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2024年1月 熊本の鉄道を楽しむ(31)南阿蘇鉄道 [3セク鉄道「鉄印」の旅]

いよいよ3月に入って。ということは、いつの間にか2024年も6分の1が終了したのである。何だか、ついこの前、正月を迎えたような気がしていて...。
時が経つのは、あっという間なのである。昨年に比べたら趣味活動は、ちょっと充実しているだろうか。ここ数日、仕事を頑張ったら、また“出撃”したいと考えている次第。

さて、昨日は<速報版>を挟んだため、1日、お休みをいただいた1月の熊本の話題。

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【2024年1月12日14時27分】 南阿蘇鉄道高森線・高森駅

全国に40社の第3セクター鉄道、各社の「鉄印」を集める旅は、2020年の秋から約3年半をかけて、40社全てを巡ることができた。
もちろん、その際に気になった路線や、十分な滞在時間がとれずに、ただ乗るだけになってしまった路線などを中心に“2周目”も検討している次第。

その「鉄印帳」の旅、最後になったのは南阿蘇鉄道、しばらく前の地震被害で長らく区間運休していたが、昨年7月に全線での運転を再開、それに合わせて車両を更新したり、JRとの接続駅である立野駅の構造を見直したことで、JR豊肥線への直通運転が“復活”したりと、“旬”な路線でもあって。
もちろん、沿線人口の減少など、取り巻く環境に厳しい部分もあるのだろうが、阿蘇のカルデラをゆくローカル線、頑張って欲しいと思っている次第。

……  ……

2024年1月12日(金)曇り

産交バスの快速「たかもり」号は、高森町内中心部の、ズバリ「高森中央」バス停が終点。東屋のような待合小屋がある程度の...

そこから5分ほど歩くと、真新しい白い建物。

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運転再開に合わせた形で駅舎も新築されたみたい。窓口で40個目の「鉄印」を入手して。

ここも車内運賃収受式になっており、基本的に乗車券は発売されておらず。

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【2024年1月12日14時24分】 南阿蘇鉄道高森線・高森駅

だから、改札も特になくホームに入れば、目の前にはMT−4001号車。昨夏の復旧に合わせる形で新潟トランシスから納車された。
同型車は、もう1両、後ろの検修庫付近で待機中。解体されてしまったと聞く在来型は、この日、その姿を確認することはできなかった。

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【2024年1月12日14時28分】 南阿蘇鉄道高森線・高森駅

駅舎こそ新しくなっていたが、その周りは、いまもさまざまな工事が行われているようで、数年後には大きく姿を変えていそう。
真新しい駅名板の後ろには、アニメのキャラだろうか、大きな像が建っている。
なお、調べてみると、はONE PIECE 熊本復興プロジェクトに登場のキャラ「フランキー」の銅像、だそうで。

<鉄>の多くは、そういった...サブカルチャーのようなところに興味がある人が多いようだが、<変態鉄>は全然...
まったく分からないのである。アニメも漫画も、あとアイドルも全く分からないのである。(だから、撮影地での会話について行けない...)
決して批判的な立場...とか、ではない。ただ単に分からないだけである。

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【2024年1月12日14時27分】 南阿蘇鉄道高森線・高森駅

たぶん、倉庫(?)の裏に隠れているのはMT-4002号車だろうが...
奥に見える機関庫は、ブルーにペイントされているものの、国鉄時代からのものだろうか??

そして、配置から考えると、ホーム1つ分、駅を立野側に移転して新しい高森駅をつくったものと思われる。(2023年5月竣工とのこと)

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【2024年1月12日14時27分】 南阿蘇鉄道高森線・高森駅

多くの乗客が集まっていて...

そこに入線してきた立野からの第13列車はMT-3010号車単行。
およそ、<鉄>とは思えない若い女性が集まって写真を撮っているのは...

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【2024年1月12日14時29分】 南阿蘇鉄道高森線・第14列車(MT-3010号車)内

車内も「ONE PIECE」一色になっており。
網棚には、それをイメージした小道具も揃っていて、車内に入るなり、女性たちは大はしゃぎ。特にアジア...台湾か中国だろうか、それらを手にとってはポーズをとって車内で撮影会の開始である。

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【2024年1月12日14時32分】 南阿蘇鉄道高森線・第14列車(MT-3010号車)内

大賑わいの車内。日本人の観光客も含めて、どうやら「ONE PIECE」目当ての人が半数以上。立野からそのまま折返し乗車(いったんホームに降りるが...)も、かなり多くて。「観光鉄道」として定着しているなら、こういうのもアリかも。

車内は十数人の乗客。地元客が数名、<鉄>も数名、過半数は「ONE PIECE」目当てと思しき人達。
15分ほどの折返し時間で、14:32発。

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【2024年1月12日14時45分】 南阿蘇鉄道高森線・第14列車(MT-3010号車)内

列車は、車窓を見ているだけで、かなりの下り勾配だとわかる位の線路を走っており。
車窓には雄大な阿蘇の山容が見えており。晴れるとキレイだったのだろうが、この日は生憎のドン曇りである。全線に渡って、阿蘇のカルデラの中を走っており。

ワンマン運転なので、車内放送はテープ放送だが、運転士さんも適宜、マイクをとって車窓や各駅の案内など。
最初の停車駅、見晴台駅は「午後の紅茶」のCMロケ地になったとのことで、ホーム上には「午後の〜」だけの自販機が設置されているとか。

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【2024年1月12日14時50分】 南阿蘇鉄道高森線・第14列車(MT-3010号車)内

そして、<変態鉄>が気になっていた...というか、南阿蘇鉄道を知るキッカケになったのが、この駅、「南阿蘇水の生まれる里白水高原」駅である。
改称当時、「日本一長い駅名」と話題になった。鹿島臨海鉄道大洗鹿島線にも長い駅名があって、第3セクターの“話題作り”と言われたものだが...
ちなみに、現在はなんといっても富山地鉄市内軌道線の「トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前(五福末広町)」、素直に「水墨美術館前」にしておけばよいのに...というのが、<富山鉄>の一人でもある<変態鉄>の見解である。

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【2024年1月12日15時04分】 南阿蘇鉄道高森線・第14列車(MT-3010号車)内

そして、最後の1区間、長陽と立野の間、トンネルを抜けると第1白川橋梁である。
水面まで160 mあまりあるということで...。

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【2024年1月12日15時06分】 南阿蘇鉄道高森線・第14列車(MT-3010号車)内

そして、車窓には大きな立野ダムの様子が。

沿線随一の見どころである第1白川橋梁を過ぎれば、すぐに終点・立野駅に到着である。こちらも、駅は新しくなっており。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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