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3月の瀬戸内へ(7)港東線 [水島臨海鉄道]

気づけば、今日で4月も終わりなのである。ということは、2023年も3分の1が過ぎたということで。何だか、あっという間。ついこの前、正月だったような気がして。日々、いろいろなことが起こりすぎて...

さて、引き続き、3月1日の水島臨海鉄道撮影記。

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【2023年3月1日13時29分】 水島臨海鉄道水島本線・水島駅

水島駅の窓口でフリーきっぷを買い求め。窓口の駅員さんの非常に丁寧な接客に、むしろ、こちらが恐縮してしまうような...。
水島臨海鉄道、工業地帯を走る区間よりも住宅街を走るところの方が多くて、沿線中間に学校もあって通学利用もあり、そして、水島地区は住宅街でもあって、倉敷市中心部との旅客輸送、実は地域密着の路線なのである。

四季折々の装飾を施した列車が登場するのも、また、この路線の特徴。最近では沿線の高校生が協力していたりして。この日は、「お雛様列車」によく当たる日だった。

……  ……

2023年3月1日(水)晴れのち曇り

水島駅を10:50発の倉敷市ゆきは、MRT304号車の単行。

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【2023年3月1日10時55分】 水島臨海鉄道水島本線・MRT304号車内

車内はひな祭りの装飾が施されており。

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【2023年3月1日10時55分】 水島臨海鉄道水島本線・MRT304号車内

水島駅からの乗客は、日中だとそう多くはなく。沿線は古くからの住宅街が続いており。他の「臨海鉄道」の沿線とはイメージが違って。
水島地区も常盤、栄、弥生と路面電車並みの駅間距離で小さな駅に停車しながら。その間に、徐々に車内の乗客数が増えてくる。

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【2023年3月1日10時56分】 水島臨海鉄道水島本線・MRT304号車内

開業当初に「五軒屋」駅が設置されたものの、乗降客が少なく廃駅になったという。でも、後にそのすぐ近くに「浦田」駅が設置され。
その浦田駅は日中でも乗降が多い駅で。そのあたりから日中の列車でも、単行だと立ち客がでる程度になることが多く。福井、西富井、球場前と、やはり、少しずつ乗客が増えて。

そして、倉敷市駅に到着するのである。

さぁ、折返し、このMRT304号車の発車シーンを。倉敷市駅すぐ近くの駐輪場の踏切付近で。

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【2023年3月1日11時25分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市駅付近

背後に見えるのはJRの倉敷駅。ちょうど、第3093列車だろうか、DE10形牽引の貨物列車が発車待ちをしている。そう、牽引機から考えても東水島ゆきであることは確実なのだった。

まず、MRT単行の旅客列車が発車して、閉塞方式から考えて、続行ですぐに発車...は無理。撮影場所を選ぶくらいの余裕はあるはず。

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【2023年3月1日11時42分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市-球場前

老松の踏切付近に、線路沿いの道がレール面より、ちょっとだけ低くなっているところがあって。
できるだけローアングルでDE10を見上げるように撮ったほうが背後のマンションが目立たないかと。この踏切のちょっと後ろ、倉敷駅側に山陽本線と水島臨海鉄道の渡り線があって。貨物列車は大きな弧を描くような感じで画面に飛び込んでくる。

速度もさほど出ていないので、撮りやすいと言えば撮りやすい。この日の牽引機はDE10 1561号機。

さぁ、これを撮り終えて正午。
倉敷駅まで戻ってみて思い出した。12:15頃に下り「やくも」が通過するはず。

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【2023年3月1日12時19分】 山陽本線・中庄-倉敷

ということで、いつもの、あのスーパーの裏手。
別に...特別な編成で来るとか、何か珍しい列車があるというわけでもないのに、直前になって“同業者さん”の姿。いや、決して有名な撮影地でもない。
381系「やくも」号、標準の「ゆったりやくも」色の4連。

「やくも」を撮ったら、倉敷駅近くの飲食店で昼食をとる時間はなくなって、コンビニで買った菓子パンを倉敷市駅のベンチで。12:45頃から改札前に列ができ始めて、まもなく13:00発の水島ゆきの改札が始まり。

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【2023年3月1日13時29分】 水島臨海鉄道水島本線・水島駅

再び、MRT304号車単行。

終点の水島駅まで行って、そこから約2.5 km、板敷踏切まで延々歩くのだった。まぁ、通い慣れた道。前回の訪問時は、線路沿いに車両の足回りを隠すくらいの背丈の雑草があって、撮影に難儀したのだが、いつの間にか除草が行われており、今度はどこで撮ってもスッキリ撮れそうな状況になっており。

東京製鐵前で撮るのも良いが、やはり、あの運河のところの...

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【2023年3月1日14時31分】 水島臨海鉄道港東線・水島-東水島

踏切の先、火力発電所のところのT字路を右折、こちら側の道は、確か行き止まりのようになっているはずで、道沿いの工場向けのトラックと、休憩したいドライバーだけが時折、入ってくるところなので撮影地周辺は人もクルマも滅多に来ない場所で。

それでも、14時過ぎに2〜3名の<鉄>がクルマで。そう、<鉄>が集まってくる...ということは、不定期貨物が運転されると見て間違い無さそうで。
踏切機の音が聞こえると、向こうから近づいてくる列車の姿。

オレンジ色の車体、DD50形牽引である。

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【2023年3月1日14時32分】 水島臨海鉄道港東線・水島-東水島

このカットを撮ることができて。先頭の、機関車次位のコキだけ積載という編成。

この直後、列車はブレーキがかかって。そう、板敷踏切のところからが東水島駅の構内、機関車に添乗してきた作業員がDD50のデッキのところに移って。
さぁ、折返しは??

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【2023年3月1日14時55分】 水島臨海鉄道港東線・東水島-水島

決して運河の水もキレイではないし...
あまり良い環境とは言えないものの、その運河の水面近くに下りられるところがあるので...。

ちょっとだけ動いたところから、機関車単機で戻っていくDD501号機の姿を。

さて、ここからあと1時間ちょっと待てば、再び、DE10牽引の貨物列車がやってくる。待つべきか、帰るか、非常に迷ったが、迷った末に待つことにした。
コンビニはおろか、人通りすらない運河沿いの道に立って過ごす1時間というのは非常に長く感じられるもので。

天気予報の通り。雨こそ落ちてこなかったが、15時半頃から曇りがちになってきて。弥生駅に戻ってキハを狙っていたらガッカリしたであろう状況。
ここだと、曇りでもそれほどショックではなく。

それでも、露出が厳しいくらいのドン曇りになって。先ほど、クルマでDD50の線内貨物を撮りに来た方も戻ってきて。

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【2023年3月1日16時17分】 水島臨海鉄道港東線・水島-東水島

最後は、1/320秒でシャッターを切るのがやっと...という暗さ。

17時、歩いてホテルに戻って。17:50発の倉敷市ゆきで倉敷駅北口の商業施設、その中のレストランで食事をしたら、19:05発はキハ37形。前夜は弥生駅で“バルブ”したキハに乗ってホテルに戻ったのだった。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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