の関係か、南阿蘇鉄道のホームは掘割の下のような感じになっていて。
“橋上駅舎”ということではないのだが、そんな雰囲気、ちょっと薄暗い感じのホームである。
終点であっても、駅に係員はおらず運賃は車内精算。2023年の全線復旧に際してJR豊肥線との直通運転が開始され、朝の通勤通学時間帯に合わせたのだろうか、数往復が肥後大津まで乗り入れるようになった。

だから、南阿蘇鉄道のホームの先にも線路は伸びていて、途中に「0」のキロポストが建っている。

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【2024年1月12日15時08分】 南阿蘇鉄道高森線・立野駅

シーズン中には貨車を改造したトロッコ客車をモーターカーが前後についてプッシュプル運転する「トロッコ列車」が設定されており。
その運転時などには立野駅に職員が配置されるみたい。その“詰所”のような...でも、この時期は無人で。

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【2024年1月12日15時09分】 南阿蘇鉄道高森線・立野駅

ホームで折返しを待っているのは、ここまで乗ってきたMT-3010号車。
到着後も記念撮影をしていた若い女性のグループもいつの間にかいなくなって、そんなタイミングで<変態鉄>も停車中のMT−3010号車の姿を。

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【2024年1月12日15時10分】 南阿蘇鉄道高森線・立野駅

ホーム上には「全線復旧」の横断幕。
この復旧に合わせて、転換当時からの駅舎が取り壊されて、現在の駅に建て替えられている。

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【2024年1月12日15時10分】 南阿蘇鉄道高森線・立野駅

ただ、線路配置は大きくは変わっていないみたいで。
駅の北側、ちょうど線路から見ると1フロア上に駅前広場があって、1面1線の南阿蘇鉄道のりば、その南側に並んでいるのが豊肥線。

南阿蘇鉄道仕様の駅名板の後ろにチラッと線路が見えている。
ただし、ここに見える線路上は通常、JRの列車は入ってこない。

南阿蘇鉄道は東側から立野駅にアプローチする位置関係、そして、豊肥本線は西側から。そう、スイッチバック構造。
そういえば、線路配置の面では会津若松駅の磐越西線と只見線(会津鉄道)の関係を規模を小さくしたうえで90度回転させたような感じだろうか。

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【2024年1月12日15時13分】 豊肥本線・立野駅

ちょうど南阿蘇鉄道のりばの南に面して1面2線の簡素な島式ホームがある。ある意味、いまの“九州らしい”駅なのかも知れない。新水俣駅と“相似形”のような感じ。狭い島式ホームに自動券売機だけが置かれていて。

14:50発の第429D列車はキハ200系の2連。意外なほど乗客は多く。
この写真、駅の西側から撮っており。左奥に黒い2階建ての建物が見えるが、これが現在の立野駅舎、あの黒い建物の1階部分が南阿蘇鉄道ホーム。
立野駅からJR豊肥線に乗る場合、あの黒い駅舎を抜けて構内踏切を抜けて島式ホームにたどり着く訳で。ただし、先述のように構内踏切の部分の線路は安全側線のような...逸走防止措置として設置されているものと思われ、ここまでは列車は来ない。

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【2024年1月12日15時16分】 豊肥本線・立野駅

阿蘇山のカルデラ部分にあるのが、このあたりの線路。
それだけに晴れていたら車窓風景は素晴らしいはずだが...。

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【2024年1月12日15時17分】 豊肥本線・立野駅

ホームにある駅名看板、よく見ると表裏でデザインが異なっており。
裏面(宮地・大分方面)はJR九州の標準仕様のもの。
所在自治体が書いてある駅名看板も減ってきたが...
そして、肥後大津・熊本方面には、駅スタンプのデザインを流用したものと思われるものが。駅名の由来が書かれているものは珍しいかも。

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【2024年1月12日15時17分】 豊肥本線・立野駅

肥後大津・熊本方面のホームの向こう側にある線路が、南阿蘇鉄道からの直通列車だけが通る渡り線。
そこには、熊本地震からの復旧・復興を記念した看板も設置されており。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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