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20220918 阪堺電車「モ161形車の撮影会ツアー」(1) [ちん電(阪堺電気軌道)]

ちょうど1年前、21年9月19日も阪堺電車の我孫子道車庫(大和川検車区)に居た。モ161号車のクラウドファンディング返礼撮影会である(→ こちら)。
それからちょうど1年、2022年9月に一般向けの撮影会が。

土曜、日曜に各3組。各回30名限定での募集。土曜日は仕事で塞がっている<変態鉄>、今回はネット予約。予約開始日に“時報打ち”の感覚で日曜の第2班、お昼の部に申し込んだのだった。

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【2022年9月18日12時37分】 阪堺電気軌道・大和川検車区

前年はモ161号車の大規模修繕のクラウドファンディングだったので、当然、撮影させてもらえるのは、その美しい姿を取り戻したモ161号車だった。
今回は、ちょうど、そのモ161号車が検査入場中(重要部検査??)だったので、残る3両のモ161形車と吊り掛け駆動のモ351形車、一般の<鉄>な皆さんからすれば“横綱不在”のような感じだろうが、
<変態鉄>にとっては“願ったり叶ったり”。
2022年になってから、1月の住吉大社初詣輸送、5月の大型連休の特別運行で、モ161号車はもう十分、撮っていた。

残りのモ162、モ164、モ166号車を存分に撮れる、この機会を逃すことはできないのだった。

……  ……

前週の北鉄とは違って、今回の阪堺はネット申込み。30名だが土曜、日曜に各3回、計6回開催となると、どうしても申込みは分散するようで。
<変態鉄>はスケジュールの都合上、どうしても18日(日)の第2部だった。ここ、正直言ってあまり人気のない回だったようで、ウェブに表示される申込者数が、最少催行人数の15名に到達するまでにかなり時間がかかっていたようで、中止にならないかヒヤヒヤしたのだった。

でも、それだけではなく...

“出撃”までの1週間、不安な気持ちで天気予報を眺めたのだった。そう、台風が接近しており。前年のモ161号車撮影会と同じような展開である。いまの台風予報は進路こそ、かなり高精度になったが、接近日時は最初の予報からの数日間で半日~1日程度は前後するイメージ。
まさに“直撃”の恐れが。心配だった当日朝のヒコーキ、前日に確認したところ、「大阪(関西)」と「大阪(神戸)」は条件付き運航になっていたが、「大阪(伊丹)」は大丈夫そうで...

不安の中、当日を迎えることに。

……  ……

2022年9月18日(日)曇り

なかなか寝付けない夜だった。深夜からの激しい雨。5時前、アラームが鳴る前に起床。

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【2022年9月18日6時57分】 京急空港線・羽田空港第1・第2ターミナル駅

6時前の井の頭線で渋谷、品川からは6:30発のエアポート急行、混雑していたが何とか座ることができて。思った以上に、第3ターミナル駅の降車客が多く、国際線の需要も確実に戻りつつあるようで。
久々の北総車だった。

羽田空港は、前年に比べれば遙かに大勢の人がいたものの、それほどの混雑でもなく。保安検査も順調に通過。

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【2022年9月18日7時51分】 NH015便(JA611A)機内

伊丹ゆきの嬉しいところは保安検査場のすぐ目の前の搭乗口があたることが多いこと。この日は20分ほど前に、63番搭乗口から機内へ。
この日のヒコーキはJA611A、だいぶ数を減らしつつあるB767型機である。ほぼ定刻でドアクローズだったが、離陸までは20分以上かかって。上空よりも羽田の誘導路で過ごす時間が長い位になるのが国内線の基本。

やはり、台風が近づく中の飛行だけあって、揺れが続いてなかなかベルト着用のサインが消えず、冷たいドリンクだけのサービスとなり。15分ほどでベルトサインが再点灯。

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【2022年9月18日9時16分】 大阪府豊中市螢池西町・大阪国際空港

幸い、到着はほぼ定刻、三脚を預けていたので9:20発のバスには乗れず、迷ったが、でも、9:55発のあべの橋ゆきを待って。
尤も、その30分余りの待ち時間もターミナルビルに戻ってトイレを済ませ、コンビニでパンを買ったらあっという間。ほぼ満席の「阪急リムジンバス」、以前と同じバスだが...

あべの橋には10:20頃の到着...というか、バスに乗ったのは覚えているが気づいたときは天王寺公園前の...MiOのところの交差点に居た。

ホテルに荷物を預けて。ちょっと晴れ間が見えていたので、その天王寺公園に戻って芝生の上で伊丹で買ったパンを食べたら、11時過ぎ。もう受付開始時刻である。天王寺駅前電停へ。

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【2022年9月18日11時46分】 阪堺電気軌道上町線・モ710号車内

歩道橋からの階段裏、エレベータ前のスペースに折りたたみ机が出されていて。カメラを持ったオッサンたちが一人また一人と集まってきて。11時半頃にホームに「貸切」のモ710号車が到着。

並んで降車ホームから乗車。事前申込制の撮影会のとき、対応は鉄道会社ごとに異なっており。阪堺電車はかなり厳格な方、今回の撮影会は大和川検車区内でモ161形車を撮る...という撮影会のため、他のところでカメラを構えるのは禁止。だから、貸切電車の写真を撮ることはできなかったのである。
とはいえ、珍しい、行き先表示と運賃が空欄になっている車内表示器。

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【2022年9月18日12時13分】 阪堺電気軌道上町線・モ710号車内

やはり、<鉄>として注目なのはこのシーン。ほんの僅かな距離ではあるものの、通常、乗ることができない我孫子道車庫(大和川検車区)構内を走っているところを後部運転台越しに。

……  ……

検車区構内に入ったところで、降車して整列して歩いて行くと検修庫の先に、お目当てのモ161形車がスタンバイ。

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【2022年9月18日12時19分】 阪堺電気軌道・大和川検車区

車庫の奥(東側)にあたる10,11番線にはモ162、モ166号車が居て...

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【2022年9月18日12時21分】 阪堺電気軌道・大和川検車区

本線側(西側)には茶色塗装になってからは初撮影となるモ164号車と「還暦」を迎えたモ351号車。モ161形車(昭和3年製=94年目)が異例中の異例であるだけで、モ351形車だって長寿の部類に入る。
こちらは、冷房化されており、夏場も通常運用に入っている。

そんなラインナップの撮影会。撮影会での<鉄>どうしのトラブルで、最も“ありがち”なのは、車両に近づいて部品などのクローズアップ写真を撮りたい人と車両全景をスッキリ撮りたい人の対立。
でも、阪堺の撮影会は基本的にロープなどで撮影エリアが規制されており、そういうトラブルも起こらないのである。しかも、撮影位置はトラバーサを背に、南側から撮る...ということで光線状態も考慮されており。
<鉄>の気持ちをよく理解した設定が嬉しいのである。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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