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381系特急「やくも」号を撮りに高梁川第7橋梁へ(5)井倉洞 [伯備線]

自分の“出撃計画”、仕事のスケジュールを睨みつつ、まず、ヒコーキとホテルを予約する。
その時点で、「どこで何を撮るのか??」ということだけは決まっているわけだが、たいてい、ホテルとヒコーキの予約が済んだ時点で満足してしまうのが自分の悪い癖。直前になるまで、そのまま放置して...
荷物の準備は進めても、プランの詳細は詰めないままというケースが多く。

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【2023年10月29日14時50分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

5月の大型連休は、フツーの人とは異なり、真ん中の平日の部分が休みになるという不思議なスケジュールの<変態鉄>、合わせて、3日〜5日だけは休みをねじ込むことができたので、阪堺電車を中心に伯備線を撮りに岡山まで足を伸ばそうと...

特急「やくも」号もローカル列車も、運転系統としては伯備線の起点は岡山駅だが、路線としては岡山 〜 倉敷間は山陽本線。伯備線の起点は倉敷駅である。

そう、<変態鉄>が倉敷を訪れて、そして、臨鉄キハを素通りする...というのは、アリなのか無しなのか。プランの詳細を少しずつ考え始めて、そこのところで非常に迷っている次第。2日の晩のうちに堺のホテルに到着していれば3日からの阪堺電車の撮影には支障がないわけで。1日、2日の岡山県内の過ごし方について、アレコレ、悩んでいる次第。

さて、“リベンジ”が決まっている撮影記を長々引っ張っている拙ブログだが、事前調査と現地での読みの甘さで、苦戦ばかりを強いられることになった19日の伯備線撮影記。井倉駅というのは新見市の南端に位置するところ、高梁川沿いに開けた小さな集落は石灰工業が盛ん。それは、つまり、川の両岸に切り立った崖が石灰岩質であるということでもあって。「井倉」といえば、「井倉洞」なのである。約1,200 m、高低差90 mの鍾乳洞は、岡山県の天然記念物にも指定されており。1時間間隔の「やくも」号、その撮影の合間に...

……  ……

2024年4月19日(金)晴れ

高梁川第7橋梁は、井倉駅から歩いて10分ちょっとのところ。そのちょうど“中間点”に井倉踏切があって、その隣が井倉洞の入口である。

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【2024年4月19日14時57分】 岡山県新見市井倉・井倉洞付近

観光シーズンでもないので、広大な駐車場も閑散としていたが、その駐車場内のトイレは<鉄>にとっても強い味方(笑)。撮影の合間にトイレを借りに駐車場へ。

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【2024年4月19日14時57分】 伯備線・井倉-方谷

その井倉洞の駐車場、隣には石灰工場があって。
踏切も、ここから第7橋梁へと続く細い道も大型ダンプカーがひっきりなしに走っており。線路沿いの道ではあっても、三脚など置くことは絶対にできないのである。

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【2024年4月19日15時04分】 伯備線・井倉-方谷

でも、その井倉踏切、望遠レンズで切り取れば、井倉駅からのカーブを曲がってくる列車を正面がちに撮ることができて。
ただし、4両編成がギリギリだろうか。長編成だと、すぐ左側にある井倉郵便局の局舎の影に隠れてしまう。まぁ、工夫すれば、もうちょっと撮れるのかも知れないけれど、時折、通りかかる大型ダンプカーにクラクションは鳴らされなくても、何だか申し訳ない気持ちもあって。

ただ...

ここで、正真正銘のホントの“ネタ切れ”。もうカメラを構えられる場所は残っておらず。
上りの「やくも」号が通過すると、15分ほどで下りがやってくるのが日中の井倉。線路沿いの道にアレコレ入り込んでみるのだが、そういうときに限って、「ココぞ!!」と言えるポイントはもちろん、「とりあえず編成写真を撮ることが不可能ではない地点」すらも発見できずに。

あぁ、時間切れ。

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【2024年4月19日15時17分】 伯備線・方谷-井倉

朝一番で訪れたのと同じ地点に。

本当は真っ黒に写るくらいの逆光の筈が、山間であることが幸いして。太陽はバックの山の影に隠れつつある時間帯。
写真としてはグダグダだが、あと1時間後、<変態鉄>が撮影予定の最後の「やくも17号」は、もうちょっと太陽が山影に隠れてくれて良い感じで撮れるかも。

さて、ここの地点、高梁川に架かる橋の手前の、河原に下りる坂道の途中で撮っていたが、この道に入るところ、昔ながらの大きな醤油屋さんが店を構えていて。

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【2024年4月19日15時20分】 岡山県新見市井倉付近

大月醤油さんでは、「特急 やくも 醤油」を現在発売中で。
さっそく、お店の中へ。

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【2024年4月19日15時20分】 岡山県新見市井倉付近

第7橋梁を訪れる<鉄>へのガイドまで作っていて。

新型273系「ブロンズやくも」と381系「やくも」号(国鉄特急色編成)のラベルが貼られたものの2種類。もっと大きな瓶のものもあったが、<変態鉄>は2本セットのものを。なお、実家に置いてあり、まだ<変態鉄>が、この醤油を使って料理した...という事実はない。近々、使ってみたい。

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【2024年4月19日15時20分】 岡山県新見市井倉付近

いや、もちろん、<鉄>向けのお店...ではなく、老舗のお醤油屋さんである。
他に醤油のアイスクリームなども有名なのだとか。

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【2024年4月19日15時27分】 岡山県新見市井倉付近

というわけで、井倉駅から井倉洞入口の井倉踏切を渡って、線路沿いに進み、この幟の醤油屋さんの角を曲がれば河原に下りてサイドから撮ることができて、このお店の前の橋を渡って川沿いに、道なりに進めば谷合踏切へと至るのである。

さて、最後の「やくも17号」が来るまで、ちょっと時間があるので...

先ほどはトイレを借りに行っただけだった井倉洞へ、もう一度。
駐車場のヨコ、通りからは目立たない位置だが... (つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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