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2021.11.28「キハ532号40周年 体験&撮影会」(7) [関東鉄道常総線・竜ヶ崎線]

今日、ウェブサイトに、いすみ鉄道の3月改正のダイヤが発表され。ネット上では、先日のキハ倶楽部の会員募集停止に関しての発表時から、ちょっとした騒ぎになっているようだが...
まもなく、キハ28形の方が検査期限を迎えるはず。場合によっては※千万円ほどの費用がかかるとされるキハの“車検”。
それを見越してか、一体で運用される普通については、注記の部分から「国鉄型キハ」の記述は抹消されており。たぶん、スジから考えて、11時過ぎに大多喜を出て、いままでとは逆に、
  大多喜 → 上総中野 → 大原 → 大多喜
と走って、14時に入庫するという運用になりそう。ネット上では、上総中野駅で小湊キハと並ばないダイヤになったことに憤る<鉄>の声が目立つが...

穿った見方をすれば、TV放送で問題になった、あの森宮のカーブの通過時刻を大幅に遅らせたのも、上総中野駅の接続も、撮影者が集まるような場面を、できるだけ回避する...という戦略では無いかと。
ただ、<徒歩鉄>の自分としては、いつもの高速バスで大多喜入りして、駅まで歩いて9:59発の下りで先行しても良いし、高速バスを1つ先の「たけゆらの里」まで乗れば、久我原駅まで徒歩15分ほど。帰りは、いままでより1便早い、大多喜バス停 14:42発の東京駅八重洲口前ゆきに乗れるようになって。
撮影パターンとしては合理的になったような気もする。

前社長がキハを購入したときにも「10年くらい」と仰っていたと記憶している。キハ52が来て11年、キハ28も10年が経過しようとしており、DMH17エンジン車の保守は限界が近づいているのは確か。
だからこそ、いすみ350形は、オールロングシートで収容力を確保した上で、床面には「テーブル固定台座」が予め設置されており。これと300番台の2連を組むことで、レストラン列車としての運転が可能な仕様で製造されているのである。以前、「車両オーナー」だったとき、イベント時に鳥塚社長(当時)から直接、伺った記憶がある。
ただ、「レストラン・キハ」、確か、(い鉄側にとって)そう利益率が高い企画では無い...と、社長ブログで読んだ記憶も。いまでは、マンネリ化は否めず、他社でも類似の企画が出てきて差別化も難しくなっており、国鉄型キハ引退後も継続されるかどうか...とは<変態鉄>の個人的見解。

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【2021年12月5日11時01分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘-上総中川

もし、社長が交代していなくても、国鉄型キハは遠からず引退の日を迎える筈。あとは、いすみ鉄道をここまで有名にした“立役者”たる2両のキハにどのような有終の美...最後の花道を用意するか、ここに現経営陣の真価が問われるのでは...と思っている。

どうか、あえなく解体処分...だけはしないで欲しいのだが。でも、JR西が既に同じ大糸線のキハ52形と、最後まで急行型仕様だったキハ28形を津山で保存しており。JR西への“里帰り”は絶対になく...。
“マニアの妄想”としては、直江津で引き取ってくれないかなぁ...と。

でも、できるだけ悔いの無いように。3月中に何とかチャンスを見つけて、いすみキハを撮りに行きたいと思っている。

さて、「モデルナ」の副反応、接種翌々日にあたる25日になっても、全身倦怠感は少し残っており。計ってみれば、体温も普段よりちょっとだけ高め。明日からは仕事なのだが...
そんなわけで2日間、お休みしてしまったが、久々に11月28日の関東鉄道竜ヶ崎線キハ532号車の話題。
……  ……

2021年11月28日(日)晴れ

さて、再び最初と同じホームの無い側に戻ってきて。その竜ヶ崎側、DT22台車の車軸部分から1本のケーブルが伸びている。

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キハ2000形は仕組みが違うので、コレは付いていないのだとか。
そう、「速度検出器」である。簡単に言えば、ココに小さな発電機が入っているような感じ。自転車のヘッドライト用の車軸発電機と似たような原理...との説明。

さぁ、いよいよ最後の床下機器の説明。

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DT22台車のすぐ後に機関始動スイッチを収めた箱があるが...、台車とそのスイッチの間に「日立」のロゴが入った古めかしい箱があって。これも蓋を開けてくれて。

「普段、まず使わないものですが...」

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その“中身”は「制御回路開放器」。

「使わないに越したことがないもので...」
運転中のキハが途中でエンジンが故障して止まってしまった場合、その故障したキハを、別のキハが救援に行くことになる。そして、後に壊れた車両を連結して車庫に連れ帰ることになった場合、エンジンは使わない、でも、ドアなど他の旅客用設備などは使いたい、そういう場合にこのスイッチを操作することで、エンジンは止めても他の機器は使うことができる...とのこと。

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【2021年11月28日10時17分】 関東鉄道竜ヶ崎線・竜ヶ崎駅

これで、エンジンからエンジンまで、キハ532号車を1周しながら説明を聞く時間が終わって。気づけば、あっという間に30分が過ぎていたのだった。

物販コーナーへ...

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系列会社ということになるのか...
「いつか、乗りに行こう」と思っているうちに、廃線になってしまった鹿島鉄道(石岡-鉾田)のグッズ類なども売られていて。
きっぷセットを購入した。関東鉄道の社名入り封筒に「鹿島鉄道株式会社(秘)」とゴム印が押され、中には4枚の切符。車掌さんが車内で発券していた「石岡-石岡南台」の軟券、あとは硬券が3枚。
常陸小川駅発行とある「常陸小川-神立」の連絡乗車券には「3等60円」、上には「鹿島参宮鉄道」と旧社名が。筑波鉄道の筑波から土浦乗換「国鉄線1060円区間」と、筑波鉄道のものが1枚だけ混ざっているのは...
その名残だろうか、いまも関東鉄道の本社は常総線沿線でも竜ヶ崎線沿線でもなく、常磐線の土浦駅の近くにあったはず。

そして、もう1枚のA型硬券が...

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「3等往復420円」、こちらも「鹿島参宮鉄道」の常陸小川駅からのもので。

行き先が「東京電環」の往復乗車券である。う~ん、堪らん。自分もリアルタイムでは「電環」と言っていた時代を知らない。今で言うところの乗車券の「東京山手線内」というヤツ。
山手線内の駅と、東京から101~200 kmの区間の乗車券の場合に...。「東京電車環状区間内」だっただろうか、一説によると1972年(昭和47年)頃までこの言い方が使われていたとか。
「3等」の標記からも分かるように、かなり歴史のあるものなのである。

そんなのを入手して、帰宅してから開封してニヤニヤしていた<変態鉄>である。

さぁ、もう1つの班と交替して、今度は車内見学である。小湊キハのときと同様、縦型機関DMH17C用の車内点検蓋を開けてくれていて...(つづく)

(※)動画から切り出した画像を使っているため、写真が見づらくなっています。ご了承ください。そのうち、画質の良い静止画像の切り出し方が分かったら、写真を差し替えます。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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