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続・北関東ディープ<鉄>(3)あかぎ!? [<鉄>な撮影記・旅行記録]

東京であれば、多少は...

  岩本町(都営新宿線)と秋葉原駅、
  白糸台(西武多摩川線)と武蔵野台(京王線)

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【2018年1月31日12時23分】 西武多摩川線・白糸台-競艇場前

駅名を見るだけでは位置関係がわかりにくくても、実際には乗換駅として機能しているところは多い。<鉄>ならば、当然、知っておきたいところではあっても、なかなか土地勘のある場所で無いと、なかなか分からないもの。

先日、ご紹介した流鉄・幸谷駅とJR武蔵野線・新松戸駅もその1つかも知れない。そうそう、伊予市(JR予讃線)と郡中港(伊予鉄郡中線)だって...。

逆に駅名だけは同じでも「両国」(JR総武線と都営大江戸線)のように地雷のような乗換駅もあるのだが...

今回、<乗り鉄>のメインは、わたらせ渓谷鉄道、そして上毛電鉄上毛線。往復は東武電車にする...という大枠が決まって。

しかし、この経路と路線が複雑で...

最初にやって来たのは、赤城駅だった。ここは東武桐生線と上毛電鉄上毛線の駅である。そして、目指すは、わたらせ渓谷鉄道。でも、乗換駅は1つ手前の相老駅だった。はて、どうするか...??
……  ……

2021年1月7日(木)晴れ

9時半過ぎ、到着したのは東武桐生線の終着駅・赤城駅。

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【2021年1月7日9時40分】 東武桐生線・赤城駅

その3町村のうちの1つが旧大間々町。その中心街に近いところにあるのがこの駅。
昨日の記事でご紹介した「おおまま 赤城駅」という表示は旧町名を書いていた...と思えば、正しいのである。
そして、その町名を付けた大間々駅は1 kmほど北に行ったところにある、わたらせ渓谷鉄道の駅である。

浅草ゆきの特急列車が発着する駅...とはいえ、赤城駅は私鉄電車の駅。わたらせ渓谷鉄道は旧国鉄足尾線、後に国鉄再建法の特定地方交通線に指定される路線ではあっても、かつては鉱山輸送もあって賑わったはず。かつては、“玄関駅”となるのは国鉄の駅というのが通例だった。

ということで...

ここから先の行程を...

でも...

拙ブログの文章で...というより、<変態鉄>の文章力で説明できる自信がない。
ということで、簡単な地図を作ってみたのだが...
(※ 業務用のソフトでそんなものを作るな...という批判は受け付けません)

でも、これが...

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地図の中央付近、薄緑色の部分は、もう、訳が分からん...
もう、込み合いすぎて「赤城駅」を書き込むことができなかった。
このとき、まさにここの部分に居たのである。

わ鉄の起点・桐生駅だって、いまは、単なる、いち地方都市の中心駅。

いずれも歴史ある路線だが。いち地方都市にこれだけの路線が乗り入れるということは、これは歴史的にこの地域の鉄道輸送の需要が高かった、
つまり、ヒト、モノの流れがこの地域に集まっていた時代があったことを示唆するともいえる訳で...かつての栄華が偲ばれるということ。
<鉄>として興味をそそられる部分。そういえば、日本に旧石器時代が存在したことを証明することになった...と昔、歴史の授業で教わった「岩宿」はJR両毛線で桐生の隣。太古の昔から、この地は“要衝”だったのだろうか。
もはや、そのあたりは“妄想”だが、足尾鉱山の積み出し以外にも養蚕だろうか、この地の鉄道輸送が賑わう理由があったことは想像に難くない。

その“形見”というかレガシーのようなものだろうか、この地の鉄道地図は複雑怪奇。
桐生周辺の鉄道路線というのは、自分のような初心者にはなかなか分からなくて当然である。(← 開き直り)

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というわけで、その拡大図。

さて、スタートは特急「りょうもう」号で赤城駅まで。

東武桐生線の...浅草からの特急「りょうもう」号の終着駅も赤城駅。その赤城駅は東武桐生線と上毛電鉄上毛線の乗換駅。
でも、その赤城駅には、わたらせ渓谷鉄道はやってこない。1つ手前の相老駅が東武桐生線とわたらせ渓谷鉄道の乗換駅。

さらに赤城駅は上毛電鉄上毛線にとっては中間駅で、全線を乗り通すには西桐生駅まで行かないといけない。

しかも、わたらせ渓谷鉄道の「鉄印」を入手できて、かつ、保存車があるのは大間々駅で。時刻表に書かれた駅名を見ながら、「コレ、乗り通すには行きつ戻りつ、非常に効率が悪そうだ...」と。

さらに「桐生」駅はわたらせ渓谷鉄道とJR両毛線で、上毛電鉄上毛線は「西桐生」駅に発着する。

と、プランつくりの段階で大混乱だったのである。

この拡大図の部分を効率的に“制覇”するプランを...
詳細を地図で調べると、一番、意外だったのは、赤城駅と大間々駅が1 kmほどじゅうぶん徒歩圏であることが分かって。

ということで、プランがまとまったのだった。

……  ……

赤城駅を後に駅前広場を背にして右前方の道、よく晴れていても、その分、風が冷たく感じられる駅前の通りをまっすぐ。
典型的な地方都市の風景、クルマはそこそこ通るが人とすれ違うことはなく。
まもなく、道路に並行してすぐ右側のところに踏切機が見えてくる。

「市役所大間々庁舎」の案内看板が見えてきて、もう少し進むとコンビニがあって、その隣に見えてきたのが小ぶりながら風格のある木造駅舎。

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【2021年1月7日9時52分】 わたらせ渓谷鉄道・大間々駅

大間々駅に到着である。

徒歩10分と言ったところだろうか。

さっそく駅舎内へ。

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多くの3セクで、その路線に有効な乗車券を購入、または所持していることが「鉄印」を入手するための条件。
ということで、<変態鉄>も、わ鐵の1日フリーきっぷを購入。意外とおトク、1往復するだけで、じゅうぶん“モトがとれる”値段設定である。

そして、肝心の「鉄印」はお正月の特別バージョンも含めて選び放題...といえそうな数があったが、DE10形ディーゼル機関車に惹かれて通常バージョンをお願いした次第。

わ鐵は<鉄>に嬉しい路線。それは、多彩な常備券。代表格は硬券だが入場券だけではない。乗車券も取りそろえており。コレクターズアイテムといった感もあるが、もちろん“今なお現役”であって、窓口でフツーに硬券乗車券を買って列車に乗る...ということができるのである。
「全種類1枚ずつ!!」と、いつか言ってみたいが、この日は入場券だけ。でも、<鉄>には堪らないのは、最近では硬券のある駅でも日付はゴム印が通常になっているが、ここは...

ぬぁんと

ちゃんとダッチングマシンで日付を入れてくれるのである。この日、3駅で買った硬券の中で唯一である。画像では日付が読みづらくなるが、でも、ダッチングマシンでの“刻印”だとインクが掠れたり滲んだりすることがないので...。

う~ん、堪らん!!

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そして、気になったコレを購入。
こちらは乗車券として使えるものでは無く、コレクター向けの商品。
「車補セット」である。3種類の補充券をセットにしており。すでにパンチが入った状態だが...

路線図式のものは東武、JRの連絡乗車券バージョン、着駅にパンチ穴を開けるのは線内版。
そのうち、連絡乗車券の路線図は、気になってアレコレ、確かめたくなる訳で。
東武は、「業平橋」の名前が見られるだけで無く「板倉東洋大前」がないこと、もちろん、JRには「高輪ゲートウェイ」がないのは当たり前(??)だとして、「高崎問屋町」駅も見られない。
もちろん、それは揚げ足取り...ではなくて、そのあたりでこのキップが使われていた年台がわかる...ということで。

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【2021年1月7日9時52分】 わたらせ渓谷鉄道・大間々駅

次の間藤ゆき下り列車は10;27発、コンビニにトイレを借りに行っても、もうちょっと時間があったのだが、<変態鉄>には大間々駅に来た理由がもう1つあったのである。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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