ことでんレトロ最終章（１）ぷろろーぐ（その１） [高松琴平電鉄]
何だか紛らわしいことこの上ないが、この前、＜速報版＞を載せたのは、
“あなぶきトラベル”が募集した団体ツアーの行程に「レトロ電車」が組み込まれ
早朝、バスで香川県入りした一団、午前中にこんぴらさんを参拝して
琴電琴平 → 仏生山を「ことでんレトロ」で移動する...というもの。
10月18日にも催行決定と出ており、現在、“参戦”可能かどうかについて
最終調整に入っている段階。それが、昨日の記事の冒頭。
気になるのは今週末に襲来する台風である。
その、ことでんレトロ。
【2020年9月20日17時00分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
ここまで4両が動態保存車として残されてきたものの...
2019年に「レトロ廃車計画」が発表され。2020年に2両（23、500号車）、
2021年に2両（120、300号車）が廃車され、とうとう、ことでんから貴重な
吊り掛け電車が消えるとともに、前身の琴平電鉄開業時から活躍してきた
生え抜きの電車の終焉が...
その先陣を切って引退イベントが企画されていたのが23号車。
黄色い電車たちと併結しての特別運行などが今年5月の大型連休に...。
こちらのブログに変わった直後、そんなことで期待に胸を膨らませつつ、
2月までには5月の大型連休、高松市内のホテルと航空券を予約していたのだった。
でも...
…… ……
そう、コロナ禍。年が明けて横浜に入港したクルーズ船のことで大騒ぎしていた
時だって、何だか他人事のような感じで「へぇ～っ」というくらいのもの。
でも、3月に入って...
何だか、ついこの前のようにも思えるし、自分の身の回りも、いろいろありすぎて
何年も前の遠い昔のような気もするし...
仕事も日常生活もメチャクチャ。これまでに経験したことのない異例ずくめの日々。
もちろん、“趣味活動”など...
それが漸く、少しずつ収束したというより、みんなが“異常”に慣れてきて。
これぞホントの“New Normal”かも知れないが...
夏休みくらいから落ち着きを見せてきたような。そして...
先日まで拙ブログでご紹介してきたとおり、8月30日に事前予約制（抽選）で
「レトロ電車特別運行」が“復活”し。
本当なら5月に廃車になっていたはずの23号車も、廃車時期を延期した上で
4両繋いでの晴れ舞台。
【2020年8月30日16時36分】 高松琴平電鉄琴平線・円座－一宮（後追い）
もちろん、＜変態鉄＞も駆けつけたのだが...
早朝出発による睡眠不足、コロナ禍で屋外で過ごす（趣味活動）の時間が
少なかったことが災いして、熱いが熱中症のような状況になって意識朦朧。
それではマトモな写真が撮れるはずも無く。
午前・午後に各1往復、午前の部の往路には間に合わず3回の撮影機会も何とも
悔しさだけ残る辛い撮影になった。
コロナ禍の影響はこういうところにもあって。
こういうとき、ことでん、高松琴平電鉄は非常に詳しく事前の告知があって。
以前はイベント列車の時刻表を各駅秒単位で発表してくれた。
でも、今回は...
撮影者の密集を避ける...つまり、近隣住民への配慮と言うこともあったのか
時刻は徹底的に秘密とされ。参加者にもおおよその集合時刻しか告げられず、
運転区間も伏せられていたというのだから。尤も、運転区間は99.9%、
仏生山－琴電琴平往復で間違いなし...とは思っていたが。
（その分、翌21日“夜の部”（参加できなかった）の築港往復は驚きだった。）
そして、23号車と500号車の2両。その最後の晴れ舞台。
本当に最後の「ことでんレトロ4連運行」は、9月20日に“午前・午後の部”で
各1往復、21日“夜の部”で1往復（と参加者限定の撮影会）ということになり。
ということで...
＜予告編＞でも記した通り、朝一番のヒコーキでは“午前の部”のレトロに
間に合わないということで。
【2017年10月15日6時25分】 山陽本線・岡山駅
でも、前日、19日（土）は夜まで仕事だったのである。
ということで、当然、＜変態鉄＞が目論むのは特急寝台「サンライズ」号。
ただ、いわゆるシルバーウィークの土曜日の夜。やはり既に満席で。
「どうしよう、諦めるか??」と思ったのだが、当日の朝、東京の自宅から向かえば
間に合わない。でも、19日の仕事の終わる時刻はちょっと読めない...
悩みに悩んだ挙げ句、新幹線特急料金は割高になっても、新大阪駅前で泊まって
翌朝の岡山乗換で現地入りする...というプランを。
“まさか”と思ったが、新大阪駅前のホテルが日曜の夜に3,000円ほどで。
いや、予約サイトで「ビジネスホテル」を謳っていても、3,000円台というのは
危険な香りしかしないのである。
部屋がカビ臭くても照明などが壊れていて、フロントは散らかっていて無人。
大きな声で呼んだら、ステテコ姿のおっさんが面倒くさそうに...
でも、深夜の新幹線で到着して翌朝6時の新幹線に乗るまでの短時間滞在。
とりあえず「“駅寝”よりはマシ」というだけ。何も期待せずに予約した
ホテルは「新大阪駅下車徒歩7分」。でも、よく見ると「西中島南方駅徒歩5分」。
新御堂筋からちょっと入ったところにあるビジホらしい。
https://www.youtube.com/watch?v=sYKbHSqWg-I
ただ、いわゆるインバウンド需要が消滅して、全国的に
♪ 咲ぁ～かせぇ～て 咲ぁ～かせぇ～て...
おっと間違えた。それは「桃色吐息」、正しくは「青息吐息」の観光業界。
カビ臭い布団で全く寝付かれない...という展開を覚悟での到着だったのだが
これは非常に良い意味で裏切られることになる。
さぁ、いよいよ。19日。出発の日である。
この日の＜変態鉄＞は渋谷勤務。仕事の用意の他に三脚とカメラバッグを提げて。
それら趣味活動用のものは渋谷駅のコインロッカーに入れて出勤するつもり
だったのだが...
すでに“Go To”に東京を入れても良いか議論されていた時期、甘く見ていたら
土曜の渋谷駅のコインロッカーはすでに埋まっていたのである。
なぜかカメラバッグと三脚を持って出社する＜変態鉄＞だったのである。
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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“あなぶきトラベル”が募集した団体ツアーの行程に「レトロ電車」が組み込まれ
早朝、バスで香川県入りした一団、午前中にこんぴらさんを参拝して
琴電琴平 → 仏生山を「ことでんレトロ」で移動する...というもの。
10月18日にも催行決定と出ており、現在、“参戦”可能かどうかについて
最終調整に入っている段階。それが、昨日の記事の冒頭。
気になるのは今週末に襲来する台風である。
その、ことでんレトロ。
【2020年9月20日17時00分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
ここまで4両が動態保存車として残されてきたものの...
2019年に「レトロ廃車計画」が発表され。2020年に2両（23、500号車）、
2021年に2両（120、300号車）が廃車され、とうとう、ことでんから貴重な
吊り掛け電車が消えるとともに、前身の琴平電鉄開業時から活躍してきた
生え抜きの電車の終焉が...
その先陣を切って引退イベントが企画されていたのが23号車。
黄色い電車たちと併結しての特別運行などが今年5月の大型連休に...。
こちらのブログに変わった直後、そんなことで期待に胸を膨らませつつ、
2月までには5月の大型連休、高松市内のホテルと航空券を予約していたのだった。
でも...
…… ……
そう、コロナ禍。年が明けて横浜に入港したクルーズ船のことで大騒ぎしていた
時だって、何だか他人事のような感じで「へぇ～っ」というくらいのもの。
でも、3月に入って...
何だか、ついこの前のようにも思えるし、自分の身の回りも、いろいろありすぎて
何年も前の遠い昔のような気もするし...
仕事も日常生活もメチャクチャ。これまでに経験したことのない異例ずくめの日々。
もちろん、“趣味活動”など...
それが漸く、少しずつ収束したというより、みんなが“異常”に慣れてきて。
これぞホントの“New Normal”かも知れないが...
夏休みくらいから落ち着きを見せてきたような。そして...
先日まで拙ブログでご紹介してきたとおり、8月30日に事前予約制（抽選）で
「レトロ電車特別運行」が“復活”し。
本当なら5月に廃車になっていたはずの23号車も、廃車時期を延期した上で
4両繋いでの晴れ舞台。
【2020年8月30日16時36分】 高松琴平電鉄琴平線・円座－一宮（後追い）
もちろん、＜変態鉄＞も駆けつけたのだが...
早朝出発による睡眠不足、コロナ禍で屋外で過ごす（趣味活動）の時間が
少なかったことが災いして、熱いが熱中症のような状況になって意識朦朧。
それではマトモな写真が撮れるはずも無く。
午前・午後に各1往復、午前の部の往路には間に合わず3回の撮影機会も何とも
悔しさだけ残る辛い撮影になった。
コロナ禍の影響はこういうところにもあって。
こういうとき、ことでん、高松琴平電鉄は非常に詳しく事前の告知があって。
以前はイベント列車の時刻表を各駅秒単位で発表してくれた。
でも、今回は...
撮影者の密集を避ける...つまり、近隣住民への配慮と言うこともあったのか
時刻は徹底的に秘密とされ。参加者にもおおよその集合時刻しか告げられず、
運転区間も伏せられていたというのだから。尤も、運転区間は99.9%、
仏生山－琴電琴平往復で間違いなし...とは思っていたが。
（その分、翌21日“夜の部”（参加できなかった）の築港往復は驚きだった。）
そして、23号車と500号車の2両。その最後の晴れ舞台。
本当に最後の「ことでんレトロ4連運行」は、9月20日に“午前・午後の部”で
各1往復、21日“夜の部”で1往復（と参加者限定の撮影会）ということになり。
ということで...
＜予告編＞でも記した通り、朝一番のヒコーキでは“午前の部”のレトロに
間に合わないということで。
【2017年10月15日6時25分】 山陽本線・岡山駅
でも、前日、19日（土）は夜まで仕事だったのである。
ということで、当然、＜変態鉄＞が目論むのは特急寝台「サンライズ」号。
ただ、いわゆるシルバーウィークの土曜日の夜。やはり既に満席で。
「どうしよう、諦めるか??」と思ったのだが、当日の朝、東京の自宅から向かえば
間に合わない。でも、19日の仕事の終わる時刻はちょっと読めない...
悩みに悩んだ挙げ句、新幹線特急料金は割高になっても、新大阪駅前で泊まって
翌朝の岡山乗換で現地入りする...というプランを。
“まさか”と思ったが、新大阪駅前のホテルが日曜の夜に3,000円ほどで。
いや、予約サイトで「ビジネスホテル」を謳っていても、3,000円台というのは
危険な香りしかしないのである。
部屋がカビ臭くても照明などが壊れていて、フロントは散らかっていて無人。
大きな声で呼んだら、ステテコ姿のおっさんが面倒くさそうに...
でも、深夜の新幹線で到着して翌朝6時の新幹線に乗るまでの短時間滞在。
とりあえず「“駅寝”よりはマシ」というだけ。何も期待せずに予約した
ホテルは「新大阪駅下車徒歩7分」。でも、よく見ると「西中島南方駅徒歩5分」。
新御堂筋からちょっと入ったところにあるビジホらしい。
https://www.youtube.com/watch?v=sYKbHSqWg-I
ただ、いわゆるインバウンド需要が消滅して、全国的に
♪ 咲ぁ～かせぇ～て 咲ぁ～かせぇ～て...
おっと間違えた。それは「桃色吐息」、正しくは「青息吐息」の観光業界。
カビ臭い布団で全く寝付かれない...という展開を覚悟での到着だったのだが
これは非常に良い意味で裏切られることになる。
さぁ、いよいよ。19日。出発の日である。
この日の＜変態鉄＞は渋谷勤務。仕事の用意の他に三脚とカメラバッグを提げて。
それら趣味活動用のものは渋谷駅のコインロッカーに入れて出勤するつもり
だったのだが...
すでに“Go To”に東京を入れても良いか議論されていた時期、甘く見ていたら
土曜の渋谷駅のコインロッカーはすでに埋まっていたのである。
なぜかカメラバッグと三脚を持って出社する＜変態鉄＞だったのである。
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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お疲れ様です。
新大阪駅周辺はビジネスホテルが林立しています。高級どころから安価なホテルまで多様に揃ってます。
by UZ (2020-10-09 21:26)
UZさん
コメントありがとうございます。
今回のホテルは、思いがけず...
でも、あれだけ駅至近で設備も新しいホテルが、あの料金と言うことはコロナ禍における観光・宿泊業界の置かれた厳しい状況を表しているのかも知れませんね。「安くて良かった」というだけの話ではないような気もしています。
by ferrum_queserasera (2020-10-10 02:25)