年の瀬の広島と倉敷へ（３６）八丁堀まで

いつも困ってしまう、この冒頭部分。できるだけ、その日の記事と無関係な、＜鉄＞でない話で始めようと思っているのだが、なかなか思いつかない。
忙しい忙しいと連呼しながら、自宅と会社を往復するだけの日々を送っていれば、それも無理の無い話だが。

わが地元、井の頭線では「急行運転開始50周年記念」のヘッドマーク掲出が、1ヶ月延長されて。自宅近くの踏切では、バックのお宅が鯉のぼりを...
つまり、ちょっと強引な構図であっても「鯉のぼり＜鉄＞」が狙えそうな気がしていて...、出勤前に少し時間をつくって訪れれば良いのだが、やはり、なかなかそんな気分にもなれなくて。


【2021年12月15日7時40分】　広島電鉄本線・猿猴橋町－的場町

ということで、引き続き、2021年12月の広島の話題。
広島での最後の朝も、広島電鉄の路面電車を撮って。
……　　……

2021年12月15日（水）晴れ時々曇り

朝の猿猴橋町付近で、広島駅への入線待ちの電車が“渋滞”して数珠つなぎになるシーンを狙ってみて。


【2021年12月15日7時36分】　広島電鉄本線・猿猴橋町電停付近

広島駅ゆきの連接車が連なる中、広島駅を出発して向かってくるのは江波ゆきの800形。猿猴橋町電停に到着するところである。


【2021年12月15日7時37分】　広島電鉄本線・猿猴橋町－的場町

連接車に対する意味で“単車”と呼ばれるグループ、旧型の吊り掛け電車も朝ラッシュの時間帯には広島駅にもやってくる。“被爆電車”650形と800形とのすれ違い。


【2021年12月15日7時37分】　広島電鉄本線・猿猴橋町電停付近

そして、2両の“単車”の離合シーン。両車はともに広島電鉄の生え抜き組の車輌、製造年で見れば、おじいちゃんと孫くらいの差だろうか。
広島電鉄は、単車について連接車への置換えを進める旨を発表しており。“被爆電車”650形は動態保存される可能性はあるが、800形などの“軽快電車”世代の車輌たちも、まもなく置換えが始まるのだろうか。


【2021年12月15日7時38分】　広島電鉄本線・猿猴橋町－的場町

でも、652号車の後ろから続いてきたのも800形だった。先ほど撮った5100形“MAX”も、広島駅電停に進入する手前の信号を待っていて。3世代の広電の電車たちが並んだのだった。


【2021年12月15日7時40分】　広島電鉄本線・猿猴橋町－的場町

もちろん、“生え抜き組”に混ざって健闘しているのが京都から来た1900形。この電車は日中も広島駅付近で見かける機会も少なくなく。その1900形と元祖グリーンムーバーのすれ違いを。


【2021年12月15日7時41分】　広島電鉄本線・猿猴橋町電停

ということで、ここでいったんカメラをバッグに仕舞って。猿猴橋町電停まで歩いて、ここから電車で。

……　　……

千田所属の“リバイバルKOBE”を撮るなら、紙屋町以西の区間に行くべきところ、＜変態鉄＞が降りたったのは八丁堀電停だった。


【2021年12月15日7時52分】　広島電鉄本線・八丁堀電停付近

ちなみに、ここまで乗ってきたのは連接車の中で一番好きな3950形だったのだが...。思ったよりも混雑はしておらず。広島駅から市街中心部に向かう電車だが、思ったほど混んでいなかったのはコロナ禍の影響か???

ここで降りて間もなく...


【2021年12月15日8時02分】　広島電鉄白島線・八丁堀電停

ここから北に向かって分岐するのは9号線・白島線である。90年台、＜変態鉄＞が初訪問した当時、わずか1.2 kmのミニ路線、この白島線は他系統と完全に分かれており、確か運賃もこの路線だけ割安だった。
そんな白島線も、江波からの直通電車も設定されており。（今春の改正で減便されたみたいだが...）


【2021年12月15日8時03分】　広島電鉄白島線・八丁堀電停

それが朝8時頃にある...と知ったので。この八丁堀の交差点に北から進入して西へ向かうシーン、毎日、行われているものだが広島電鉄の中では結構なレアシーン。
そこを通る1900形の姿を撮ってみようと。（つづく）

（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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