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2021/10 倉敷へ、鳥取へ(27)はやぶさ <前編> [3セク鉄道「鉄印」の旅]

仕事のバタバタはもう1日ほど...明日は公休ながら自宅に持ち帰っている仕事をしながら過ごすことになりそう。それと同時に...、実は通販で掃除機を注文している。いまの部屋に引っ越してくるときに買ったコードレスのものが、最近は充電しても動いたり動かなかったり...。数秒で停止してしまうようでは掃除機としての用をなす訳がなく。
たぶん、バッテリーが劣化しているのだろうが、こういうののバッテリー交換というのは専用品になるので非常に高価。その半額以下で、とりあえず掃除機を入手できるので、今度はコードのあるタイプを兎に角、安く。

ということで、久々に部屋の中を掃除できるのである。そのためには、アレコレ、片付けないといけないが。オッサン一人暮らしだと仕事が忙しくなると部屋は自然とメチャクチャになっていくのである。

さて、10月の倉敷への旅。最終日は第3セクター鉄道の「鉄印」を集めるのに充てて。上郡駅から特急「スーパーはくと」号で一気に郡家駅へ。ここからもう1つの3セク路線、若桜(わかさ)鉄道に乗換え。
この路線、1度、訪れてみたい...とずっと思っていた。車両こそイマドキのディーゼル動車だが、線内の各駅は、もはや文化財級の駅舎。将来的にSL列車の運転を目指している(いた??)こともあって、若桜駅をはじめ、多くの駅構内に静態保存車が。

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【2021年10月22日12時22分】 若桜鉄道・隼駅

そう、SLの運転に備えて客車も購入しており。夜行快速で活躍した四国の12系客車が鳥取県で、再起の時を待っているのである。

この日は雨。雨脚はだんだん激しくなってきており。そんな中、終点・若桜まで行かずに若桜鉄道線内で途中下車したのだった。それが...
……  ……

2021年10月22日(金)晴れのち雨

少し遅れ気味の若桜ゆき第1335D列車はWT3301号車、車内は転換クロスシートのイベント対応車である。

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【2021年10月22日12時02分】 若桜鉄道・郡家駅

大半の席は埋まっていたが、空席を見つけることができて。車窓は雨粒で見づらくて...
ワンマン運転ということで車内放送はテープ放送なのだが、なぜか車掌さんが乗務しており。そんな列車を途中の隼駅で降りたのは自分だけ。

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【2021年10月22日12時10分】 若桜鉄道・隼駅

幸い、雨は小降りになってきており。誰もいない無人駅を発車していく「ハヤブサ」ラッピングのWT3301号車。この車両でこの駅を訪れたと言うこと自体、ちょっとした巡り合わせかも。

さて、そんな隼駅、いまでは1面1線の無人駅だが...

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【2021年10月22日12時10分】 若桜鉄道・隼駅

まず、何と言ってもこの駅、昭和初期に建てられた駅舎がほぼそのまま残っており(執務室スペースは売店に転用されているが、この日はお休み)、国の登録有形文化財になっている。
いや、この前日に訪れた吉ヶ原駅とはまたひと味違った、でも、何だか懐かしさのある駅舎である。決して広くない駅舎のベンチに腰を下ろして...

そして、駅舎全景。

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【2021年10月22日12時15分】 若桜鉄道・隼駅

いつか<模型鉄>に復帰したときには、こんな駅のあるローカル線をジオラマで作ってみたい。兎に角、魅力的な駅舎である。

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【2021年10月22日12時15分】 若桜鉄道・隼駅

駅入口のところには、こういうローカル駅の“マストアイテム”と言えそうな丸ポストもあって。これで「便所」と書かれた看板を掲げた小さな建物が...
それは残っておらず。そこだけは、大きなイマドキのものに建て替えられており。

そして、この駅には...

実は、この写真を撮ったとき、すぐ後には大型の観光バスが停まっており。駅前通りには観光客向けのお店があって。団体客はそこのお店に入っているみたい。

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【2021年10月22日12時45分】 若桜鉄道・隼駅

この「ハヤブサ」という駅名、それが、バイク乗りの方たちにとっての“聖地”のようになっており。駅舎内にも、その大型バイクのポスターが貼ってあったり、この駅で「ハヤブサ」愛好者のイベントも行われたりするようで...
先ほど乗ってきたWT3301号車は、そんな縁で、その大型バイクのラッピング車両になっており。

でも、バイクに何の縁もない免許もない、そんな<変態鉄>が隼駅で降りたかったのは...

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【2021年10月22日12時18分】 若桜鉄道・隼駅

駅舎の隣のスペース、かつて貨物ホームがあったと思しき場所は現在は駐車場のような感じで使われているが、その横、かつて...自分が生まれる前の時代には、ここに貨車が止まっていたのでは??
そんな貨物側線跡と思われる場所に茶色い電気機関車が置かれており。非電化路線の若桜鉄道、いや、鳥取県内でも電化路線は県西部の伯備線(と山陰本線の一部)だけであり、そもそも電気機関車とは縁が薄い場所の筈だが、ここに、ぬぁんと...私鉄電機が保存されているという謎。
そして、電気機関車は単独ではなく。後ろに青い客車を牽引した状態で...

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【2021年10月22日12時18分】 若桜鉄道・隼駅

ライダーズハウスのような感じ、簡易宿泊施設のような感じで使われているのは四国からやってきた12系客車。車内を見ることはできないが、ちょっと埃っぽくなっているものの、懐かしい車両。

学生時代の<変態鉄>が「乗りたくても乗れなかった」、JR四国のグリーン車改造車である。当時は白地に水色のラインの派手な出で立ちで「ムーンライト高知」号として走っていた。
懐かしい、でも、1度だけしか乗ったことのない車両に再会できたのである。(つづく)

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