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さぁ、“コロナ禍”が終わったら... [アナログ写真保存庫]

5月末で“引退”と発表されていた「赤胴」、阪神電車といえば...という
塗色の電車たち。

しばらく前に、在京の某新聞社系の球団カラーへと、
なぜかライバル球団のカラーへと車体塗色を変更したのが、阪神電車。
ロゴもカラフルな...パッチワークみたいな...ハート型のものに変更されて。
個人的には昔の、菱形の中にレールの断面が見えるマークの方が好きだった。

その“赤胴車”は各駅停車用の“青胴車”に対して優等列車用の車両の塗色。

021_IMG_1649.JPG
【2011年10月24日12時55分】 阪神電鉄武庫川線・武庫川-鳴尾

塗り替えは、かなり前に(事実上)完了しており、本線の普通車に“青胴”が
一部残っているほかは、武庫川線を行ったり来たりする電車だけが“赤胴”。
その最後の“赤胴”も5月までで、こちらは黄色と黒の球団カラーの車両に
置き換えられることが決まっていた。

でも、なぜかそれが直前になって延期されるみたいで。
新車ではないので(本線からの転用)、乗務員の習熟に時間がかかるとか
そういうことでも無さそうで。<鉄>としては...

まさに<葬式鉄>には違いないのだが...

6月に入ってから撮りに行ける可能性が残ってくれたということで。


……  ……

ずっと東京で暮らしている<変態鉄>にとって関西私鉄というのは憧れるが
なかなか撮る機会も多くなく。

1_IMG_20200523_0055.jpg
【2003年2月頃】 阪神西大阪線・西九条駅

2003年2月に...たぶん、西九条駅でカメラを構えたこの1枚。
まだ、阪神電車がミナミの街にやってくる...のは先のことで、阪神西九条駅は
寂しい感じもするターミナル駅だった。

これを撮った翌朝...

2_IMG_20200523_0058.jpg
【2003年2月頃】 兵庫県神戸市・高速舞子バス停

<変態鉄>がやって来たのは、ココである。

当時はもちろんブログなどやっていなかったし、行き帰りの途中でカメラを
取り出すなどあり得なかったが、こういう謎の1枚を撮っている。

ここは???

そう、高速舞子バス停なのである。
生まれて初めての明石海峡大橋にちょっとドキドキの<変態ガキ鉄>。
いろいろと事情があって学生を続行していた時期である。

ここから高速バスで海を渡って。

大人しく徳島なり高松まで乗れば良いものを...

降り立ったのは、ぬぁんと...

3_IMG_20200523_0064.jpg
【2003年2月頃】 徳島県鳴門市・鳴門公園付近

高速「鳴門公園口」バス停だった筈。
“運が良ければ鳴門の渦潮が眼前に...”というガイドブックのコトバを
真に受けての訪問である。(もちろん、世の中、そんなに甘くない)

4_IMG_20200523_0067.jpg
【2003年2月頃】 鳴門線・鳴門駅

路線バスに乗ってやって来たのは、鳴門駅。
この当時、四国のキハ40形は日中の運用も多かった。当たり前のようにキハ40形。
いまなら大コーフンだが、キハ58系なども少なからず残っていた当時のこと。
キハ40系を見ても「あっ、そう!?」程度のことだった。

……  ……

古いネガを見ていると、断片的な記憶がいろいろと甦ってきて。
いまでは<撮り鉄>ばかりの<変態鉄>だが、この当時は、あちこち出歩くことが
好きだった。

5_IMG_20200523_0079.jpg
【2003年2月頃】 牟岐線(?)・撮影地不詳

翌日は、徳島駅からこの列車だった。なぜ列車名が「剣山」なのか...
牟岐線を海沿いに下っていったはず。特急「むろと」号のように思うのだが...

6_IMG_20200405_0176.jpg
【2003年2月頃】 阿佐海岸鉄道・甲浦駅

DMVへの置換えが噂されるこの路線をせっせと南下して。

“神輿は軽くてパーが良い”の某総理大臣の名前からとったとされる(← ウソ)
JR線の終着駅から高架とトンネルが続く第3セクター。距離にしてはそう長くないが
この間に県境を越えていて、徳島県から高知県の東部に進入したのだった。

甲浦駅でそのままトンボ返り...とならないのが当時の<変態ガキ鉄>。
時刻表を見れば、少し待てば、さらに南下して室戸岬方面に抜ける路線バスが。

近くの商店で買ったのか、朝、徳島駅で買ってきたのか...
駅前バス停のところのベンチでパンを囓っていた記憶が残っている。
南国・高知とはいえど2月の比較的寒い時期。ベンチでパンを食べる<変態ガキ鉄>を
見かねたのか、駅に来ていたおばあちゃんが熱いお茶を出してくれたのを
覚えている。

思わぬ親切に感謝する場面、当時は少なくなかった。

そこから、どこの社だったのかも記録していないが、路線バスで延々と。
バスマニアではないので、「この車体は※※製の※※年モデルで...」みたいな
ことは全然分からないが、路線バスに乗るのは意外と好きな<変態鉄>。

室戸岬をバスで走り抜けたのである。
かなり長い距離を乗ったように覚えている。

7_IMG_20200405_0171.jpg
【2003年2月頃】 土佐くろしお鉄道ごめんなはり線・奈半利駅

そのバスでたどり着いたのは奈半利駅。
土佐くろしお鉄道「ごめん・なはり線」に初乗り...と喜んでホームへ上がって
みたら、そこで待っていたのが、ぬぁんと...

JR四国からの乗り入れ車。
せっかくだったら、くろしお鉄道車に乗りたかったが...画にならない記念写真。

8_IMG_20200405_0172.jpg
【2003年2月頃】 土佐くろしお鉄道ごめんなはり線・安芸駅(?)

せっかくのくろしお鉄道で、同社の車両は途中駅ですれ違うところを撮っただけで。
ちょっと心残りの1日だった。

いまなら後免駅で下車して路面電車に乗り換えそうなところだが、たぶん、
このときは高知駅まで直行したはず。

この室戸岬を路線バスで越えるルート、いまでも続いているのだろうか...
反対に四国の西側にあたる予土線ルートも含めて、またまた四国1周をしてみたい
と思っている<変態鉄>なのである。

早く“コロナ禍”が終息して、旅行に行けるときが来て欲しい...
“ネタ”と呼ばれるような列車でなければ、<撮り鉄>というのも“密”が
起こりにくい趣味活動だとは思うのだが...

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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