小湊鐵道五井機関区撮影会_20210926（８） [小湊鐵道]
何だか公休日に限って天気が崩れる流れになってしまっており。新しいカメラを買ったのに試し撮りをする機会もなく時間だけが経過しており。
でも、来週に迫った「ことでんレトロ」の、さよなら運転を EOS R6 の“デビュー戦”にするのは、ちょっと怖くて。試し撮り無しのぶっつけ本番というのも...
だからといって、雨の中での初撮影は避けたくて...
何とか、何とか日曜日に撮りに行くことができれば...と思っている。
さぁ、いつの間にか1か月が経過してしまった、9月26日の小湊鐵道五井機関区撮影会の話題。
【2021年9月26日10時50分】 小湊鐵道・五井機関区
この五井機関区、撮れば撮るほど...
車両だけが魅力ではない。100年間、ずっと変わらず小湊鉄道線を支え続けてきた歴史が...
いくら撮っても飽きることないのだが、暗くて足場も...その中で、この魅力を表現できない自分がもどかしくなるのである。
さて、最後の撮影となったのは、自分が生まれた頃に...つまり、キハ40形が製造されたころに現役を退いて以来、この五井機関区で保管されているキハ5800号機の姿を...
…… ……
2021年9月26日（日）くもり
このキハ5800号機。
【2021年9月26日10時52分】 小湊鐵道・五井機関区
もとは1914年（大正3年）製の“院電”。鉄道院の電車として製造され、昭和に入ってから車体を鋼体化、さらに三信鉄道に払い下げられ。でも、戦時買収で三信鉄道が買収線区になり。いわゆる“買収国電”として再び国鉄の籍に。
少数の雑多な形式というのは国鉄にとっては扱いにくかったみたいで、阪和形など一部を除いて戦後は早々に退いていったとされる買収国電。この車両も国鉄クハ5800号車を経て、1960年（昭和35年）にディーゼル化改造を受け小湊へ。
【2021年9月26日10時47分】 小湊鐵道・五井機関区（キハ5800号車内）
このディーゼル化、国鉄では旧型客車の改造が何例かあったと思うが、ここでも改造タネ車の車体はあまり大きく弄ることなく。
台車も新製当時の標準的な“電車用”の台車をコロ軸受化、そしてエンジンからの動力を伝える推進軸などの取り付け改造を行い、そのまま使っているという。
車体も、例えば前面窓のHゴム化や、乗降口のステップ取り付けなどの改造を受けながらも、大きくは姿を変えずにキハになったとされ。
【2021年9月26日10時47分】 小湊鐵道・五井機関区（キハ5800号車内）
だから、車内には電車っぽさが残っているのである。
鋼体化された当時の昭和初期の車内がそこかしこに残っているとされ。
ロングシート車だが座席上の荷棚の支柱は、曲線的なオシャレなデザイン。
そして、よく見れば帽子掛けも兼ねており。何だか優雅さが感じられる。
【2021年9月26日10時48分】 小湊鐵道・五井機関区（キハ5800号車内）
車両の両端にある運転室は半室構造。車掌台側はパイプの仕切りがあるだけ...というのはキハ200形とも共通するところ。
でも、こちらの車両は運転室が、ホントに狭い電話ボックスのような感じの密閉構造。この運転席に座っての長時間の運転は見るからに辛そうな感じ。
他の参加者もいるわけで、そう長く車内にいるわけにもいかず。
【2021年9月26日10時48分】 小湊鐵道・五井機関区
手早くキハ5800号機の車内見学を終えたら、「こみなと待合室」へと続く通路を。
目の前には秋田から来たキハ40形たちが整備を待っている姿が。
【2021年9月26日10時54分】 小湊鐵道・五井機関区
いやはや、パッと見、この写真が小湊鐵道の機関区で撮ったものとは思えず...
考えてみれば、スゴいシーンである。
と、そこへ...
【2021年9月26日10時54分】 小湊鐵道・五井機関区
五井駅に戻って来たキハ200形2両編成の入庫作業。朝から2連で五井－光風台間を往復していたキハ200形は、この時間になって朝の輸送が一段落、単行のキハと車両交換で入庫となる。
そして、このキハ200形に代わって運用に入るのがキハ40 2号機になると予告されており。
逆に、このあと17時頃まで五井－光風台は1運用で賄われ、列車はキハ40 2号機だけ。
キハ200形の走らない小湊鉄道線...という、いままで想像すらできなかったシーンが展開される。
【2021年9月26日10時55分】 小湊鐵道・五井機関区
ということで、キハ40形とキハ200形が並ぶシーンを。
【2021年9月26日10時58分】 小湊鐵道・五井駅（こみなと待合室）
これを撮ったら、いよいよ五井駅へと急ぐのである。（つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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でも、来週に迫った「ことでんレトロ」の、さよなら運転を EOS R6 の“デビュー戦”にするのは、ちょっと怖くて。試し撮り無しのぶっつけ本番というのも...
だからといって、雨の中での初撮影は避けたくて...
何とか、何とか日曜日に撮りに行くことができれば...と思っている。
さぁ、いつの間にか1か月が経過してしまった、9月26日の小湊鐵道五井機関区撮影会の話題。
【2021年9月26日10時50分】 小湊鐵道・五井機関区
この五井機関区、撮れば撮るほど...
車両だけが魅力ではない。100年間、ずっと変わらず小湊鉄道線を支え続けてきた歴史が...
いくら撮っても飽きることないのだが、暗くて足場も...その中で、この魅力を表現できない自分がもどかしくなるのである。
さて、最後の撮影となったのは、自分が生まれた頃に...つまり、キハ40形が製造されたころに現役を退いて以来、この五井機関区で保管されているキハ5800号機の姿を...
…… ……
2021年9月26日（日）くもり
このキハ5800号機。
【2021年9月26日10時52分】 小湊鐵道・五井機関区
もとは1914年（大正3年）製の“院電”。鉄道院の電車として製造され、昭和に入ってから車体を鋼体化、さらに三信鉄道に払い下げられ。でも、戦時買収で三信鉄道が買収線区になり。いわゆる“買収国電”として再び国鉄の籍に。
少数の雑多な形式というのは国鉄にとっては扱いにくかったみたいで、阪和形など一部を除いて戦後は早々に退いていったとされる買収国電。この車両も国鉄クハ5800号車を経て、1960年（昭和35年）にディーゼル化改造を受け小湊へ。
【2021年9月26日10時47分】 小湊鐵道・五井機関区（キハ5800号車内）
このディーゼル化、国鉄では旧型客車の改造が何例かあったと思うが、ここでも改造タネ車の車体はあまり大きく弄ることなく。
台車も新製当時の標準的な“電車用”の台車をコロ軸受化、そしてエンジンからの動力を伝える推進軸などの取り付け改造を行い、そのまま使っているという。
車体も、例えば前面窓のHゴム化や、乗降口のステップ取り付けなどの改造を受けながらも、大きくは姿を変えずにキハになったとされ。
【2021年9月26日10時47分】 小湊鐵道・五井機関区（キハ5800号車内）
だから、車内には電車っぽさが残っているのである。
鋼体化された当時の昭和初期の車内がそこかしこに残っているとされ。
ロングシート車だが座席上の荷棚の支柱は、曲線的なオシャレなデザイン。
そして、よく見れば帽子掛けも兼ねており。何だか優雅さが感じられる。
【2021年9月26日10時48分】 小湊鐵道・五井機関区（キハ5800号車内）
車両の両端にある運転室は半室構造。車掌台側はパイプの仕切りがあるだけ...というのはキハ200形とも共通するところ。
でも、こちらの車両は運転室が、ホントに狭い電話ボックスのような感じの密閉構造。この運転席に座っての長時間の運転は見るからに辛そうな感じ。
他の参加者もいるわけで、そう長く車内にいるわけにもいかず。
【2021年9月26日10時48分】 小湊鐵道・五井機関区
手早くキハ5800号機の車内見学を終えたら、「こみなと待合室」へと続く通路を。
目の前には秋田から来たキハ40形たちが整備を待っている姿が。
【2021年9月26日10時54分】 小湊鐵道・五井機関区
いやはや、パッと見、この写真が小湊鐵道の機関区で撮ったものとは思えず...
考えてみれば、スゴいシーンである。
と、そこへ...
【2021年9月26日10時54分】 小湊鐵道・五井機関区
五井駅に戻って来たキハ200形2両編成の入庫作業。朝から2連で五井－光風台間を往復していたキハ200形は、この時間になって朝の輸送が一段落、単行のキハと車両交換で入庫となる。
そして、このキハ200形に代わって運用に入るのがキハ40 2号機になると予告されており。
逆に、このあと17時頃まで五井－光風台は1運用で賄われ、列車はキハ40 2号機だけ。
キハ200形の走らない小湊鉄道線...という、いままで想像すらできなかったシーンが展開される。
【2021年9月26日10時55分】 小湊鐵道・五井機関区
ということで、キハ40形とキハ200形が並ぶシーンを。
【2021年9月26日10時58分】 小湊鐵道・五井駅（こみなと待合室）
これを撮ったら、いよいよ五井駅へと急ぐのである。（つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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