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秋の北東北「鉄印帳」の旅(13)秋田新幹線「こまち28号」 [<鉄>な撮影記・旅行記録]

国鉄が分割民営化されたのが1987年(昭和62年)、「国鉄を知らない子どもたち」も既にアラフォー世代になっているわけで。
自分はかろうじて“国鉄”を知っている世代だが。それでも、記憶に残っているのは浅草橋駅が放火された...とか「ストばかりして揉めているところ」という、何だか怖いところという印象くらいか。

クリーム色の車体に赤のライン...485系を筆頭に「国鉄特急形」も、伯備線の381系を最後に、まもなく姿を消すことになっており。

「特急列車の旅」というのも...
この日の朝、「つがる1号」に乗ったのが、かなり久しぶりのことだったような。在来線特急で旅することが少なくなっており、さらに“特急列車”と通勤ライナー...有料の着席サービスのある通勤列車というのとの差がなくなってきており、そういう意味では「ミニ新幹線」の在来線区間というのは、ある意味、古き良き特急列車の旅というものを残している存在かもしれない...と、そんなことを思いながら盛岡に向かったのだった。

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【2023年10月24日14時59分】 東北新幹線・盛岡駅

角館駅からは、13:50発の「こまち28号」。本来は全車指定席だが、盛岡 〜 秋田間では座席指定のない特急券(立席特急券)を買っておけば、空いている席を利用して良いことになっており。やはり、自分以外にもそういった利用が多いように感じたのだった。

……  ……

2023年10月24日(火)晴れ

「角館」という地名の由来は、院内川と桧木内川の交わる“角”に“館”が築かれたこと...だったそうな。

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【2023年10月24日13時22分】 秋田県仙北市角館町中菅沢・角館駅付近

確かに武家屋敷の町並みというのは、よく聞くところ。
一度、訪れてみたいとは思うのだが、今回は先を急がないと。この日は、夕方、もう1つ「鉄印」をもらいに行く予定。

ということで、駅前広場をちょっと歩くだけにとどめて。

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【2023年10月24日13時23分】 秋田県仙北市角館町中菅沢・角館駅付近

秋田内陸縦貫線の駅舎に近いところに、蒸気機関車の動輪のオブジェ。

やはり、<鉄>として、<変態鉄>として気になってしまうもので。

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【2023年10月24日13時23分】 秋田県仙北市角館町中菅沢・角館駅付近

説明を読めば、大正10年度の地元の中学(?)を卒業した同窓生のみなさんが、秋田鉄道管理局にかけあって現在の田沢湖線を走った蒸気機関車の動輪を譲り受けた...とか。でも、<鉄>として気になるのは、どの機関車のものなのか。せめて、形式だけでも...
と、思ったのだが、それが確認できる記述はなし。蒸気機関車に詳しくない<変態鉄>として、この写真だけで「D51形の第2動輪に違いない!!」みたいな、正しい<鉄>ブログのような記事を書ける力は無いのである。

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【2023年10月24日13時24分】 秋田県仙北市角館町中菅沢・角館駅付近

駅前には、食事のできそうな店もあったが、40分ほどの乗り継ぎ時間というのは、店に入ってゆっくり食事するのには短く、かといって、ベンチで待つには、ちょっと長い...のだが、ここは駅構内のベンチで大人しく。

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【2023年10月24日13時49分】 田沢湖線(秋田新幹線)・角館駅

少し早めに改札を通って。E6系の大型模型が展示されており...。秋田駅といい秋田支社管内の駅は大型模型を見かける機会が多いような気がする。

既にホームでは多くの人が並んでおり。自分もそれに加わって。

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【2023年10月24日13時57分】 田沢湖線(秋田新幹線)・角館駅

定刻通りに「こまち28号」東京ゆきが入線である。
やはり、在来線区間では短距離利用客も多く...広軌仕様の701系ローカルもあるが、それでも普通列車の本数は非常に少なく、短距離客も新幹線を利用するのが当たり前になっているようで。ドアが開くと降車客も少なくなく。

だから、15号車、E627-10 の車内は4割ほどの乗車率。空いている席に座ったのだが...

う〜ん、運が悪い。さっそく次の田沢湖駅で乗車してきた人に席を...。そう、号数と座席番号が空白になっている「立席特急券」では、指定席特急券を持った乗客がきたら、席を譲るのがルールなのである。

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【2023年10月24日14時58分】 東北新幹線・盛岡駅

午後の日差しが差し込む田沢湖線内を快調に走って、盛岡駅まではあっという間。
先着している「はやぶさ」号に併結されて東京に向かう。車内放送では、盛岡駅構内で3回停車し、その3度目の停車で連結作業が行われ、その後にドアが開くとの注意が。

やっぱり、自分も男のコとして連結作業を見るのは好きなのである。

急ぎ、ここへ行って写真を撮って。でも、「こまち」号だと余裕はない。連結作業ができて乗務員交替が済めばすぐに発車時刻。

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【2023年10月24日14時59分】 東北新幹線・盛岡駅

東京へ向けて出発していく姿を後追いしたら改札に向かうのである。

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【2023年10月24日15時02分】 東北新幹線・盛岡駅

全然気づかなかったが、盛岡駅新幹線ホームの発車メロディーは和正さんの作品だそうで。その、小田さんは、確か、東北大の卒業だったような気がするのだが...、でも、ご出身は横浜のようで。

さぁ、IGRいわて銀河鉄道線へ。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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