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秋の北東北「鉄印帳」の旅(29)堀川町電停 [いまどきの路面電車]

自宅に持ち帰っていた仕事をやっつけないといけないのだが、何だかボーっとして。実家に寄って細々したことをしているうちにいつの間にか夜になっていた。

ということで、冒頭に書くことも無くなっており。
10月26日の函館市電の撮影記を続けていきたい。まず、八幡坂と青柳町で撮りたかった構図にチャレンジできて...
結果としては、“会心の1枚”には出会えなかったものの、もう一度、訪れたくなるような魅力に気付かされたのだった。あとは、車両の様子を記録しておきたいのだが...

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【2023年10月26日13時59分】 函館市企業局交通部湯の川線・昭和橋-堀川町

まずは、駒場車庫前へ向かったものの、どちらの顔にも光が来ない状況になる時間帯。
「ココではない」と思いつつも、ちょっとだけ撮影してから...

次の撮影地は、ここまで来る電車の窓から、「光線状態が良さそう」と思った堀川町から昭和橋電停付近のストレートだったが...

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秋の北東北「鉄印帳」の旅(28)あとは順光で... [いまどきの路面電車]

実は土曜は法事で富山へ行っていた。法事自体は午後からということなので、羽田を10時半のヒコーキで行って18時半のヒコーキで戻ってくるという強行軍。それにしても、往きも帰りも小型機のB737型とはいえ、「満席でのご案内です」のアナウンス。

もちろん、団体旅行などの利用も含めてだが、やはり、新幹線が便利になっても、東京 〜 富山間にヒコーキ利用の需要というのは確実に存在しているような気がするのである。まぁ、それはもっとマジメな交通系ブログに譲るとして、ここはユルく<変態鉄>ブログとしていつもの軽薄な駄文を綴っていきたい。

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【2023年10月26日13時24分】 函館市企業局交通部湯の川線・駒場車庫前電停付近

年も押し迫ってくる中、相変わらず、10月26日の函館市電撮影記。

端的に言ってしまえば、撮影地を調べていなかっただけだが、八幡坂、青柳町での撮影を終えたら、次は「順光で車両全景を記録できる地点」を探そうと、そう思ってはいたのだが...

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秋の北東北「鉄印帳」の旅(27)青柳町と谷地頭 [いまどきの路面電車]

昨日はお休みをいただいた、30年ぶりの函館市電撮影記。
あの頃、撮らなかった地点のうち、最近、特にSNSに上がっている写真を見ていて、どうしても撮ってみたかったのが谷地頭手前の急勾配。

湯の川から約10 kmの路線、函館駅前を過ぎて十字街電停で2つに分岐する。
1つは、末広町から右手に、路地の先に海を見ながら「函館どつく前」へ、そちらは海をバックに八幡坂で撮影した(ダメだったけど...)。
そして、十字街の交差点を左に折れた「谷地頭」ゆきは急勾配を駆け上がって。でも、登山電車のようになって、そのまま函館山の方へと進むわけではなくて、青柳町をサミットにして急勾配を一気に駆け下りて終点の谷地頭に到着する。

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【2023年10月26日12時19分】 函館市企業局交通部宝来谷地頭線・青柳町-谷地頭

30年も経つと<変態鉄>も少しは“進化”を遂げており。
「急勾配を表現するには、望遠レンズの圧縮効果を利用すると良い」という程度の知識は身につけたのだった(笑)。

いったん谷地頭ゆきの電車に乗って...。

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2000年3月 特急「あかつき」号 車内放送(1)もっと長いと思ったら... [車内放送]

函館市電の撮影記は1日お休みをいただいて、今日は<変態鉄>の車内放送のコレクションから。ちょっと短めの記事で。

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【2023年8月22日10時50分】 東京都青梅市勝沼・青梅鉄道公園

京都 〜 長崎・佐世保間を結んだ特急寝台「あかつき」号の車内放送をご紹介したい。
「長崎・佐世保ゆき」としての運行が終焉を迎える...その直前の乗車となった。
このときは「あかつき号の車内録音をする」ことを目的に九州に行くことにした<変態鉄>だったのである。

大学生になった1996年、バイト代を貯めることで寝台列車で旅をすることもできるようになって...



当時、山陰地方や九州地方の鉄道情景に惹かれるものが多かった。そんなとき、九州への移動に利用したのが特急寝台「あかつき」号だった。
まだ、「なは」号とは別々の列車だった時代。その頃、「あかつき」号の車掌さんはJR九州・門司車掌区だっただろうか。

20時前、赤いラインの入ったドゴール帽を被った九州の車掌さんが、京都駅のホームに入線してきた14系15型編成に乗り込むと、すぐに車内放送が始まって...、発車まで何度も“ハイケンスのセレナーデ”のチャイムが流れていた。

そして、20:32、定刻で京都駅を離れると、いよいよ...
集音マイクを持つ<変態鉄>の手は汗が滲み、心臓はバクバクだったが...

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秋の北東北「鉄印帳」の旅(26)30年ぶりの函館市電 [いまどきの路面電車]

やはり、おカネと時間は両立しないもので。
「いつか撮りに行きたい」と思いながら、そのままになってしまう路線というのはあるもので。

1993年の秋、高校生だった<変態ガキ鉄>は、札幌からの夜行快速「ミッドナイト」号で朝6時の函館へ。いまほど“観光地化”が酷くなかった朝市に行って家族への土産を買ったら、函館市電を撮ったのだが...

天候には恵まれていたものの、<変態ガキ鉄>のカメラの腕前は酷いレベル、どうしようもない写真を連発したのだった。

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【2023年10月26日10時37分】 函館市企業局交通部本線・松前町-函館駅前

“定番”ではあったものの、八幡坂のカットは、どうしても「撮り直したい」と思いつつ、30年間、函館を訪れる機会もなく。
そう、札幌や釧路に行くことはあったが、<変態鉄>の渡道の手段は、時間のかかる列車からヒコーキへと移り、函館というのは遥か上空を通過するだけの街になっていたのだった。

だから、道南いさりび鉄道の「鉄印」となったときに、最初に考えたのは、どうしても函館市電を撮って来たい...ということ。
30年前、角ばった車体の“新型車”(というか車体更新車)が増えつつあった函館市電も、超低床車が導入されたり...と、当たり前だが30年間でいろいろな変化があって、<変態鉄>にとっては“浦島太郎状態”での訪問となった。

でも、そういうときに限って運が回ってくるもの??
函館駅前の交差点で、最初に見かけた電車は、緑とクリーム色のツートンカラーの吊り掛け電車。

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秋の北東北「鉄印帳」の旅(25)道南いさりび鉄道キハから函館山?? [3セク鉄道「鉄印」の旅]

事情で火曜日は急遽、お休みになって。...と言っても何かあったわけではない。勤務の都合上、調整の結果、公休日が振り替わっただけ。
ということで、実家に行って...。そのついでに、自分の部屋の“発掘作業”を。その結果、2000年頃、学生時代の旅行メモなどが見つかって。

そう、しばらく前に書いた通り、学生時代に録り溜めた車内放送、その、録音時の列車編成などのメモも見つかったのである。
ということで、新シリーズが始まるかも知れない。でも、その前に仕事のことで自分の周りがゴチャゴチャしてきそうで...

さて、そんなときも、ブログは引き続き、10月の旅の話題を粛々と続けていきたい。
北海道新幹線の開業に伴い、JRから江差線(五稜郭 〜 木古内)が経営分離されたのが「道南いさりび鉄道」、北海道仕様のキハ40形の旅を楽しめるのも、この路線の魅力である。

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【2023年10月26日10時23分】 函館本線・函館駅

木古内からは、函館まで二重窓の北海道仕様のキハ40形で暫しのキハ旅である。眩しいのは覚悟の上で、南向き、津軽海峡を望む右側のボックスシートに陣取って...

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秋の北東北「鉄印帳」の旅(24)道南いさりび鉄道 木古内駅 [3セク鉄道「鉄印」の旅]

国鉄が分割民営化されて...、自分としては(後からの結果論かもしれないが)地域ごとに旅客6社と貨物に分けたのは間違いだったのではないかと思っている。もちろん、分割民営化の頃は今より経済も好調、だから資産(積立金)を運用して運用益を運営資金にすれば、いわゆる三島会社も成り立つ...という目論見は甘かったわけで。

さらに整備新幹線の開業とともに路線(並行在来線)は分断されて...。
地方分権といえば聞こえは良いが、“線”としてのヒト・モノの流れを分断されることにもなるわけで。旅客会社が線路・施設を保有するのが基本とされる体制では...、その“歪”がハッキリ出てきているのが北海道だと思っている。

郵便局は、郵便、貯金、保険(かんぽ)に分割された。電電公社(→ NTT)だって、東・西日本(おもに固定電話)はあるが、基本的に事業内容で分割されており。そのとき、最大の“お荷物”だった「移動体通信」が、分割後に急成長して...。

国鉄も、車両を保有する会社、線路を保有・保守管理する会社...などの形に分割しておけば、今のようなことにはならなかったのではないか...と思うわけで。でも、まぁ、そういう難しい問題への議論と考察は、マジメな<鉄>ブログに譲るとして...。あくまで、ココは<変態鉄>ブログである。

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【2023年10月26日9時14分】 道南いさりび鉄道線・木古内駅

新幹線が新函館北斗まで延伸される事になった際に、JR江差線の一部(五稜郭 〜 木古内)を分離したのが「道南いさりび鉄道」である。
車両がキハ40形というのは<鉄>として嬉しい限り。でも、JR北海道が再来年で同型車の運用を終了することを発表しているいま、この路線も遠からず、車両の置き換え(= 多額の設備投資)ということが必要になり、大きな岐路に立たされる...との予測も成り立つわけで。

騒がしくなる前に、国鉄型キハに揺られながら、旅しておきたい...という気持ちがあった。

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秋の北東北「鉄印帳」の旅(23)北海道新幹線「はやて93号」 [<鉄>な撮影記・旅行記録]

“国鉄”というのは、実は、「日本国有鉄道」という組織(公社)になったのは戦後のこと。
<変態鉄>が物心ついたときには、国鉄は赤字が嵩み、労使も拗れて、にっちもさっちも行かなくなっていた。分割民営化されて新生JRになったのは激動の昭和が終わろうとしていたとき。だから、「日本国有鉄道」というのがあった期間というのは40年ほど。

そこから平成を経て令和になって...、いつの間にか、JRは国鉄と同じ期間、続いてきたことになって。

日本の経済、社会環境も変わった。特にいま、この国は年間に80万人の子どもが生まれ、160万人が亡くなっていく...例を見ない人口減少時代に突入しており。もちろん、全国で人口が一斉に減少するわけなどあろうはずもなく、全体で減っていきながら東京エリアに吸い上げられていく部分もあって。東京から離れれば離れるほど人口減少のペースは速まっているようで、もはや公共交通としての鉄道路線の維持...どころか、社会インフラや行政システムを、どうやって維持すべきか...というレベルに至っているわけで。

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【2023年10月26日9時08分】 道南いさりび鉄道線・木古内駅

北海道も、かつての鉄道地図ではいろいろな路線の名前が...
でも、国鉄末期に廃線となった線区が多く、特定地方交通線から3セク転換されたのは池北線、北海道ちほく高原鉄道だけだった。それも2006年に廃止となり、北海道は3セク路線の“空白区”でもあった。

しかし、北海道新幹線の開業に伴って、並行在来線となった津軽海峡線(江差線の一部 ; 五稜郭〜木古内)が3セク化されて。「道南いさりび鉄道」である。

自分にとっては特急化の前...快速「海峡」号で通過して以来の区間である。その「鉄印」は木古内駅前の道の駅なのだが...
最後の朝は早朝、盛岡の旅館を出て、朝一番の新幹線で。

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秋の北東北「鉄印帳」の旅(22)岩手県北バス「106急行」 [路線バス・高速バス]

宮古市は県都・盛岡の東100 kmほどのところにあって。2000年代に入ってからの市町村合併の関係もあり、広大な面積を持つ市である。リアス式の三陸海岸の北端にあたるところで、鮭の水揚げ日本一という漁港の街でもあって。
歴史的には、江戸時代に盛岡藩の港が開かれてから、太平洋沿いの海運の拠点として、物資の集積地として栄えてきたという。

その宮古と盛岡はほぼ東西に位置していて。でも、その間には北上山地を挟むので、同じ岩手県内でも文化的に違いがあるのだとか。
歴史ある港町の宮古と盛岡を結んでいるのが、JR山田線。でも、上り宮古発盛岡ゆきは、普通と快速が1日4本だけ。朝9時に快速列車が宮古駅を出た後は、16時前の普通列車まで間隔が空いており。

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【2023年10月25日15時41分】 三陸鉄道リアス線・宮古駅

実は、釜石からの第15D列車は、その“貴重な”JR山田線の盛岡ゆきに接続しているのである。

でも...
前回、10年ほど前に来た時に...、かろうじて座れはしたが、やはり、半日ぶりの2連のキハは超満員。そうすると、途中は山間部の小さな集落しか無く、ほぼ乗客の入れ替わりがない分、2時間半、立ちっぱなしということになる。

だから、宮古からの帰りは...

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秋の北東北「鉄印帳」の旅(21)そして、宮古へ [3セク鉄道「鉄印」の旅]

昨日は予告通り...何とか起きられたので、小湊キハを撮りに行けて。だから、<速報版>で1日お休みをいただいたのだが...
いつもは、「28ー300」というヘンなレンズを愛用しているのだが、まもなく...、来年か再来年までに Canon でのメンテナンス(点検)や修理の受付が終了する筈の古いレンズで。古いのをいたわること(笑)、あと、あまり1本のレンズに頼り切りにならず、アレコレ、撮り方を模索したいこともあって、いままで予備だった「24ー105」と「100ー400」という2本のズームレンズを持ち歩くことにしているのだが...。

昨日の小湊キハ、意外なほど望遠を使う機会が無くて。気づけば、自分の写真の中で「斜め前方から編成全景をガッチリ」という画が減っている気がする。意外なほど標準ズームを使う機会が多くなっているのに、自分自身で驚いている。

いよいよ師走。もう一度くらい、小湊キハを撮りに来たいと思っている次第。

さて、10月の東北の旅の話題も急がないと。

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【2023年10月25日14時06分】 三陸鉄道リアス線・釜石駅

釜石駅に戻ったのは14時前、隣の4番ホームから、20分ほどの連絡で第15D列車、折返しの宮古ゆきは、レトロ調車両の単行。
海側のボックス席を確保して...

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