SSブログ

秋の北東北「鉄印帳」の旅(3)おいしい庄内空港 [<鉄>な撮影記・旅行記録]

来月、法事で富山に行くことになって。でも、ヒコーキで日帰りの予定。
それを口実に仕事を休んで、ゆっくり撮ってこよう...と企んでいたのだが、肝心の法事の日程が...。

年始は“出撃”するべきか否か、現在、迷っているところ。
住吉大社の初詣客はコロナ以前の水準に戻るのか、あるいは、分散傾向が強まり、阪堺電車の増車運用も以前より少なくなっていくのか。
モ161形車の出番がどれほどになるのか...そこのところは分からないのである。

その“リスク”を覚悟で大阪に行くべきか、あるいは自宅でゆっくり過ごすべきか。
もちろん、その他、仕事のこともあって悩みは尽きないのである。

南九州にあと3社残った「鉄印」収集も、この冬のうちに決着を付けたい。そのあたりのことを考えつつ...

031_msi00007482.JPG
【2023年10月23日9時12分】 羽越本線・酒田駅

さて、10月の下旬、北東北と北海道に残った「鉄印」を集めるのにでかけたのは、10月23日の朝だった。
羽田を朝7時の便で庄内空港へ。秋晴れの羽田空港を飛びたったヒコーキは、スカイツリーを見下ろしながら関東平野を北上。
栃木県上空を通過、まっすぐに山形県上空へと向かって。窓から見える山々はちょうど木々が色づいていて、東北地方上空へ入ると頂上に白いものが多くなって。

ほぼ定刻で「おいしい庄内空港」に到着。すぐにバスに乗り換えて酒田駅へ。
ちょうど、新潟ゆき特急「いなほ」号が停車していた。


……  ……

2023年10月23日(月)晴れ

この趣味をしていると、どうしても日本地図を鉄道の線路を基準にして考えてしまう。
ヒコーキに乗って、座席背面の画面にフライトマップを表示させて確認すれば、東京 〜 宇都宮 〜 山形というのがだいたい一直線上に並んでいるのだろうか。

032_msi00007470.JPG
【2023年10月23日7時58分】 NH393便(JA212A)機内

関東平野を北上してきたヒコーキは東北地方に入ると山の上空へ。
そう、奥羽本線(山形新幹線)経由だと、いったん福島へと向かい、そこから板谷峠越えに挑むことになり...、東へ膨らむような経路になる。

もちろん(?)、空路だとそのあたり気にせず北上しているのである。山形県上空まで内陸部を飛んで、山形と天童の間付近で西へと進路を変えるルートのようで。着陸態勢に入った旨のアナウンスが入る直前だっただろうか、眼下に見えた山の上にかかっていた雲の形が印象的。

033_msi00007471.JPG
【2023年10月23日8時09分】 NH393便(JA212A)機内

山形県上空を西へと飛べば、まもなく「おいしい庄内空港」に着陸である。典型的な地方空港の風景。

034_msi00007472.JPG
【2023年10月23日8時17分】 酒田市浜中・おいしい庄内空港

ツアー会社の係員が大きなペナントを広げて待っていたり...出迎える人で賑わうターミナルビルを出ると、バス乗り場へ。

035_msi00007473.JPG
【2023年10月23日8時17分】 酒田市浜中・おいしい庄内空港

やはり、マイカー利用の人とツアーの大型バスに乗り換える人が大半で、連絡バスに向かうのはわずか。

真っ赤な路線バスが2両並んで停まっている。鶴岡ゆきと酒田ゆきの庄内交通バスである。
酒田ゆきに乗り込んだのは自分を含めて6名ほど。空港職員の合図で8:19頃に発車。車内放送では「快速」との案内。

単調な田園風景が続いて...ウトウトしていると、まもなく最上川を渡って酒田市街地へ。

036_msi00007474.JPG
【2023年10月23日8時55分】 山形県酒田市幸町・酒田駅前

行き先は「ゆたか1丁目」だったが、酒田駅前で乗客は全員下車。

新潟と秋田を結ぶ羽越本線、運転系統は昔から酒田が区切りになっており。新潟からの特急「いなほ」号も半数以上が酒田駅で折り返し、ローカル列車も新潟県内の各駅から北上してきた列車はここまで、秋田からの普通電車もここで折り返す。

そんな要衝とも言える駅だが、窓口に人の姿は無く。
券売機で鷹の巣までの乗車券を購入して。待合室に居ても良かったが、特に何もないので早めに改札を通って。

037_msi00007475.JPG
【2023年10月23日9時07分】 羽越本線・酒田駅

駅舎はイマドキな感じにリフォームされていたが、ホームに入れば典型的な国鉄駅の雰囲気。
1番ホームには蒸気機関車の動輪とナンバープレート。

そう、<変態鉄>の大のお気に入り、キューロクのものである。「9632」というのは、その初期の初期。“同期”の「9628」は富山駅北に保存されているが、この個体は廃車後、酒田周辺で保存されていたものの2000年代に入ってから老朽化で解体されたという。

038_msi00007476.JPG
【2023年10月23日9時07分】 羽越本線・酒田駅

何か...見覚えのあるような書き方の案内看板。<鉄>としては、「96−32」とハイフンを入れるのがちょっと違和感。
この「9632」号機、キャリアの後半の時期を日本海側で過ごし。最後の3年間は酒田の入れ替え機として過ごしたようで。

やはり、鉄道の要衝でもあった酒田、駅内にも見どころはアレコレ。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。