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2021/10/10 小湊キハ40-1臨時運行(9)「庫」の中には... [小湊鐵道]

朝晩の冷えこみに東京も、いよいよ冬がやって来たのか...と。ある意味、一番、気候の良い時期に撮りに行くことができなかったのが悔やまれる次第。
来年こそは、小湊沿線の銀杏とキハ40形を絡めて撮りたいのだが、こればかりは年による差が激しくて。夏場に大きな台風が来ると黄色くなる前に葉が落ちてしまって。チャンスは毎年、訪れるとは限らないのである。

そんな今秋、自分にとって最大のイベントだったのは、やはり、ことでんレトロのお別れ運転だろうか。

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【2021年11月3日9時56分】 高松琴平電鉄琴平線・高松築港-片原町

この話題、ご紹介できるのは、もしかしたら年明けになってしまうかも。来年の5月の大型連休、また、レトロ電車の撮影会を企画してくれたら嬉しいのだが...
120号と300号には、仏生山で幸せな余生を過ごして欲しいと願う次第。

さて、引き続き、10月10日の小湊鐵道のイベントの話題。
五井機関区で注目するべき存在は、キハ40形だけではない。この機関庫自体が素敵で貴重な被写体なのである。ただ、<変態鉄>にはその魅力を伝えられるだけの撮り方ができないだけ。

……  ……

2021年10月10日(日)曇り

五井機関区の魅力はキハたちだけではなく。貨車ももちろんそうなのだが、この機関庫の建屋、そして隣接する鍜治小屋。大正時代の同線開業以来、その姿を変えることなく“いまなお現役”。国の登録有形文化財になっているのだが、博物館などの展示物としてではなく、いまも本来の用途で使われているというのがスゴいところ。

さて、その庫内には、もちろん日々、車両の整備が行われているわけで、いろいろなものが置かれている。
足下にあったのは...

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【2021年10月10日10時51分】 小湊鐵道・五井機関区

これはキハの推進軸だろうか??
確認するのを忘れてしまった。ちなみに、今後、部品供給が途絶えてもキハ200形を維持するために、五井機関区の検修庫にはDMH17Cエンジンの部品をはじめ、キハ200形数両分の足回りが組めそうな部品類の在庫があるとか、ないとか。

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【2021年10月10日10時51分】 小湊鐵道・五井機関区

小湊鐵道のキハ200形は基本的に国鉄キハ20形に準じた設計のため、台車も標準的なDT22、TR51を履いているのだが、小湊キハの台車は国鉄・JRのそれとは違って、泥除けが付いている。
「207」の文字が確認できるので、キハ207号機から取り外したものだろうか。

この泥除けの効果のほどは、いまひとつハッキリしないみたいで、キハ40形にこれを追設するかどうかは、決まっていないみたい。

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【2021年10月10日10時42分】 小湊鐵道・五井機関区

台車やエンジンの大がかりな整備は外部で行うこともあって、ある車両から取り外したものを、そのままその車両に戻すのではなく、先に整備済みの台車・エンジンを取り付けて出場することになっているとのことで、この日は黒光りする整備済みの台車が庫の中央に鎮座していた。
もちろん、泥除けも確認できる。

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【2021年10月10日11時11分】 小湊鐵道・五井機関区

DT22とTR51で“一対”なのだが、そのうち、銘板を撮影できたのはTR51の方だった。「TR51B」はキハ20形などが履いていた台車だったはず。日本車輌「製造年月 シ50-2」とあるので、時期的にはキハ211・キハ212号車、ユニットサッシになった後期車の新製時期に符合しており、この2両のどちらかが新製時に履いていたものだと想像される。
ただし、先述のように台車は循環使用なので、その後はどの車両が履いてきたのか、それを知ることはできない。

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【2021年10月10日10時55分】 小湊鐵道・五井機関区

そして、台車に乗せられているのがDMH17エンジンである。いくつか部品が取り外されているような...
整備中なのか、あるいは部品取り用になっているのか!?

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【2021年10月10日11時22分】 小湊鐵道・五井機関区

検査入場したキハは、このクレーンで車体を持ち上げて台車とエンジンを外しているかと。

キハ200形より車高のあるキハ40形の場合、特に屋根上に水タンク(小湊ではトイレは使用中止)があり、足下にはスカートがあり、庫の天井にあたってしまい、その作業が行えないのが悩みなのだとか。
そのため屋外に足場を組んで作業を行った...とのことだったが、今後、キハ40形が本格的に運用に入るようになれば、そのうち全般検査などで入場するタイミングもあって...
ということは、この歴史ある「庫」も、もしかしたら...

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【2021年10月10日10時58分】 小湊鐵道・五井機関区

窓側に立てかけられているのは、キハ200形のものと思しき幌。ちょうど傘を掛けておくのに良いのだろうか??
基本的に上り方、五井側に幌が付いているはず。

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【2021年10月10日10時50分】 小湊鐵道・五井機関区

そんなわけで、キハ40形だけではなく、五井機関区の撮影会は撮りたい被写体が多すぎて、あっという間なのである。(つづく)

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