秋の北東北「鉄印帳」の旅(14)IGRいわて銀河鉄道 [3セク鉄道「鉄印」の旅]
いつも書いているが、<変態鉄>も実態はサラリーマン。ちなみに、仕事は鉄道とは全く関係ない。あくまで趣味なのである。
自分がいまの業界に入って間もない頃だったと思うが、先輩社員に言われた話だったかと思う。
「壁に標語とか注意書きとか、たくさん掲示してある職場は、ヤバい(→ 悪い意味で...)ところ」
と。確かにコレは「そうだなぁ」と思う記憶が...。
外部(顧客)からは「熱心な良い人」と見られていた、そこの責任者が、社内では拘りが強すぎて周囲の社員を萎縮させるような感じだったり...
アレコレ、思い出されることがあって。
10月の東北の旅、実は、一番緊張していたのは、盛岡で2泊する予定だった旅館だった。
インバウンドも含めて需要が戻ってきて、でも、人手不足が深刻で...ホテル業界も大変な局面に来ているようで、つまり、宿泊費もコロナ前よりも確実に上がっているのである。そんな中、盛岡駅から徒歩5分のところに2泊で9,000円ほどの旅館が。
コレは「大当たり」か「大外れ」か...
今度のジャパンカップで菜七子ちゃんに全てを賭けるくらい(※ 賭けません)、リスクが大きいパターンである。
せめて、イ※イ※ックスに?? やはり、2泊ならゆったりできるようなホテルにしておくべきだったか...
家族経営の小さな旅館、駅の北口を出て不来方橋を渡ってすぐ。看板がなければ分からないフツーの民家、1階が住居で2階に客室があって。
壁にはアレコレ注意書きが貼ってあって、一瞬、「ダメか??」と思ったが、でも、女将さんも非常に親切な方で部屋もキレイ、快適に過ごせたのだった。
【2023年10月24日15時11分】 IGRいわて銀河鉄道線・盛岡駅
ということで、盛岡駅に到着して。…… ……
2023年10月24日(火)晴れ
秋田新幹線で盛岡に到着して...
【2023年10月24日15時11分】 IGRいわて銀河鉄道線・盛岡駅
いったん改札を出てコンコースと駅ナカの商業施設を歩いて、やってきたのは駅の北側にある、IGRいわて銀河鉄道のりば。
そう、東北新幹線の延伸に伴い盛岡以北の区間は経営分離され、その岩手県内の区間(盛岡 〜 目時)が「IGRいわて銀河鉄道」になった。
もちろん、第3セクター、「鉄印」もあって。
拠点駅に「鉄印」を置くところが多い中で、IGRいわて銀河鉄道はちょっと変わり種。盛岡の1つ先、隣の青山駅が窓口になっており。
やはり、もとの東北本線だけあって盛岡近郊の区間は駅員を配置するだけの旅客需要がある...ということだろうか。
他の、特定地方交通線を転換した3セクなら、拠点駅の隣の駅は大概、ホームだけの無人駅だが、ここなどは違っていて。
それにしても“隣の駅”というのは、「鉄印」本来の目的であろう乗客数の増加に、直接的に繋がるパターンである。他の並行在来線の3セクでは、拠点となる駅が県庁所在地の新幹線駅だったりして、乗っても乗らなくても「鉄印」を(事実上)入手可能なところが多い中で...である。
【2023年10月24日15時13分】 IGRいわて銀河鉄道線・盛岡駅
ということで、盛岡駅の券売機で220円の乗車券を購入して。
新幹線の高架橋の下、薄暗い1面2線の島式ホームがIGRいわて銀河鉄道のりば。
ホームで待っていると、15:03、滝沢駅からの第3418M列車がIGR7000系2両編成で入線、色こそ変われど、JRの701系と同じである。
乗車した、IGR7000-2号車はJRからの譲渡車で。
20分ほどの折返し時間、ちょうど下校の時間帯にあたっているようで、車内は学生を中心にいつの間にか、立つ人もかなり居るくらい混雑になって。
【2023年10月24日15時35分】 IGRいわて銀河鉄道線・盛岡駅
15:23発の第4533M列車、青い森鉄道に入る八戸ゆきである。
新幹線の高架を見ながら市街地区間を走れば、3分ほどですぐに青山駅に到着。
【2023年10月24日15時54分】 IGRいわて銀河鉄道線・青山駅
私鉄にありそうな対向式ホームの駅である。東北本線から転換された区間だが、何だか“国鉄っぽさ”がない駅だと思って調べてみれば、3セク移管後の2006年に開業した新しい駅である。
上下線のホームは南側の跨線橋で結ばれているが、それぞれのホームに2箇所の出口があって。
自社系の不動産会社の窓口が併設された南口で「鉄印」を入手できる。
「鉄印」をお願いすると、「鉄カード」も合わせていただくことができた。列車の接続を聞きに来た女性にも窓口の方は親切に説明しており...
当たり前のことかもしれないが、どこも省力化が進む中で、駅窓口でのこういうやりとりが何だか嬉しくなるものである。
ちょっと待って再びホームへ。
時刻表に無いはずのタイミングで、いきなり下り列車の接近予告。当然、カメラを構えずには居られないのが<鉄>の性(サガ)というものである。
【2023年10月24日15時58分】 IGRいわて銀河鉄道線・青山駅
多くの地元客が待つホームを、轟音とともに高速で通過していくのはコンテナ貨物列車。
こんな写真しか貼れなかったのは、15時半にもなると太陽は西に傾いて薄暗くなってきており...、そう、被写体ブレが酷くて載せられないのである。
新幹線延伸で在来線(旅客)は経営分離されても、やはり、「東北本線」、物流の面では今も東京と青森、さらに北海道を結ぶルートなのである。
【2023年10月24日16時01分】 IGRいわて銀河鉄道線・青山駅
やはり、混雑していた15:54発の第3724M列車、IGR7000-1号車...トップナンバー車で盛岡駅に戻って。
盛岡駅で東口と西口がよくわからなくなって(方向音痴!!)、迷いながら件の旅館へ。
ロッカーの鍵のような簡易なキーを受け取って、リビングの横を抜け、階段を上がって自分の部屋へ...。
建物自体は新しくはなさそうだが、室内はキレイに保たれており。コンセントが少ないくらい...だろうか、サービスのドリンクも置いてあって、非常に快適に過ごすことができたのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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自分がいまの業界に入って間もない頃だったと思うが、先輩社員に言われた話だったかと思う。
「壁に標語とか注意書きとか、たくさん掲示してある職場は、ヤバい(→ 悪い意味で...)ところ」
と。確かにコレは「そうだなぁ」と思う記憶が...。
外部(顧客)からは「熱心な良い人」と見られていた、そこの責任者が、社内では拘りが強すぎて周囲の社員を萎縮させるような感じだったり...
アレコレ、思い出されることがあって。
10月の東北の旅、実は、一番緊張していたのは、盛岡で2泊する予定だった旅館だった。
インバウンドも含めて需要が戻ってきて、でも、人手不足が深刻で...ホテル業界も大変な局面に来ているようで、つまり、宿泊費もコロナ前よりも確実に上がっているのである。そんな中、盛岡駅から徒歩5分のところに2泊で9,000円ほどの旅館が。
コレは「大当たり」か「大外れ」か...
今度のジャパンカップで菜七子ちゃんに全てを賭けるくらい(※ 賭けません)、リスクが大きいパターンである。
せめて、イ※イ※ックスに?? やはり、2泊ならゆったりできるようなホテルにしておくべきだったか...
家族経営の小さな旅館、駅の北口を出て不来方橋を渡ってすぐ。看板がなければ分からないフツーの民家、1階が住居で2階に客室があって。
壁にはアレコレ注意書きが貼ってあって、一瞬、「ダメか??」と思ったが、でも、女将さんも非常に親切な方で部屋もキレイ、快適に過ごせたのだった。
【2023年10月24日15時11分】 IGRいわて銀河鉄道線・盛岡駅
ということで、盛岡駅に到着して。…… ……
2023年10月24日(火)晴れ
秋田新幹線で盛岡に到着して...
【2023年10月24日15時11分】 IGRいわて銀河鉄道線・盛岡駅
いったん改札を出てコンコースと駅ナカの商業施設を歩いて、やってきたのは駅の北側にある、IGRいわて銀河鉄道のりば。
そう、東北新幹線の延伸に伴い盛岡以北の区間は経営分離され、その岩手県内の区間(盛岡 〜 目時)が「IGRいわて銀河鉄道」になった。
もちろん、第3セクター、「鉄印」もあって。
拠点駅に「鉄印」を置くところが多い中で、IGRいわて銀河鉄道はちょっと変わり種。盛岡の1つ先、隣の青山駅が窓口になっており。
やはり、もとの東北本線だけあって盛岡近郊の区間は駅員を配置するだけの旅客需要がある...ということだろうか。
他の、特定地方交通線を転換した3セクなら、拠点駅の隣の駅は大概、ホームだけの無人駅だが、ここなどは違っていて。
それにしても“隣の駅”というのは、「鉄印」本来の目的であろう乗客数の増加に、直接的に繋がるパターンである。他の並行在来線の3セクでは、拠点となる駅が県庁所在地の新幹線駅だったりして、乗っても乗らなくても「鉄印」を(事実上)入手可能なところが多い中で...である。
【2023年10月24日15時13分】 IGRいわて銀河鉄道線・盛岡駅
ということで、盛岡駅の券売機で220円の乗車券を購入して。
新幹線の高架橋の下、薄暗い1面2線の島式ホームがIGRいわて銀河鉄道のりば。
ホームで待っていると、15:03、滝沢駅からの第3418M列車がIGR7000系2両編成で入線、色こそ変われど、JRの701系と同じである。
乗車した、IGR7000-2号車はJRからの譲渡車で。
20分ほどの折返し時間、ちょうど下校の時間帯にあたっているようで、車内は学生を中心にいつの間にか、立つ人もかなり居るくらい混雑になって。
【2023年10月24日15時35分】 IGRいわて銀河鉄道線・盛岡駅
15:23発の第4533M列車、青い森鉄道に入る八戸ゆきである。
新幹線の高架を見ながら市街地区間を走れば、3分ほどですぐに青山駅に到着。
【2023年10月24日15時54分】 IGRいわて銀河鉄道線・青山駅
私鉄にありそうな対向式ホームの駅である。東北本線から転換された区間だが、何だか“国鉄っぽさ”がない駅だと思って調べてみれば、3セク移管後の2006年に開業した新しい駅である。
上下線のホームは南側の跨線橋で結ばれているが、それぞれのホームに2箇所の出口があって。
自社系の不動産会社の窓口が併設された南口で「鉄印」を入手できる。
「鉄印」をお願いすると、「鉄カード」も合わせていただくことができた。列車の接続を聞きに来た女性にも窓口の方は親切に説明しており...
当たり前のことかもしれないが、どこも省力化が進む中で、駅窓口でのこういうやりとりが何だか嬉しくなるものである。
ちょっと待って再びホームへ。
時刻表に無いはずのタイミングで、いきなり下り列車の接近予告。当然、カメラを構えずには居られないのが<鉄>の性(サガ)というものである。
【2023年10月24日15時58分】 IGRいわて銀河鉄道線・青山駅
多くの地元客が待つホームを、轟音とともに高速で通過していくのはコンテナ貨物列車。
こんな写真しか貼れなかったのは、15時半にもなると太陽は西に傾いて薄暗くなってきており...、そう、被写体ブレが酷くて載せられないのである。
新幹線延伸で在来線(旅客)は経営分離されても、やはり、「東北本線」、物流の面では今も東京と青森、さらに北海道を結ぶルートなのである。
【2023年10月24日16時01分】 IGRいわて銀河鉄道線・青山駅
やはり、混雑していた15:54発の第3724M列車、IGR7000-1号車...トップナンバー車で盛岡駅に戻って。
盛岡駅で東口と西口がよくわからなくなって(方向音痴!!)、迷いながら件の旅館へ。
ロッカーの鍵のような簡易なキーを受け取って、リビングの横を抜け、階段を上がって自分の部屋へ...。
建物自体は新しくはなさそうだが、室内はキレイに保たれており。コンセントが少ないくらい...だろうか、サービスのドリンクも置いてあって、非常に快適に過ごすことができたのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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