阪堺電車モ161形車を追って（１６）大和川鉄橋 （その１）

いつの間にか、梅雨本番といった感じの空模様である。ジメジメして、何もよいことなく。
梅雨入りに合わせて台風が近づく...というのも何だか不思議な感じで。すべてがヘンな今年である。

さて、引き続き、4月9日の阪堺電車撮影記。当初は、3月から4月16日頃まで...と発表されていたモ161形車の通常運用。
後で、5月の連休までの“延長”が発表されたのだが、このときは「コレが最後のチャンス」のつもりで撮っていた。

前日、8日は貸切運用で堺市内方面へと走っていたモ164号車。


【2023年4月9日8時55分】　阪堺電気軌道阪堺線・我孫子道－大和川

この日は定期運用で、朝から浜寺駅前へ行く運用に入り。

だから、この日は堺市内区間を中心に...と思って。まずは、２日連続だが大和川の大阪市側の堤防上で。
前日とは一転、青空が広がって。

……　　……

2023年4月9日（日）晴れ

石津から東天下茶屋に向かおうとしたのだが...
何とも情けない勘違い。次に撮るのは下りなのに、上り向けの撮影地に行こうとしていた。幸い、それに気づいて。


【2023年4月9日8時39分】　阪堺電気軌道阪堺線・我孫子道電停

8時半の我孫子道に戻ってきたのだった。

通い慣れた道を堤防の上へ。大型三脚にカメラを載せて...数名の＜鉄＞が堤防上でカメラを構えていて。
でも、サイドがちに撮りたい＜変態鉄＞がイメージしていた立ち位置は空いており。


【2023年4月9日8時55分】　阪堺電気軌道阪堺線・我孫子道－大和川

石津川鉄橋に続いて、この日は朝から“２連勝”でのスタート。
ちょっと、でき過ぎと思うくらいの好調である。自分としてはベストに近い画を残すことが出来て。


【2023年4月9日8時55分】　阪堺電気軌道阪堺線・我孫子道－大和川

大和川鉄橋を堺市内へと入っていく、モ164号車の姿を後追いし。

少し河口側、南海本線の方へと歩いていくと大和橋。ここを渡って、ちょうど「コ」の字状に歩くことになるものの、堺市内へと入って大和川電停までは歩いて数分の距離。


【2023年4月9日9時27分】　阪堺電気軌道阪堺線・大和川電停

ここの下り（浜寺方面）のホームに立って望遠で覗けば、天王寺駅前ゆき電車を後追いで撮るのに適していて。

まずは、「堺トラム」の天王寺駅前ゆき。


【2023年4月9日9時46分】　阪堺電気軌道阪堺線・大和川電停

十数分の間隔でやってくる電車で試し撮りしながら時間を...

そして...


【2023年4月9日9時52分】　阪堺電気軌道阪堺線・大和川電停

堺市内の住宅街を抜け、阪神高速を潜ったら一気に大和川の堤防まで駆け上がってくる。パッと見にわかるくらいの急勾配、そこを登って、堺市内最後の電停となる大和川に到着するモ164号車。


【2023年4月9日9時53分】　阪堺電気軌道阪堺線・大和川電停

残念ながら、まだ太陽は少し東にある時間帯だった。
電車のこちらの顔には光がじゅうぶん回っておらず。
でも、その分、焦げ茶色の車体、その側面が輝いており。


【2023年4月9日9時53分】　阪堺電気軌道阪堺線・大和川電停

もちろん、ズームリングを回しながら、超望遠までどんどん連写したのである。


【2023年4月9日9時54分】　阪堺電気軌道阪堺線・大和川電停

先程の築堤のところを通り、我孫子道へと駆け下りていく姿を後追いしたら、石津川、大和川、自分が勝手に「阪堺２大橋梁」と呼んでいる２つの鉄橋で順光カットを撮ることが出来て。

まだまだ。それで満足する＜変態鉄＞ではない。もうちょっと堺市内区間らしい情景を。


【2023年4月9日10時17分】　阪堺電気軌道阪堺線・御陵前電停

こちらのホームにやってきた浜寺駅前ゆきに乗り込んで御陵前に向かったのだった。（つづく）

（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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