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南部縦貫鉄道「レールバス 夕暮れ撮影会」(13)大ピンチ!? [保存車・博物館・廃線跡]

こういう保存活動というのには、昔から関心はあるのだが...
どこも人手不足を嘆いているようで。そう、自分も参加してみたいという気持ちはある。でも、そこは中小企業で働く(シフト制の)会社員の辛いところ。“体験”というか、そういう活動日に、参加してみたいと思っても、土休日などフツーの人が動きまわるときほど忙しくなる立場ではスケジュール的に参加は厳しく。もちろん、技術も何も持っておらず、参加したとしても周囲のメンバーに迷惑をかけるだけの足手纏いだろうか。

では、何ができるか...

ということで、いまのところ、各地の保存活動のクラウドファンディングに支援したり、こういう保存施設を訪れた時に、グッズ購入などで少し応援したり...くらいしかできていない。そこは、いつも申し訳なく思いながら「撮らせていただいている」という感が強く。

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【2023年10月8日16時09分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅

除雪用のDB11号機が収容された後、2両の貨物用機関車の収容作業。
DC251号機が、D451号機と連結して、それを押して“重連単機”の状態で入庫することになっていたが...

後で「イヤな汗、かいた〜」と愛好会のスタッフの方の話すのが聞こえてきたが、古い車両を守っていくことの大変さを垣間見た瞬間でもあった。

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南部縦貫鉄道「レールバス 夕暮れ撮影会」(12)入庫作業 [保存車・博物館・廃線跡]

“出撃”すれば、仕事が追い込まれる...、大ピンチが訪れることはわかっていた。それでも、先週は東北に、そして、29日は水島へとでかけたのだった。

“出撃”には代償を伴うことは覚悟の上。仕事で追い込まれるのはわかっていた。だからこそ、その後に当然のように訪れた大ピンチは何とか凌げだ。周囲の協力も得て何とか乗り切ったのだった。
ただ、今週末から仕事は急速に忙しくなって、そして、大相撲。12日には1年納の九州場所が始まる。本当はこの時期、小湊キハが気になるのだが、果たして...。

そんなわけで、10月の撮影記が溜まっている。引き続き、10月8日に旧七戸駅で催された南部縦貫鉄道「レールバス 夕暮れ撮影会」の話題。

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【2023年10月8日15時33分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅

15時のレールバス・キハ101号車のデモ走行を以て、日中(?)のイベントはひと区切り。
ここから、16時を目処に機関庫の前に展示されていた車両たちの収容作業が行われ。駅構内にいるのがキハ101号車だけになったところで、16時すぎから、メインの「夕暮れ撮影会」とアナウンスされており。

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南部縦貫鉄道「レールバス 夕暮れ撮影会」(11)走るレールバス <後編> [保存車・博物館・廃線跡]

仕事でイヤなことが続いている。本当は“出撃”...といっても近場だが...を検討したいのだが、そういう気分にもなれず。
でも、そういうとき、拙ブログの管理画面を開くと...

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皆さまからこちらのブログに頂いた「nice!」の数が、ちょうど 7,777 ラッキーセブン。
そして、ちょうど、そのときの閲覧数が 200 と、珍しくキリの良い数字が並んでいて。そんなところに、ちょっと幸せを感じながら。

ストレス発散と備忘録、こんなブログでも、どなたかの役に立つこともあるかも知れない。そんなことを思いながら、毎晩、更新している次第。

でも、<鉄>ブログでありながら、<鉄>の話題に疎いのも自分の特徴で。
29日に倉敷を訪れた際、最後の撮影は、あの跨線橋。17時の、キハの直前にEF64
が牽く伯備貨物が入線するのだが、それは、水臨の撮影をしていると撮ることができず。まぁ、それはそれとして。
キハを撮って振り返ったら...

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南部縦貫鉄道「レールバス 夕暮れ撮影会」(10)走るレールバス <中編> [保存車・博物館・廃線跡]

<速報版>で1日おやすみを頂いたこの話題。引き続き。
ここから、2往復目のキハ101号車のデモ走行、15時半ごろから機関庫前に引き出されて展示されていたディーゼル動車と機関車の入庫作業、そのあと、16時過ぎからメインの「夕暮れ撮影会」という盛りだくさんのメニューである。

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【2023年10月8日14時31分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅

撮影タイムが15時に終了(?)、続いて、レールバス・キハ101号車のデモ走行が2往復。
その“前半戦”は、そのまま線路の端、国道4号バイパスの手前まで行って折り返してくるものだったが、もう1往復は、同じコースながら帰りに腕木式信号機の前でいったん停車しての撮影タイムが設けられるとのことだった。

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南部縦貫鉄道「レールバス 夕暮れ撮影会」(9)走るレールバス <前編> [保存車・博物館・廃線跡]

この記事がアップされて、まもなく、再び<変態鉄>は動き出す。
そう、倉敷...水島に向かうのである。本当は前泊で現地入りして、朝から東水島駅付近で撮りたかった。でも、仕事が...
夜遅くまでの勤務なので、もはや「サンライズ」に乗ることも難しいのである。朝一番のヒコーキで10時すぎに倉敷に到着できる見込み。

何とか...
水島駅のホームでDD50+キハの編成を駅撮りできれば...と思っている。

さて、10月8日の南部縦貫鉄道「レールバス 夕暮れ撮影会」、13時から15時までは停車している車両たちの撮影会がメイン。そして、15時から2往復、駅構内の線路をレールバス・キハ101号車がデモ走行、そのあと、入庫作業を挟んで16時過ぎから「夕暮れ撮影会」というスケジュール。
13時開始18時終了のイベントというのは、長いと思っていたのだが、実際、撮り始めるとあっという間だった。

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【2023年10月8日15時08分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅

さぁ、15時。キハ101号車のデモ走行。

旧七戸駅の構内、国道4号バイパスの手前までの300 mくらいの線路が残されており。そこを2往復するとのこと。
1往復目はフツーに走り、2往復目はホーム端に建てられた腕木式信号機の前でいったん停車して撮影タイムを設ける...とのことで。

やはり、走行シーンを...
まずは、腕木式信号機の少し先でカメラを構えて。

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南部縦貫鉄道「レールバス 夕暮れ撮影会」(8)各車の姿を... [保存車・博物館・廃線跡]

長い中断を挟んでしまった、この話題、今日から再開である。
とはいえ、今週末には再び<速報版>を挟む予定。10月14日が「鉄道の日」になって以来、10月という時期は気候の良さもあって、鉄道系のイベントが毎週末、どこかで行われており。そう、今度は水島である。

さて、10月8日に七戸駅で開催された、南部縦貫鉄道「レールバス 夕暮れ撮影会」の話題。

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【2023年10月8日13時46分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅

13時から出庫作業が公開され、その後、15時前まで撮影タイムが設けられた。

展示された6両を順番に撮って回ったが、大勢のギャラリーが自由に動き回る中で。なかなか思い通りの画が撮れずに悪戦苦闘しているうちに、いつの間にか、キハ101号車のデモ走行の時間が近づいていた。

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南部縦貫鉄道「レールバス 夕暮れ撮影会」(7)レールバスの車内 [保存車・博物館・廃線跡]

「キハ」の“キ”は気動車のキ、“ハ”はイロハ、旧等級の3等車のハ。
「気動車」「内燃動車」「ディーゼル動車」...、その呼び方はいろいろあるが、昭和初期に実用に向けた研究が行われ、戦争による中断を経て戦後の復興期から高度成長期にかけての時期に本格的に花開くことになる。ただ、最近では大手を中心に、これまでのディーゼルエンジンに替わる動力が求められ...。ハイブリッドとか蓄電池とか燃料電池とか、いろいろな種類が登場しており。

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【2023年10月8日14時16分】 旧 南部縦貫鉄道線・七戸駅

そんな「キハ」の歴史、バスやトラックなどの自動車の技術を鉄道車両に応用することからスタートしたとされ。日本の鉄道における最初はガソリン動車、戦前にはディーゼルエンジンへと進化を遂げていたのだが...

最初の頃は小型車両での単行運転。ローカル線と言うよりも超閑散路線などに充てられるものだった。(都市部でも使われたが...)

液体式変速機(トルクコンバーター)が実用化されるまでは、先頭車両の運転台から2両目以降の機器を操作すること(総括制御)ができないことも大きかった。つまり、2両以上で編成を組めば、各車の運転士に乗務して、汽笛の合図に合わせて息をピッタリ合わせて同時に操作しないといけない。
そんな中で、“気動車四重連”で行楽客輸送にあたった江若鉄道は...まさに“神業”のレベル。

戦争を挟んでトルコンが実用レベルに達して、「液体式気動車」として量産化された“第1期生”がDMH17系エンジンを積んだキハ17系。
昭和20年代後半から大量に投入される。その1両が、南部縦貫鉄道に残るキハ104号車。

そして、生まれは後でも、南部縦貫鉄道は開業にあたって機械式ディーゼル動車のレールバスを用意した。バス部品を多用して車体も小さく簡単なつくりになっており、そして、動力も機構が単純なことを重視したのか...。

でも、そんな話題に入る前に。

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南部縦貫鉄道「レールバス 夕暮れ撮影会」(6)撮影会 [保存車・博物館・廃線跡]

事情により、普段よりちょっと短めの記事で。

いや...、ちょっとマズいことが。仕事でいろいろ動き回ったのだが、途中でケータイを置いてきてしまったようで。もしかしたら、1週間ほどケータイ無しの日々を過ごさないといけないかも知れない。「もしかしたら...」という場面がいくつかあったので、明日、会社に行ったら早速確認してみたいと思っているのだが...。

やはり、心配なのでケータイの一時使用中止の手続きについて調べてみた。でも、ド※モのケータイ、紛失時の手続きについて一番上の方に案内されているのが電話での申し込みという不思議。電話の端末を紛失した際の対応を電話で行う...。各世帯に固定電話があるのが当然ということか、それとも、<変態鉄>のような独り身の、誰かに電話を借りる訳にもいかない人間は相手にされていないのか???

パソコンでも、「dアカウント」とかいうのからできるらしいのだが、そのログイン名を覚えていないし...(登録していたかどうかも定かでない)
まぁ、「なりすまし」などの悪用防止のためにも、こういう手続きは簡単にできないようにしないとダメだろうけれど、携帯電話を紛失した際の対応が電話で...というのは、やはり、何かヘンだと思う<変態鉄>。カメラなし、事実上、音声通話しかできないケータイなので、あまり心配はしていないが...。

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【2023年10月8日14時07分】 旧 南部縦貫鉄道線・七戸駅

さて、10月8日に南部縦貫鉄道・七戸駅で行われた撮影会イベントの話題。旅客車3両とディーゼル機関車3機、七戸駅に残る南部縦貫鉄道の全車両が屋外に出てくると...

1番ホームに停められたキハ101号車が、この日のイベントの“主役”だろうが、久々のイベントが何年ぶりかの全車屋外展示ということで、リピーターの方々も大コーフン。“主役”のキハ101号車の周囲よりも、他の5両が展示された機関庫前の区画の方が多くの方が集まっており。
<変態鉄>としては、誰もフレームに入れずに斜め前方から正統派の記録写真をどうしても撮っておきたくて...まさに“悪戦苦闘”の1時間が始まった。

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南部縦貫鉄道「レールバス 夕暮れ撮影会」(5) [保存車・博物館・廃線跡]

13時過ぎから順次、外へ出てくる南部縦貫鉄道の保存車たち。

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【2023年10月8日13時44分】 旧 南部縦貫鉄道線・七戸駅

先陣を切ってレールバスが出てきて...
庫内で作業をしているスタッフと、線路際に立って安全確認しているスタッフが無線で連絡を取り合いながら、順番に出庫させていて...

1両あたり数分から10分程度。その間に、集まった<鉄>たちはカメラのポジションを変えることができて。キハ101、102のレールバスと、キハ104号車が姿を現すと続けて機関車の出庫作業になる。

開業時、砂鉄輸送の貨物牽引が期待されて...

旅客車が小型のレールバスだったのに対して、ディーゼル機関車は開業に合わせて45t機を日立製作所笠戸で新製しており。こちらは当時のディーゼル機関車の“標準機”で。それだけ貨物輸送への期待が高かったことが分かる。残念ながら砂鉄輸送は叶わなかったが、線内貨物に活躍して...

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南部縦貫鉄道「レールバス 夕暮れ撮影会」(4)レールバスだけでなく... [保存車・博物館・廃線跡]

南部縦貫鉄道は、地方私鉄としては開業はかなり遅い部類、むしろ、同規模、同種の路線を持つ鉄道会社の多くがバス転換に舵を切る時期に、建設工事が進められたのだった。

それは、「むつ製鉄」の砂鉄輸送を期待されてのこと。開業当初に天間林村で砂鉄の試掘が行われ、その輸送試験の貨物列車が走った...という説があるが、“砂鉄から鉄鋼をつくる”こと自体の技術が実用化にいたるレベルに達していなかったこと、あとは、輸入鉄鉱石を使った製鉄の方がコストも効率もよく、砂鉄を採掘する必要がなくなったこと...期待された割には、開業時点では砂鉄輸送の貨物列車が走る可能性はほぼ消えており。
それでも、国鉄東北本線から千曳、野辺地経由で継送される貨物などもあって...終始、経営的には苦しかったようだが、それでも沿線の足として。

もともと沿線は人口希薄な地域でもあって。当初から旅客輸送はアテにしてなかった...とはいっても、定員60名のレールバス2両だけでは地元の通学輸送には不足したようで、開業直後、常総筑波鉄道から譲渡された古典気動車キハ103号車が“助っ人”として...、でも、まもなく自走不能になり、貨物輸送が少なく暇にしていたディーゼル機関車が牽引した客レのような形で走らせて凌いで...。そんなところに、新たな助っ人として、1980年(昭和55年)、国鉄からキハ10形1両を譲受する。

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【2023年10月8日13時40分】 旧 南部縦貫鉄道線・七戸駅

それが、キハ104号車。
“大型車”といっても、20 m車だから極めて標準的な車体長。でも、同社のレールバスから見たら2倍のサイズ。ホーム長が足りず、前ドアしか使えなかったり、車体が大きい分、燃料消費が多く、あまり使われなかったようで。

1997年の休止(実質的な廃止)の直前に全国から殺到した<鉄>を捌くのに大活躍したというのが、何とも皮肉な...

でも、現在、国鉄キハ17系ディーゼル動車では唯一、動態で残っている個体として極めて重要なのである。
同社で唯一の国鉄型キハでもあり。<変態鉄>としてはレールバス以上に...同等くらいに、この日、注目していた1両だった。

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