五井にアイヅがやってきた。(2) [小湊鐵道]
6月21日の撮影会の話題は、もう少し後になりそう。
只見線を走っていた会津若松常駐のキハ40形が五井へとやって来たのは、
5月の、まだ外出自粛のまっただ中だった頃。JR貨物の機関車に牽かれて...
郡山から甲種輸送でやって来たのだが、その詳細なダイヤは数日前に某鉄道誌の
公式サイトに掲載された。
もちろん、武蔵野線経由とはいえ都心に近いところを日中走行するとなれば、
平日であっても学校は休校で、仕事が休みになっている人も多く、大騒ぎになって。
この当日、<変態鉄>は母の通院に付き添っていて。残念ながら駆けつけることは
できなかったのである。もし、行けていたら、あの騒動の中に居たかも知れない。
ということで、数日後、静かになったであろうところで五井機関区の様子を
見に行ったのである。
【2020年6月21日11時56分】 小湊鐵道・里見駅
「東北色」のままデビューしてくれれば、只見線以来のタブレット授受の場面も...。
小湊鐵道は上総牛久以遠が票券・スタフ閉塞になっていて。その持ち運びには
タブレットのキャリアが使われているので、写真としてはタブレット交換のような
感じに撮れる。只見線はJRでは最後の最後までタブレット閉塞が残る線区だった。
会津坂下や会津宮下の駅で毎日、展開されていた情景が、もしかしたら里見駅で
再現されるかも知れない。そんなこともちょっと期待している。
…… ……
2020年5月27日(水)曇り
内房線で五井駅に降り立つと向かい側の小湊鐵道側だけ時間の流れが止まったような
そんな感じ。<鉄>本のモノクロ写真で見たような情景、それがそのまま残って
いるのである。
【2020年5月27日7時49分】 小湊鐵道・五井駅付近
残念ながら、キハ40形は2両ともキハ200形と「里山トロッコ」に厳重にガードされ
その全景を見ることはできなかった。
でも、それは半ば「織り込み済み」だった。
ネットで情報を集めてみると、この日の午後、キハの入換作業が行われ、
キハ40形が顔の見える位置に出されたみたいで。午後に行けばそれが撮れたかも
知れないのだが、でも、(決して負け惜しみでは無く)残念だとは思わなかった。
このとき、翌月に撮影会があって、それに「当選」するとは思っていなかったが
それでも「いつか撮れる日が来るはず」と。
だから、この日は形式写真風にスッキリした1枚を撮れなくても、それはそれで
良い記録になるはず...と思っての訪問。
…… ……
でも、せっかく来たのでこのままトンボ返りではなく、五井駅周辺を。
まず、駅南側の踏切まで一気に歩いてみた。ちょうど小湊鐵道の本社や機関区を
ヨコに見ながら。敷地沿いに。
小湊鐵道とJR内房線の2つの踏切が連続する、あの地点まで行って折り返し。
ちなみに、この五井駅を出発して最初の踏切、小湊の踏切は打鐘式で残っている。
【2020年5月27日7時57分】 小湊鐵道・五井機関区付近(公道より撮影)
その踏切のヨコは、五井機関区構内の南端にあたる。自社系のタクシーが停められて
いたり、職員の方の通勤用のクルマだろうか。そういった一角に鎮座しているのが
この古典貨車。
倉庫代用のような感じで置かれているのは、地方私鉄の車庫では珍しいことでは
ないのだが、もちろん、荒廃は見られるものの、相当、古いタイプと思われる
木製有蓋車が完全な状態で残っているのは貴重だといえる。
先日、21日の撮影会で細部をちょっとだけ観察させていただく機会を得たが、
大正時代に九州の工場で製造されたことを示す製造銘板が台枠に残っていたり、
スポーク車輪を使用していたり...、<変態鉄>としてはコーフンせざるを得ない
そんな個体だった。
【2020年5月27日7時59分】 小湊鐵道・五井機関区付近(公道より撮影)
そして、五井機関区と言えば小湊鐵道開業当初(大正時代)に導入された
蒸気機関車が道路にお尻を向けて静態保存されている。
通常なら事務所に一声かけたら見学させてもらえるのだが、コロナ禍と
美術関係のイベントの関係で現在は見学不可。
【2020年5月27日7時59分】 小湊鐵道・五井機関区付近(公道より撮影)
その少し駅側にあるのがキハ209号車。それにしてもボロボロである。
書類上は「休車」扱いで、キハ200形は14両全部が健在と言うことになっているが
どう見ても部品取り用の廃車体。テールライトなど外見でもわかる部品類も
外されており、ドアも他の車両と交換したのは明らかな感じ。
キハ40形が稼働するのと同時に、この車両が廃車になるというのが大方の
<鉄>の予想なのである。
【2020年5月27日7時59分】 小湊鐵道・五井機関区付近(公道より撮影)
でも、やっぱり気になるのはヨンマルであることは間違いなく。
道路側からなら何とかその姿を捉えることができるか...と、アレコレ。
望遠レンズで抜こうとしたのだが...それは無理だったと言うことで。
まぁ、他にすることもないので...
【2020年5月27日8時05分】 小湊鐵道・五井機関区付近(JR線ホームより撮影)
さっさとPASMOをタッチして内房線ホームに戻ったのだった。
電車が来るまで引き続き、五井機関区の様子を観察してみたが...。
【2020年5月27日8時07分】 小湊鐵道・五井機関区付近(JR線ホームより撮影)
「里山トロッコ」の向こう側でキハ40は動きそうな感じもなく。
このときの方向幕は白幕だった。よく見れば、当たり前だが只見線のシンボル、
衛星携帯電話アンテナは撤去されており、さらに方向幕上部にあってツララ切り??
も撤去されているのが確認できた。
【2020年5月27日8時08分】 小湊鐵道・五井駅付近(JR線ホームより撮影)
そんなとき、鳴り出す踏切の音。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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只見線を走っていた会津若松常駐のキハ40形が五井へとやって来たのは、
5月の、まだ外出自粛のまっただ中だった頃。JR貨物の機関車に牽かれて...
郡山から甲種輸送でやって来たのだが、その詳細なダイヤは数日前に某鉄道誌の
公式サイトに掲載された。
もちろん、武蔵野線経由とはいえ都心に近いところを日中走行するとなれば、
平日であっても学校は休校で、仕事が休みになっている人も多く、大騒ぎになって。
この当日、<変態鉄>は母の通院に付き添っていて。残念ながら駆けつけることは
できなかったのである。もし、行けていたら、あの騒動の中に居たかも知れない。
ということで、数日後、静かになったであろうところで五井機関区の様子を
見に行ったのである。
【2020年6月21日11時56分】 小湊鐵道・里見駅
「東北色」のままデビューしてくれれば、只見線以来のタブレット授受の場面も...。
小湊鐵道は上総牛久以遠が票券・スタフ閉塞になっていて。その持ち運びには
タブレットのキャリアが使われているので、写真としてはタブレット交換のような
感じに撮れる。只見線はJRでは最後の最後までタブレット閉塞が残る線区だった。
会津坂下や会津宮下の駅で毎日、展開されていた情景が、もしかしたら里見駅で
再現されるかも知れない。そんなこともちょっと期待している。
…… ……
2020年5月27日(水)曇り
内房線で五井駅に降り立つと向かい側の小湊鐵道側だけ時間の流れが止まったような
そんな感じ。<鉄>本のモノクロ写真で見たような情景、それがそのまま残って
いるのである。
【2020年5月27日7時49分】 小湊鐵道・五井駅付近
残念ながら、キハ40形は2両ともキハ200形と「里山トロッコ」に厳重にガードされ
その全景を見ることはできなかった。
でも、それは半ば「織り込み済み」だった。
ネットで情報を集めてみると、この日の午後、キハの入換作業が行われ、
キハ40形が顔の見える位置に出されたみたいで。午後に行けばそれが撮れたかも
知れないのだが、でも、(決して負け惜しみでは無く)残念だとは思わなかった。
このとき、翌月に撮影会があって、それに「当選」するとは思っていなかったが
それでも「いつか撮れる日が来るはず」と。
だから、この日は形式写真風にスッキリした1枚を撮れなくても、それはそれで
良い記録になるはず...と思っての訪問。
…… ……
でも、せっかく来たのでこのままトンボ返りではなく、五井駅周辺を。
まず、駅南側の踏切まで一気に歩いてみた。ちょうど小湊鐵道の本社や機関区を
ヨコに見ながら。敷地沿いに。
小湊鐵道とJR内房線の2つの踏切が連続する、あの地点まで行って折り返し。
ちなみに、この五井駅を出発して最初の踏切、小湊の踏切は打鐘式で残っている。
【2020年5月27日7時57分】 小湊鐵道・五井機関区付近(公道より撮影)
その踏切のヨコは、五井機関区構内の南端にあたる。自社系のタクシーが停められて
いたり、職員の方の通勤用のクルマだろうか。そういった一角に鎮座しているのが
この古典貨車。
倉庫代用のような感じで置かれているのは、地方私鉄の車庫では珍しいことでは
ないのだが、もちろん、荒廃は見られるものの、相当、古いタイプと思われる
木製有蓋車が完全な状態で残っているのは貴重だといえる。
先日、21日の撮影会で細部をちょっとだけ観察させていただく機会を得たが、
大正時代に九州の工場で製造されたことを示す製造銘板が台枠に残っていたり、
スポーク車輪を使用していたり...、<変態鉄>としてはコーフンせざるを得ない
そんな個体だった。
【2020年5月27日7時59分】 小湊鐵道・五井機関区付近(公道より撮影)
そして、五井機関区と言えば小湊鐵道開業当初(大正時代)に導入された
蒸気機関車が道路にお尻を向けて静態保存されている。
通常なら事務所に一声かけたら見学させてもらえるのだが、コロナ禍と
美術関係のイベントの関係で現在は見学不可。
【2020年5月27日7時59分】 小湊鐵道・五井機関区付近(公道より撮影)
その少し駅側にあるのがキハ209号車。それにしてもボロボロである。
書類上は「休車」扱いで、キハ200形は14両全部が健在と言うことになっているが
どう見ても部品取り用の廃車体。テールライトなど外見でもわかる部品類も
外されており、ドアも他の車両と交換したのは明らかな感じ。
キハ40形が稼働するのと同時に、この車両が廃車になるというのが大方の
<鉄>の予想なのである。
【2020年5月27日7時59分】 小湊鐵道・五井機関区付近(公道より撮影)
でも、やっぱり気になるのはヨンマルであることは間違いなく。
道路側からなら何とかその姿を捉えることができるか...と、アレコレ。
望遠レンズで抜こうとしたのだが...それは無理だったと言うことで。
まぁ、他にすることもないので...
【2020年5月27日8時05分】 小湊鐵道・五井機関区付近(JR線ホームより撮影)
さっさとPASMOをタッチして内房線ホームに戻ったのだった。
電車が来るまで引き続き、五井機関区の様子を観察してみたが...。
【2020年5月27日8時07分】 小湊鐵道・五井機関区付近(JR線ホームより撮影)
「里山トロッコ」の向こう側でキハ40は動きそうな感じもなく。
このときの方向幕は白幕だった。よく見れば、当たり前だが只見線のシンボル、
衛星携帯電話アンテナは撤去されており、さらに方向幕上部にあってツララ切り??
も撤去されているのが確認できた。
【2020年5月27日8時08分】 小湊鐵道・五井駅付近(JR線ホームより撮影)
そんなとき、鳴り出す踏切の音。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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