2020年、大晦日の小湊鐵道撮影記(5)光風台と上総三又 [小湊鐵道]
引き続き、大晦日の小湊鐵道撮影記。
【2020年12月31日15時33分】 小湊鐵道・上総三叉-上総山田
上総牛久駅周辺に、特に運行本数の多い馬立側に好撮影地があれば、
今後の撮影において有効である...という考えのもと、この日は上総牛久駅で
下りてみたが、やはり...
世の中そんなに甘くはない
ということを思い知るだけの結果になってしまった。
午後、この時期は急速に陽は西に傾いていくもの。残されたチャンスは少なく
なってきたわけで。そんな時間帯、陽を遮る雲がないということは...
…… ……
2020年12月31日(木)晴れ
自分だけ...
発車直前に2人ほどが駆け込んできて。
でも、閑散としたキハの車内。もちろん<変態鉄>はエンジン点検蓋近くの
座席に陣取るわけで。DMH17Cエンジンのあの特有のサウンドを楽しみつつ。
【2020年12月31日12時47分】 小湊鐵道・上総牛久駅
キハ208号車単行の第22A列車。馬立駅からまとまった乗車があって...
でも、<変態鉄>はその次の光風台駅で下車。
そう、定番中の定番!! 養老川第1橋梁での撮影である。もう通い慣れた...
いつもはこの場所には午前中に来ることが多く、ということは下り列車を
光風台駅に近い福祉施設の付近で撮るのが順光になる。
でも、午後に来たら反対岸からの構図が順光になる...という甘い読みだった。
さぁ、20分で下り第19A列車がやってくる。急げば大多喜街道の養老川に架かる
橋まで迂回してギリギリ間に合う...と。
でも...
光線状態を完全に読み違えたのである。逆光も逆光っ!!
橋梁の上総山田駅側の築堤上を走る姿を撮るのも...と思えば、ケーブルが
邪魔でかなり苦しい構図になり。う~ん...
もう間に合わない!!
とりあえず、大多喜街道の橋は歩道部分が広いので、そこまで戻って。
【2020年12月31日13時26分】 小湊鐵道・上総山田-光風台
写真としては「完敗」ではないものの、何度も撮ったことのある構図。
幸い、キハのサイドには一番キレイに光が回る時間帯にあたってくれて
そういう面では“収穫あり”だが、思っていた構図とは違って...。う~ん。
ならば、青空を入れて。
【2020年12月31日13時47分】 小湊鐵道・光風台-上総山田
これも何度も撮っている構図だが、青空が特に澄んでいる気がしたので。
上り第24A列車は後追いで。
そして、続いて下り第21A列車。
小湊キハの車庫は五井機関区。五井駅に到着した上り列車はそのまま折り返す
こともあるが、ここで入庫して別の編成が出てくるケースもあって。
(3番、4番の1面2線のホームなので...)
小湊キハの最大編成両数は4両、大半の列車は単行か2連だが、ここがキハ!!
1両で完結するシステムになっているのがディーゼル動車の特色。
編成両数はある意味、“日替わり”なのである。
今度の第21A列車は上総中野ゆき。レジャー客の帰りの時間帯にあたる列車。
そのため休日ダイヤだとこのあたりから2連、3連になることも多く...
この日は朝の第18A列車以降、2連を見ていないが夕方からは...と、
2連でも困らない構図で撮ることにしたのだが...。
【2020年12月31日14時04分】 小湊鐵道・上総山田-光風台
う~ん、単行。かつ、ヘッドライトは消灯状態。
決して悪い1枚ではないものの、思い描いていたベストショットにはならず。
さぁ、14時を過ぎるとだいぶ陽が傾いてきた感が...
15時頃から16時前まで。この時間帯が“勝負”。西に傾いた陽の光がキハを
妖艶なまでに照らし出すはず。
最後の撮影地は、海士有木駅周辺、いわゆる西広地区を考えていた。
まずはコンビニに立ち寄って光風台駅へ。
【2020年12月31日14時27分】 小湊鐵道・光風台駅
駅名からも分かるとおり、ここは開業当初の駅ではなく、住宅開発に伴い
増設された駅。1976年(昭和51年)12月に開業した同線では一番新しい駅
なのである。「昭和の駅」という感じのコンクリートの極めて無機質な...
でも、その無味乾燥なコンクリート駅が、40年の時間の流れの中で
何とも言えない味わいに...と思うのは<変態鉄>だけだろうか??
ちょうど自分が生まれ育った、その時代。昭和50年台から60年台の...
物心ついた頃の営団地下鉄の駅もこんな感じだった。
いや、もちろん地下駅だが...
階段とか通路とか、ホームも、よく似た雰囲気を感じるのである。
しばらく前に開業40年を機に、トイレの更新工事が終わったのだが、
よく見ると少しずつではあるもののリフレッシュ工事が進んでいるみたいで...
めくれ上がったり剥落したりと荒廃していた階段に付いた滑り止めの部分が...
真新しい灰色のコンクリートに姿を変えており。あと、ホーム部分も一部
舗装が直されていて。
以前はホーム上に 「こんどの列車は を出ました」 の
行灯式表示器があったと思うが...、いつの間にか無くなっていた。
(勘違いか??)
【2020年12月31日14時47分】 小湊鐵道・上総三又駅
キハ213単行の五井ゆき第26A列車に乗ったのは予定通り。
その車内、車窓を見ていてハッとしたのは、上総山田-上総三又の直線区間。
見晴らしの良い直線区間...と思ったのである。
予定変更!!
急遽、上総三又駅で下車して。その下りるときに気づいた。
他の車輌は違うポスターだったのに...
中吊り広告の掲出スペース。キハ213号車(アートミックス広告塗装車)の
下り方運転台直後の中吊りだけ...
「キハ40 Coming Soon」というのに...
取り損ねた!! う~ん。
【2020年12月31日14時48分】 小湊鐵道・上総三又駅
あまり下りる機会のなかった上総三又駅。
片面ホームの無人駅は他の駅舎と違って木造ながら、ちょっと新しい感じ。
それは屋根のせいだろうか??
てっきり、簡易駅舎かと思っていたら、ぬぁんと...無人化で塞がれていた
ものの、この小ぶりな駅舎に出札窓口と駅務室と思われるスペースがあって。
【2020年12月31日15時33分】 小湊鐵道・上総三叉-上総山田
一面の直線区間...は間違いなかったが、意外と線路周りの雑草が五月蠅く。
でも、単行キハなら足回りまでスッキリ抜けそうな場所は駅から5分ほど
戻ったところに。
まずは、乗ってきた列車の折返し。キハ213号車の第25A列車。
【2020年12月31日15時38分】 小湊鐵道・上総山田-上総三叉
続いて、隣の上総山田駅で交換してきた第28A列車、こちらは先ほどの位置から
数メートルだけ動いた地点でサイドから。
ありきたりの列車写真...ではあるものの、キレイに光が回ってくれて。
コレはコレで“収穫”といえるような1枚になった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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【2020年12月31日15時33分】 小湊鐵道・上総三叉-上総山田
上総牛久駅周辺に、特に運行本数の多い馬立側に好撮影地があれば、
今後の撮影において有効である...という考えのもと、この日は上総牛久駅で
下りてみたが、やはり...
世の中そんなに甘くはない
ということを思い知るだけの結果になってしまった。
午後、この時期は急速に陽は西に傾いていくもの。残されたチャンスは少なく
なってきたわけで。そんな時間帯、陽を遮る雲がないということは...
…… ……
2020年12月31日(木)晴れ
自分だけ...
発車直前に2人ほどが駆け込んできて。
でも、閑散としたキハの車内。もちろん<変態鉄>はエンジン点検蓋近くの
座席に陣取るわけで。DMH17Cエンジンのあの特有のサウンドを楽しみつつ。
【2020年12月31日12時47分】 小湊鐵道・上総牛久駅
キハ208号車単行の第22A列車。馬立駅からまとまった乗車があって...
でも、<変態鉄>はその次の光風台駅で下車。
そう、定番中の定番!! 養老川第1橋梁での撮影である。もう通い慣れた...
いつもはこの場所には午前中に来ることが多く、ということは下り列車を
光風台駅に近い福祉施設の付近で撮るのが順光になる。
でも、午後に来たら反対岸からの構図が順光になる...という甘い読みだった。
さぁ、20分で下り第19A列車がやってくる。急げば大多喜街道の養老川に架かる
橋まで迂回してギリギリ間に合う...と。
でも...
光線状態を完全に読み違えたのである。逆光も逆光っ!!
橋梁の上総山田駅側の築堤上を走る姿を撮るのも...と思えば、ケーブルが
邪魔でかなり苦しい構図になり。う~ん...
もう間に合わない!!
とりあえず、大多喜街道の橋は歩道部分が広いので、そこまで戻って。
【2020年12月31日13時26分】 小湊鐵道・上総山田-光風台
写真としては「完敗」ではないものの、何度も撮ったことのある構図。
幸い、キハのサイドには一番キレイに光が回る時間帯にあたってくれて
そういう面では“収穫あり”だが、思っていた構図とは違って...。う~ん。
ならば、青空を入れて。
【2020年12月31日13時47分】 小湊鐵道・光風台-上総山田
これも何度も撮っている構図だが、青空が特に澄んでいる気がしたので。
上り第24A列車は後追いで。
そして、続いて下り第21A列車。
小湊キハの車庫は五井機関区。五井駅に到着した上り列車はそのまま折り返す
こともあるが、ここで入庫して別の編成が出てくるケースもあって。
(3番、4番の1面2線のホームなので...)
小湊キハの最大編成両数は4両、大半の列車は単行か2連だが、ここがキハ!!
1両で完結するシステムになっているのがディーゼル動車の特色。
編成両数はある意味、“日替わり”なのである。
今度の第21A列車は上総中野ゆき。レジャー客の帰りの時間帯にあたる列車。
そのため休日ダイヤだとこのあたりから2連、3連になることも多く...
この日は朝の第18A列車以降、2連を見ていないが夕方からは...と、
2連でも困らない構図で撮ることにしたのだが...。
【2020年12月31日14時04分】 小湊鐵道・上総山田-光風台
う~ん、単行。かつ、ヘッドライトは消灯状態。
決して悪い1枚ではないものの、思い描いていたベストショットにはならず。
さぁ、14時を過ぎるとだいぶ陽が傾いてきた感が...
15時頃から16時前まで。この時間帯が“勝負”。西に傾いた陽の光がキハを
妖艶なまでに照らし出すはず。
最後の撮影地は、海士有木駅周辺、いわゆる西広地区を考えていた。
まずはコンビニに立ち寄って光風台駅へ。
【2020年12月31日14時27分】 小湊鐵道・光風台駅
駅名からも分かるとおり、ここは開業当初の駅ではなく、住宅開発に伴い
増設された駅。1976年(昭和51年)12月に開業した同線では一番新しい駅
なのである。「昭和の駅」という感じのコンクリートの極めて無機質な...
でも、その無味乾燥なコンクリート駅が、40年の時間の流れの中で
何とも言えない味わいに...と思うのは<変態鉄>だけだろうか??
ちょうど自分が生まれ育った、その時代。昭和50年台から60年台の...
物心ついた頃の営団地下鉄の駅もこんな感じだった。
いや、もちろん地下駅だが...
階段とか通路とか、ホームも、よく似た雰囲気を感じるのである。
しばらく前に開業40年を機に、トイレの更新工事が終わったのだが、
よく見ると少しずつではあるもののリフレッシュ工事が進んでいるみたいで...
めくれ上がったり剥落したりと荒廃していた階段に付いた滑り止めの部分が...
真新しい灰色のコンクリートに姿を変えており。あと、ホーム部分も一部
舗装が直されていて。
以前はホーム上に 「こんどの列車は を出ました」 の
行灯式表示器があったと思うが...、いつの間にか無くなっていた。
(勘違いか??)
【2020年12月31日14時47分】 小湊鐵道・上総三又駅
キハ213単行の五井ゆき第26A列車に乗ったのは予定通り。
その車内、車窓を見ていてハッとしたのは、上総山田-上総三又の直線区間。
見晴らしの良い直線区間...と思ったのである。
予定変更!!
急遽、上総三又駅で下車して。その下りるときに気づいた。
他の車輌は違うポスターだったのに...
中吊り広告の掲出スペース。キハ213号車(アートミックス広告塗装車)の
下り方運転台直後の中吊りだけ...
「キハ40 Coming Soon」というのに...
取り損ねた!! う~ん。
【2020年12月31日14時48分】 小湊鐵道・上総三又駅
あまり下りる機会のなかった上総三又駅。
片面ホームの無人駅は他の駅舎と違って木造ながら、ちょっと新しい感じ。
それは屋根のせいだろうか??
てっきり、簡易駅舎かと思っていたら、ぬぁんと...無人化で塞がれていた
ものの、この小ぶりな駅舎に出札窓口と駅務室と思われるスペースがあって。
【2020年12月31日15時33分】 小湊鐵道・上総三叉-上総山田
一面の直線区間...は間違いなかったが、意外と線路周りの雑草が五月蠅く。
でも、単行キハなら足回りまでスッキリ抜けそうな場所は駅から5分ほど
戻ったところに。
まずは、乗ってきた列車の折返し。キハ213号車の第25A列車。
【2020年12月31日15時38分】 小湊鐵道・上総山田-上総三叉
続いて、隣の上総山田駅で交換してきた第28A列車、こちらは先ほどの位置から
数メートルだけ動いた地点でサイドから。
ありきたりの列車写真...ではあるものの、キレイに光が回ってくれて。
コレはコレで“収穫”といえるような1枚になった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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