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猛暑の房総横断鉄道へ(5)上総牛久駅 [小湊鐵道]

昨日は、早めに帰宅できるか...と1日の仕事を終えて帰ろうとしていたら、舞い込んできたのがトラブル対応。
もちろん、<変態鉄>が当事者でないのだが、関係するところにアレコレ確認...など。まぁ、立場上、その結果を自分が先方へと折返し連絡したら...2日連続で何だかドッと疲れる展開。本当は済ませておきたかった仕事は遅々として進んでおらず。

ちょっと、趣味活動どころでなくなってきている<変態鉄>。明日も臨時出社となりそうな。幸い(?)、明日も東京はドンヨリした曇り空の肌寒い1日になるという予報。

というわけで、ブログを書くのも億劫になる夜。

さて、引き続き、8月27日の房総半島<乗り鉄>旅の話題。

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【2021年8月27日9時21分】 小湊鐵道・上総牛久駅

高滝駅などもネコが住み着いている駅として知られており。小湊鐵道では珍しくない光景だが、この上総牛久駅のネコ、何とも堂々とした姿。列車待ちの乗客が駅舎の外まで溢れても、まったく意に介することなく、駅舎の柱のところでくつろいでいたのだった。
もちろん、カメラを向けても逃げも隠れもせず。本当にマイペース、いや、この駅の“ヌシ”であるかのような堂々とした振る舞いには...
ちょっと驚きだったのである。たくさんの“駅ネコ”の中でも、なかなかの“大物感”が漂っていて。

……  ……

2021年8月27日(金)曇りのち晴れ

小湊鐵道線内では比較的、駅間距離の長い区間ではあるが、普段ならキハであっさり通過してしまう光風台-馬立-上総牛久の区間、いまは光風台駅前から上総牛久駅まで代行バスでの運行である。
大多喜街道を走って、だいたい15分くらい。バスとキハでは輸送力に違いがあり、小湊鐵道バスがピストン輸送している状況である。

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【2021年8月27日9時21分】 小湊鐵道・上総牛久駅

光風台駅、上総牛久駅とも4分ほどの連絡で代行バスと列車が連絡するように臨時ダイヤが設定されており。

五井駅 9:10発の第13列車、その代行バスが上総牛久駅に9:44着、そして、9:48発の第305列車・上総中野ゆきに接続する。でも、それだと大急ぎでの乗り換えとなるので、<変態鉄>はあえて五井駅 8:38発の第11列車とその代行バスを乗り継いで、9:12頃、上総牛久駅に到着したのだった。
だから、上総牛久駅で36分の待ち時間。退屈するよりも、むしろ<鉄>として、普段とは様子の違う駅前の様子を観察しつつ、楽しく過ごしていた。

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【2021年8月27日9時23分】 小湊鐵道・上総牛久駅

上総牛久駅以降の区間、分断されてしまうと大雨の当日にこの区間に居た車両が閉じ込められており、その車両だけでの運転になる。
それがキハ200形2両。検査や給油もこの駅構内で行うしかなく、1両ずつ交代で運用しているようで。

その2両のキハがこの時間帯、上総牛久駅に停車しており。しかも、2両ともエンジンはかかっておらず。
現在、キハ2両だけのギリギリの状況での運用、朝7時台に里見駅まで1往復した後は、今度の9:48発、そのあとは午後の列車になる。一部便はいまもバス代行になっており。
だから、9:48発の第305列車は里見駅以遠への“初発”となるのである。

一番奥の3番ホームは、普段は五井-上総牛久の区間列車の折返しに使われていたが...

このキハが今日の運用に入っているようで。

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【2021年8月27日9時23分】 小湊鐵道・上総牛久駅

もう1両は2番ホーム(普段は下りホーム)の馬立側に留置されており。それにしても、木製の上屋といい、ホームの雰囲気といい...すばらしい鉄道情景である。

さて、駅舎内は...

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【2021年8月27日9時20分】 小湊鐵道・上総牛久駅

多くの人が列車を待っており。改札上に掲出された時刻表には「調整中」の文字。

列車別改札になっており、改札ラッチは閉まっていた。代行バスで到着した職員が駅舎へ入って休憩。そこへキハの運転士さん。
線路越しに「今日は窓開いていないね」「まだ大丈夫」というような会話が聞こえてきて。
やはり、冷房のパワー不足はキハ200形の“泣き所”でもある。

ちなみに、この後、第305列車、途中でクーラーがダウンしてしまうのだが...

さてさて、駅前のバスたちは...

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【2021年8月27日9時21分】 小湊鐵道・上総牛久駅

上総牛久駅はバスターミナル的な機能もあって。大多喜、茂原、市原鶴舞などさまざまな行き先の路線バスが発着している。
それにまして、いまは代行バスである。駅ヨコのスペースがバスの転回所兼待機場所のような感じになっており。

待機中のバスたち。

右側は「市原鶴舞バスターミナルゆき」を表示した定期の路線バスである。いつも見かける小湊鐵道バスの路線車。
中央は、代行バス用の貸切タイプの車両。そして、左端は??

てっきり小湊鐵道バスの大型路線車だと思ったら、塗色は同じでも、社紋(エンブレム)が違う。小湊鐵道は「小」の漢字とレールの断面を重ねたマークである。でも、左の1両だけは違うマーク。
そう、系列の九十九里鉄道バスなのである。見ると「列車代行」の札が掲出されており。

つまり、光風台-上総牛久間の代行バスとして使われているのだろうか??

SNS上などでは高速バスや観光バスに使われるハイデッカー車が代行バスに入っているのも見かけるし...
小湊バスと系列の九十九里、“総動員体制”の代行輸送なのだろうか??

9時半、停まっていたキハのエンジンが始動。あのDMH17Cエンジンの始動音とともに車体中央の屋根部分にある排気管から黒い煙が一筋。

それに合わせたかのように9:48発の上総中野ゆき第305列車の改札が始まって。

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【2021年8月27日9時32分】 小湊鐵道・上総牛久駅

こちらは今日はお休み中のキハ。そして、その背後には...

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【2021年8月27日9時32分】 小湊鐵道・上総牛久駅

後ろに白い学校の校舎が見えているが、その付近が大多喜街道の牛久の交差点。歩道橋のある踏切の近くである。
馬立駅側の、上りの出発信号機は赤を現示したまま。そして、運転を見合わせて1ヶ月、すでに線路は雑草の中に埋もれてしまっており。

復旧予定まであと1ヶ月余りである。

さてさて、急いで...

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【2021年8月27日9時32分】 小湊鐵道・上総牛久駅

小湊鐵道の“標準仕様”の踏切標識である。海士有木駅などにも似たものがあったような...

こういうのも、気がつく限り記録しておきたいと思っている<変態鉄>である。

さぁ、3番ホームで待っていたのは...

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【2021年8月27日9時32分】 小湊鐵道・上総牛久駅

キハ208号機単行の上総中野ゆきである。まだ発車まで少し時間があり、乗り込む人は僅か。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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