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続・北関東ディープ<鉄>(2)りょうもう3号 [東武鉄道]

私鉄にも数多くの“特急”があるものだが...

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【2019年11月4日11時43分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所

といって、この写真をトップに持ってくるあたりが<変態鉄>。
通勤電車で運転する“普通列車”の中で、停車駅を絞ったタイプを指して特急と称するモノも多い。

尤も、最近では「名ばかり特急」も増えており...。
“快速”くらいに留めれば良いのに、と思うものも。
中には「準特急」などという謎な種別を作った路線も。

でも、私鉄にも、ちゃんと「特別急行料金」を徴収して、“急行列車”として運転されるモノも少なからず。

その場合は、専用車を用意して運転され、座席指定制であるケースが多い。
そんな私鉄特急の雄と言えるのは、たぶん、小田急の特急ロマンスカー。
もちろん、箱根への輸送を念頭において設定されたもので、戦前の温泉週末急行に端を発する伝統の列車である。
あとは...、関東では空港輸送を担う京成スカイライナーと秩父への西武レッドアロー。
いずれも空港輸送か、古くからよく知られた観光地を抱えた、しかもある程度、都心からの距離が長い路線。

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【2021年1月17日11時06分】 京成電鉄・宗吾車両基地

京成と西武が“後発組”、関東では小田急と...

だから...
……  ……

沿線に日光を抱える分、早くから豪華特急列車を運転していたのが東武。
この2社は私鉄の中では、圧倒的に優等列車運転の歴史が長い鉄道会社。

<変態鉄>も、東京に40年住んで<鉄>をやっているのだが、京成、小田急、西武はそれぞれ1~2度ではあるが有料特急にも乗った経験があったが、意外にも東武特急には縁が無かった。
計画を立てることは数知れず、でも、実現したのは、この日が初めて。

その分を回収すべく???
続編もいくつか検討している。

さて、1月の足尾への旅。


2021年1月7日(木)晴れ

スタートは、浅草駅 7:40発の特急「りょうもう3号」。
でも、<変態鉄>には、「あぁ、あの赤い電車ね」という程度の認識。

これに間に合うように7時半の浅草駅にやって来たのである。

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【2021年1月7日7時29分】 東武伊勢崎線・浅草駅

平日の朝7時台にもかかわらず、人影は疎ら。
これが、緊急事態宣言(発出前)の兼ね合いか、あるいは正月休みが続いているからなのか、そのあたりは不明。

自動改札機のヨコにはお正月の門松が飾られていて...。

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【2021年1月7日7時29分】 東武伊勢崎線・浅草駅

そして、改札口上の発車案内板は普通列車と特急を分けた形で。
そこにも「りょうもう」の他に「けごん」「きぬ」「リバティあいづ」など、多彩なメンバーが。新架線開業前の富山駅...は、言い過ぎだが、いまや、JRのターミナル駅でもなかなか見られなくなった位のバラエティー豊かなな発車案内である。
その下には「2台目SL C11 325号機運転開始」というのが誇らしい。

<変態鉄>としても、「SL大樹」号は撮影に行く検討を続けている列車の1つである。
でも、4月までは土日とも仕事になる日々が続くので...

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【2016年12月11日15時28分】 真岡鐵道・真岡-寺内

あまり、SLを撮らない<変態鉄>だが、C11 325号機は真岡鐵道に居たとき、撮りに行った数少ないSLである。
たった一度の撮影で、上下列車ともに“会心の1枚”を残せたのは2016年の年末。

その後、

  「C11とC12の2形式2機保有は多すぎる!!」

という話になり、C11が東武に譲渡された訳で。
近々、日光・鬼怒川線を走るシーンを撮りに行きたいと思っている。

さて。特急列車の改札口を通り。こちらはお姉さんたちがお出迎え。

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【2021年1月7日7時30分】 東武伊勢崎線・浅草駅

そこには200系特急型電車6連の「りょうもう3号」。
東武浅草駅はホームが短く列車写真は撮るのが難しく...

車体側面のロゴマークを撮ったら車内へ。

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【2021年1月7日7時31分】 東武伊勢崎線・りょうもう3号(モハ209-2)車内

「えっ、コレで良いの??」と。
“日光・鬼怒川方面には行かない”ということが自動放送で何度も何度もアナウンスされ。それとともに“発車すると左側にスカイツリーが...”という車窓案内の放送も流れていた。
でも、発車5分前になっても車内には自分だけ。初めて乗る列車だけに、ちょっと不安になるもの。結局、自分ともう1人くらいだっただろうか、わずかな乗客で浅草駅を定刻で発車。

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【2021年1月7日7時42分】 東武伊勢崎線・りょうもう3号(モハ209-2)車内

浅草駅のホームの先端から始まる急カーブ。駅を出るのと同時にほぼ直角に...最徐行で進路を東に変えて隅田川鉄橋をわたれば、アナウンス通り左手にスカイツリー。
特急列車としての本領を発揮する間もなく、最初の停車駅は「とうきょうスカイツリー」駅。
ここでも、乗客は無く。やはり...といった感じだったのは、その次の北千住駅でまとまった乗車があって。それでも車内は3割程度の乗車率だろうか。このあと、東武動物公園駅、久喜駅とそれぞれ乗客があって。でも、代わりに東武動物公園駅などで下車する短距離客も少なからず。
時折、車内を巡回する車掌さん、マスクの上にファイスシールドを付けて。手元の携帯端末で指定席の発見状況と乗客の着席している座席を確認しているのだろうか、車内改札は無かった。

日光・鬼怒川線とは路線の性格も違うのだろうが、乗客はスーツ姿のビジネスマンやその他、用務客が目立つ気がする。
そんな乗客も足利市駅で大半が下車して。いつの間にか単線になり、車窓には関東平野の広さが感じられて。

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【2021年1月7日9時39分】 東武桐生線・赤城駅

再び車内が静まりかえってくると右手に上毛電鉄の線路が寄り添ってきて。単線並列のような状態だろうか、終点・赤城駅には定刻9:36着。
その赤城駅。ホームは分けられているものの上毛電鉄との共同使用駅といった感じ。

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【2021年1月7日9時40分】 東武桐生線・赤城駅

駅舎の出口には、上毛電鉄の古豪モハ101号車の横断幕。
一度、この電車の特別運行の日に訪れたいが...

ガラスのところ、よく見れば「おおまま 赤城駅」とあって。(つづく)


~~ おことわり ~~

できるだけ多くの端末・環境で、拙ブログの文章を読みやすく表示するため、今日から本文中の改行を減らしてみました。ご了承下さい。



(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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