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年の初めは阪堺から(18)大和川 [ちん電(阪堺電気軌道)]

今週も、仕事で予期せぬ事態が発生し、仕事が遅れている。大抵の会社員というのは、そうだろうと思うのだが仕事というのは1個の作業でできているわけではなくて。何というのか、川の流れのように上流から下流に向かって...、1つの流れのようなものがあると思う。
だからこそ、自分の好き勝手なスケジュールでは進められないわけで。何もすることがなくて、まぁ、どうでも良いようなことをしながら過ごす時間も退屈だが、でも、濁流のように一斉に各方面からの仕事が流れ込んできたときの苦労も...。
いま、その濁流に呑まれてしまっている。時間が経つのが速く感じられて...、そういえば、毎日の通勤で乗る井の頭線、沿線のアジサイが咲き始めている。

そんな中でも、拙ブログは、まだ正月の話題を紹介しており。もはや、狂気の沙汰を通り越して、何と言って良いのか分からない位。

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【2022年1月3日8時27分】 阪堺電軌阪堺線・あびこ道-大和川

でも、1月3日の撮影記を。路面電車撮影というのはローカル線でキハを撮っているときと違って忙しいのである。カメラを置いて、ボーーっとしている時間など無いわけで。
だから、なかなかメモをとることもできなくて。撮影データを見れば、ある程度は自分の行動が思い出せるのだが、それでも、半年近く経つと、そのとき、なぜ、こんなことをしたのか...自分で自分の行動が思い出せないことというのも多くて。
この、1月3日の午前中の自分の行動も謎な部分があるのだが...

ということで、引き続き、正月の阪堺電車撮影記。……  ……

2022年1月3日(月)晴れ

天王寺駅前から20分少々であびこ道に到着する。浜寺駅前までのほぼ中間点にあたり、大阪市内最後の電停である。あびこ道電停を出発した浜寺駅前ゆき電車は、車庫(大和川検車区)を左に見ながら急勾配を駆け上がる。
大阪市と堺市の境界となるのは、その大和川。河川敷では楽器の練習をする人、ウォーキングを楽しむ高齢夫婦...、何だかノンビリした風景が広がる。

そんな中を12分間隔で阪堺電車が轟音を立てながら、紅色の鉄橋で大和川を渡る。

<変態鉄>の朝の日課、あびこ道車庫のモ161形車の状況確認、この日は走る電車の車窓から行ったのだった。

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【2022年1月3日7時35分】 阪堺電軌上町線・天王寺駅前電停

やはり、出発は7時半過ぎの浜寺駅前ゆき。「堺トラム」である。
10時までは、ほぼ通常ダイヤと同じで。たぶん、20両弱の電車が運用に入っており、その中にモ161形車が含まれるかどうか...。

あびこ道電停到着までに営業運転中のモ161形車を見つけられたら、そのまま住吉あたりで“迎え撃つ”準備をしないとならないが...残念ながら、この朝も。

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【2022年1月3日8時10分】 阪堺電軌阪堺線・大和川電停

ということで、大和川鉄橋の南詰、堤防のところにある大和川電停まで乗ってみたのだった。
こちら側の、堺市側の堤防上は改良工事のまっただ中。工事用のフェンスで囲まれた部分もあるが、電停ホームの先端に立てば、大和川鉄橋を渡って進入してくる電車を正面で撮ることができる。

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【2022年1月3日8時12分】 阪堺電軌阪堺線・大和川電停

ちょうど浜寺駅前から戻ってくる天王寺駅前ゆき電車はモ701号車“パンダ電車”。背後には阪神高速道路の高架が見えるので、ちょっと写真的にはウルサイ背景だが、でも、急な上り勾配を駆け上がってくるのが分かるカット。
ちなみに、奥の方に高須神社電停が見えている。高須神社は「たかすじんしゃ」、後ろの「し」が濁らないのである。

堤防上の電停だけに乗降客はそれほど多くなくて。

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【2022年1月3日8時13分】 阪堺電軌阪堺線・大和川電停

発車した電車は大和川鉄橋に差し掛かる。

早朝時間帯は天王寺駅前に向かっていく電車が後追いながら順光で撮れる。一度、このカットをモ161形車で撮ってみたいのだが...。

電停を出て堤防上の道をゆけば、すぐ目の前に橋が架かっていて。真新しいコンクリートの橋だが、紀州街道の大和橋。その後ろ(下流側)には南海本線の鉄橋と阪神高速の高架。阪堺電車を撮っていても紺色の特急「ラピート」号が視界に飛び込んでくることが...
ちなみに、この時間帯は眩しいが上流側を見れば、府道・阿倍野筋の遠里小野(おりおの)橋を挟んで南海高野線の電車の姿も見ることができる。
近い...というだけの理由で、下流側の大和橋を渡って大阪市側へ。

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【2022年1月3日8時25分】 阪堺電軌阪堺線・あびこ道-大和川

大和橋は阪堺電車の下流側...西側に架かっているので、この時間帯、阪堺電車の鉄橋は眩しくて見えないのである。大和橋を歩いて渡り終えたところで、ちょうど阪堺電車が。
河川敷を散歩する人の姿を見つけて。川面がキラキラと光っていたのが印象的で...、慌ててシャッターを押したのが、この1枚。

でも、普段しないようなことは...、シルエットを狙ったが、本気でこのカットを撮るなら、自分が河川敷に下りて電車を見上げないと...
それに周囲の景色の取り込み方も中途半端。あと、シャドー部の色調も...う~ん、こういうチャンスを見つけたときに自分の撮影技術に“瞬発力”のようなものが無い...と痛感している<変態鉄>なのだった。

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【2022年1月3日8時30分】 阪堺電軌阪堺線・あびこ道-大和川

無骨な感じのリベット(鋲)が目立ち、円筒形の橋脚の造形美が堪らない、この鉄橋、実は明治44年(1911年)製のもの。(旧)阪堺電車開業時からのものだと思われる。110年間、変わらず...

橋の袂の踏切付近で振り返れば、あびこ道から続く急勾配の区間を...。
近くに高圧鉄塔があって、それをかわそうとすれば構図は限定されてしまうが、青空バックでスッキリと撮れそうなポイント。

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【2022年1月3日8時27分】 阪堺電軌阪堺線・あびこ道-大和川

まずは、ヨコ位置で浜寺駅前ゆきを。良い感じなのだが、背後の架線柱の位置が...パンタグラフとの位置関係がちょっとビミョーだったのである。

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【2022年1月3日8時36分】 阪堺電軌阪堺線・大和川-あびこ道

続けて天王寺駅前ゆきのモ501形車を後追いで。足下の橋台部分が煉瓦積みなので、これを活かした方が良いのだろうか!?

朝の散歩がてらの撮影、これが意外と充実していて。自分にとってアタマの中にある撮影地のレパートリーが少ない堺市内区間、いつか、また、モ161形車の浜寺運用に出くわしたときに慌てないで済むように、撮り方を1つでも増やしておきたい...と思いながら。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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