2月、阪堺モ161形車を追って(8)松虫通 [ちん電(阪堺電気軌道)]
実は、X(旧twitter)の他にInstagramのアカウントも持っている<変態鉄>。もちろん、独身のオッサンがインスタ映えするようなキラキラした写真を撮れるような生活を送っている筈がない。最近は、最新情報を公式Xではなくインスタで発信するという鉄道事業者もあって、その情報収集のために作ったアカウント。だから、自分からは何も発信したことがなくて。
つい先日、阪堺電車の公式インスタグラム上に我孫子道の車庫で留置されているモ161形車の写真が上がっていて。
以前、撮影会で見たときは現役と見間違うような美しい姿だったと記憶しているモ165号車が、屋根が捲れた姿で...。車庫内での留置であっても、露天での長期留置だと、どんどん車体の劣化は進んでいくもので。
隣に停まっていたモ166号車は、まだまだ艶のある車体だったが、こちらも1年としないうちに、こんな感じになってしまうのだろうか。そして、モ164号車も...
そう思うと、複雑な気持ちなのである。まぁ、だからといって<変態鉄>に何ができるか...と言われても、何も無いのだが。
【2024年2月13日12時47分】 阪堺電気軌道阪堺線・聖天坂-天神ノ森
ということで、2月13日の阪堺電車撮影記。この日、どうやら、モ164号車は、我孫子道 → えびす町 → 我孫子道 → 天王寺駅前 → 我孫子道、と、阪堺線と上町線を交互に走る運用に“入ってしまった”みたいで。そう、<徒歩鉄>にとっては、一番、撮りにくい運用かも知れない。
今までなら、阪堺線(恵美須町 〜 住吉)沿線で撮ったら、住吉に戻るしかアイデアがなかったが、考えてみれば、阿倍野区を走る上町線と西成区をゆく阪堺線は東西に1 km弱の間隔で並行しているのである。徒歩移動でも...
…… ……
2024年2月13日(火)晴れ
13時前、長い直線区間をえびす町から戻ってきた、モ164号車の姿を「正面ドカン!!」で撮って。
まぁ、架線の影が落ちていて、ベストショットとはいかなかったが...
【2024年2月13日12時48分】 阪堺電気軌道阪堺線・天神ノ森-聖天坂
日中28分間隔が基本の阪堺線、ちょうど天神ノ森付近で上下電車がすれ違うことも多く。
モ164号車を撮ってすぐに、質屋さんカラーのモ604号車。ココは、画的には、えびす町ゆき電車の後追いカットの方が撮りやすいのだろうか。次の機会に挑戦してみたい。
聖天坂電停の裏を通って、線路沿いの道を進むと、まもなく大通りの踏切に出る。松虫通りである。
南港通も、この松虫通も...、阪堺線沿線(西成区側)から上町線沿線(阿倍野区側)に向かって上り坂になっていて、さらにカーブしているので、歩くと意外と遠く感じるものだが、10分ほどで見慣れた風景が戻ってくる。
松虫と東天下茶屋電停の間にある大きな踏切が、松虫通と上町線が交差するところ。
まもなくやってくる天王寺駅前ゆきを、どこで撮るべきか...急ぎ、決定しないといけないのだが、踏切周辺はゴチャゴチャしていて、思ったようなカットは...
ほぼ“消去法”のような感じで、いつもの場所へ。
【2024年2月13日13時22分】 阪堺電気軌道上町線・阿倍野-松虫
ホントは線路の南側のトラス柱にもたれ掛かって撮るのが好きなのだが、やはり、人気撮影地だけあって“先客”あり。
向かい側、インカーブ側の...専門学校がある方から撮ることにして。
まずは、モ701号車「パンダ電車」である。
ほぼベストに近い感じで撮れたが、これは非常にラッキーだった場合であり。日中でも混雑している阿倍野筋、踏切の線路ギリギリまでクルマの列ができていることの方が多く、だからこそ、リスクのある撮り方なのである。
【2024年2月13日13時23分】 阪堺電気軌道上町線・松虫電停
さぁ、逆光で見づらい中、後ろの踏切機が鳴り出すとモ164号車が松虫電停に到着である。
そして...
【2024年2月13日13時25分】 阪堺電気軌道上町線・松虫-阿倍野
クルマは多くなかったが...
こげ茶色の車体は古さを感じさせないほどに艶があって。大事に洗車してもらっていることがよく分かるカットだが...
その分、周囲のクルマの白い車体色がしっかりと映り込んでしまって...。いつ見ても茶色く汚れているJ※西※本の電車なら、こんなことは無かったのだろうが...。阪急は別格として、関西私鉄というのは、こまめに洗車してキレイな状態で車両を運用している社が多いような気がする。(あくまで<変態鉄>の偏見)
車体の綺麗さが裏目に出たカット...ということかもしれない。
【2024年2月13日13時26分】 阪堺電気軌道上町線・松虫-阿倍野
北畠、帝塚山の静かな電車通りとは一転、多くのクルマに囲まれながら堂々と進むモ164号車の姿。それをずっと追ったのだった。
カメラでは難しいが、よ〜〜く目を凝らせば、天王寺駅前まで見渡せるのである。
このタイミングで“先客”の方が移動してくれて...(お願いした...とか、そういう訳ではなく)
【2024年2月13日13時27分】 阪堺電気軌道上町線・阿倍野-松虫
いつものポジションに移って、天王寺駅前から戻ってくるモ164号車を待つことにした。
「転スラ」ラッピングも、数日前に終了したそうで。水色のラッピングが入った1101号車も“最後の記録”となった。
【2024年2月13日13時36分】 阪堺電気軌道上町線・松虫-阿倍野
ココ、専用軌道と併用軌道の境目...だが、扱いとしては踏切で。
踏切警報音は鳴るが、遮断竿は無くて代わりに踏切の前にある道路信号が赤に変わる。自分の立ち位置より少し後ろに白い停止線が引いてあるが、クルマも自転車も従う感じはなくて、かなりの頻度で、電車に触るか触らないか位のギリギリの位置まで前進して待つものが居て。
そうすると、被られて撮れないのである。実は、ここもリスキーな撮影地。撮っていてヒヤヒヤするのである。まるで、それを見透かしたかのように、前進してきて目の前で踏切待ちする自転車もあって。う〜ん... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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つい先日、阪堺電車の公式インスタグラム上に我孫子道の車庫で留置されているモ161形車の写真が上がっていて。
以前、撮影会で見たときは現役と見間違うような美しい姿だったと記憶しているモ165号車が、屋根が捲れた姿で...。車庫内での留置であっても、露天での長期留置だと、どんどん車体の劣化は進んでいくもので。
隣に停まっていたモ166号車は、まだまだ艶のある車体だったが、こちらも1年としないうちに、こんな感じになってしまうのだろうか。そして、モ164号車も...
そう思うと、複雑な気持ちなのである。まぁ、だからといって<変態鉄>に何ができるか...と言われても、何も無いのだが。
【2024年2月13日12時47分】 阪堺電気軌道阪堺線・聖天坂-天神ノ森
ということで、2月13日の阪堺電車撮影記。この日、どうやら、モ164号車は、我孫子道 → えびす町 → 我孫子道 → 天王寺駅前 → 我孫子道、と、阪堺線と上町線を交互に走る運用に“入ってしまった”みたいで。そう、<徒歩鉄>にとっては、一番、撮りにくい運用かも知れない。
今までなら、阪堺線(恵美須町 〜 住吉)沿線で撮ったら、住吉に戻るしかアイデアがなかったが、考えてみれば、阿倍野区を走る上町線と西成区をゆく阪堺線は東西に1 km弱の間隔で並行しているのである。徒歩移動でも...
…… ……
2024年2月13日(火)晴れ
13時前、長い直線区間をえびす町から戻ってきた、モ164号車の姿を「正面ドカン!!」で撮って。
まぁ、架線の影が落ちていて、ベストショットとはいかなかったが...
【2024年2月13日12時48分】 阪堺電気軌道阪堺線・天神ノ森-聖天坂
日中28分間隔が基本の阪堺線、ちょうど天神ノ森付近で上下電車がすれ違うことも多く。
モ164号車を撮ってすぐに、質屋さんカラーのモ604号車。ココは、画的には、えびす町ゆき電車の後追いカットの方が撮りやすいのだろうか。次の機会に挑戦してみたい。
聖天坂電停の裏を通って、線路沿いの道を進むと、まもなく大通りの踏切に出る。松虫通りである。
南港通も、この松虫通も...、阪堺線沿線(西成区側)から上町線沿線(阿倍野区側)に向かって上り坂になっていて、さらにカーブしているので、歩くと意外と遠く感じるものだが、10分ほどで見慣れた風景が戻ってくる。
松虫と東天下茶屋電停の間にある大きな踏切が、松虫通と上町線が交差するところ。
まもなくやってくる天王寺駅前ゆきを、どこで撮るべきか...急ぎ、決定しないといけないのだが、踏切周辺はゴチャゴチャしていて、思ったようなカットは...
ほぼ“消去法”のような感じで、いつもの場所へ。
【2024年2月13日13時22分】 阪堺電気軌道上町線・阿倍野-松虫
ホントは線路の南側のトラス柱にもたれ掛かって撮るのが好きなのだが、やはり、人気撮影地だけあって“先客”あり。
向かい側、インカーブ側の...専門学校がある方から撮ることにして。
まずは、モ701号車「パンダ電車」である。
ほぼベストに近い感じで撮れたが、これは非常にラッキーだった場合であり。日中でも混雑している阿倍野筋、踏切の線路ギリギリまでクルマの列ができていることの方が多く、だからこそ、リスクのある撮り方なのである。
【2024年2月13日13時23分】 阪堺電気軌道上町線・松虫電停
さぁ、逆光で見づらい中、後ろの踏切機が鳴り出すとモ164号車が松虫電停に到着である。
そして...
【2024年2月13日13時25分】 阪堺電気軌道上町線・松虫-阿倍野
クルマは多くなかったが...
こげ茶色の車体は古さを感じさせないほどに艶があって。大事に洗車してもらっていることがよく分かるカットだが...
その分、周囲のクルマの白い車体色がしっかりと映り込んでしまって...。いつ見ても茶色く汚れているJ※西※本の電車なら、こんなことは無かったのだろうが...。阪急は別格として、関西私鉄というのは、こまめに洗車してキレイな状態で車両を運用している社が多いような気がする。(あくまで<変態鉄>の偏見)
車体の綺麗さが裏目に出たカット...ということかもしれない。
【2024年2月13日13時26分】 阪堺電気軌道上町線・松虫-阿倍野
北畠、帝塚山の静かな電車通りとは一転、多くのクルマに囲まれながら堂々と進むモ164号車の姿。それをずっと追ったのだった。
カメラでは難しいが、よ〜〜く目を凝らせば、天王寺駅前まで見渡せるのである。
このタイミングで“先客”の方が移動してくれて...(お願いした...とか、そういう訳ではなく)
【2024年2月13日13時27分】 阪堺電気軌道上町線・阿倍野-松虫
いつものポジションに移って、天王寺駅前から戻ってくるモ164号車を待つことにした。
「転スラ」ラッピングも、数日前に終了したそうで。水色のラッピングが入った1101号車も“最後の記録”となった。
【2024年2月13日13時36分】 阪堺電気軌道上町線・松虫-阿倍野
ココ、専用軌道と併用軌道の境目...だが、扱いとしては踏切で。
踏切警報音は鳴るが、遮断竿は無くて代わりに踏切の前にある道路信号が赤に変わる。自分の立ち位置より少し後ろに白い停止線が引いてあるが、クルマも自転車も従う感じはなくて、かなりの頻度で、電車に触るか触らないか位のギリギリの位置まで前進して待つものが居て。
そうすると、被られて撮れないのである。実は、ここもリスキーな撮影地。撮っていてヒヤヒヤするのである。まるで、それを見透かしたかのように、前進してきて目の前で踏切待ちする自転車もあって。う〜ん... (つづく)
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