SSブログ

2月28日、春めいてきた小湊鐵道へ(4)海士有木 [小湊鐵道]

今日の話題に入る前に。

何度か拙ブログでもご紹介した、いすみ鉄道気動車保存会による

  キハ28-2346の修繕。夢の「鉄道パーク」建設への第一歩を共に。

のクラウドファンディングが、日付変わって昨日の晩、無事、目標額を達成して終了した。これから、梅雨時を避ける形で今夏までにキハ28形の補修・再塗装が実施されるとか。ちなみに、このキハ28 2346号車、引退はしているが、扱いは「廃車」ではなく、あくまで「休車」で、いわゆる“保留車”のような位置づけで、いまも、いすみ鉄道の現役の車両なのである。

035_msi00007114.JPG
【2023年8月24日10時14分】 いすみ鉄道線・国吉駅

国鉄時代の主要駅の一画を再現したような場所を国吉駅構内につくりだし、そこの“ヌシ”としてキハ28形を...という計画が実際に動き出す瞬間なのである。今夏、絶対に時間をみつけて国吉駅を訪れてみたいと思っている次第。

そして、いすみ鉄道とともに「房総横断鉄道」を構成するのが小湊鐵道。こちらでは、いよいよ...とうとう、キハ40 2号機が運用に復帰したとのことで。
引き続き、房総のキハが熱いのである。

そんなわけで、2月28日の小湊鐵道撮影記。
上総川間駅近くで撮ったら、次の列車までの時間に場所を変えて...

……  ……

2024年2月28日(水)晴れ

上総川間駅を出ると小湊鐵道の線路は大多喜街道と並走する区間に入る。
カメラを担いだ<変態鉄>、クルマの量の多い大多喜街道を黙々と歩いたのだった。

それほど駅間距離は長くないところで。30分ほどで上総鶴舞駅の先のカーブに到着。ちょうど、夕方の斜光線を受けて雄大なカーブをゆくキハの姿を撮れる時間帯だけあって、小さな踏切の近くには数名の“先客”。

s1_msi00008333.JPG
【2024年2月28日15時36分】 小湊鉄道線・上総鶴舞-上総久保

駅の様子を入れて、広角気味に、風景重視で撮ることも考えたが、ここは、迷った末に列車主体で。

このタイミングで、キハ40 3+キハ40 5号機のタラコ色重連の編成が。
午前中に見かけたときは、男鹿線色の4号機との“混色編成”だったが、昼間、入庫した際に編成を変えたみたいで。
実は、この地点でヨンマルを撮るのは初めてだった。キハ200形だけの時代には何度も訪れた場所だったが、最近は長らくご無沙汰だった。

041_msi00008516.JPG
【2024年2月28日15時49分】 小湊鉄道線・上総鶴舞駅

カメラをしまって、あぜ道を抜けていったん大多喜街道へ。
少し歩けば、上総鶴舞駅である。

大多喜駅とともに「関東の駅 百選」にも入ったこの駅、それを記念した石碑が建っている。表面には黄色い菜の花が映り込んで。

042_msi00008517.JPG
【2024年2月28日15時50分】 小湊鉄道線・上総鶴舞駅

駅自体は無人化されて久しいが、これまた登録有形文化財になっている小さな駅舎は非常にキレイに保たれており。
駅舎内には、その「百選」の認定書が。

043_msi00008518.JPG
【2024年2月28日15時50分】 小湊鉄道線・上総鶴舞駅

そして、この駅舎、小湊鐵道らしいスタイル。小さな待合室、小さな窓口に、木製の改札ラッチ。
ちょうど、その改札ラッチに西に傾いた陽の光があたって、駅舎内に長い影が伸びており。

044_msi00008519.JPG
【2024年2月28日16時00分】 小湊鉄道線・上総鶴舞駅

待つこと暫し。15:52発の第32列車。キハ205+キハ204号機の2連である。

この日は信号機トラブルがあったということで、小湊鉄道線の列車は少しずつ遅れているようで。この列車も上総牛久駅で足止め。
16:11頃に動き出して。この列車で五井まで戻っても良かったのだが...

045_msi00008520.JPG
【2024年2月28日16時39分】 小湊鉄道線・海士有木駅

この列車を終点の2つ前、海士有木駅で下車。
ホーム端の構内踏切から、五井へと走り去るキハの姿を撮ろうとしても、残念ながらドの付くほどの逆光で。

でも、その傍らには...

046_msi00008521.JPG
【2024年2月28日16時39分】 小湊鉄道線・海士有木駅

先日、JRから移籍してきたチキ車。交換用のレール輸送専用の貨車である。
馬立駅には線路下に敷く砕石輸送専用のホキ、ここにはレール輸送のチキ。深夜作業なので撮れる機会は無いのだが、PC枕木化などの軌道の修繕工事は着実に進められている...ということを感じるシーンでもあって。

ただ、<変態鉄>として、それよりも気になるのはヨコの倉庫。はるか昔、この駅で車扱い貨物があったときの貨物上屋の後だと思うのだが、もしかしたら、現在も保線作業用資材などを置くのに使われているのだろうか。先日、見たときは、ちゃんと年季の入った姿をしていた記憶があるのだが...

047_msi00008522.JPG
【2024年2月28日16時49分】 千葉県市原市西広付近

夕方の海士有木駅で降りたのは、西広から沈みゆく夕日と富士山を入れて撮りたい...と思ったから。
ということで、久々に西広の俯瞰撮影地に向かってみたのだが、途中まで行って振り返ってみると、残念ながら空は思ったよりも濁ったような感じになっており、富士山は、よ〜〜く目を凝らせば、円錐形の輪郭がボンヤリと浮かんでくる位の状況で。

ということで、山倉坂下のファミマの付近で断念。海士有木駅に引き返すことにしたのだった。
(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。