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お盆の富山を少しだけ(2)稲荷町の朝(その2) [富山地方鉄道]

コロナ禍が終わって、会社への行き帰りの電車で座れなくなったのがイライラするところ。最近は、帰りは各駅停車でゆっくり帰ってくるようにしている。
まぁ、途中で急行に乗り換えたりするのだが...

インバウンドだとか何だとか言うものの、鉄道業界も増発できない理由が「人手不足」であるケースもままあると聞く。レジャー需要を喚起し、外国人を取り込み、人を集めるとしても、それを捌くだけのキャパが失われてきているのが今の日本。このまま混雑度だけ上がっても...と感じている<変態鉄>である。

さて、8月12日の富山地鉄の話題。

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【2023年8月12日5時51分】 富山地方鉄道上滝不二越線・稲荷町駅

朝の30分だけ。稲荷町車両基地の様子を観察してみたのだが...
上滝不二越線ホームから留置中の車両を撮れるのだが、その場合、カメラを南東方向に構えることになる。留置線は建屋の影になって薄暗く。でも、その屋根の先には太陽が。影があるので薄暗くて、でも、陽射しが出てくると完全に逆光で。辛い条件での撮影である。

……  ……

2023年8月12日(土)晴れ

当初は、電鉄富山駅 6:10発の第603列車を考えていた。そう、ちょっと早めに電鉄富山駅に行ってみようと思ったら1本前にギリギリ間に合ってしまった…という感じ。

その第603列車(南富山経由岩峅寺ゆき)は稲荷町から回送で送り込まれるみたい。

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【2023年8月12日5時52分】 富山地方鉄道上滝不二越線・稲荷町駅

この朝は10030形の運用のようで。
出庫線の一番前に出てきて、いったん停車。運転士さんが車外に出て転轍機テコをガシャンと動かして、線路を切り替えてから出庫のときを待っており。

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【2023年8月12日5時53分】 富山地方鉄道上滝不二越線・稲荷町駅

いわゆる「20形」が残っていたときは、この電車は自分の中で“ハズレ”だった。

でも、ここ数年の間で車両の世代交代は確実に進んで、さらにラッピング電車が増えたこともあって、この10030形「かぼちゃ電車」も懐かしく感じる存在になっており。
あの頃と変わらないシーンである。

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【2023年8月12日5時54分】 富山地方鉄道本線・稲荷町駅

上滝不二越線のホーム北側に本線のホームへと続く連絡地下道があって。その入口が改札口である。ベテランの駅員さんが居て。カメラを持ってウロウロする<変態鉄>にも挨拶してくれて。駅員さんと朝の挨拶を交わす...ローカル私鉄の朝の光景である。

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【2023年8月12日5時54分】 富山地方鉄道本線・稲荷町駅

その階段のところで振り返って、今まで撮っていた上滝不二越線ホームを。
ずっと変わらないのは、板張りのホームと、奥の留置線に居るピンク色のデキ(電気機関車)の姿...だろうか。

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【2023年8月12日5時56分】 富山地方鉄道本線・稲荷町駅

最近は少なくなったとはいえ、富山も雪国である。
無骨なまでの...まさに「風雪に耐えてきた」駅の施設。
電鉄富山ゆきホームから見た下りホーム。ここもずっと変わらないシーン...だが、ホーム背面の電照広告看板は変わったような気がする。

ただ、階段上部の「のりかえ案内」の看板、上滝線のところ「大山寺__」と不自然なスペースが残っており。
そう、1996年まで「大川寺遊園」があって、地鉄も経営に参画していた。遊園地の閉園後に「大山寺」に駅名も改称されたが、四半世紀が経過しようという今も、その「遊園」を塗り消しただけなのである。

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【2023年8月12日5時56分】 富山地方鉄道本線・稲荷町駅

稲荷町の車両基地、いつしか、テクニカルセンターとか何とか横文字の名称に変わっていた気がするが...
ちょうど、電鉄富山ゆきホームと上滝不二越線ホームを2辺とする、三角形の敷地になっていて。
電鉄富山ゆきホームの後ろは大掛かりな検査などに使われており。10030形のトップナンバー編成が「試運転」表示でスタンバイしていた。朝日を受けて輝く姿を。

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【2023年8月12日6時01分】 富山地方鉄道本線・稲荷町駅

地鉄電車、完全に「地方私鉄」なのだが、それでも富山都市圏の東側の通勤通学輸送を支えているのは確かで、途中の寺田駅までは大半の駅に交換設備が残っており、朝晩は数分間隔で電車が発着する時間帯もあって。この朝は土休日ダイヤなので電車の本数は、それよりは少なめだが、それでも電鉄富山ゆきがちょうどやってきて。

この日、唯一撮れた14760形である。「カターレ富山」のラッピング電車。昭和の頃までの地鉄電車も紺色に白帯だった訳で、一部の<鉄>はこのラッピング車のカラーを喜んでいたみたいだが...
やはり、14760形は「雷鳥色」でいて欲しいと思う<変態鉄>なのである。

さぁ、次の岩峅寺ゆきが来るまで、もうしばらく... (つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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