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富山地鉄14722号 Last Run(10)最後は宇奈月から富山へ [富山地方鉄道]

実は水曜、木曜と連休をとっていた。
ということは“出撃”!? ということかと思いきや、実は自宅で“缶詰”状態。
もはや、行動だけは人気作家のようだが、あまりにも自分の仕事が進まなくて。
遅れに遅れている仕事を持ち帰って。アレコレと細々とした業務が割り込んできて、
「会社に居ると仕事にならない」という、何だか奇妙なパターン。
まぁ、どうせ有休はいっぱい残っているし...

国会中継のせいで大相撲中継は開始が遅れて...、せっかくの休みなのに!!
栃ノ心、高安に続いて豪栄道も、とうとう大関から陥落。久々の“一人大関”に
なるというのだから。ちなみに、相撲では必ず番付で東西に大関をおかないと
いけないという習わしがあって。東西の大関が欠けた場合は横綱がそれを兼務する
ということになっている。

それ以外は、このブログを書いているのと、午前中に近くのスーパーに買い物に
出かけたくらいで、あとはずっと仕事をやっつけていた。とはいえ、進捗度は5割
くらいだろうか。もう絶望的状況なのである。

というわけで、今日も冒頭に書ける話がないので、さっそく本文へ。

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【2019年12月21日15時39分】 富山地鉄本線・宇奈月温泉駅

引き続き、2019年12月21日、富山地鉄 14722号 Last Run の話題。
……  ……

2019年12月21日(日)曇り

どの駅に停まるのも、また、どこを通過するのも、この14722編成にとってコレが
最後のことになるわけで。

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【2019年12月21日15時07分】 富山地鉄本線・宇奈月温泉駅

最後の宇奈月温泉駅での折返し時間は約15分、参加者の皆さんは駅ホームの
足湯を楽しんだり、それぞれの時間の使い方。

でも、<変態鉄>はモハ14722号車の前に張り付いて。ドン曇りの厳しい露光条件、
その中で必死に悪あがきを続けたのである。

宇奈月温泉駅での撮影の中で、最後に出てきた前サボは紺色の...ずっと昔の
タイプのものである。本の中の写真では見たことがあるタイプだが、小さな角型の
ものが使われていた時期があって。

参加者の持ち込みによるもの。「電鉄桜井」は現在の電鉄黒部駅のこと。
電動方向幕を「特急 宇奈月温泉」、そして、サボで「電鉄桜井 - 宇奈月温泉」
ということは昭和の頃の“エリア特急 くろべ”ということになるのだが...
(もちろん、ある訳ない!!)

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【2019年12月21日15時08分】 富山地鉄本線・宇奈月温泉駅

そして、演出として臙脂帯の部分に「特急」の2文字。

いま「だいこん色」と呼ばれているこの塗色、昭和40年台くらいからの塗色。
とはいえ、最初の頃は「特急色」だった。“フタフタ”編成は製造当初、
オレンジ色濃淡の塗色だったものと思われる。ほかに紺色に白帯というのもあって。

その中で当時の“新車”を中心に特急電車の運用に入る車輌を中心に、
白をベースにした“新塗色”が採用されたはず。(不確かな記憶!!)
昔は「特急」の表示があったのだろうか!?

このあたり、<富山鉄>の方に一度、伺ってみたいのだが、その機会が...
ちなみに、このカラー、大根ではなくライチョウをイメージしたものだと言われる。

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【2019年12月21日15時09分】 富山地鉄本線・宇奈月温泉駅

ホーム上には、ちょうど良い感じに、この日、何度も登場したヘッドマークと
丸看板たちが並べられており。

新旧さまざまなものが。

アレもコレも撮りたいのだが、そうこうしているうちに「まもなく発車時刻」の声。

急ぎ、車内に戻ったのである。

……  ……

往路では「業務の都合」で割愛された交換駅ホームでの撮影。
復路では予定通りに行われたのである。とはいえ、雨こそ落ちてこないまでも
ドン曇りで外は薄暗く。駅撮りとはいえ、ISO値を上げないと手ブレが怖い状況。

そんな中、最初の停車駅は内山駅。

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【2019年12月21日15時23分】 富山地鉄本線・内山駅

駅の雰囲気も良く、風景を入れて撮りたい...などと思っても、
この人数では無理だし、そもそも、この日の“主役”でもあり、
もう二度と撮れない車輌。「同じような...」と言われそうだが、
やはり、この車輌にカメラを向けることに専念したわけで。

本線らしく「特急 うなづき号」を掲出して。特急停車駅ではないものの
単線なのですれ違い待ちの運転停車だと思えば不思議では無い光景。
さりげなく、ワンマン表示は目隠しされていて。

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【2019年12月21日15時23分】 富山地鉄本線・内山駅

そして、冬の白い羽が描かれた「惜別」のヘッドマークが。
車号も入ったバージョンである。

8分余りの停車時間はあっといまに過ぎ去って。

黒部市内には変わりないが(旧宇奈月町域)、本線は浦山駅あたりで雰囲気が変わる。
内山、愛本、下立、下立口...と、車窓の風景は山岳路線だが、浦山駅あたりからは
広い平野、一面の田園地帯へと入ってくる。

無人化されて久しい駅構内に、貨物側線の遺構と農協倉庫が残っているのが舌山駅。
ここでも下り電車との交換待ちで7分ほどの停車時間。

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【2019年12月21日15時37分】 富山地鉄本線・舌山駅

今度は相対式ホーム、構内踏切を渡って、良い位置をキープできた。
先ほど、内山駅で撮ったのと同じ“惜別”のマーク。

でも、ここでマークが交換されて...

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【2019年12月21日15時38分】 富山地鉄本線・舌山駅

これまた参加者の持ち込みによるもの...だそうだが。

「さようなら 日車ロマンスカー ありがとう」

のヘッドマーク。「だいこん色」に合わせた白と臙脂色のモールで飾られたマーク。

地鉄電車も10030形(京阪3000形)以来、関東、関西の大手からの“お下がり”が
幅を効かせるようになり、もはや自社発注車が登場する可能性は極めて低そう。
地方私鉄でも、有料特急に使うために転換クロスシートを備えた車輌を発注していた
という時代があった...ということ。長野電鉄や北陸鉄道にも同じようなグループ
とも言える車輌が居たわけだが、すでに過去帳入りしており。

地方の交通手段がクルマ一辺倒になる前の時代、地方私鉄が華やかだった頃を
知るような車両も、この地鉄の「20形」をもって大半が姿を消していることになり。

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【2019年12月21日15時39分】 富山地鉄本線・舌山駅

ということで、下り第137列車。こちらも「だいこん色」、14760形である。
地鉄の新旧自社発注車のすれ違い。

遮断竿に顔をぶつける...あの痛みにも耐え、開いた直後の構内踏切に入って
撮った1枚である。

残すところ、撮影タイムもあとは電鉄黒部と西魚津駅の2回だけ。
長かった旅も、いつしか“終点”が見えてきて。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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