富山地鉄14722号 Last Run(7)もちろん、録っていたわけで。 [富山地方鉄道]
仕事の方が忙しくなってきていて...う~ん。
家に帰って23時、そこから炊飯器のスイッチを入れて...
シャワーを浴びて、ちょっとしたものを用意して夕食。食器を洗って片付けたら1時。
そこから、このブログを書くのが日課になっている。
そんなオッサンだから、普段の生活の中にネタにできるようなものもなく。
本文...、このブログの「続きを読む」の後の部分は、書き始めたらドンドン
打っていけるのだが、冒頭部分に何を書くか考えると、悩みに悩んで。
ということで、何も冒頭に書くようなことがないので、引き続き12月21日の
富山地鉄 14722編成のラストランイベントの話題。
【2019年12月21日13時40分】 富山地鉄本線・中滑川駅
13時半過ぎの中滑川駅。15分という、この日のイベントでは長い部類に入る
停車時間が確保されていた。
もちろん、それは上り特急UN4列車「うなづき4号」との交換のためなのだが、
でも、中滑川駅は島式ホーム。2列車並びをスッキリ撮るのは困難なので、
“フタフタ”編成に集中したわけで。
…… ……
2019年12月21日(日)曇り
<変態鉄>にとって“ちてつ電車”といえば、この“顔”だったのである。
軽く鼻筋の通った正面2枚窓...いわゆる「湘南顔」。
その最後の1本となったのが14720形14722編成。1962年(昭和37年)に日本車輌で
製造されたときは中間に付随車を入れた3両編成。だが、新製からほどなく
地鉄の方針転換で2両編成を基本とすることになって。
中間付随車に運転台を取り付けてできたのが、クハ172号車。
設計変更と運転台取り付け改造で寸詰まり感に溢れ、他車よりちょっと短い車体。
そのクハ172号車とモハ14722号車で“フタフタ編成”。
<変態鉄>が臙脂色の転換クロスシートを狙わずに連結面のロングシートに
座ることにしたのは...
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
本格的な機材を持ち込むことはせず。安物のICレコーダをタオルでくるんで。
(風切り音の低減と、周囲の乗客へのカモフラージュに良いのである)
網棚に載せていた。フツーの<録り鉄>は台車付近の床の上にレコーダを直置き
してモーター音を録って楽しむのだが、そう、<変態鉄>は<車内放送マニア>
という<鉄>の中でも珍しい存在。
今回のイベントでも、かつての地鉄電車で使われていたマイクオルゴールが
復活していて。国鉄型で聞くのとはアレンジが異なる“鉄道唱歌”が1コーラス
途切れることなく流れている。
もちろん、<録り鉄>は少数派。<鉄>仲間たちと和気藹々、おしゃべりを
楽しむ声、あと、“乗りっぱなし”のこの日のイベント。停車時間中に写真撮影を
諦めて、駅前のコンビニに買い出しに行っていた人も多く、ちょうど食べ始める
タイミング。賑やかなのはイベント列車らしさ...だろうか。
中滑川駅を発車したところの1分ほどをご紹介した。
網棚上での録音ながら、モハ14722号車の唸るようなモーター音も微かに聞こえて。
さて、時間を少し遡って...
【2019年12月21日13時40分】 富山地鉄本線・中滑川駅
クハ172号車側には「特急 うなづき」のヘッドマークである。
でも...
【2019年12月21日13時40分】 富山地鉄本線・中滑川駅
上りUN4列車の到着を待つことなく、まもなく取り外されて。
となると...
やはり、モハの方が気になるわけで。足下はバラスト、歩きやすい場所ではないが
大急ぎで駅舎側へと引き返すのである。
余談ながら、この場所、旧ブログでご紹介したことがあったが「地鉄海岸線」の
発着ホームになる予定地だった...というか、旧駅舎時代は2面3線の配置で
レールも敷かれていた。でも...、富山湾に沿って、日本海沿いに水橋を経由して
開業するはずだった「海岸線」は遙か昔に断念されており。とうとう、そのホームも
撤去されたのが数年前。
でも、その“最初の区間”になったかも知れない「富岩線」が来月、70数年ぶりに
地鉄に「帰ってくる」だから...不思議なものである。
さて...
【2019年12月21日13時42分】 富山地鉄本線・中滑川駅
モハ側、駅舎ヨコの構内踏切には人だかりができており。
そう、こちらはヘッドマークを交換しての撮影会が続行中。
丸看板の「特急 宇奈月温泉」である。UN列車「うなづき号」に掲出されている
写真を見たことはあるのだが...
電鉄富山駅の丸看板ストックの中に含まれているので、いつ使われていても
不思議で無いのだが、<変態鉄>は撮ったことがないのである。
【2019年12月21日13時42分】 富山地鉄本線・中滑川駅
そして、その返しの「特急 電鉄富山」。富山城が描かれている。
ちなみに、その富山城、実際には天守閣など無く、まぁ言えば「広めのお屋敷」
程度だったみたい。そもそも“富山藩”自体、支藩に過ぎず、領地もいまの
富山市...というか平成の市町村合併が行われる前の旧富山市よりも狭かった筈。
こちらも実際に営業列車の先頭を飾る姿は撮ったことが無い<変態鉄>である。
そもそも、冬ダイヤ期間は着雪による凍結防止のため、特急もヘッドマークは
省略されるのだが...、まぁ、それはそれとして。
そして、とうとう。
密かに<変態鉄>が期待していた、あのマークである。
【2019年12月21日13時44分】 富山地鉄本線・中滑川駅
そう、「開運 初詣」。大川寺駅(上滝不二越線)のすぐ近くにある雄山神社。
その初詣輸送のため、大晦日から元日の未明にかけて臨時電車が運転される。
年に一度だけ、そのときに使われる表示である。
令和の時代になって、この電車は最初のお正月を迎えることは無かったのだが...
ひとあし早く最後の初詣臨。この姿は、撮りたいと思っていたのである。
さぁ、しばらくの間、「開運」のままになるみたい...
そうなれば...
ジッとしていられないが<変態鉄>。もう一度、クハ側へ。
【2019年12月21日13時45分】 富山地鉄本線・中滑川駅
通常バージョンの「普通 宇奈月温泉」。こちらの丸看板は10030形と14760形で
電動方向幕が故障した時に使われている。7年間、地鉄を撮ってきて、幸か不幸か
14722編成の電動方向幕が故障した場面にも出会っている。
もちろん、そのときは“フタフタ編成”も「白幕+丸看板」だった。
この日は白幕ではないが丸看板付きの姿。
幕回しの途中で向かいのホームに特急UN4列車が到着、「60だいこん」だったので
「だいこん」色並びだったのだが...
【2019年12月21日13時46分】 富山地鉄本線・中滑川駅
カメラを持つ腕を伸ばして、何とか架線柱をかわして。
さぁ、交換相手のUN4列車が発車すれば、まもなく、フタフタ編成も発車時刻。
またまた急いで駅舎側へ。構内踏切からホームへ入り、車内に戻ったらICレコーダの
スタートボタンを押すのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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家に帰って23時、そこから炊飯器のスイッチを入れて...
シャワーを浴びて、ちょっとしたものを用意して夕食。食器を洗って片付けたら1時。
そこから、このブログを書くのが日課になっている。
そんなオッサンだから、普段の生活の中にネタにできるようなものもなく。
本文...、このブログの「続きを読む」の後の部分は、書き始めたらドンドン
打っていけるのだが、冒頭部分に何を書くか考えると、悩みに悩んで。
ということで、何も冒頭に書くようなことがないので、引き続き12月21日の
富山地鉄 14722編成のラストランイベントの話題。
【2019年12月21日13時40分】 富山地鉄本線・中滑川駅
13時半過ぎの中滑川駅。15分という、この日のイベントでは長い部類に入る
停車時間が確保されていた。
もちろん、それは上り特急UN4列車「うなづき4号」との交換のためなのだが、
でも、中滑川駅は島式ホーム。2列車並びをスッキリ撮るのは困難なので、
“フタフタ”編成に集中したわけで。
…… ……
2019年12月21日(日)曇り
<変態鉄>にとって“ちてつ電車”といえば、この“顔”だったのである。
軽く鼻筋の通った正面2枚窓...いわゆる「湘南顔」。
その最後の1本となったのが14720形14722編成。1962年(昭和37年)に日本車輌で
製造されたときは中間に付随車を入れた3両編成。だが、新製からほどなく
地鉄の方針転換で2両編成を基本とすることになって。
中間付随車に運転台を取り付けてできたのが、クハ172号車。
設計変更と運転台取り付け改造で寸詰まり感に溢れ、他車よりちょっと短い車体。
そのクハ172号車とモハ14722号車で“フタフタ編成”。
<変態鉄>が臙脂色の転換クロスシートを狙わずに連結面のロングシートに
座ることにしたのは...
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
本格的な機材を持ち込むことはせず。安物のICレコーダをタオルでくるんで。
(風切り音の低減と、周囲の乗客へのカモフラージュに良いのである)
網棚に載せていた。フツーの<録り鉄>は台車付近の床の上にレコーダを直置き
してモーター音を録って楽しむのだが、そう、<変態鉄>は<車内放送マニア>
という<鉄>の中でも珍しい存在。
今回のイベントでも、かつての地鉄電車で使われていたマイクオルゴールが
復活していて。国鉄型で聞くのとはアレンジが異なる“鉄道唱歌”が1コーラス
途切れることなく流れている。
もちろん、<録り鉄>は少数派。<鉄>仲間たちと和気藹々、おしゃべりを
楽しむ声、あと、“乗りっぱなし”のこの日のイベント。停車時間中に写真撮影を
諦めて、駅前のコンビニに買い出しに行っていた人も多く、ちょうど食べ始める
タイミング。賑やかなのはイベント列車らしさ...だろうか。
中滑川駅を発車したところの1分ほどをご紹介した。
網棚上での録音ながら、モハ14722号車の唸るようなモーター音も微かに聞こえて。
さて、時間を少し遡って...
【2019年12月21日13時40分】 富山地鉄本線・中滑川駅
クハ172号車側には「特急 うなづき」のヘッドマークである。
でも...
【2019年12月21日13時40分】 富山地鉄本線・中滑川駅
上りUN4列車の到着を待つことなく、まもなく取り外されて。
となると...
やはり、モハの方が気になるわけで。足下はバラスト、歩きやすい場所ではないが
大急ぎで駅舎側へと引き返すのである。
余談ながら、この場所、旧ブログでご紹介したことがあったが「地鉄海岸線」の
発着ホームになる予定地だった...というか、旧駅舎時代は2面3線の配置で
レールも敷かれていた。でも...、富山湾に沿って、日本海沿いに水橋を経由して
開業するはずだった「海岸線」は遙か昔に断念されており。とうとう、そのホームも
撤去されたのが数年前。
でも、その“最初の区間”になったかも知れない「富岩線」が来月、70数年ぶりに
地鉄に「帰ってくる」だから...不思議なものである。
さて...
【2019年12月21日13時42分】 富山地鉄本線・中滑川駅
モハ側、駅舎ヨコの構内踏切には人だかりができており。
そう、こちらはヘッドマークを交換しての撮影会が続行中。
丸看板の「特急 宇奈月温泉」である。UN列車「うなづき号」に掲出されている
写真を見たことはあるのだが...
電鉄富山駅の丸看板ストックの中に含まれているので、いつ使われていても
不思議で無いのだが、<変態鉄>は撮ったことがないのである。
【2019年12月21日13時42分】 富山地鉄本線・中滑川駅
そして、その返しの「特急 電鉄富山」。富山城が描かれている。
ちなみに、その富山城、実際には天守閣など無く、まぁ言えば「広めのお屋敷」
程度だったみたい。そもそも“富山藩”自体、支藩に過ぎず、領地もいまの
富山市...というか平成の市町村合併が行われる前の旧富山市よりも狭かった筈。
こちらも実際に営業列車の先頭を飾る姿は撮ったことが無い<変態鉄>である。
そもそも、冬ダイヤ期間は着雪による凍結防止のため、特急もヘッドマークは
省略されるのだが...、まぁ、それはそれとして。
そして、とうとう。
密かに<変態鉄>が期待していた、あのマークである。
【2019年12月21日13時44分】 富山地鉄本線・中滑川駅
そう、「開運 初詣」。大川寺駅(上滝不二越線)のすぐ近くにある雄山神社。
その初詣輸送のため、大晦日から元日の未明にかけて臨時電車が運転される。
年に一度だけ、そのときに使われる表示である。
令和の時代になって、この電車は最初のお正月を迎えることは無かったのだが...
ひとあし早く最後の初詣臨。この姿は、撮りたいと思っていたのである。
さぁ、しばらくの間、「開運」のままになるみたい...
そうなれば...
ジッとしていられないが<変態鉄>。もう一度、クハ側へ。
【2019年12月21日13時45分】 富山地鉄本線・中滑川駅
通常バージョンの「普通 宇奈月温泉」。こちらの丸看板は10030形と14760形で
電動方向幕が故障した時に使われている。7年間、地鉄を撮ってきて、幸か不幸か
14722編成の電動方向幕が故障した場面にも出会っている。
もちろん、そのときは“フタフタ編成”も「白幕+丸看板」だった。
この日は白幕ではないが丸看板付きの姿。
幕回しの途中で向かいのホームに特急UN4列車が到着、「60だいこん」だったので
「だいこん」色並びだったのだが...
【2019年12月21日13時46分】 富山地鉄本線・中滑川駅
カメラを持つ腕を伸ばして、何とか架線柱をかわして。
さぁ、交換相手のUN4列車が発車すれば、まもなく、フタフタ編成も発車時刻。
またまた急いで駅舎側へ。構内踏切からホームへ入り、車内に戻ったらICレコーダの
スタートボタンを押すのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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