いすみ鉄道、新ダイヤのキハ52形を撮りに行く ＜前編＞ [いすみ鉄道]
今日の話題に入る前に。
日付変わって、今日は4月1日。この3月末を以て、＜変態鉄＞は再び「フツーの人」になってしまったのである。
あの「アップグレードポイント」も貰えなくなり、しかも、サイトの上側に表示されるサインも...
いや、一番“格下”の「ブロンズ」に過ぎない。
でも、＜変態鉄＞として、“出撃”を繰り返してきた「証」でもあったのである。それが消えてしまったというショック。
【2023年1月6日13時28分】 大阪府豊中市・大阪国際空港
どうにかして、年末までに3万プレミアムポイントを獲得したいと思っているのだが、まだまだ、5千にも到達しておらず、今年の達成も、そう容易いものではない...と痛感している次第。こうなったら、無意味に沖縄でも行ってこようか...と、そんなことまで考えている。
そんな＜変態鉄＞にとって、一番身近な被写体は、房総半島を走るキハたちなのである。ただ、いすみ鉄道のキハ52形は、最近は仕事の関係で撮りに訪れることができておらず、「毎日運転」とキハ40形が加わって車両のバラエティが豊かになったことも相まって、最近では小湊鉄道ばかり訪れていた。
＜変態鉄＞にとって、貴重な貴重な「土曜日が休み」となったこの週、迷うこと無く、いすみ鉄道に出かけることに決めたのである。
…… ……
2024年3月16日（土）晴れ
仕事の関係上、なかなか土曜日が休みになる機会が無くて。その分、いすみ鉄道の国鉄型キハからはココ数年、遠ざかっていたのである。
そんな中、2011年から始まった週末の国鉄型キハによる「観光急行」が、とうとう、この3月のダイヤ改正で定期運行を終えることが発表され。
幸い、5月までは土曜日を中心に臨時普通列車の扱いで運行されることになって。
そんな中、改正初日の3月16日、＜変態鉄＞にとっては年に何度かしかない「土曜日が仕事休み」という珍しいパターンで。迷わず、いすみ鉄道キハを撮りに行くことにしたのだった。
いつも通り。
そうだと、何だか面倒になってカメラをしまったままで。6時半の井の頭線で出発、7時半少し前に東京駅。
バスターミナル東京八重洲からの京成高速バス。ただ、アクアラインの渋滞が湾岸線まで伸びている状況だとアナウンスされ。1号羽田線、大師を迂回して。それでも、渋滞で10分ほどの遅れだろうか。3月改正でキハの動き出す時刻が大幅に前倒しされ、今度はバスが遅れると余裕がないのである。
大多喜で降りるよりも...
1つ先の「たけゆらの里」バス停で降りて、大多喜街道を道なりに10分ほど進めば、久我原駅近くの築堤、黒原踏切の近くに出る。
【2024年3月16日10時16分】 いすみ鉄道いすみ線・久我原－総元
息を切らしながら、とにかく急いで。
夷隅川鉄橋の先にある小さな踏切のたもとへ来ると、ちょうどキハがやってくるところ。
三脚を準備する時間も無く、とにかく、バッグからEOSくんを取り出して...
この築堤のキハを撮るのも、かなり久しぶりのこと。早い時間が順光になるのだが、そんなチャンスでも「撮るだけ撮った」という感じだろうか、カメラを出した途端にキハのエンジン音が聞こえてきたくらい。その分、何とも中途半端な1枚になってしまって。
【2024年3月16日10時55分】 いすみ鉄道いすみ線・総元－久我原
このとき、踏切カブリツキには“先客”が2人居た。
踏切の近くに、ちょっとだけ菜の花が“群生”している場所があって。
後追いになる、返しの大原ゆきは、この踏切カブリツキでの1枚。この日は「急行 そと房」のマーク。
【2024年3月16日10時55分】 いすみ鉄道いすみ線・総元－久我原
というわけで、この黒原踏切。もう一度、撮りに来ないと...
いすみ鉄道でキハが走り始めた2011年、当時、キハ52形は大原〜大多喜間を往復するだけの設定で。その頃、9時台に不定期列車の扱いで上総中野まで1往復する設定があって。そのときは、この築堤には多くの人が訪れていたのだが...。
この日は2〜3名しかみかけることはなく。
さぁ、大多喜街道に戻って次の交差点を左折すれば、徒歩数分で久我原駅だが...
一度、たけゆらの里に戻ってトイレへ。
【2024年3月16日11時53分】 いすみ鉄道いすみ線・久我原駅
それでも余裕を持って、後続の列車に間に合うのは、大多喜 〜 上総中野間が1閉塞だから。大原ゆきのキハを撮った後の列車は、そのキハの到着を待って大多喜駅を出た列車が上総中野駅で折り返してきたものになるから。
いや、それにしても、菜の花シーズンで＜鉄＞ではない家族連れなどの観光客でごった返す車内。そこにキハ目当ての＜鉄＞も多数乗っており。車内はかなりの混雑だった。もちろん、座れるわけもなく。いや、座れないのは良いのだが、「ローカル線」と紹介されているのを見てやってきた観光客は...
なぜ、ここまで増結を嫌がって単行運転に拘るのか...というのは、最近のいすみ鉄道の謎な部分である。
【2024年3月16日12時04分】 いすみ鉄道いすみ線・大多喜駅
この列車に乗り続けると、大多喜駅でバカ停、さらに、国吉駅で大多喜ゆきのキハ52形と交換することになっており、つまり、乗り続けた場合、次の撮影地は城見ケ丘か上総中川駅至近の撮影地だけに限定されてしまう。だから、大多喜駅で降りて。
通い慣れた道を、船子の交差点を抜け、森宮の撮影地に向かったのだった。
【2024年3月16日12時43分】 いすみ鉄道いすみ線・上総中川－城見ケ丘
やはり、この付近も菜の花が咲いていて、その分、数名の＜鉄＞がカメラを向けており。
普段、この地点ではサイドから狙うことが多い＜変態鉄＞も、“先客”の方々に合わせて踏切に近い地点でカメラを構えてみたのだが...
う〜ん、この場所、下りキハの通過する正午過ぎの時間でも、こちら側には光が回っておらず。
思い描いたのとは、ちょっと違った画になってしまったのだった。（つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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日付変わって、今日は4月1日。この3月末を以て、＜変態鉄＞は再び「フツーの人」になってしまったのである。
あの「アップグレードポイント」も貰えなくなり、しかも、サイトの上側に表示されるサインも...
いや、一番“格下”の「ブロンズ」に過ぎない。
でも、＜変態鉄＞として、“出撃”を繰り返してきた「証」でもあったのである。それが消えてしまったというショック。
【2023年1月6日13時28分】 大阪府豊中市・大阪国際空港
どうにかして、年末までに3万プレミアムポイントを獲得したいと思っているのだが、まだまだ、5千にも到達しておらず、今年の達成も、そう容易いものではない...と痛感している次第。こうなったら、無意味に沖縄でも行ってこようか...と、そんなことまで考えている。
そんな＜変態鉄＞にとって、一番身近な被写体は、房総半島を走るキハたちなのである。ただ、いすみ鉄道のキハ52形は、最近は仕事の関係で撮りに訪れることができておらず、「毎日運転」とキハ40形が加わって車両のバラエティが豊かになったことも相まって、最近では小湊鉄道ばかり訪れていた。
＜変態鉄＞にとって、貴重な貴重な「土曜日が休み」となったこの週、迷うこと無く、いすみ鉄道に出かけることに決めたのである。
…… ……
2024年3月16日（土）晴れ
仕事の関係上、なかなか土曜日が休みになる機会が無くて。その分、いすみ鉄道の国鉄型キハからはココ数年、遠ざかっていたのである。
そんな中、2011年から始まった週末の国鉄型キハによる「観光急行」が、とうとう、この3月のダイヤ改正で定期運行を終えることが発表され。
幸い、5月までは土曜日を中心に臨時普通列車の扱いで運行されることになって。
そんな中、改正初日の3月16日、＜変態鉄＞にとっては年に何度かしかない「土曜日が仕事休み」という珍しいパターンで。迷わず、いすみ鉄道キハを撮りに行くことにしたのだった。
いつも通り。
そうだと、何だか面倒になってカメラをしまったままで。6時半の井の頭線で出発、7時半少し前に東京駅。
バスターミナル東京八重洲からの京成高速バス。ただ、アクアラインの渋滞が湾岸線まで伸びている状況だとアナウンスされ。1号羽田線、大師を迂回して。それでも、渋滞で10分ほどの遅れだろうか。3月改正でキハの動き出す時刻が大幅に前倒しされ、今度はバスが遅れると余裕がないのである。
大多喜で降りるよりも...
1つ先の「たけゆらの里」バス停で降りて、大多喜街道を道なりに10分ほど進めば、久我原駅近くの築堤、黒原踏切の近くに出る。
【2024年3月16日10時16分】 いすみ鉄道いすみ線・久我原－総元
息を切らしながら、とにかく急いで。
夷隅川鉄橋の先にある小さな踏切のたもとへ来ると、ちょうどキハがやってくるところ。
三脚を準備する時間も無く、とにかく、バッグからEOSくんを取り出して...
この築堤のキハを撮るのも、かなり久しぶりのこと。早い時間が順光になるのだが、そんなチャンスでも「撮るだけ撮った」という感じだろうか、カメラを出した途端にキハのエンジン音が聞こえてきたくらい。その分、何とも中途半端な1枚になってしまって。
【2024年3月16日10時55分】 いすみ鉄道いすみ線・総元－久我原
このとき、踏切カブリツキには“先客”が2人居た。
踏切の近くに、ちょっとだけ菜の花が“群生”している場所があって。
後追いになる、返しの大原ゆきは、この踏切カブリツキでの1枚。この日は「急行 そと房」のマーク。
【2024年3月16日10時55分】 いすみ鉄道いすみ線・総元－久我原
というわけで、この黒原踏切。もう一度、撮りに来ないと...
いすみ鉄道でキハが走り始めた2011年、当時、キハ52形は大原〜大多喜間を往復するだけの設定で。その頃、9時台に不定期列車の扱いで上総中野まで1往復する設定があって。そのときは、この築堤には多くの人が訪れていたのだが...。
この日は2〜3名しかみかけることはなく。
さぁ、大多喜街道に戻って次の交差点を左折すれば、徒歩数分で久我原駅だが...
一度、たけゆらの里に戻ってトイレへ。
【2024年3月16日11時53分】 いすみ鉄道いすみ線・久我原駅
それでも余裕を持って、後続の列車に間に合うのは、大多喜 〜 上総中野間が1閉塞だから。大原ゆきのキハを撮った後の列車は、そのキハの到着を待って大多喜駅を出た列車が上総中野駅で折り返してきたものになるから。
いや、それにしても、菜の花シーズンで＜鉄＞ではない家族連れなどの観光客でごった返す車内。そこにキハ目当ての＜鉄＞も多数乗っており。車内はかなりの混雑だった。もちろん、座れるわけもなく。いや、座れないのは良いのだが、「ローカル線」と紹介されているのを見てやってきた観光客は...
なぜ、ここまで増結を嫌がって単行運転に拘るのか...というのは、最近のいすみ鉄道の謎な部分である。
【2024年3月16日12時04分】 いすみ鉄道いすみ線・大多喜駅
この列車に乗り続けると、大多喜駅でバカ停、さらに、国吉駅で大多喜ゆきのキハ52形と交換することになっており、つまり、乗り続けた場合、次の撮影地は城見ケ丘か上総中川駅至近の撮影地だけに限定されてしまう。だから、大多喜駅で降りて。
通い慣れた道を、船子の交差点を抜け、森宮の撮影地に向かったのだった。
【2024年3月16日12時43分】 いすみ鉄道いすみ線・上総中川－城見ケ丘
やはり、この付近も菜の花が咲いていて、その分、数名の＜鉄＞がカメラを向けており。
普段、この地点ではサイドから狙うことが多い＜変態鉄＞も、“先客”の方々に合わせて踏切に近い地点でカメラを構えてみたのだが...
う〜ん、この場所、下りキハの通過する正午過ぎの時間でも、こちら側には光が回っておらず。
思い描いたのとは、ちょっと違った画になってしまったのだった。（つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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