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2022.10 関西・九州へ(15)雨の直方にて [<鉄>な撮影記・旅行記録]

朝、天神バスセンターからの高速バスは、飯塚市内を通って伊田駅へ。そして、伊田から平成筑豊鉄道で直方へ。飯塚・直方といえば、やはり、炭鉱のイメージ。あと、最近では、あの帽子が個性的な副総理の地元だろうか。

石炭で賑わった街だけに、何だか、街全体が寂れた感じが強く、学生時代に乗った筑豊本線も、各駅のホームは需要に不釣り合いな位に立派すぎて。
広〜〜い構内の、中央付近に短編成のキハが到着するだけ、ホームの端の方は雑草に埋もれ、荒廃するに任せたまま...という感じで。何だか、そのうらぶれた雰囲気が好きになれなかった。50系の客車列車が残っていなかったら、行くこともなかったような...

そして、その直方といえば...

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【2022年10月24日10時13分】 福岡県直方市大字山部・直方駅前

浅香山親方、もと大関 魁皇関の出身地でもあって。
むしろ、まだ若手親方...だが、駅前には大きな銅像が建てられており。

何だか懐かしいというか、ちょっと不思議な感じ。

でも、大相撲もプロ野球も、自分がその活躍を見ていた選手たちが次々に引退して大半が指導者になっていることに、自分も歳をとったと実感する次第。

ということで、平成筑豊鉄道に乗って直方に着いたが、ここから博多ゆきのバスまで...、思いっきり時間が空いてしまって。
……  ……

2022年10月24日(日)晴れ

金田駅を9:41発の第1220D列車は20分ほどで直方駅へ。

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【2022年10月24日10時08分】 平成筑豊鉄道伊田線・直方駅

JR筑豊本線の直方駅の南東側にくっつくような感じの1面2線の細いホームである。通路を抜けて跨線橋を渡ればJRに乗り換え可能なのは3セク鉄道では、極めて一般的な終着駅だろうか。

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【2022年10月24日10時08分】 平成筑豊鉄道伊田線・直方駅

そのホームに到着して、一番はじめに目が行ったのは、向こう側、駅を挟んで西側にある直方運輸センターの検修庫から顔を出しているこの車両。

そう、普段は久大本線を走っている「ゆふいんの森」も、所属は一応、ココであるはずで。検査の関係で“里帰り”しているのだろうか??

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【2022年10月24日10時09分】 平成筑豊鉄道伊田線・直方駅

というわけで、平成筑豊鉄道の直方駅をあとに。

到着時の車内放送では「天神ゆき西鉄高速バスは乗り換え」と案内されるのだが...
高速バス乗り場は場所がわかりにくい...というのは全国でよくある現象。しかも、時刻表を調べてこないテキトーさが<変態鉄>の真骨頂でもあって。

駅を出て右、ちょうど、へいちくホームの向かい側にあたる位置にLAWSONがあって、その駐車場のような場所に真四角の車体が特徴のバスが停まっており、周囲に人だかり。そう、コンビニの横、駐車場にしか見えない場所がバス乗り場で。

でも、そこで愕然としたのだった。天神ゆきのバスは11:15発、それなら、金田駅でもう1時間過ごせば...う〜ん。

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【2022年10月24日10時10分】 福岡県直方市大字山部・直方駅前

食事にはちょっと早いし、どうするべきか...

とりあえず、駅前広場を。10年ほど前に、やはり、あの工業デザイナーのプロデュースで駅舎の建て替えと駅前広場の整備が行われたのだそうで。
黒い壁が特徴的な真新しい駅舎。

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【2022年10月24日10時13分】 福岡県直方市大字山部・直方駅前

そして、その横には郷土の大関 魁皇関の銅像。

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【2022年10月24日10時17分】 福岡県直方市大字山部・直方駅前

ちょうど、その向かい側には大相撲九州場所で毎年、懸賞旗を見かける「もち吉」の店舗。
そのよこに何かの建物の...、正面車寄せだけが。

バス乗り場の隣、駅前ロータリーの手前側である。

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【2022年10月24日10時17分】 福岡県直方市大字山部・直方駅前

2010年に建て替えられる前の直方駅舎は明治時代につくられ、石炭で賑わった時代を見てきた歴史ある建物だった。
その正面車寄せが、移築保存されているもので。まぁ、現在は駅前の東屋というか、屋根付きのベンチのような感じになっており。

さて、あと1時間ほど。この駅前で何をして過ごすか??

<鉄>としては高速バスを待つよりJR線で博多に戻るのが正しい姿勢かもしれないが...。

「何をしよう??」と思ったとき、最初に思いついたのは、ここから700 mほど離れた筑豊電気鉄道・筑豊直方駅を見に行くこと。

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【2022年10月24日10時28分】 筑豊電気鉄道・筑豊直方駅

曖昧な記憶だが、20年ほど前、筑豊本線を撮りに来たときに歩いたことがあって。
それをたどりながら、歩いていくと10分ほどで到着。

走っているのは路面電車タイプの連接車ながら線路は高架である。それにしても、終着駅という感じではなく、高架は道路の手前でプツッと切れており。

というのも、この筑豊電鉄自体、福岡市(博多・天神)と北九州軌道線を結ぶ路線...という遠大な構想を以て建設された。それが事情で途中の直方で止まってしまった...というもの。ちょうどホームには、緑色の広告電車が停まっており。

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【2022年10月24日10時33分】 筑豊電気鉄道・筑豊直方駅付近

駅の裏側、住宅街の路地をテキトーに進んだところで、その発車シーンを。

まぁ、予め調べてきた撮影地...ということでもないので、写真としてはめちゃくちゃだが。

さて、この筑豊直方駅、高架になっているのは駅のすぐ裏が遠賀川鉄橋だから。こういう私鉄の場合、大きな河川の架橋が建設のネックになって大きな川の手前で力尽きている路線が多いのだが、ここは逆で鉄橋を渡りきったところで止まっているから不思議なところ。

その堤防上から、次の電車を。

9月の撮影会では筑豊電鉄とのコラボ企画で、西鉄北九州線カラーになっている阪堺モ162号車を撮ったが、こちらにも、阪堺のビークスルター色になっている車両があって。運が良ければ、それが撮れるわけだが...

ということで、堤防上で待っていたら、途中から雨になって。朝の伊田ほどではなくても急に激しくなってきて。

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【2022年10月24日10時48分】 筑豊電気鉄道・感田ー筑豊直方

そんな中、黒崎からやってきたのは、緑色の新型連接車。まぁ、「阪堺色」も1本だけ、そんなに簡単に撮れるものではないので。
さぁ、雨は激しさを増していく。予定より早いが、傘をさして大急ぎで直方駅に戻るのだが...

またまた。JR直方駅までは歩いて10分弱、でも、その間に雨はほぼ上がって。ちょっと早めにバス乗り場に戻ったのだった。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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