晩秋の小湊鐵道へ（３）上総大久保へ

＜鉄＞として一番ダメなことだと分かっているのだが、仕事が休みになると「眠い」「寒い」と、外に出ないで良い理由を探し始めてしまう。
そうしているうちに、何もできずに1日が終わってしまうのである。日付変わって、今日、25日は公休日なのである。年内最後の平日のお休み。

「小湊キハを撮りに行きたい!!」と思っていた。天気予報も概ね...
でも、ヒコーキやホテルを予約して出かける際は、どんなに辛くても朝起きないといけないのだが、小湊キハの場合は...。ついさっき、25日も断念することにしたのである。

たぶん「行くつもり」からの中止が一番多いのは小湊キハの撮影のような気がするのである。

そういえば、11月も朝、家を出るまで迷いに迷ったのは確かだった。


【2023年11月30日13時25分】　小湊鉄道線・里見駅

でも、養老渓谷まで列車の運転が再開されており。
上総大久保の夫婦銀杏には間に合わなかったが、やはり、あのカーブした築堤で晩秋らしい1枚を撮ってきたい...という気持ちは強く。
午前中、高滝で過ごしたら午後からは上総大久保。


……　　……

2023年11月30日（木）晴れのち曇り

13時すぎの高滝駅に到着した第19列車は、キハ40 3＋キハ40 5号機の2連。この時期は、ずっとペアのように首都圏色の2両が繋がって運用に入っていたような...。


【2023年11月30日13時18分】　小湊鉄道線・高滝駅

ちょうど、ホーム後ろには柿の木があって、いまが旬、実りの時期である。タラコ色と柿、何となく強引にまとめてしまったが...

ホーム上屋のすぐ先に柿の木があって、撮り方に迷う場所だった。木造駅舎からのびる上屋も悪くはないのだが、影になる部分が多いので、それを排して柿が目立つように撮ったつもりだが、見直してみるとちょっと中途半端感が強い写真になってしまって。


【2023年11月30日13時25分】　小湊鉄道線・里見駅

この列車、隣の里見駅で5分ほど停まって「房総里山トロッコ」の到着を待つ。

スタフ交換が行われるので、その模様を撮りたかったが...


【2023年11月30日13時27分】　小湊鉄道線・里見駅

駅員さんが、キハの運転士から受け取ったスタフ（上総牛久〜里見）を向かいのホームへと運び、「房総里山トロッコ」の運転士から票券（里見〜上総中野）を受け取ってきて...

駅の構造上、1番のりばに下り列車が到着、それを待って2番のりばに上りが到着、上りが発車、下りが発車の順になっており。
つまり、下り列車で里見駅に着くと、このスタフ交換の様子が撮影できるのだが...

到着した「房総里山トロッコ」号からの降車客と交錯してしまって、写真を撮ることができず...

再び、タラコ色2連に乗り込んで向かったのは、上総大久保駅だった。


【2023年11月30日13時47分】　小湊鉄道線・上総大久保駅

養老渓谷駅へと去っていくキハの姿を後追いしたら...

まずは駅の様子を。簡素な上屋とベンチがあるだけの片面ホームの無人駅である。


【2023年11月30日13時47分】　小湊鉄道線・上総大久保駅

その壁面には、9月の台風でこの撮影の1週間前まで月崎以降の区間は運休しており。
（現在は、上総中野まで再開済み。ただし、一部期日、養老渓谷 〜 上総中野間バス代行）


【2023年11月30日13時51分】　小湊鉄道線・上総大久保駅付近

この無人駅の“代名詞”のような存在が、ホームの向かい側にある夫婦銀杏。11月が見頃になるのだが、昨年、リベンジを誓ったものの今年は来ることができなかった。11月も終わりを迎えて、すでに葉は残っておらず。来年こそ、来年こそは...と思っている次第。


【2023年11月30日14時26分】　小湊鉄道線・上総大久保－月崎

さぁ、早くもタラコ編成折返しの第30列車がやってきた。（つづく）

（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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