秋の北東北「鉄印帳」の旅（４）酒田駅 ＜前編＞ [＜鉄＞な撮影記・旅行記録]
日曜日は朝から仕事だった＜変態鉄＞、夜遅くなってから実家に寄って。まぁ、実家に行くと言っても今のアパートから電車で3分、2つ先の駅なのだが...。井の頭線の駅、日曜の夜、待合室には暖房が入っていた。
ついこの前まで猛暑とか何とか言っていたはずなのだが...
そんな短い短い秋の間に、北東北と倉敷を立て続けに訪れたのだった。
【2023年10月29日17時16分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市駅付近
函館から東京に戻ったら、すぐに倉敷に向かい。
そう、水島臨海鉄道の「鉄道の日」イベント。この日はイベントの開始・終了に合わせて、国鉄型キハの中でクラウドファンディングで登場時の塗色に塗り戻された３両が...
最後は倉敷市駅のところの歩道橋で撮ったのだが、この写真、後ろに見えるＪＲ倉敷駅にコンテナ列車が停車しているのが見える。そう、この時間帯に伯備線からの貨物列車が設定されており。いま、EF64形電気機関車が牽引する貨物列車と381系特急「やくも」号を撮りに行きたいと思っている。
でも、伯備線沿いの撮影地というのを全く知らなくて...。新年の撮影を伯備線からスタートするか...いま、悩んでいる。でも、もしかしたら仕事の関係で「どこにも行けない」という可能性もあって。
さぁ、そんなわけで、10月23日、東北を旅した話題。新潟から日本海沿いに秋田まで北上するのが羽越本線、その中間付近にあるのが酒田駅である。
国鉄時代は機関区が置かれ、まさに「鉄道の要衝」として栄えたのだった。現在も新潟からの列車、秋田からの列車は酒田で折り返す場合が多く。
そんな酒田駅に到着したのは9時頃。9:44発の秋田ゆきまで40分ほど。待合室で大人しくしていても良かったが、やはり、＜鉄＞として...
…… ……
2023年10月23日（月）晴れ
大きなターンテーブルに扇形庫。蒸気機関車時代から機関区が置かれ、「鉄道の要衝」だった酒田駅。
【2023年10月23日9時08分】 羽越本線・酒田駅
当時の機関区の様子は、１番ホームにジオラマで再現されており。
その奥には...
【2023年10月23日9時08分】 羽越本線・酒田駅
D51蒸気機関車の大型模型も。よく見ればナンバーは「D51 1961」となっており。
いや、さすがのデゴイチも「1961号機」は実在せず。
では、なぜ??
関連は不明だが、1961年（昭和36年）というのは羽越本線にとっても大きな“事件”が続いた年であって。
2月には新潟県内の区間で、急行「日本海」号が土砂崩れに乗り上げて脱線転覆。このとき、先頭に立っていたのが、C57 1号機。復旧され、ついこの前まで山口線で活躍していた。（現在は梅小路に居るはず）
それと、この年の10月、羽越本線初の特急列車として「白鳥」号が大阪 〜 青森間で運転を開始している。ちなみに、この区間の電化は1972年、それまではキハ82系特急だったはず。
【2023年10月23日9時08分】 羽越本線・酒田駅
もともと酒田は北前船の寄港地として栄えた、歴史ある街。ということで、「湊町・酒田」として紹介されていることも多く。
さて...
【2023年10月23日9時09分】 羽越本線・酒田駅
駅舎こそ、一昨年にリニューアルされてオシャレな感じになっているが、改札を入ると国鉄駅の雰囲気が色濃く残っていて。
＜文字鉄＞ではないものの、跨線橋の上部に掲出されたこの表示、何となく懐かしい感じがしてカメラを向けてしまった。
【2023年10月23日9時12分】 羽越本線・酒田駅
ちょうど、１番ホームには貨物列車が入線しているところで。
先頭に立っていたのは、DD200-23号機。酒田駅の北側で羽越本線と分かれて、反時計回りにグルっと酒田市街地を半周するように「酒田港線」がのびていて。そこに入る列車だろうか。
先頭に立つ、この機関車、愛知機関区の所属。スゴい広域運用である。同所は水島臨海鉄道に乗り入れる貨物も担当しているはずで、もしかしたら、この個体も、別の日には倉敷を走っているのかもしれない。
２番ホームの先端まで行けば、編成写真も撮れる（撮った）のだが、完璧なまでの逆光。レンズフレアが酷くて、到底お見せできる写真ではなく。
【2023年10月23日9時16分】 羽越本線・酒田駅
そして、３番ホームには特急「いなほ6号」が発車待ち。
常磐線の“お下がり”のE653系である。黄色の編成、車内にはあまり多くの乗客はなく...。
【2023年10月23日9時16分】 羽越本線・酒田駅
かつては酒田運輸区が置かれており、90年代までは50系客車を中心に車両の配置もあったという。
いまも車両の留置や滞泊には使われているようで、電気式ディーゼル動車GV-E400系が待機中。
この２両編成、「いなほ」号の発車後に、9:36発の村上ゆきとして入線してくるのだが...
数年前まではキハ40系も運用されていたはずで。う〜ん、その時代に訪れたかった。
そして、自分が乗る秋田ゆきは701系２両編成。すでに停車中だが、でも... （つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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ついこの前まで猛暑とか何とか言っていたはずなのだが...
そんな短い短い秋の間に、北東北と倉敷を立て続けに訪れたのだった。
【2023年10月29日17時16分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市駅付近
函館から東京に戻ったら、すぐに倉敷に向かい。
そう、水島臨海鉄道の「鉄道の日」イベント。この日はイベントの開始・終了に合わせて、国鉄型キハの中でクラウドファンディングで登場時の塗色に塗り戻された３両が...
最後は倉敷市駅のところの歩道橋で撮ったのだが、この写真、後ろに見えるＪＲ倉敷駅にコンテナ列車が停車しているのが見える。そう、この時間帯に伯備線からの貨物列車が設定されており。いま、EF64形電気機関車が牽引する貨物列車と381系特急「やくも」号を撮りに行きたいと思っている。
でも、伯備線沿いの撮影地というのを全く知らなくて...。新年の撮影を伯備線からスタートするか...いま、悩んでいる。でも、もしかしたら仕事の関係で「どこにも行けない」という可能性もあって。
さぁ、そんなわけで、10月23日、東北を旅した話題。新潟から日本海沿いに秋田まで北上するのが羽越本線、その中間付近にあるのが酒田駅である。
国鉄時代は機関区が置かれ、まさに「鉄道の要衝」として栄えたのだった。現在も新潟からの列車、秋田からの列車は酒田で折り返す場合が多く。
そんな酒田駅に到着したのは9時頃。9:44発の秋田ゆきまで40分ほど。待合室で大人しくしていても良かったが、やはり、＜鉄＞として...
…… ……
2023年10月23日（月）晴れ
大きなターンテーブルに扇形庫。蒸気機関車時代から機関区が置かれ、「鉄道の要衝」だった酒田駅。
【2023年10月23日9時08分】 羽越本線・酒田駅
当時の機関区の様子は、１番ホームにジオラマで再現されており。
その奥には...
【2023年10月23日9時08分】 羽越本線・酒田駅
D51蒸気機関車の大型模型も。よく見ればナンバーは「D51 1961」となっており。
いや、さすがのデゴイチも「1961号機」は実在せず。
では、なぜ??
関連は不明だが、1961年（昭和36年）というのは羽越本線にとっても大きな“事件”が続いた年であって。
2月には新潟県内の区間で、急行「日本海」号が土砂崩れに乗り上げて脱線転覆。このとき、先頭に立っていたのが、C57 1号機。復旧され、ついこの前まで山口線で活躍していた。（現在は梅小路に居るはず）
それと、この年の10月、羽越本線初の特急列車として「白鳥」号が大阪 〜 青森間で運転を開始している。ちなみに、この区間の電化は1972年、それまではキハ82系特急だったはず。
【2023年10月23日9時08分】 羽越本線・酒田駅
もともと酒田は北前船の寄港地として栄えた、歴史ある街。ということで、「湊町・酒田」として紹介されていることも多く。
さて...
【2023年10月23日9時09分】 羽越本線・酒田駅
駅舎こそ、一昨年にリニューアルされてオシャレな感じになっているが、改札を入ると国鉄駅の雰囲気が色濃く残っていて。
＜文字鉄＞ではないものの、跨線橋の上部に掲出されたこの表示、何となく懐かしい感じがしてカメラを向けてしまった。
【2023年10月23日9時12分】 羽越本線・酒田駅
ちょうど、１番ホームには貨物列車が入線しているところで。
先頭に立っていたのは、DD200-23号機。酒田駅の北側で羽越本線と分かれて、反時計回りにグルっと酒田市街地を半周するように「酒田港線」がのびていて。そこに入る列車だろうか。
先頭に立つ、この機関車、愛知機関区の所属。スゴい広域運用である。同所は水島臨海鉄道に乗り入れる貨物も担当しているはずで、もしかしたら、この個体も、別の日には倉敷を走っているのかもしれない。
２番ホームの先端まで行けば、編成写真も撮れる（撮った）のだが、完璧なまでの逆光。レンズフレアが酷くて、到底お見せできる写真ではなく。
【2023年10月23日9時16分】 羽越本線・酒田駅
そして、３番ホームには特急「いなほ6号」が発車待ち。
常磐線の“お下がり”のE653系である。黄色の編成、車内にはあまり多くの乗客はなく...。
【2023年10月23日9時16分】 羽越本線・酒田駅
かつては酒田運輸区が置かれており、90年代までは50系客車を中心に車両の配置もあったという。
いまも車両の留置や滞泊には使われているようで、電気式ディーゼル動車GV-E400系が待機中。
この２両編成、「いなほ」号の発車後に、9:36発の村上ゆきとして入線してくるのだが...
数年前まではキハ40系も運用されていたはずで。う〜ん、その時代に訪れたかった。
そして、自分が乗る秋田ゆきは701系２両編成。すでに停車中だが、でも... （つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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