年の初めは阪堺から(21)まさかの“徒歩追っかけ” [ちん電(阪堺電気軌道)]
来月になると、ちょっと仕事が一段落するのではないか...と淡い期待をしている。日曜日が仕事で塞がることになるので、土日とも仕事。いすみキハとは会えない時期に入るのだが、代わりに平日にコンスタントに休める曜日が登場するのではないか...と仕事の予定を確認しながら、そんなことを考えている。
ウェブで検索してみると、北条鉄道のキハ40形が最近、ちょっと調子が悪いのだろうか。どうか“軽症”で済んで欲しいと思っているが...。夏休み明けくらいに再訪できるだろうか。
そういえば、このシリーズでも、ちょっとだけ撮影記を紹介した南海高野線の車両基地内で「こうや」が脱線したのだとか。
<変態鉄>がブログで取りあげると、その路線には、何かマズいことが起こる...のだろうか。どちらも好きな車両、路線だけにちょっと心配している。
今週末、関東は初の真夏日になるのだとか。日曜日、時間がありそうなら、ちょっとだけでも撮影に出かけたい...と思っている。はたして...
【2022年1月3日11時41分】 阪堺電軌阪堺線・東玉出-塚西
ということで、まもなく夏がやってくるのだが、拙ブログは相変わらず正月の阪堺電車撮影記。1月3日も、11時前にモ161号車が姿を見せてくれた。
今年初の恵美須町への阪堺線運用。<変態鉄>にとって苦手...というか、撮影地を知らない“アウェイ戦”のような感じで。悪戦苦闘の数時間が始まったのだった。
…… ……
2022年1月3日(月)晴れ
まずは、阪堺線の併用軌道区間の“北限”、東玉出電停までやって来た。上町線とは数百メートルしか離れておらず、ほぼ平行に走っている感じだが、線路端の雰囲気はかなり違うのである。
現在の阪堺線と上町線が、それぞれ違う事業者の路線として開業していることに関係しているのだろうか。
【2022年1月3日11時23分】 阪堺電軌阪堺線・天神ノ森-東玉出
東玉出電停のすぐ北側で南海高野線の高架を潜っており。そこから、えびす町までは専用軌道区間。上町線にも、東天下茶屋付近は専用軌道区間だが、そちらとはちょっと違った雰囲気。
だから、「阪堺線らしい風景」として、このあたりで撮ろうかと、撮影ポイントを探してはみたものの、コレは...と思う地点に出会えず。
【2022年1月3日11時24分】 阪堺電軌阪堺線・東玉出-天神ノ森
ちなみに、ココ。上り・えびす町方面の線路、ハッキリと分かる形でホーム跡が残っている。バックに見えているのが南海高野線の高架、それを潜ると緩やかなカーブを描いて線路は道路上にでる。
ここには「宮ノ下」という駅が存在していたことが知られているのだが...
戦時中に休止、後に廃止の扱い...とされているのだが、その休止日はハッキリしていないという謎めいた駅(電停)でもあって。
もし、残っていれば、移転されてきた高野線の「岸里玉出駅」と直結する位置だっただけに、乗換駅になっていたのかも。休止理由については、1945年3月の大阪大空襲で駅周辺が焼失したから...という説もあるが、いまだハッキリしていない。
さて、だんだん、モ161号車が戻ってくる時刻が迫ってくるわけで。そろそろ撮り方を決めないと...
【2022年1月3日11時33分】 阪堺電気軌道阪堺線・東玉出電停付近
となると、あまり“勝負”はできない訳で。東玉出電停のところに戻ったのだった。えびす町ゆきなら道路の片隅を走る様子を強調したカットなどを考えるのだろうが...。
【2022年1月3日11時40分】 阪堺電軌阪堺線・東玉出電停付近
さぁ、いよいよ。
南海高野線の高架を潜って、モ161号車が視界に飛び込んできた。普段、東玉出電停で、これほど乗客が待っているだろうか??
電停の“平均台ホーム”は溢れんばかりの乗客。そこに進入してくるモ161号車、画になるシーンだが、こういうときに限ってクルマに邪魔される...路面電車撮影の“宿命”である。
ここで、“ぎゃ~~~っ”と悲鳴を上げてパニックになっていては、路面電車撮影はできないのである。
【2022年1月3日11時41分】 阪堺電軌阪堺線・東玉出電停付近
すかさず、カメラを振って、縦位置に持ち替えて、その東玉出電停に停車する姿を切り取って...。
【2022年1月3日11時42分】 阪堺電軌阪堺線・東玉出電停付近
さぁ、東玉出電停を発車すると<変態鉄>がカメラを構えている地点へ。
背後の入浴施設の看板が電車に掛かってしまっているが、それは気にせずに。さらに、ここに道路信号があったので...。
信号待ちする電車、カメラを持ったまま、とにかく急ぐのである。周囲の人やクルマの動きに細心の注意を払いつつ、でも、モ161号車を撮れるチャンスがもう一度。
ちょっと進んだところに立って。
【2022年1月3日11時42分】 阪堺電軌阪堺線・東玉出-塚西
再び、晴れカット。
信号が変わって、モ161号車が走り出せば、もちろん、<変態鉄>の歩くペースなど問題になるはずもなく。隣の塚西電停に向かって、加速していく姿を後ろから...
思いっきり逆光だが、それもまた、悪くはない。
【2022年1月3日11時42分】 阪堺電軌阪堺線・東玉出-塚西
少し手前の東玉出電停付近では狭かった電車通り、塚西電停手前の、大手チェーンのスーパーマーケット付近で、道幅が思いっきり広がって。この後追いショット、何だか広々した感じになるのである。
【2022年1月3日11時44分】 阪堺電軌阪堺線・塚西電停
最近では路面電車の、併用軌道での電停ホームもバリアフリー化や安全性向上策として、ホームの拡幅や背後の防護壁、上屋の設置が進んでおり。
そんな中、ポールが立っているだけの“平均台ホーム”に停車して、ドア扱いしている...、昔ながらの“正しい路面電車”の姿。単なるスナップショットだが、ちょっと気に入っている1枚である。
その塚西電停は、南港通りの交差点に面しており、大通りだけあって信号待ちの時間も長くなり。ということで、1駅間の“徒歩追っかけ”に成功したのである。
塚西交差点の信号が変わると、多くのクルマを待たせて、交差点に盛大な吊り掛け音を轟かせ...
【2022年1月3日11時45分】 阪堺電軌阪堺線・塚西電停付近
ちょうど、えびす町ゆきと交差点ですれ違ってくれた。でも、残念ながら、両車の並びシーンは撮り損ね...。
東粉浜、住吉...と遠ざかっていくモ161号車の姿が見えなくなるまで目で追いながら、<変態鉄>は、再び住吉交差点に戻るのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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そういえば、このシリーズでも、ちょっとだけ撮影記を紹介した南海高野線の車両基地内で「こうや」が脱線したのだとか。
<変態鉄>がブログで取りあげると、その路線には、何かマズいことが起こる...のだろうか。どちらも好きな車両、路線だけにちょっと心配している。
今週末、関東は初の真夏日になるのだとか。日曜日、時間がありそうなら、ちょっとだけでも撮影に出かけたい...と思っている。はたして...
【2022年1月3日11時41分】 阪堺電軌阪堺線・東玉出-塚西
ということで、まもなく夏がやってくるのだが、拙ブログは相変わらず正月の阪堺電車撮影記。1月3日も、11時前にモ161号車が姿を見せてくれた。
今年初の恵美須町への阪堺線運用。<変態鉄>にとって苦手...というか、撮影地を知らない“アウェイ戦”のような感じで。悪戦苦闘の数時間が始まったのだった。
…… ……
2022年1月3日(月)晴れ
まずは、阪堺線の併用軌道区間の“北限”、東玉出電停までやって来た。上町線とは数百メートルしか離れておらず、ほぼ平行に走っている感じだが、線路端の雰囲気はかなり違うのである。
現在の阪堺線と上町線が、それぞれ違う事業者の路線として開業していることに関係しているのだろうか。
【2022年1月3日11時23分】 阪堺電軌阪堺線・天神ノ森-東玉出
東玉出電停のすぐ北側で南海高野線の高架を潜っており。そこから、えびす町までは専用軌道区間。上町線にも、東天下茶屋付近は専用軌道区間だが、そちらとはちょっと違った雰囲気。
だから、「阪堺線らしい風景」として、このあたりで撮ろうかと、撮影ポイントを探してはみたものの、コレは...と思う地点に出会えず。
【2022年1月3日11時24分】 阪堺電軌阪堺線・東玉出-天神ノ森
ちなみに、ココ。上り・えびす町方面の線路、ハッキリと分かる形でホーム跡が残っている。バックに見えているのが南海高野線の高架、それを潜ると緩やかなカーブを描いて線路は道路上にでる。
ここには「宮ノ下」という駅が存在していたことが知られているのだが...
戦時中に休止、後に廃止の扱い...とされているのだが、その休止日はハッキリしていないという謎めいた駅(電停)でもあって。
もし、残っていれば、移転されてきた高野線の「岸里玉出駅」と直結する位置だっただけに、乗換駅になっていたのかも。休止理由については、1945年3月の大阪大空襲で駅周辺が焼失したから...という説もあるが、いまだハッキリしていない。
さて、だんだん、モ161号車が戻ってくる時刻が迫ってくるわけで。そろそろ撮り方を決めないと...
【2022年1月3日11時33分】 阪堺電気軌道阪堺線・東玉出電停付近
となると、あまり“勝負”はできない訳で。東玉出電停のところに戻ったのだった。えびす町ゆきなら道路の片隅を走る様子を強調したカットなどを考えるのだろうが...。
【2022年1月3日11時40分】 阪堺電軌阪堺線・東玉出電停付近
さぁ、いよいよ。
南海高野線の高架を潜って、モ161号車が視界に飛び込んできた。普段、東玉出電停で、これほど乗客が待っているだろうか??
電停の“平均台ホーム”は溢れんばかりの乗客。そこに進入してくるモ161号車、画になるシーンだが、こういうときに限ってクルマに邪魔される...路面電車撮影の“宿命”である。
ここで、“ぎゃ~~~っ”と悲鳴を上げてパニックになっていては、路面電車撮影はできないのである。
【2022年1月3日11時41分】 阪堺電軌阪堺線・東玉出電停付近
すかさず、カメラを振って、縦位置に持ち替えて、その東玉出電停に停車する姿を切り取って...。
【2022年1月3日11時42分】 阪堺電軌阪堺線・東玉出電停付近
さぁ、東玉出電停を発車すると<変態鉄>がカメラを構えている地点へ。
背後の入浴施設の看板が電車に掛かってしまっているが、それは気にせずに。さらに、ここに道路信号があったので...。
信号待ちする電車、カメラを持ったまま、とにかく急ぐのである。周囲の人やクルマの動きに細心の注意を払いつつ、でも、モ161号車を撮れるチャンスがもう一度。
ちょっと進んだところに立って。
【2022年1月3日11時42分】 阪堺電軌阪堺線・東玉出-塚西
再び、晴れカット。
信号が変わって、モ161号車が走り出せば、もちろん、<変態鉄>の歩くペースなど問題になるはずもなく。隣の塚西電停に向かって、加速していく姿を後ろから...
思いっきり逆光だが、それもまた、悪くはない。
【2022年1月3日11時42分】 阪堺電軌阪堺線・東玉出-塚西
少し手前の東玉出電停付近では狭かった電車通り、塚西電停手前の、大手チェーンのスーパーマーケット付近で、道幅が思いっきり広がって。この後追いショット、何だか広々した感じになるのである。
【2022年1月3日11時44分】 阪堺電軌阪堺線・塚西電停
最近では路面電車の、併用軌道での電停ホームもバリアフリー化や安全性向上策として、ホームの拡幅や背後の防護壁、上屋の設置が進んでおり。
そんな中、ポールが立っているだけの“平均台ホーム”に停車して、ドア扱いしている...、昔ながらの“正しい路面電車”の姿。単なるスナップショットだが、ちょっと気に入っている1枚である。
その塚西電停は、南港通りの交差点に面しており、大通りだけあって信号待ちの時間も長くなり。ということで、1駅間の“徒歩追っかけ”に成功したのである。
塚西交差点の信号が変わると、多くのクルマを待たせて、交差点に盛大な吊り掛け音を轟かせ...
【2022年1月3日11時45分】 阪堺電軌阪堺線・塚西電停付近
ちょうど、えびす町ゆきと交差点ですれ違ってくれた。でも、残念ながら、両車の並びシーンは撮り損ね...。
東粉浜、住吉...と遠ざかっていくモ161号車の姿が見えなくなるまで目で追いながら、<変態鉄>は、再び住吉交差点に戻るのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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