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年の瀬の広島と倉敷へ(4)御幸橋 <前編> [ひろでん(広島電鉄)]

昨日から東京は、何だか本格的に季節が1つ前に進んだような気がして。久々にコートを着ないで外を歩けるような暖かさ。でも、クシャミが止まらなくなる辛さ。
ダイヤ改正最初の週末、<変態鉄>は趣味活動はおろか、仕事が終わらずにジタバタしている。本当はブログを書いているような時間も無いのだが、これ自体が現実逃避ということに他ならないわけで。
明日の午前中が期限の仕事。もう、どうすることもできない状況になりつつあって。

さて、引き続き、12月の広島電鉄撮影記。

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【2021年12月13日11時22分】 広島電鉄本線・紙屋町東電停

お目当ての582号車と、いきなり出会えたのは良かったが、これで悩むのは次の撮影地。
思えば、広島の路面電車を撮ったことは意外なほど少なくて。

この日の582号は、3号線(西広島(己斐)-紙屋町-広電本社前-広島港(宇品))を往復する運用に入っている可能性大。ということは、次に宇品から折り返してくるのをどこかで待ち受けることになるのだが...

……  ……

2021年12月13日(月)曇り

どこで撮るべきか...全く“No idea”だったのである。とりあえず...

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【2021年12月13日11時05分】 広島電鉄本線・天満町電停

天満町電停に続いてやって来たのは2号線の広島駅ゆき。3952号車、最近は「全扉乗降可能」改造第1号になったそうで...、この電車に乗り込んで。
2号線は紙屋町交差点をそのまま東へ直進して広島駅へと向かうが、582号車はここで南へ進路を変えて広電本社前方面に向かっている訳で。

撮影地は決めていなかったが、紙屋町東で乗換え。

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【2021年12月13日11時21分】 広島電鉄本線・紙屋町東電停

向かい側のホームへ移ってから東端でカメラを向ければ、中心部の広い道路を連接車が行き交うシーンが。これぞ、広島といった感じで。
このあたり、停留所間の距離が非常に短くて。1つ1つの交差点ごとに停留所があるような感じ。そこに30 m級車体の連接車が“縦列停車”すると、隣の停留所まで電車が繋がっているような感じにもなって...。

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【2021年12月13日11時22分】 広島電鉄本線・紙屋町東電停

2号線・宮島口ゆきをやり過ごした後、続けてホームに入ってきたのは、1号線・広島港(宇品)ゆき、こちらは“LEX”、3車体連接の車体は路面電車としては大きめでも、広島で見れば小型に映ってしまう。
宮島線直通ではなく、最初から市内線区間専用として登場しており、自分が撮りたいような吊り掛け電車、昭和40・50年台に各都市から譲渡されてきた電車たちを、直接、置き換える存在でもあって。
ちょっと複雑な部分はあるが、でも、乗ってしまえば乗り心地は良くて。

さぁ、でも、そんなことを楽しむ余裕などあろう筈も無く。

日中でも多くの席が埋まっている1号線、その車内も市役所前あたりから落ち着きを見せ始め。
高いビルが林立する中心市街地をゆく姿も良いけれど、バックが青空になるようなカットも狙いたい...と、曇りがちながら時折、陽も射してくるこの日の天気に、そんなことを思いつつ。

となれば...

広島と言えば狭い市街地に河川がたくさんあるのが特徴でもあって。
ちなみに、ひろでんでも2号線の市内線区間(広島駅-西広島(己斐))までの5.4 kmで、猿猴川、京橋川、本安川、本川、天満川、太田川放水路と6回も橋を渡ることになる。広島で路面電車が市内交通の主役として活躍できる理由の1つとも言われており。
この1号線にも「橋」とつく電停が。そこなら、広々とした感じで撮れるかと期待して。

降り立ったのは、御幸橋電停。

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【2021年12月13日11時40分】 広島電鉄宇品線・御幸橋電停付近

さっそく、やって来たのは652号車。こちらは、広島電鉄生え抜きの旧型車である。“被爆電車”として、いまも現役で走っており。
回送表示での運転は、団体貸切になる送り込みなのか、それとも、広島港(宇品)で車両交換して、どれか他の車両が入庫することになるのか...、この路線の撮影経験の少ない<変態鉄>には分かりかねる部分だが、日中にはなかなか出会えない車両だけに、これまたラッキー。

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【2021年12月13日11時41分】 広島電鉄宇品線・御幸橋電停付近

電停名でもある御幸橋は、京橋川に架かっている橋で、ここで進路を東に変えて宇品方面へと向かう。
カーブした線路、橋の前後には高低差もあって、良い感じなのだが、交差点のところでカメラを構えていると...
そう、クルマの通行量が非常に多いのである。電車の来るタイミングと道路信号の変わるタイミング、そして、電車と重なるところで車高の高いクルマが来てしまったが撮ることはできず。
運次第の撮影だったのである。

しばらくすると、582号車が広島港(宇品)で折り返して、ここに戻ってくるはず。それまでココで待つことにしたのだった。もし、582号車がクルマに被られて“撃沈”でも、先ほどの天満町電停で撮ることは撮っているので、ここはあまり“安全策”ばかりではなくリスクもとって。

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【2021年12月13日11時43分】 広島電鉄宇品線・皆実町六丁目-御幸橋

新型の連接車は“試し撮り”的に、そして、旧型車は気合いを入れて撮っているのだが、それでも、もと京都市電の1900形は日中も多く運用されており、被写体としては、正直言って「まぁ、いいや~」という感じで軽く流してしまえるような存在になっており。
こちらは1907号「銀閣」、御幸橋の中央付近、望遠で切り取って。後にいるクルマが大型トラックでなかったら、もうちょっとスッキリ撮れたのだが...

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【2021年12月13日11時43分】 広島電鉄宇品線・皆実町六丁目-御幸橋

対岸のマンションが視界に入らない、このあたりの位置で撮れると“狙い通り”だろうか、ただし、このカットは...

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【2021年12月13日11時46分】 広島電鉄宇品線・御幸橋電停付近

続いて、1902号車「桃山」を後追いで。

川沿いということもあるのか、見晴らしが良い分、吹いてくる風も冷たくて。そんな中でカメラを構えて待ち続けたのだった。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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