2020年2月「ことでんレトロ」撮影記(1)ぷろろーぐ [高松琴平電鉄]
今日の話題に入る前に。
記事の更新が大幅に遅れてしまったのは...
退院から2週間、うちの母親を病院に連れて行っていたのである。
会社には有休をもらって。今朝、早く起きて...。病院は、やはりちょっと
待たされたが、でも、順調に終わって。
早起きが必要だったので、昨晩のうちにブログをアップしておけば良かったものの
そういう日に限って...。
会社から帰って晩ご飯を食べて、早く寝よう...と。ちょっとした不注意で
テーブルのまわりを味噌汁で“浸水”させる事態が発生して。
とりあえず、周囲の床を軽く拭き取って寝るしか無かったのである。ブログは...
ということで、ようやくブログを書く時間ができたのは午後になってから。
さぁ、それでは「ことでんレトロ」の話題...
となる前に、もう1つ。
【2013年9月8日11時38分】 アルピコ交通上高地線・新村車両所
アルピコ交通上高地線...かつての松本電鉄だが...の車庫があるのは新村駅。
その駅構内片隅に“青ガエル”が保存されていた。
井の頭線からの譲渡車が入って引退した電車だが、数年前、地元ファンの尽力で
東急時代の緑色の姿に復元され。
お披露目の撮影会に参加したのは、2013年9月のこと。でも、写真でもハッキリと
わかるように強い雨の降る1日で。途中でカメラのレンズに水が入って
上手く撮れず。ちょっと心残りな撮影会になってしまった。
それが...
…… ……
ツイッター上の情報で。
ぬぁんと...
昨晩までに新村の車庫からトラックに載せられて搬出されてしまったとか。
検索してみると、複数のサイトにその搬出から輸送の写真が載せられており。
さらに調べると昨年秋の地元紙の記事に。
曰く、長期間の保存で車体の状態が悪化しており、現地での解体も考えられたが
古い車両だけに車体内部にアスベストが含まれているとのこと。その対策には
高額な費用が必要で解体を保留している
とのこと。つまり...
この「東急5000系“青ガエル”」というのは技術的にも戦後、わが国の鉄道車輌
技術史上に残る重要な車輌だったのだが...
【2016年12月4日12時09分】 埼玉県川口市・青木町公園付近
解体が決まりかけていたとき、自社で引き取ると表明して、徹底的に整備して
新社屋で公開した京急。
でも、自社で保管していた5000系を切り刻んで渋谷駅前に設置した上で、再開発の
邪魔になったからといって、縁もゆかりも無い秋田へと送り飛ばそうとするT急が
そんなことを考えようはずも無く。
“信州の青ガエル”も、何とか生き残って欲しい...と願っている次第。
さて、その京急の新社屋にできたミュージアムも気になるのだが、<変態鉄>に
とって京急と言えば羽田空港へのアクセス。
ちょうど1ヶ月前、この朝も早起きして京急線で羽田空港に向かうのだった。
…… ……
2020年2月23日(日)晴れ
品川で乗り換えて、朝7時の羽田空港へ。日曜朝なら座れないはずの京急線も
普段に比べたら、ちょっとだけ余裕がある感じで。
【2020年2月23日6時55分】 京急空港線・羽田空港国内線ターミナル駅(当時)
この朝は北総車だった。北総の電車というのは、通勤電車にしては、何だか
ムダに豪華な感じがして...
ふだん、羽田空港国内線ターミナル駅に到着してから撮ろうとすると、折返しの
行き先に変わっていることが多いのだが、この日の車掌さんは...
ちゃんと「エア急 羽田空港」の表示のままで撮影できて。ちょっとラッキー。
でも、この日、このホームでわざわざカメラを取り出したのは...
【2020年2月23日6時56分】 京急空港線・羽田空港国内線ターミナル駅(当時)
この表示がまもなく見られなくなる...と気づいて、コレを記録しておくため。
2000年台に入って間もなく、<変態鉄>が遠方の路線に“出撃”するとき、
基本的にヒコーキを利用するようになった。
それから十数年間にわたって、ゆきもかえりも、この駅から...ということが
多かったのである。駅自体には変化はないのだが、増大する国際線の羽田発着、
とうとう「国内線第2ターミナル」も国際線の発着に充てられることになり、
「国際線ターミナル」が“第3”に改称、ターミナルの名称から
「国内線」「国際線」という表記が消えて、1~3に変わったのである。
そのため、1つ手前の「羽田空港国際線ターミナル」駅が
「羽田空港第3ターミナル」駅に、<変態鉄>がいままで何度も利用してきた
「羽田空港国内線ターミナル」駅が「羽田空港第1・第2ターミナル」駅に
それぞれ改称されたのである。つまり、「~国内線ターミナル」駅で降りるのは
これが最後だったわけで。
さてさて...
【2020年2月23日7時05分】 東京都大田区・羽田空港国内線第2ターミナル
朝7時の“2タミ”。自動手荷物預け機は、三脚に対応していないので窓口へ。
普段、ここには長蛇の列ができるのだが、この日はあっさりと。
そういうところも“コロナ”の影響だろうか。
【2020年2月23日7時27分】 東京都大田区・羽田空港国内線第2ターミナル
保安検査場を抜けると長い通路を。その途中、窓越しの1枚なので写真は不鮮明
だが、なかなか撮れないこの1枚を。
トリトンブルーの機体が並んでいる...とばかり思ってカメラを向けたのだったが、
よく目をこらせば、奥の2機だけは特別塗装機だったような。
そして...
フライト自体は非常に快適なものだった。
でも、普段と違ったのは機内サービス。この時期、まだ普通席でもドリンクの
サービスは行われていたが、CAさんが手袋を付けて飲み物のコップを。
海外では「よくあること」だと聞いたことはあったが、日系のキャリアで
客室乗務員が乗客へのサービスに際して、ビニール手袋を付けている...というのは
初めてで。すでにこの時期、新型コロナウィルスの影響は着実に...
【2020年2月23日9時37分】 香川県高松市一宮町付近
高松空港には定刻より少しだけ早く着陸。三脚を受け取ったら、バス乗り場へ。
高松のリムジンバスは、ことでんバスの運行だが3~4台が続行するダイヤに
なっており、時刻表...というよりも、満席になったタイミングで発車するという
方法になっているみたい。<変態鉄>が乗った直後に発車して。
もちろん、下車したのは「空港通り一宮」バス停。空港からの便にとって最初の
降車停留所である。ここで降りて、後ろに進めば300 mほどで「空港通り」駅。
でも、<変態鉄>はバスの進行方向に...つまり、北に向かって歩き出し。
すぐ先の三名町交差点を右折する。
【2020年2月23日9時49分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所付近
ものの10分も歩けば、道路は線路の下を通るアンダーパスに。その直前、右手には
ことでん仏生山車両所が見えてくるのである。
ちょうど上り線(高松築港方面)のホームの裏手にある工場の裏側が見える。
EOSくんに付けていた“パンケーキ”、40 mmの単焦点レンズをはずしてズームに
取り替えるのが面倒くさかった...というだけで、このテキトーな撮り方。
よ~~く見れば、中央に赤い電車が見えている。
そう、「還暦の赤い電車」である。
この位置にいる...ということは、この日の日中は定期検査だろうか。
(※ 実際にはファン団体による貸切撮影会が入っていたみたい)
つまり、この電車の走行シーンを撮ることは叶いそうに無く。
線路の下を潜ると、その先、線路の東側で歩道だけはカギ型になっていて
線路沿いに道路の向こうに渡れるようになっている。
ちょうど、その場所に来たところで。
カメラを持った“同業者さん”を発見。“ピンと来た”のだった。
慌ててEOSくんにズームレンズを装着、三脚を準備して...
【2020年2月23日9時59分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅付近
先日の記事でも書いたが、レトロ電車は4両中、1両は駅舎の東側、東工場線の
突端部分に、2両が構内北端の、複線化で下り線になるまで使われていない線路に、
もう1両が西側の検修庫脇に留置されるのが通例。
そう、出発準備のため、太田側にいる2両が東工場前に移動するのである。
大慌てで撮ったので、構図を調整する余裕は無かった。
串パンで、右の余白が広すぎるが、それでも快晴の空の下、ほぼサクラダ順光の
光線状態で捉えた300号と23号の2連での走行シーン。
「レトロ電車特別運行」が3両編成化されて以降、なかなか撮れないシーンを
思いがけない形で撮影できて。
何とも幸先の良いスタートである。
【2020年2月23日10時02分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
急いで東工場側に向かって見ると、すでに<鉄>の人だかりができていた。
すでに下り方先頭になる500号車と、いまの2両が連結されて3両に組成された
みたいで。ガードのように1200形が置かれ、その全容を見ることができなかったが
先月とはうって変わって、快晴の空。
さぁ、急ぎ、撮影地に向かわないと... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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退院から2週間、うちの母親を病院に連れて行っていたのである。
会社には有休をもらって。今朝、早く起きて...。病院は、やはりちょっと
待たされたが、でも、順調に終わって。
早起きが必要だったので、昨晩のうちにブログをアップしておけば良かったものの
そういう日に限って...。
会社から帰って晩ご飯を食べて、早く寝よう...と。ちょっとした不注意で
テーブルのまわりを味噌汁で“浸水”させる事態が発生して。
とりあえず、周囲の床を軽く拭き取って寝るしか無かったのである。ブログは...
ということで、ようやくブログを書く時間ができたのは午後になってから。
さぁ、それでは「ことでんレトロ」の話題...
となる前に、もう1つ。
【2013年9月8日11時38分】 アルピコ交通上高地線・新村車両所
アルピコ交通上高地線...かつての松本電鉄だが...の車庫があるのは新村駅。
その駅構内片隅に“青ガエル”が保存されていた。
井の頭線からの譲渡車が入って引退した電車だが、数年前、地元ファンの尽力で
東急時代の緑色の姿に復元され。
お披露目の撮影会に参加したのは、2013年9月のこと。でも、写真でもハッキリと
わかるように強い雨の降る1日で。途中でカメラのレンズに水が入って
上手く撮れず。ちょっと心残りな撮影会になってしまった。
それが...
…… ……
ツイッター上の情報で。
ぬぁんと...
昨晩までに新村の車庫からトラックに載せられて搬出されてしまったとか。
検索してみると、複数のサイトにその搬出から輸送の写真が載せられており。
さらに調べると昨年秋の地元紙の記事に。
曰く、長期間の保存で車体の状態が悪化しており、現地での解体も考えられたが
古い車両だけに車体内部にアスベストが含まれているとのこと。その対策には
高額な費用が必要で解体を保留している
とのこと。つまり...
この「東急5000系“青ガエル”」というのは技術的にも戦後、わが国の鉄道車輌
技術史上に残る重要な車輌だったのだが...
【2016年12月4日12時09分】 埼玉県川口市・青木町公園付近
解体が決まりかけていたとき、自社で引き取ると表明して、徹底的に整備して
新社屋で公開した京急。
でも、自社で保管していた5000系を切り刻んで渋谷駅前に設置した上で、再開発の
邪魔になったからといって、縁もゆかりも無い秋田へと送り飛ばそうとするT急が
そんなことを考えようはずも無く。
“信州の青ガエル”も、何とか生き残って欲しい...と願っている次第。
さて、その京急の新社屋にできたミュージアムも気になるのだが、<変態鉄>に
とって京急と言えば羽田空港へのアクセス。
ちょうど1ヶ月前、この朝も早起きして京急線で羽田空港に向かうのだった。
…… ……
2020年2月23日(日)晴れ
品川で乗り換えて、朝7時の羽田空港へ。日曜朝なら座れないはずの京急線も
普段に比べたら、ちょっとだけ余裕がある感じで。
【2020年2月23日6時55分】 京急空港線・羽田空港国内線ターミナル駅(当時)
この朝は北総車だった。北総の電車というのは、通勤電車にしては、何だか
ムダに豪華な感じがして...
ふだん、羽田空港国内線ターミナル駅に到着してから撮ろうとすると、折返しの
行き先に変わっていることが多いのだが、この日の車掌さんは...
ちゃんと「エア急 羽田空港」の表示のままで撮影できて。ちょっとラッキー。
でも、この日、このホームでわざわざカメラを取り出したのは...
【2020年2月23日6時56分】 京急空港線・羽田空港国内線ターミナル駅(当時)
この表示がまもなく見られなくなる...と気づいて、コレを記録しておくため。
2000年台に入って間もなく、<変態鉄>が遠方の路線に“出撃”するとき、
基本的にヒコーキを利用するようになった。
それから十数年間にわたって、ゆきもかえりも、この駅から...ということが
多かったのである。駅自体には変化はないのだが、増大する国際線の羽田発着、
とうとう「国内線第2ターミナル」も国際線の発着に充てられることになり、
「国際線ターミナル」が“第3”に改称、ターミナルの名称から
「国内線」「国際線」という表記が消えて、1~3に変わったのである。
そのため、1つ手前の「羽田空港国際線ターミナル」駅が
「羽田空港第3ターミナル」駅に、<変態鉄>がいままで何度も利用してきた
「羽田空港国内線ターミナル」駅が「羽田空港第1・第2ターミナル」駅に
それぞれ改称されたのである。つまり、「~国内線ターミナル」駅で降りるのは
これが最後だったわけで。
さてさて...
【2020年2月23日7時05分】 東京都大田区・羽田空港国内線第2ターミナル
朝7時の“2タミ”。自動手荷物預け機は、三脚に対応していないので窓口へ。
普段、ここには長蛇の列ができるのだが、この日はあっさりと。
そういうところも“コロナ”の影響だろうか。
【2020年2月23日7時27分】 東京都大田区・羽田空港国内線第2ターミナル
保安検査場を抜けると長い通路を。その途中、窓越しの1枚なので写真は不鮮明
だが、なかなか撮れないこの1枚を。
トリトンブルーの機体が並んでいる...とばかり思ってカメラを向けたのだったが、
よく目をこらせば、奥の2機だけは特別塗装機だったような。
そして...
フライト自体は非常に快適なものだった。
でも、普段と違ったのは機内サービス。この時期、まだ普通席でもドリンクの
サービスは行われていたが、CAさんが手袋を付けて飲み物のコップを。
海外では「よくあること」だと聞いたことはあったが、日系のキャリアで
客室乗務員が乗客へのサービスに際して、ビニール手袋を付けている...というのは
初めてで。すでにこの時期、新型コロナウィルスの影響は着実に...
【2020年2月23日9時37分】 香川県高松市一宮町付近
高松空港には定刻より少しだけ早く着陸。三脚を受け取ったら、バス乗り場へ。
高松のリムジンバスは、ことでんバスの運行だが3~4台が続行するダイヤに
なっており、時刻表...というよりも、満席になったタイミングで発車するという
方法になっているみたい。<変態鉄>が乗った直後に発車して。
もちろん、下車したのは「空港通り一宮」バス停。空港からの便にとって最初の
降車停留所である。ここで降りて、後ろに進めば300 mほどで「空港通り」駅。
でも、<変態鉄>はバスの進行方向に...つまり、北に向かって歩き出し。
すぐ先の三名町交差点を右折する。
【2020年2月23日9時49分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所付近
ものの10分も歩けば、道路は線路の下を通るアンダーパスに。その直前、右手には
ことでん仏生山車両所が見えてくるのである。
ちょうど上り線(高松築港方面)のホームの裏手にある工場の裏側が見える。
EOSくんに付けていた“パンケーキ”、40 mmの単焦点レンズをはずしてズームに
取り替えるのが面倒くさかった...というだけで、このテキトーな撮り方。
よ~~く見れば、中央に赤い電車が見えている。
そう、「還暦の赤い電車」である。
この位置にいる...ということは、この日の日中は定期検査だろうか。
(※ 実際にはファン団体による貸切撮影会が入っていたみたい)
つまり、この電車の走行シーンを撮ることは叶いそうに無く。
線路の下を潜ると、その先、線路の東側で歩道だけはカギ型になっていて
線路沿いに道路の向こうに渡れるようになっている。
ちょうど、その場所に来たところで。
カメラを持った“同業者さん”を発見。“ピンと来た”のだった。
慌ててEOSくんにズームレンズを装着、三脚を準備して...
【2020年2月23日9時59分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅付近
先日の記事でも書いたが、レトロ電車は4両中、1両は駅舎の東側、東工場線の
突端部分に、2両が構内北端の、複線化で下り線になるまで使われていない線路に、
もう1両が西側の検修庫脇に留置されるのが通例。
そう、出発準備のため、太田側にいる2両が東工場前に移動するのである。
大慌てで撮ったので、構図を調整する余裕は無かった。
串パンで、右の余白が広すぎるが、それでも快晴の空の下、ほぼサクラダ順光の
光線状態で捉えた300号と23号の2連での走行シーン。
「レトロ電車特別運行」が3両編成化されて以降、なかなか撮れないシーンを
思いがけない形で撮影できて。
何とも幸先の良いスタートである。
【2020年2月23日10時02分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
急いで東工場側に向かって見ると、すでに<鉄>の人だかりができていた。
すでに下り方先頭になる500号車と、いまの2両が連結されて3両に組成された
みたいで。ガードのように1200形が置かれ、その全容を見ることができなかったが
先月とはうって変わって、快晴の空。
さぁ、急ぎ、撮影地に向かわないと... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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